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逆相と順相(歴史) 順相クロマトグラフィー 担体:未修飾シリカゲル 逆相クロマトグラフィー 担体:修飾シリカゲル(オクタデシルシリル化)

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1 逆相と順相(歴史) 順相クロマトグラフィー 担体:未修飾シリカゲル 逆相クロマトグラフィー 担体:修飾シリカゲル(オクタデシルシリル化)
導入・液クロ1 逆相と順相(歴史) 2018/9/23 順相クロマトグラフィー 担体:未修飾シリカゲル 逆相クロマトグラフィー 担体:修飾シリカゲル(オクタデシルシリル化) 未修飾シリカゲルを使っている順相のほうが先に行われた。 順相とは逆に疎水性化合物と強く相互作用する修飾シリカゲ ルができた時、逆相という言葉が生まれた。 順相という言葉は、逆相の逆という意味で、順相という言葉 が生まれた(逆方向の対義語は順方向)。

2 逆相と順相(まとめ) 逆の逆は順 順相 逆相 担体 未修飾シリカゲル 修飾シリカゲル(ODS化) 歴史 古い 順相より後にできた 固定相
導入・液クロ1 逆相と順相(まとめ) 2018/9/23 逆の逆は順 順相 逆相 担体 未修飾シリカゲル 修飾シリカゲル(ODS化) 歴史 古い 順相より後にできた 固定相 (表面) 高極性 低極性 特徴 乾燥剤(水を結合) 疎水性 化合物 親水性 疎水性 化合物 親水性 親和性 移動相 低極性溶媒 ヘキサン, 酢酸エチル, クロロホルム 高極性溶媒 水、メタノール、アセトニトリル

3 導入・液クロ1 逆相と順相(Point in check!)2 2018/9/23 2. 単に、逆相は順相とは逆の原理(または溶出順が逆等)と述べただけでは、もう一押し足りない!「歴史的に順相のほうが先に出来ていた」ことに言及していないと、なぜ順相に「順」とつき、逆相のほうが「逆」と名付けられたかの理由が不透明。もし逆相のほうが先に開発されていたら、順相と逆相が逆転していた可能性もあるんです。 より正確には、逆相クロマトグラフィーの出現で、従来型(今で言う順相)と「逆」の原理のクロマトグラフィーが出現したことで、それが逆相と名付けられた。その後、さらに従来型のクロマトグラフィーと逆相と区別する必要が出てきて、順相と名付けられた。 スマホとガラケーの命名の経緯と類似:スマートフォンが出てきたことで従来型の携帯電話を区別する必要が出てきて、ガラパゴス携帯(ガラケー)という言葉が出来た。

4 導入・液クロ1 2018/9/23 薬品分析学 GC

5 混合物の定量 アンチピリンの定量 滴定法 純品の定量 他の薬品と混ざったアンチピリンは どのように定量したら良い? 問題点:
導入・液クロ1 2018/9/23 混合物の定量 アンチピリンの定量 滴定法 純品の定量 他の薬品と混ざったアンチピリンは どのように定量したら良い? 問題点: 他の薬品との混合物 これを解消すれば良い! 分ければ定量できる クロマトグラフィー で分別しながら(した後で)定量すれば良い

6 導入・液クロ1 クロマトグラフィーの各種分類法1 2018/9/23

7 薬品分析学実習 ガスクロマトグラフィー(GC)
2018/9/23 薬品分析学実習 ガスクロマトグラフィー(GC)

8 ガスクロマトグラフィーの構成 ガス状物質なので取置き不可 カラム溶出直後その場検出 化合物を気化させる ため温度を上げる 移動相
GC・電気泳動 ガスクロマトグラフィーの構成 2018/9/23 ガス状物質なので取置き不可 カラム溶出直後その場検出 化合物を気化させる ため温度を上げる 移動相 化合物分離の場所 移動相ガスが変わっても GCの溶出順は不変 順相/逆相 吸着/分配

9 クロマトグラフィー:原理&構成 カラム 化合物(混合物) 溶媒(移動相) 溶媒 充填剤 粒子 (固定相) カラム 充填剤 化合物ごとに吸着
導入・液クロ1 クロマトグラフィー:原理&構成 2018/9/23 9 カラム 化合物(混合物) 同時注入 溶媒(移動相) 溶媒 充填剤 粒子 (固定相) 溶媒の流れ カラム 充填剤 固定(くっついたり) 溶離(離れたり) 化合物ごとに吸着 の強さが異なる フィルター 溶媒 カラムから出てくる時間が異なる

10 導入・液クロ1 クロマトグラフィーの各種分類法1 2018/9/23

11 ガスクロマトグラフィーの構成 ガス状物質なので取置き不可 カラム溶出直後その場検出 化合物を気化させる ため温度を上げる 移動相
GC・電気泳動 ガスクロマトグラフィーの構成 2018/9/23 ガス状物質なので取置き不可 カラム溶出直後その場検出 化合物を気化させる ため温度を上げる 移動相 化合物分離の場所 移動相ガスが変わっても GCの溶出順は不変 順相/逆相 吸着/分配

12 ガスクロマトグラフィー:カラム カラム 充てんカラム:担体表面に固定相(液体)でコーティング した充てん剤を詰めるタイプのカラム。カラムの容
GC・電気泳動 ガスクロマトグラフィー:カラム 2018/9/23 カラム 充てんカラム:担体表面に固定相(液体)でコーティング   した充てん剤を詰めるタイプのカラム。カラムの容   器にはガラス管、ステンレスチューブ等 キャピラリーカラム:キャピラリー内壁を固定相(液体)   でコーティングしたタイプのカラム 註:キャピラリーとは、毛細管現象を引き起こすくらい 細い管のこと 充てん剤 珪藻土(SiO2)+ポリエチレングリコール(PEG) 担体:珪藻土(SiO2)、耐火レンガ粒子等 固定相:PEG、飽和炭化水素類、シリコンオイル等

13 ガスクロマトグラフィー:分配モード 充填剤(担体) 充填剤(担体) シリカゲル 珪藻土(主成分): SiO2 活性炭
GC・電気泳動 ガスクロマトグラフィー:分配モード 2018/9/23 気-固クロマトグラフィー(吸着型) 気-液クロマトグラフィー(分配型) 充填剤(担体) 充填剤(担体) シリカゲル 珪藻土(主成分): SiO2 活性炭 ポリエチレングリコール Polyethylene glycol 液体 活性アルミナ (PEG) モレキュラーシーブ H O H O Ethylene glycol O Si O Si O 固体 O O Polyethylene glycol O Si O Si O 物理的に液体が固体に塗布

14 固定相(シリカゲル) 充填剤粒子(固定相) 溶媒(移動相) 液体クロマトグラフィー(カラムクロマトグラフィー)
導入・液クロ1 固定相(シリカゲル) 2018/9/23 液体クロマトグラフィー(カラムクロマトグラフィー) 充填剤粒子(固定相) シリカゲル: SiO2(代表例) (細粒化したもの) 化合物はここと相互作用する H O H O 表面 溶媒の流れ O Si O Si O O O 内部 O Si O Si O O O 溶媒(移動相)

15 ガスクロマトグラフィー:分配モード 充填剤(担体) 充填剤(担体) シリカゲル 珪藻土(主成分): SiO2 活性炭
GC・電気泳動 ガスクロマトグラフィー:分配モード 2018/9/23 気-固クロマトグラフィー(吸着型) 気-液クロマトグラフィー(分配型) 充填剤(担体) 充填剤(担体) シリカゲル 珪藻土(主成分): SiO2 活性炭 ポリエチレングリコール Polyethylene glycol 液体 活性アルミナ (PEG) モレキュラーシーブ H O H O Ethylene glycol O Si O Si O 固体 O O Polyethylene glycol O Si O Si O 物理的に液体が固体に塗布

16 ガスクロマトグラフィー(GC) 移動相 液体 液体クロマトグラフィー(LC) 気体 ガスクロマトグラフィー(GC) 超臨界流体
2018/9/23 移動相 液体 液体クロマトグラフィー(LC) 気体 ガスクロマトグラフィー(GC) 超臨界流体 超臨界流体クロマトグラフィー 固定相 固体 吸着クロマトグラフィー 液体 分配クロマトグラフィー 移動相-固定相 気体-固体 気-固クロマトグラフィー (GC) 気体-液体 気-液クロマトグラフィー 液体-固体 液-固クロマトグラフィー (LC) 液体-液体 液-液クロマトグラフィー

17 ガスクロマトグラフィーの構成 検出器は国試に頻出 ガス状物質なので取置き不可 カラム溶出直後その場検出 化合物を気化させる ため温度を上げる
GC・電気泳動 ガスクロマトグラフィーの構成 2018/9/23 検出器は国試に頻出 ガス状物質なので取置き不可 カラム溶出直後その場検出 化合物を気化させる ため温度を上げる 移動相 化合物分離の場所 移動相ガスが変わっても GCの溶出順は不変 順相/逆相 吸着/分配

18 水素件イオン化検出器(FID)による有機化合物検出
GC・電気泳動 ガスクロマトグラフィー:検出器 2018/9/23 検出器(国家試験頻出項目) 教科書P209 表3-19 学生実習 水素件イオン化検出器(FID)による有機化合物検出

19 ガスクロマトグラフィー:検出器特徴 熱伝導度検出器(TCD):化合物ごとに熱伝導度(比熱)が異なる
GC・電気泳動 ガスクロマトグラフィー:検出器特徴 2018/9/23 熱伝導度検出器(TCD):化合物ごとに熱伝導度(比熱)が異なる   ことを利用して検出。信号強度は化合物量に比例。ただし   比例定数は化合物ごとに異なる。低感度な点が問題。   解析対象:大部分の有機・無機化合物 水素炎イオン化検出器(FID):C-H結合を解裂後イオン化させ、   イオン電流を計測して検出。信号強度は化合物量に比例。   ただし比例定数は化合物ごとに異なる。   解析対象:大部分の有機無機化合物 電子捕獲検出器(ECD):3H, 63Niに由来する放射線(β線源)により   化合物をイオン化させ、イオン電流を計測して検出。信号   強度は化合物量に比例。ただし比例定数は化合物ごとに異   なる。。   解析対象:有機ハロゲン化合物、ニトロ化合物

20 ガスクロマトグラフィー:検出器特徴2 アルカリ熱イオン化検出器(FTD):ケイ酸ルビジウムを使って イオン化させて検出。
GC・電気泳動 ガスクロマトグラフィー:検出器特徴2 2018/9/23 アルカリ熱イオン化検出器(FTD):ケイ酸ルビジウムを使って   イオン化させて検出。   解析対象:有機窒素化合物、有機リン化合物 炎光光度検出器(FPD):還元炎中にリン、イオウを含む化合物   が入ると元素固有の波長で発光する。その光を検出する。   解析対象:有機リン化合物、有機イオウ化合物 質量分析計(GC-MS):質量分析計でM/Z(質量数/電荷比)が得   られるので化合物の同定も可能。   解析対象:大部分の有機・無機化合物 赤外分光器(IR):化合物の赤外吸収スペクトルが得られる   ので化合物の同定も可能。   解析対象:大部分の有機・無機化合物

21 ガスクロマトグラフィー:その他 キャリアガス流量 分離能が最高(理論段数が最高、理論段高さが最低)になる
GC・電気泳動 ガスクロマトグラフィー:その他 2018/9/23 キャリアガス流量 分離能が最高(理論段数が最高、理論段高さが最低)になる 最適流量あり (HETPに関するvan Deamterプロットより) 理論段数・向流分配法の説明後に再度説明 ガス化しにくい化合物をGCにかける方法 化合物の誘導体化 ガス化しにくい化合物:    イオン性化合物(酸塩基を含む) エステル化、トリメチルシリル化による低極性化 沸点降下に伴いガス化しやすくなる

22 液クロ2 2018/9/23 薬品分析学3 定性・定量編

23 1時間あたりのカキ氷の売上個数予測 (個/時)
気温 (°C) 10 °C 15 °C 18 °C 25 °C 35 °C 1時間あたりの売上個数 (個/時) 2個 12個 32個 各温度での売上個数をどのように予想する?

24 1時間あたりのかき氷の売上個数予測 (個/時)
気温 (°C) 10 °C 15 °C 18 °C 25 °C 35 °C 1時間あたりの売上個数 (個/時) 2個 12個 32個 32 売上個数 (個/時) 12 2 10 15 25 気温 (°C)

25 1時間あたりのかき氷の売上個数予測 (個/時)
気温 (°C) 10 °C 15 °C 18 °C 25 °C 35 °C 1時間あたりの売上個数 (個/時) 2個 12個 32個 32 売上個数 (個/時) ? 12 2 10 15 18 25 35 気温 (°C)

26 1時間あたりのかき氷の売上個数予測 (個/時)
気温 (°C) 10 °C 15 °C 18 °C 25 °C 35 °C 1時間あたりの売上個数 (個/時) 2個 12個 32個 ? 検量線 32 売上個数 (個/時) ? 12 2 10 15 18 25 気温 (°C) 32 − 2 x − 2 (x − 2)/8= 2 = 25 − 10 18 − 10 x − 2 = 16 x = 18 30/15 = (x − 2)/8 2 = (x − 2)/8 答 1時間あたりの18個

27 1時間あたりのかき氷の売上個数予測 (個/時)
気温 (°C) 10 °C 15 °C 18 °C 25 °C 35 °C 1時間あたりの売上個数 (個/時) 2個 12個 32個 ? 32 売上個数 (個/時) ? 12 2 10 15 18 25 35 気温 (°C) 32 − 2 x − 2 (x − 2)/25= 2 = 25 − 10 35 − 10 x − 2 = 50 x = 52 30/15 = (x − 2)/25 2 = (x − 2)/25 答 1時間あたりの52個?

28 1時間あたりのかき氷の売上個数予測 (個/時)
気温 (°C) 10 °C 15 °C 18 °C 25 °C 35 °C 1時間あたりの売上個数 (個/時) 2個 12個 32個 ? 32 売上個数 (個/時) ? 12 2 10 15 18 25 35 気温 (°C) 32 − 2 x − 2 (x − 2)/25= 2 = 25 − 10 35 − 10 x − 2 = 50 x = 52 30/15 = (x − 2)/25 2 = (x − 2)/25 答 1時間あたりの52個?

29 1時間あたりのかき氷の売上個数予測 (個/時)
気温 (°C) 10 °C 15 °C 18 °C 25 °C 35 °C 1時間あたりの売上個数 (個/時) 2個 12個 32個 ? 検量線範囲外になる ので予測できない。 32 売上個数 (個/時) ? 12 2 10 15 18 25 35 気温 (°C) 32 − 2 x − 2 (x − 2)/25= 2 = 25 − 10 35 − 10 x − 2 = 50 x = 52 30/15 = (x − 2)/25 2 = (x − 2)/25 答 1時間あたりの52個?

30 検量線を利用した定量の適用限界 気温 (°C) 10 °C 15 °C 18 °C 25 °C 35 °C
1時間あたりの売上個数 (個/時) 2個 12個 32個 ? 検量線範囲外になる ので予測できない。 32 売上個数 (個/時) ? 定量可能範囲 (個数) 定量可能範囲 (気温) 12 2 10 15 18 25 35 気温 (°C) 32 − 2 x − 2 (x − 2)/25= 2 = 25 − 10 35 − 10 x − 2 = 50 x = 52 30/15 = (x − 2)/25 2 = (x − 2)/25 答 1時間あたりの52個?

31 相対定量の予測可能範囲 気温 (°C) 10 °C 15 °C 18 °C 25 °C 35 °C 1時間あたりの売上個数 (個/時) 2個
12個 32個 検量線範囲外になる ので予測できない。

32 定量(検量線):定量可能範囲 化合物A AA = C1A•x 定量可能なサンプル量の範囲 定量したい サンプルの面積値 検量線が作成された
液クロ2 定量(検量線):定量可能範囲 2018/9/23 化合物A AA = C1A•x 定量可能なサンプル量の範囲 定量したい サンプルの面積値 検量線が作成された サンプル量の範囲 AA / mm2 検量線外はどう なっているか不明 定量不能 x1 x / mol 定量したいサンプルのモル数

33 1時間あたりのかき氷の売上個数予測 (個/時)
気温 (°C) 10 °C 15 °C 18 °C 25 °C 35 °C 1時間あたりの売上個数 (個/時) 2個 12個 32個 ? 結論 このデータからは 決定できない 32 売上個数 (個/時) ? 理由 12 検量線範囲外のため 2 10 15 18 25 35 気温 (°C) 32 − 2 x − 2 (x − 2)/25= 2 = 25 − 10 35 − 10 x − 2 = 50 x = 52 30/15 = (x − 2)/25 2 = (x − 2)/25 答 1時間あたりの52個?

34 ガスクロマトグラフィーの構成 検出器は国試に頻出 ガス状物質なので取置き不可 カラム溶出直後その場検出 化合物を気化させる ため温度を上げる
GC・電気泳動 ガスクロマトグラフィーの構成 2018/9/23 検出器は国試に頻出 ガス状物質なので取置き不可 カラム溶出直後その場検出 化合物を気化させる ため温度を上げる 移動相 化合物分離の場所 移動相ガスが変わっても GCの溶出順は不変 順相/逆相 吸着/分配

35 検出器(FID)の信号強度の経時変化を時間に対してプロット
液クロ2 定性分析・定量分析 2018/9/23 クロマトグラム 教科書P209 図3-42 検出器(FID)の信号強度の経時変化を時間に対してプロット

36 定量分析:ピーク面積 教科書P209 図3-42 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ ピーク 面積 同一化合物では
液クロ2 定量分析:ピーク面積 2018/9/23 教科書P209 図3-42 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ ピーク 面積 同一化合物では ピーク面積 ∝ サンプル量 (mol) 定量分析が出来る理由 ピーク高さ ∝ サンプル量 (mol)

37 クロマトグラムのピーク面積/ピーク高さを求めることが必須
液クロ2 定量分析:ピーク面積(詳解) 2018/9/23 定量分析 同一化合物 では ピーク面積 ∝ サンプル量 (mol) 定量分析が 出来る理由 ピーク高さ ∝ サンプル量 (mol) クロマトグラムのピーク面積/ピーク高さを求めることが必須 機械法 手作業 ピーク高さ 自動高さ計測 定規で測る ピーク面積 自動積分法 半値幅法 面積の概算値 を求める方法 = W0.5h× h

38 定量の際の注意点 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 ピーク 面積 同一化合物では 化合物A 化合物B
液クロ2 定量の際の注意点 2018/9/23 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 ピーク 面積 同一化合物では 化合物A 化合物B ピーク面積A ∝ サンプル量 (x mol) AA = C1A•x AB = C1B•x 化合物ごとに異なる 化合物ごとに比例定数 (C1A, C1B) を決めれば面積から定量出来る

39 定量(検量線) 化合物量(mol or g)とピーク面積の 関係を示す直線 定量したい サンプルの 面積値 C1は化合物ごとに異な 検量線
液クロ2 定量(検量線) 2018/9/23 化合物量(mol or g)とピーク面積の 関係を示す直線 定量したい サンプルの 面積値 C1は化合物ごとに異な 検量線 化合物A AA / mm2 化合物ごとにC1を決定 する AA = C1A•x x1 x / mol or g 定量したいサンプルのモル数またはg数 化合物量(mol or g)に対して、ピーク面積をプロットして 検量線を作成する方法 絶対検量線法

40 検量線作成法 化合物A AA = C1A•x 検量線作成時の問題点 厳密なサンプル量を量りとりカラムに導入するのが難しい
液クロ2 検量線作成法 2018/9/23 化合物A AA = C1A•x 検量線作成時の問題点 厳密なサンプル量を量りとりカラムに導入するのが難しい x1 mol 量りとったつもりがx1+Δx mol 面積AAが、x1 molに対する真の値から ずれる AA / mm2 面積AAのずれを覚悟の上、作成した 検量線から定量する方法 x1 x2 x3 絶対検量線法 x / mol 量り取ったサンプルの絶対量を正しいとして検量線をひくため

41 検量線作成法 ズレを補正する方法 はないだろうか? 化合物A AA = C1A•x 検量線作成時の問題点
液クロ2 検量線作成法 2018/9/23 化合物A AA = C1A•x ズレを補正する方法 はないだろうか? 検量線作成時の問題点 厳密なサンプル量を量りとりカラムに導入するのが難しい x1 mol 量りとったつもりがx1+Δx mol 面積AAが、x1 molに対する真の値から ずれる AA / mm2 面積AAのずれを覚悟の上、作成した 検量線から定量する方法 x1 x2 x3 絶対検量線法 x / mol 量り取ったサンプルの絶対量を正しいとして検量線をひくため

42 検量線作成法 厳密なサンプル量を量りとりカラムに導入するのが難しい 問題点解決法 サンプルA 内標準物質 導入容量 検量線作成溶液1
液クロ2 検量線作成法 2018/9/23 厳密なサンプル量を量りとりカラムに導入するのが難しい 問題点解決法 サンプルA 内標準物質 導入容量 検量線作成溶液1 x1 mM C mM v+Δv1 mL 検量線作成溶液2 x2 mM C mM v+Δv2 mL 同一濃度 導入体積 の誤差 導入体積 の誤差 内標準物質 t /s t /s サンプルA

43 検量線作成法 厳密なサンプル量を量り取りカラムに導入するのが難しい ピーク面積 AR1 AA1 AR2 AA2 導入体積 の誤差 内標準物質
液クロ2 検量線作成法 2018/9/23 厳密なサンプル量を量り取りカラムに導入するのが難しい ピーク面積 AR1 AA1 AR2 AA2 導入体積 の誤差 内標準物質 t /s t /s サンプルA AR1、AR2が導入溶液体積に比例 ピーク面積比AA1/AR1、AA2/AR2 (内標準物質に対する相対量) が 体積誤差の補正されたよい値 内標準法

44 1時間あたりのアイスクリームの売上個数予測 (個/時)
1時間あたりの来店者数 店A: 100名/時 店B: 200名/時 気温 (°C) 10 °C 15 °C 25 °C 28 °C 30 °C 店A 1時間あたりの売上個数 (個/時) 2個 12個 32個 店B 1時間あたりの売上個数 (個/時) 24個 84個 気温 (°C) 10 °C 15 °C 25 °C 28 °C 30 °C 1時間あたりの売上個数 (個/時) 2個 12個 32個 42個 42 − 2 x − 2 42 = ? 30 − 10 28 − 10 32 40/20 = (x − 2)/18 12 x = 38 売上個数/個/時 2 10 15 25 30 35 28 気温 /°C 答 2時間あたりの76個

45 tRの比較から同一化合物かどうか定性的評価が可能
液クロ2 定性分析・定量分析 2018/9/23 教科書P209 図3-42 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 化合物ごとに保持時間(tR)が異なる tRの比較から同一化合物かどうか定性的評価が可能

46 定性分析・定量分析 教科書P209 図3-42 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅
液クロ2 定性分析・定量分析 2018/9/23 教科書P209 図3-42 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 化合物ごとに保持時間(tR)が異なる tRの比較から同一化合物かどうか定性的評価が可能 ただしtRが偶然同じ別化合物の可能性は完全には否定できない 機構の異なる別のクロマトグラフィーでのtRの評価も必須

47 定性分析・定量分析 教科書P209 図3-42 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 保持容量(VR) = tR•F
液クロ2 定性分析・定量分析 2018/9/23 教科書P209 図3-42 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 保持容量(VR) = tR•F F: 単位時間当たりの移動相(溶媒)の流速 (mL/min) VR: サンプルがカラムから溶出するまでの移動相(溶媒)体積

48 理論段数・理論段高さ 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 理論段数 Nが大きい程ピークの半値幅が狭い
液クロ2 理論段数・理論段高さ 2018/9/23 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 理論段数 Nが大きい程ピークの半値幅が狭い = 分離度のよいカラム 理論段高さ カラム長(L)をNで割った理論段 一段当たりの高さ

49 保持比(質量分布比) 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 または、質量分布比; 保持比 キャパシティファクター
液クロ2 保持比(質量分布比) 2018/9/23 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 または、質量分布比; キャパシティファクター 保持比

50 分離係数・分離度 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 分離係数 分離度(Rs) ≥ 1.5 で 完全分離 分離度
液クロ2 分離係数・分離度 2018/9/23 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 分離係数 分離度(Rs) ≥ 1.5 完全分離 分離度

51 シンメトリー係数 シンメトリー (symmetry) = 対称性 シンメトリー係数 (S):溶出ピークの対称性の指標 W0.05h S =
液クロ2 シンメトリー係数 2018/9/23 シンメトリー (symmetry) = 対称性 シンメトリー係数 (S):溶出ピークの対称性の指標 S = W0.05h 2f ピークは対称 なのが良い 対称の時: S = 1 テーリング時: S > 1 リーディング時: S < 1 テーリング:ピークの後ろ側がだらっとする リーディング:ピークの前側がだらっとする

52 本実習の定量(実習書P65) 定量対象薬物 アンチピリン カフェイン GC測定日に 絶対検量線法 必ず終わらせる項目 ピーク面積から
導入・液クロ1 本実習の定量(実習書P65) 2018/9/23 定量対象薬物 アンチピリン カフェイン GC測定日に 必ず終わらせる項目 絶対検量線法 ピーク面積から ピーク高さから 内標準法 GCデータ処理日(4/28) までに終わらせる項目 ピーク面積比から ピーク高さ比から 自動積分法

53 本実習のクロマトグラム特性評価 (実習書P65) GCデータ処理日(4/28) に算出する項目 GCデータ処理日(4/28)
導入・液クロ1 本実習のクロマトグラム特性評価 2018/9/23 (実習書P65) GCデータ処理日(4/28) に算出する項目 GCデータ処理日(4/28) までに終わらせる項目 (宿題)

54 本実習項目まとめ1 各人が全員、以下の項目を行う GC測定(試料:標準試料A、標準試料B、未知試料) 実習書P63の表(上半分)
導入・液クロ1 本実習項目まとめ1 2018/9/23 各人が全員、以下の項目を行う GC測定(試料:標準試料A、標準試料B、未知試料) 実習書P63の表(上半分) 保持時間/ピーク高さ/ピーク半値幅/ピーク面積/ をクロマトグラムから読む (GC測定日) 全試料について アンチピリン(1)、カフェイン(2)、エテンザミド(3) 検量線作成用方眼紙受取(11 cm × 11 cm 実習書P63の表(下半分) 内標準法:ピーク高さ比/ピーク面積比/自動積分の面積比 GCデータ処理日 (4/28)までの宿題 検量線作成用方眼紙線引き (11 cm × 11 cmのマス目; グラフ縦軸−横軸の記載)

55 本実習項目まとめ2 宿題項目(続き) 標準試料Aのピーク(1) (アンチピリン) とピーク(2) (カフェ イン) の分離度を算出
導入・液クロ1 本実習項目まとめ2 2018/9/23 宿題項目(続き) 標準試料Aのピーク(1) (アンチピリン) とピーク(2) (カフェ イン) の分離度を算出 GCデータ処理日 (4/28)までの宿題 標準試料Aのピーク(1) (アンチピリン) とピーク(2) (カフェ イン) のテーリング係数(シンメトリー係数)の算出 GCデータ処理日実習項目 検量線作成(アンチピリン/カフェイン) 絶対検量線法:ピーク高さ/ピーク面積 内標準法:ピーク高さ/ピーク面積/自動積分面積

56 導入・液クロ1 2018/9/23

57 化合物とカラム担体の結合力とは 結合力(相性)を左右する因子 極性の高低 高極性 静電相互作用 低極性 疎水性相互作用 大事な原則
導入・液クロ1 化合物とカラム担体の結合力とは 2018/9/23 結合力(相性)を左右する因子 極性の高低 高極性 静電相互作用 低極性 疎水性相互作用 大事な原則 性質の似たもの同士が結合しやすい 高極性同士、低極性同士が結合しやすい 水素結合の可否

58 化合物とカラム固定相の結合力とは 高極性分子A-B間の静電相互作用 分子内で分極 分子A 分子A, Bともに分子内に+/−が生じる
導入・液クロ1 化合物とカラム固定相の結合力とは 2018/9/23 高極性分子A-B間の静電相互作用 分子内で分極 分子A δ− δ+ 分子A, Bともに分子内に+/−が生じる (移動相) 分子A δ− δ+ δ− δ+ 分子B (固定相) 互いのδ+部位とδ−部位が向き合うと静電相互作用 高極性分子同士は静電相互作用によって安定化 =高極性分子同士は相性が良い

59 導入・液クロ1 電気陰性度 2018/9/23 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 1 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 57 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 H He Li Be B C N O F Ne Na Mg Al Si P S Cl Ar K Ca Sc Ti V Cr Mn Fe Ni Cu Zn Ga Ge As Se Br Kr Co Rb Sr Y Zr Nb Mo Tc Ru Pd Ag Cd In Sn Sb Te I Xe Rh Cs Ba Hf Ta W Re Os Pt Au Hg Tl Pb Bi Po At Rn Ir Fr Ra La Ce Pr Nd Pm Sm Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Lu Eu Ac Th Pa U Np Pu Cm Bk Cf Es Fm Md No Lr Am 電気陰性度上昇 周期表 2 3 4 5 6 L 7 A 電気陰性度が下がる L A 電気陰性度 F > O > N > C ≈ H > B > Al > Na 炭化水素(C,Hのみの化合物)の極性が低い理由

60 極性はどのような時に生じるか? 電気陰性度
導入・液クロ1 極性はどのような時に生じるか? 2018/9/23 電気陰性度 F > O > N > C ≈ H > B > Al > Na δ− δ+ 電気陰性度: O > H (電荷が偏る=分極) O−H これらの結合を 有する化合物 δ− δ+ N−H 電気陰性度: N > H 高極性化合物 δ+ δ− C=O 電気陰性度: O > C δ+ δ− C/H−N/O/F CHのみの化合物 (炭化水素) 分極しない: C-Hの電気陰性度が ほぼ同じ C−H 低極性化合物

61 導入・液クロ1 クロマトグラフィーの各種分類法2 2018/9/23

62 導入・液クロ1 クロマトグラフィーの各種分類法3 2018/9/23

63 ガスクロマトグラフィー(GC) 移動相の違いに基づくクロマトグラフィーの分類 移動相 液体 液体クロマトグラフィー 気体
2018/9/23 移動相の違いに基づくクロマトグラフィーの分類 移動相 液体 液体クロマトグラフィー 気体 気体クロマトグラフィー 分析対象 気化する化合物 学生実習の実習項目:ガスクロマトグラフィー

64 ガスクロマトグラフィー(GC) 移動相 液体 液体クロマトグラフィー(LC) 気体 ガスクロマトグラフィー(GC) 超臨界流体
2018/9/23 移動相 液体 液体クロマトグラフィー(LC) 気体 ガスクロマトグラフィー(GC) 超臨界流体 超臨界流体クロマトグラフィー 固定相 固体 吸着クロマトグラフィー 液体 分配クロマトグラフィー 移動相-固定相 気体-固体 気-固クロマトグラフィー (GC) 気体-液体 気-液クロマトグラフィー 液体-固体 液-固クロマトグラフィー (LC) 液体-液体 液-液クロマトグラフィー


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