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インターネットを用いた 物流教育教材の作成
流通情報工学課程 4年 99709 浦塚 律子 指導教官 鶴田三郎 黒川久幸 インターネットを用いた物流教育教材の作成につて発表します。
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目次 物流の現状 研究目的 インターネットを用いた物流教育教材 アンケート結果 まず物流の現状について述べます。 結論
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物流の現状 物 流 消費者 生産者 物流の課題 過度な物流サービス 都市交通問題 環境問題 物流に対する理解 システムの改善 消費者 専門家
物 流 都市交通問題 環境問題 物流の課題 過度な物流サービス 物流に関する認識が低い 現代の物流には都市交通問題や環境問題など様々な課題があります。これらを改善していくためには物流の専門家やシステム製作者が効率化や改善を進めていくことが必要です。またそのための優秀な人材の確保も必要となります。一方で最近は消費者側が過度な物流サービスを要求しないなど、サービスを受ける側としても物流に対する理解が必要です。しかしながら、現状として物流に関する認識は非常に低いです。 専門家 システムの改善 物流に対する理解 消費者
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現在の物流に関する教育 高校生向けの教育 小中学生向けの教育 社会人向けの教育 生活での身近さ 教育内容の深さ トラック輸送について
鉄道輸送について 宅配便について 港湾について 小中学生向けの教育 教育内容の深さ 生活での身近さ 高校生向けの教育 在庫管理 システム 包装梱包 保管 輸送 物流加工 物流拠点 設計 社会人向けの教育 そこで現在日本の物流に関する教育に目を向けてみます。 教育内容の深さと生活での身近さの指標を置きます。 現在小中学生向けの物流に関連する生活に身近な学習教材はいくつかの企業が作成しています。 また、社会人向けのビジネス的・専門的な、内容の深い教育は多く行われています。 しかしながら、これらはいずれも単体で狭い範囲の教育です。学校教育でも経済活動は「生産と消費」としか定義しておらず、物流を高校生程度の内容で全体的に広く浅く学習することのできる機会は全くありません。このことが日本の一般国民の物流についての認知度が低い現状をもたらしているのだと考えます。 《大学(東京商船大学)の教育内容は、社会人向けの教育に近いが、ビジネス的なものではなく、システムを向上することなどを目的とする物流基礎や現状を認識するもの??》
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目次 物流の現状 研究目的 インターネットを用いた物流教育教材 アンケート結果 次に研究目的について述べます。 結論
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学校教育では物流に関する教育がなされていない
研究の目的 学校教育では物流に関する教育がなされていない 高校生を対象とした 物流教育教材を作成 わが国の学校教育には物流に関する教育が全く行われていません。物流の課題を解決するために、サービスを受ける側としての物流に関する認識・理解も必要です。一般国民が物流を浅く広く学ぶ機会が必要であると考えます。 そこで、高校生を対象とした物流に関する教育教材を作成し、その重要性を認識してもらうことを目的とします。
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教材の ビジュアル的な構成 教材としての内容 教育教材を作成する際の注意点
教育教材を作成する際の注意すべき重要な点として、大きく2つあります。 まずは、どのような内容をどのような流れで学習していくかという教材としての内容、コースデザイン方法。 次に、学習の成果をあげるためには楽しく学ぶことが最も効率的です。より学びやすい教材にするためにどのような形で提示するかというビジュアル的な構成が重要です。 これら2つの点に重点をおきます。
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物流教育の現状 高校生向けの教育 小中学生向けの教育 社会人向けの教育 生活での身近さ 教育内容の深さ トラック輸送について
鉄道輸送について 宅配便について 港湾について 小中学生向けの教育 高校生向けの教育 教育内容の深さ 生活での身近さ 在庫管理 システム 包装梱包 保管 輸送 物流加工 物流拠点 設計 社会人向けの教育 先ほど述べたように、現在のわが国の教育には物流を浅く広く学ぶ機会がありません。
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自分たちの生活にとても身近で密接な分野であるということを理解する
学習到達度目標 「物流」を全体的に広く浅く学ぶ 自分たちの生活にとても身近で密接な分野であるということを理解する そこで、教材の内容を設定するにあたり、教材を学習し終わった時点での到達度目標を設定します。 まず物流を全体的な広い範囲で、かつ難しすぎない程度の浅い範囲で理解し、輸送するだけと思われがちな物流を決して物を運ぶだけの分野では無いという知識を得ることを目標とします。 次に、自分たちの生活にとても密接している分野であるということを理解することを目標とします。 他にも、地球の環境問題にも関わってくるような物流課題があることを知ってもらい、その重要性を認識することを目標とします。
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教材としてのビジュアル的な構成 教材の見易さ 教材の操作性
次に教材としてのビジュアル的な構成については、色使いや文字の大きさなどの教材の見易さを注意します。 それから、使い方など、教材そのものの操作性について注意します。
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情報伝達方法 物流教育教材を作成するにあたり、学校教育には学習指導要領や教科書が定めてあるので教師の立場として教育することはできません。そこで第三者の立場として教育できる方法を考えます。 情報の伝達方法として、時間的、空間的制約や情報送達確実性は図のようになります。 訪問や電話、テレビや郵便、インターネットこれらの媒体から考えると、インターネットは情報の送達確実性は低いですが、費用もかからず、すぐに更新が可能で、一人でも作成可能です。 そこで、インターネットを使用して教材を作成します。 このとき、楽しく学んでもらうために色の使い方や文字の大きさ、図や文章の配置、教材の使いやすさなどに注意や工夫を払いながら作成していきます。 《インターネットを教材とする利点 環境が整っている場所ではどこでも学習可能・自宅で学習可能・教員が教える形ではなく生徒が自ら学ぶ形式・時間的制約が無い・視覚的学習・アニメーションなどの起用・CGIなどを用いて作者と生徒で対話が可能・他のサイトにすぐ飛べる》
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インターネット教材で注意すべき点 色使い 見やすさ 操作性 インターネットを教材と選び注意すべきことは、イラストや背景などの色の使い方。
文字の大きさや、図や文章の配置などの見易さ。そして、インターネットの使い方、操作性についてです。 操作性
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目次 物流の現状 研究目的 インターネットを用いた物流教育教材 アンケート結果 結論
実際に作成したインターネットを用いた物流教育教材について説明します。 結論
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ホームページ構成図 ホームページの構成は、全体を1回分の授業と考え、流れを導入・展開・エンディングの三部構成で考えます。
この図はホームページ全体の構成図です。 導入で物流の紹介、展開で物流の各業務の説明、エンディングで物流に関するクイズを行います。
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「物流って何だろう?」 インターネットを用いた物流教育教材 高校生向け物流教育教材 実際に作成したホームページを紹介します。
①トップページ インデックスで全体の流れが見られるようにしました。 ②物流紹介 物流の役割や、物流の発生、機能について説明しています。 ③各業務 物流の各業務について始めに身近な例で説明し、そのあとに一段階詳しい内容に入っていきます。 ④物流クイズ 物流が経済の中でいかに大きな数字を動かしているかなど、クイズに答えながら学習していく教材を作成しました。解説には問題に関連する豆知識のような資料を載せています。
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目次 物流の現状 研究目的 インターネットを用いた物流教育教材 アンケート結果 結論
今回の物流教材で実際に学んだ後に、教材のアンケート評価を行っていただきました。 結論
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アンケート項目 内容について ホームページ全体の構成について 色使い 文字の大きさ 図や文章の配置 使いやすさ 教材の進め方 分かりやすさ
興味 今後に役立つ内容 アンケートは物流教材の内容についてと、ホームページ全体の構成について、このような項目で質問を行いました。
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アンケート対象 アンケートのお願い 普通科高等学校1年生159名。 その他約20名の一般(大学生、社会人、教員など)。 回答数
高校生は約20名。 一般20名。 普通科高等学校の1年生159名、その他約20名の一般の方々にアンケートをお願いしました。 このうち高校生の回答数は20です。 《対象とした高校名 四日市市四日市南高等学校》
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内容についての評価結果 教材の内容としての評価 評価点数 1 2 3 4 5 教材としての 進み方 わかりやすさ 興味 今後に役立つ内容
項目 評価点数 高校生 その他 良い 悪い 内容についての評価結果の平均はグラフのようになりました。縦軸は項目ごとに5点が最高で1点が最低の評価を行っていただきました。 赤色が高校生、青色が高校生以外からの回答です。対象とした高校生にはあまり評価が良くない部分もありました。 アンケートによれば、説明している言葉にまだ難しい表現があったり、内容が難しいという回答がありました。 今後将来の役に立つような内容でしたか、という質問への評価は全体的に低かったです。
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構成についての評価結果 ホームページの全体構成について 1 2 3 4 5 色使い 文字の大きさ 図・文章の配置 使いやすさ 項目 評価点数
高校生 その他 次にホームページ全体の構成についての評価結果を示します。 色使いや文字の大きさ、配置に関しては評価が良く、またイラストに関しての評価もよかったです。 教材の使いやすさに関しては、全体の中で自分が今どこにいるのかわかりづらく使い勝手が悪いという回答がありました。
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操作性とわかりやすさ 人数規模 5 4 使いやすさ 3 2 1 1 2 3 4 5 わかりやすさ
これはアンケート結果の使いやすさについての回答と分かりやすさについての回答をクロス集計したもので、丸は人数を示します。最も良いが5点、最も悪いが1点です。 このグラフから分かるように、教材を使いやすいと感じた人は、内容もわかりやすかったと回答しています。 人数規模 1 2 3 4 5 わかりやすさ
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目次 物流の現状 物流教育の現状 研究目的 インターネットを用いた物流教育教材 アンケート結果 結論
物流に関する教材を作成し、これに関してのアンケートから分かったことを教材の内容についてと、インターネットを教材としたことについてまとめます。 アンケート結果 結論
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内容についての結論 輸送以外の保管等の業務についての内容を充実させ、物流の発生や身近な例を挙げた
生活に非常に密着し、様々な業務があることを理解 興味を持ってもらえた。 教材の内容についての結論を述べます。 作成した教材は、物流には輸送以外の業務があることや生活の身近なことを挙げて説明することに重点をおきました。 その結果、物流が普段の生活に密着し、様々な業務があることを知ってもらえました。 また、高校生や物流を全く知らない人にとっては初めて知ることが多く、興味を持って学習してもらえました。 しかしながら、アンケートの結果の限りでは、経済における物流の重要性を認識するには、まだ低い内容でした。この結果より、物流の重要性をもっと認識してもらえるような内容の考察が必要だと考えます。 物流の重要性に関しては、強調できていない
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インターネットを教材とした結論 高校生はインターネットの使い方を知っているであろうという前提で教材を作成した
現状はインターネットの使い方を知らない生徒が非常に多い 全国の高等学校生徒数は約4百万人、そのうち約8人に1台の割合でパソコンやインターネットを使える環境が整っています。 また、アンケートを行った高校でも、ほとんどの学生が、インターネットをすぐに使える環境が整っていると答えています。 そこで、高校生はインターネットの使い方を知っているであろうという前提で教材を作成しました。 しかしながら、現状として、環境が整っていても、その使い方がよくわからないという生徒が非常に多いことがわかりました。 このことと、アンケート結果もふまえて教材の操作性は内容の理解度に非常に関係していることがわかりました。つまり、操作性が良くなれば教材の学習理解度が上がることもいえます。 教材の操作性は内容の理解に非常に関係している
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イラストを作成した結論 今回、イラストをオリジナルで作成した。 実際の写真を使用するより内容を抽象化できる
この教材で工夫した点として、ペイントなどのソフトを使いイラストを全てオリジナルで作成しました。 これは、実際の写真を使用するよりも内容をかなり抽象化でき、説明や目的にあわせたイラストを載せることができます。 その結果、物流を全く知らない人にとっては、内容をイメージしやすく、教材に入り込みやすいものとなりました。 イメージしやすく、入り込みやすいものになった
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