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ネットビジネスの企画と ウェブサイトの設計

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Presentation on theme: "ネットビジネスの企画と ウェブサイトの設計"— Presentation transcript:

1 ネットビジネスの企画と ウェブサイトの設計
BPM ネットビジネスの企画と ウェブサイトの設計 県立岐阜商業高等学校 講義 2005年2月2 - 3日 専修大学ネットワーク情報学部 小林 隆 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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目次 1 ネットビジネスとは 2 ネットビジネスの企画 3 ウェブサイトの設計 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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目次 1 ネットビジネスとは All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ネットビジネスの事例 <デル> まず、インターネット時代の企業情報システムの課題について述べます。 ご存知のように、1990年のバブル崩壊までは、物を作れば売れる時代であり、企業は自らのコアコンピタンスに沿って次々と新製品を企画し、顧客に提供してきました。これはインサイドアウトのビジネスモデルと呼ばれています。このビジネスモデルでは製品変化は比較的緩やかなものでるため、固定した情報インフラで十分でした。 ところが、インターネットが急激に普及し、顧客と企業とがオンラインでリンクされるようになると、ビジネス形態が様変わりしました。すなわち、顧客のニーズが最優先となり、それに沿って企業のコアコンピタンスとアウトソーシングをうまく融合するアウトサイドインのビジネスモデルが主流となりました。このビジネスモデルでは、きまぐれな顧客ニーズに対処するために柔軟な情報インフラが不可欠となります。 従って、インターネット時代の企業情報システムの課題は、短期的に見ると様々な顧客ニースにリアルタイムにレスポンスすることであり、長期的に見ると顧客ニーズの変化に応じて進化していくこととなります。 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ネットビジネスの事例 <デル> 本社所在地: テキサス州ラウンドロック (日本:川崎市堀川町) 販売業務開始: 1984年 ネット販売は1996年 (日本:1993年) 従業員数: 46,000 名 ( 日本:1,100名) 売上げ:410億ドル、利益:26億ドル (2003年) アジア生産拠点:中国 厦門(アモイ) 台湾の対面で経済特別区 まず、インターネット時代の企業情報システムの課題について述べます。 ご存知のように、1990年のバブル崩壊までは、物を作れば売れる時代であり、企業は自らのコアコンピタンスに沿って次々と新製品を企画し、顧客に提供してきました。これはインサイドアウトのビジネスモデルと呼ばれています。このビジネスモデルでは製品変化は比較的緩やかなものでるため、固定した情報インフラで十分でした。 ところが、インターネットが急激に普及し、顧客と企業とがオンラインでリンクされるようになると、ビジネス形態が様変わりしました。すなわち、顧客のニーズが最優先となり、それに沿って企業のコアコンピタンスとアウトソーシングをうまく融合するアウトサイドインのビジネスモデルが主流となりました。このビジネスモデルでは、きまぐれな顧客ニーズに対処するために柔軟な情報インフラが不可欠となります。 従って、インターネット時代の企業情報システムの課題は、短期的に見ると様々な顧客ニースにリアルタイムにレスポンスすることであり、長期的に見ると顧客ニーズの変化に応じて進化していくこととなります。 マイケル・デル 40歳 2003年 ガートナーの調査による All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ネットビジネスの事例 <アマゾン> まず、インターネット時代の企業情報システムの課題について述べます。 ご存知のように、1990年のバブル崩壊までは、物を作れば売れる時代であり、企業は自らのコアコンピタンスに沿って次々と新製品を企画し、顧客に提供してきました。これはインサイドアウトのビジネスモデルと呼ばれています。このビジネスモデルでは製品変化は比較的緩やかなものでるため、固定した情報インフラで十分でした。 ところが、インターネットが急激に普及し、顧客と企業とがオンラインでリンクされるようになると、ビジネス形態が様変わりしました。すなわち、顧客のニーズが最優先となり、それに沿って企業のコアコンピタンスとアウトソーシングをうまく融合するアウトサイドインのビジネスモデルが主流となりました。このビジネスモデルでは、きまぐれな顧客ニーズに対処するために柔軟な情報インフラが不可欠となります。 従って、インターネット時代の企業情報システムの課題は、短期的に見ると様々な顧客ニースにリアルタイムにレスポンスすることであり、長期的に見ると顧客ニーズの変化に応じて進化していくこととなります。 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ネットビジネスの事例 <アマゾン> 本社所在地: シアトル (日本:渋谷クロスタワー) 販売業務開始: 1995年 (日本:2000年) 売上:52億6000万ドル 、利益:3500万ドル (2003年) 日本の流通センター:千葉県市川市(5000坪) 2003年度の売上と純利益 5,263M$(紀伊国屋の5倍) まず、インターネット時代の企業情報システムの課題について述べます。 ご存知のように、1990年のバブル崩壊までは、物を作れば売れる時代であり、企業は自らのコアコンピタンスに沿って次々と新製品を企画し、顧客に提供してきました。これはインサイドアウトのビジネスモデルと呼ばれています。このビジネスモデルでは製品変化は比較的緩やかなものでるため、固定した情報インフラで十分でした。 ところが、インターネットが急激に普及し、顧客と企業とがオンラインでリンクされるようになると、ビジネス形態が様変わりしました。すなわち、顧客のニーズが最優先となり、それに沿って企業のコアコンピタンスとアウトソーシングをうまく融合するアウトサイドインのビジネスモデルが主流となりました。このビジネスモデルでは、きまぐれな顧客ニーズに対処するために柔軟な情報インフラが不可欠となります。 従って、インターネット時代の企業情報システムの課題は、短期的に見ると様々な顧客ニースにリアルタイムにレスポンスすることであり、長期的に見ると顧客ニーズの変化に応じて進化していくこととなります。 35M$ ジェフ・ペゾス 37歳 2003年度 amazonの決算報告書による All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ネットビジネスとは 顧客、パートナー企業、供給業者、政府などの利害関係者との間で行う様々な活動を、インターネット技術を利用して行う業務。eビジネスともよぶ。 政府 まず、インターネット時代の企業情報システムの課題について述べます。 ご存知のように、1990年のバブル崩壊までは、物を作れば売れる時代であり、企業は自らのコアコンピタンスに沿って次々と新製品を企画し、顧客に提供してきました。これはインサイドアウトのビジネスモデルと呼ばれています。このビジネスモデルでは製品変化は比較的緩やかなものでるため、固定した情報インフラで十分でした。 ところが、インターネットが急激に普及し、顧客と企業とがオンラインでリンクされるようになると、ビジネス形態が様変わりしました。すなわち、顧客のニーズが最優先となり、それに沿って企業のコアコンピタンスとアウトソーシングをうまく融合するアウトサイドインのビジネスモデルが主流となりました。このビジネスモデルでは、きまぐれな顧客ニーズに対処するために柔軟な情報インフラが不可欠となります。 従って、インターネット時代の企業情報システムの課題は、短期的に見ると様々な顧客ニースにリアルタイムにレスポンスすることであり、長期的に見ると顧客ニーズの変化に応じて進化していくこととなります。 G2B 顧客 パートナー、供給業者 C2C B2B B2C 企業 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ネットビジネスの特徴 <コンピュータを利用するから> 無人営業。 商品の展示、説明、問合せ対応、検索、販売、発注等の多くの業務を自動処理 24時間無休営業。 昼夜を問わず、地域に関係なく地球規模で営業 安価な立上げ・運営費。 立上げ費:20-30万円、運営費:1万円/月 無限の店舗面積。 バーチャル空間に、多種多彩な製品を陳列 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ネットビジネスの特徴 <インターネットを利用するから> 全世界を相手に商売ができる。 インターネット人口:6億6千万人(日本は6500万人) ネットワーキングを利用できる。 自分の得意な領域で勝負し、他はパートナーやサプライヤに委託 顧客を絞り込むことができる。 検索サイトのカテゴリーや検索キー 大企業と渡り合うことができる。 顧客からはウェブサイト介したサービスしか見えない All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ネットビジネスの歴史 1990 1995 2000 2005 ドットコムブーム ネットバブル崩壊 Web技術 1993:Mosaic開発(マーク・アンドリーセン) 1995:MSがIEを無償で提供開始 1996:MSがIISを発表 1997:IBMがeビジネスを提唱 1995:Yahoo創業(ジェリー・ヤン) 海外ビジネス 1995:amazon創業(ジェフ・ペゾス) 1996:Dellがインターネット販売開始 1996:チャールス・゙シュワブがネットトレードを開始 1998:Google創業(ラリー・ペイジ) 2001:AOLとタイムワーナーが合併 まず、インターネット時代の企業情報システムの課題について述べます。 ご存知のように、1990年のバブル崩壊までは、物を作れば売れる時代であり、企業は自らのコアコンピタンスに沿って次々と新製品を企画し、顧客に提供してきました。これはインサイドアウトのビジネスモデルと呼ばれています。このビジネスモデルでは製品変化は比較的緩やかなものでるため、固定した情報インフラで十分でした。 ところが、インターネットが急激に普及し、顧客と企業とがオンラインでリンクされるようになると、ビジネス形態が様変わりしました。すなわち、顧客のニーズが最優先となり、それに沿って企業のコアコンピタンスとアウトソーシングをうまく融合するアウトサイドインのビジネスモデルが主流となりました。このビジネスモデルでは、きまぐれな顧客ニーズに対処するために柔軟な情報インフラが不可欠となります。 従って、インターネット時代の企業情報システムの課題は、短期的に見ると様々な顧客ニースにリアルタイムにレスポンスすることであり、長期的に見ると顧客ニーズの変化に応じて進化していくこととなります。 国内ビジネス 1996:Yahooジャパン創業(孫正義) 1997:楽天創業(三木谷浩史) 1998:松井証券がネット取引開始 1999:オートバイテル・ジャパン創業 2000:amazon日本法人創業 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ネットビジネスの動向 市場規模は、おおよそ年に1.6倍の割合で順調に拡大中。 現状、PC関連、旅行、エンタテインメントが中心。 今後、旅行、衣料・アクセサリー、雑貨が伸びる。 まず、インターネット時代の企業情報システムの課題について述べます。 ご存知のように、1990年のバブル崩壊までは、物を作れば売れる時代であり、企業は自らのコアコンピタンスに沿って次々と新製品を企画し、顧客に提供してきました。これはインサイドアウトのビジネスモデルと呼ばれています。このビジネスモデルでは製品変化は比較的緩やかなものでるため、固定した情報インフラで十分でした。 ところが、インターネットが急激に普及し、顧客と企業とがオンラインでリンクされるようになると、ビジネス形態が様変わりしました。すなわち、顧客のニーズが最優先となり、それに沿って企業のコアコンピタンスとアウトソーシングをうまく融合するアウトサイドインのビジネスモデルが主流となりました。このビジネスモデルでは、きまぐれな顧客ニーズに対処するために柔軟な情報インフラが不可欠となります。 従って、インターネット時代の企業情報システムの課題は、短期的に見ると様々な顧客ニースにリアルタイムにレスポンスすることであり、長期的に見ると顧客ニーズの変化に応じて進化していくこととなります。 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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目次 2 ネットビジネスの企画 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ネットビジネスの4つの企画項目 商品と市場 何を誰に売るのか ビジネスプロセス どうやって売るのか ITの活用 コンピュータとインターネットをどこに使うのか 収益 どうやって儲けるのか All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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商品と市場 <ウェブ販売に向いている商品> 不動産 自動車 証券 家具 単価 PC 旅行 家庭用品 衣料 ゲーム 玩具 書籍 チケット 音楽配信 ビッタビリティ (購入体験をデジタル化できる度合) (東洋経済  、“気まぐれになる消費者”) All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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商品と市場 <ウェブ販売に向いている商品> 利益率が高い。 独占的に販売できる。 商品がデジタル的にダウンロードできる。 ネット販売が従来の販売手段より有利。 誰もが必要とする。 顧客が定期的に購買する。 完璧に当てはまる商品を追い求めるよりは、 「自分の強さを発揮できる商品」を選ぶ。 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

17 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi
商品と市場 <ニッチな市場> 参入者なしの市場 これは非常に見つけ難い。 参入者が少ない市場 案外見つけやすい。まだネット化されていないビジネスは? Ex. ネット型法律相談、ネット型スーパーマーケット 参入者がまだらな市場 まだ参入者が少ないセグメントがある。 Ex. 法人向けゲーム、シルバー向け漫画 新しいニッチ市場 新しい観点で市場を捉える。 Ex. ボールの店、にんにくのレストラン All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

18 ビジネスプロセス <業務イベントモデル> 「ビジネスは依頼者と実行者の会話である」 依頼者 実行者 ①準備 ②交渉 ④合意 ③実行 要求
依頼者がほしい商品/サービスを定義する ②交渉 依頼者と実行者が 提供条件に同意する 代案提示 依頼者 実行者 満足 同意 受入拒否 ④合意 依頼者が成果物を受入れ評価する ③実行 実行者が商品/サービスを提供する 完了報告 : 状態 : ビジネスイベント All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

19 ビジネスプロセス <業務イベントモデル> 業務イベントモデルに従ってビジネスプロセスを設計する。 ①準備 ②交渉 宣伝 本を探す
来店 ②交渉 宣伝 本を探す 在庫を確認する 決済方法を決める 商品選択 満足 注文 ④合意 ③実行 受入拒否 配送確認 出荷 配送 決済 配送指示 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

20 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi
ITの活用 <ビジネスプロセス改善パターン> 「2人の会話で顧客を満足させるには?」 ①準備 要求 ②交渉 「アクセス性」 ブランド形成 宣伝 「マッチング」 検索 シミュレーション 代案提示 満足 同意 ④合意 ③実行 受入拒否 「信頼感」 問合せ対応 クレーム対応 「実行力」 ネットワーキング スケジューリング 完了報告 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

21 ITの活用 <ビジネスプロセス改善パターン> ビジネスプロセス改善パターンに従ってITを活用する。 ①準備 ②交渉 宣伝 本を探す
来店 ②交渉 宣伝 広告・リンク 本を探す 在庫を確認する 決済方法を決める 検索エンジン 自動在庫管理 商品選択 満足 注文 ④合意 ③実行 受入拒否 配送確認 出荷 配送 決済 宅配便連携 クレジット連携 配送指示 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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収益 販売 ネット経由で物品やサービスを販売して得られる収益。 Ex. ヤフーはオークション手数料、楽天はテナント料。 大半のオーナにとって、これが主たる収入源となる。 広告 ホームページやメルマガに他社の広告を出す対価。 アクセス数がかなり多くなければ儲からない。 Ex. ヤフーは月間94億PV、楽天は月間16億PV(2003年8月時点)。 Ex. 月間100万PVで100万円くらい。 紹介(アフィリエーション) ホームページのリンクを介して他社のサイトで物品を購入した際の報酬。 Ex. Amazonのアフィリエート・プログラム場合、5%-15%の紹介料を払う。 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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目次 3 ウェブサイトの設計 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ネットビジネスのウェブサイトとは ウェブサイトは店舗でありブランドである。 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ウェブサイトの4つの設計項目 ユースケース図 ウェブサイト(システム)と利用者(アクター)の相互作用 シナリオ 相互作用の具体的な処理手順 コラボレーション図 シナリオを実現するためのソフトウェア構成 画面 画面遷移とレイアウト All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ユースケース図 システム 要求 ユースケース1 結果 要求 結果 ユースケース2 主アクター 要求 ユースケース3 結果 支援アクター All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ユースケース図 <オンラインショッピングシステムの事例> オンラインショッピングシステム 商品選択 配送業者 注文受付 顧客 状況確認 決済 クレジット会社 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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シナリオ ■ユースケース名: 対象とするユースケースの名称 ■要約: 概略の処理手順 ■基本パス 単純な正しいパス(ハッピーパス)、すなわち、間違いや失敗がなく、最も一般的な流れを示す。 ■拡張パス どちらかというと一般的でないパス(選択肢)、または、間違いがあったときに発生するパス(エラー処理)。 ■事前条件 ユースケースを開始するために準備すべきこと。 ■事後条件 ユースケースが正常終了した後に満足されている条件。 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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シナリオ <オンラインショッピングシステムの事例> ■ユースケース名:注文受付 ■要約:顧客から注文を受け、商品を調達して、顧客の元に配送する。 ■基本パス: 顧客から注文を受ける。 商品の在庫を調べ予約する。 顧客に商品の納期と価格を回答する。 配送業者に商品の発送を依頼する。 ■拡張パス: 2a. 商品の在庫がない: 2a1. メーカに商品を発注し、納期を確認する。 3a. 顧客が注文をキャンセルする: 3a1. 注文のキャンセルを記録し、商品の予約を解除する。 ■事前条件:商品の注文受付準備ができている。 ■事後条件:注文された商品を配送業者に依頼済み。 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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ユースケース図とシナリオの作成手順 アクターを識別する。 開発対象とするシステムを定義し、それと相互作用(要求と)する外部環境をリストアップ。 システムに処理を要求する主アクターをシステムの左に配置。 システムから処理を要求される支援アクターをシステムの右に配置。 ユースケースを識別する。 主アクターとシステムの相互作用に対応したユースケースを設定。 支援アクターとシステムの相互作用に対応したユースケースを設定。 相互作用を見つけるには「業務イベントモデル」が有効。 ユースケースのシナリオを記述する。 各ユースケースの処理手順を記述(10ステップ以内が適当)。 何も失敗がなくうまくいく状況を仮定して、基本パスを記述。 条件分岐や例外処理として、拡張パスを記述。 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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コラボレーション図 ユースケースのシナリオを実現するためのオブジェクト群と、それらの間のメッセージの流れを示す。 1:入力する 2:指示する 4:登録する アクター 画面 作業の実行制御 情報 3:参照する 情報 オブジェクト間のメッセージ の流れを示す 情報 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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画面 志願者リスト 志願者番号 評価状況 N d N d N d N d N d N d N d N d N d N d 内容表示 志願者情報 志願者番号: N 氏名:専修太郎 住所:川崎市多摩区東三田 アドレス:taro@isc.senshu-u.ac.jp 生年月日: 性別:男 出願年月日: 検定料支払:済 評価状況:d 学業成績 論文 評価 学業成績 学業成績証明書 評価結果情報 学業成績評価:A 英語検定評価:C 論文評価: 面談評価: 書類審査:B+ 最終審査: All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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参考文献 小林 隆: ビジネスプロセスのモデリングと設計, コロナ社 (2005) アリスター・コーバーン: ユースケース実践ガイド―効果的なユースケースの書き方, 翔泳社 (2001) マーチン・ファウラー: UMLモデリングのエッセンス, 翔泳社 (2000) ロバート・S. キャプラン, デビッド・P. ノートン: バランス・スコアカード―新しい経営指標による企業変革, 生産性出版 (1997) 戸田保一 , 飯島淳一: ビジネスプロセスモデリング, 日科技連出版社 (2000) ラルフ・F・ウィルソン:ネットでビジネスを成功させる方法, 税務経理協会(2003) パトリシア・シーボルト:ネットビジネス戦略入門, 翔泳社(2003) インターネットビジネス研究会編:インターネットビジネス白書2002, ソフトバンク・パブリッシング All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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付録:ワークシート(業務イベント図) ①準備 (要求) ②交渉 (代案提示) (満足) (同意) ④合意 (受入拒否) ③実行 (完了報告) : 状態 : 業務イベント All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

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付録:ワークシート(ユースケース図) システム All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi

36 All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi
付録:ワークシート(シナリオ) ■ユースケース名: ■要約: ■基本パス: ■拡張パス: 1a.  : 1a1.    ■事前条件:  ■事後条件:  All Rights Reserved, Copyright © 2005, Kobayashi


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