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水資源と水質汚染 水道法 水道運営の基本を定めたもので、事業の認可、水質基準、水道の布設、管理、施設の計画的
グループ③: 太田宗 (121427)、高田実里(111457)、チョンクロエ(101705)、河合美里(101723)、山本真伊(111754)、 石室美奈(121143)、待山沙季子(121735)、中村みなみ(121352)、 曽田悠太(111739)、相原りょうへい(111003) 1 水源 関東地方のほぼ全域に及ぶ河川や湖沼に設けられた約40箇所の地点で、おおむね月一回、検査を行い水質や支流の状況を監視しています。 2 浄水場 浄水場では、原水の水質と浄水処理の各工程で水質検査を行っています。そして、水質に適した浄水処理を行うことで、水質基準に適合した安全な水道水をつくっています。 また、魚を用いた検知用水槽や自動水質計器により常に水質を監視し、水道水の安全確保に万全を期しています。 3 給水栓(蛇口) 都内123箇所の給水栓(蛇口)で、残留塩素などを常時監視するとともに、定期的に精密検査を行い、水道水の安全性を何重にもチェックしています。 東京水道の水源の歴史 第二次世界大戦以前、河川取水は上流部に限られ、東京などの下流部や中流部の水道・工業用水は大半を地下水に依存してきた。しかし、戦後復興期には都市部周辺の工業地帯の拡大や人口集中が原因で地盤沈下が危惧された。そのため、河川水の取水に対する需要量が大幅に上昇。この頃の河川水の水源は多摩川が主であったが、多摩川はしばしば渇水の危機にみまわれた。中でも、東京オリンピックを控えた昭和39年の夏の渇水は「東京サバク」とも呼ばれる最大の危機であった。この危機を救ったのは利根川からの導水である。現在では、さらに安定した供給ができるよう荒川系水や水道水源林も含め東京水道の水源となっている。 水道水源林 東京都の水源林は、多摩川上流・山梨県甲州市・同県北都留郡丹波山村及び小菅村・東京都西多摩郡奥多摩町にまたがり、面積は東西約31km・南北約20kmに及ぶ21,629ha(23区面積の約35%に相当)。 <役割> 森林は落ち葉などによる有機物の供給が豊富で、その堆積物の腐食や小動物の活動により、保水力の高い団粒構造の発達したスポンジ状の良い土壌を形成している。生態系の維持・環境負荷の低減(二酸化炭素を吸収)・水質向上・河川流量の安定確保といった効果も期待される。 <水源地に欠かせない森林の機能ベスト3> 「水源かん養機能」 :降り注いだ雨を土壌に一時蓄え、長時間にわたり少しずつ、ほぼ一定の割合で流出させる。 「土砂流出防止機能」: 雨が土の中に浸透し、地表を流れる雨水が少なくなるため、地表の土砂浸食を防ぐ。 「水の浄化作用」 :雨水に含まれる塵・窒素・リンなどが、土の中を移動する間にろ過・吸着され、きれいな水となって河川に流れ込む。 高度浄水処理の効果 除去率 ・2-メチルイソボルネオール(かび臭原因物質)100% ・アンモニア態窒素(カルキ臭のもととなる物質)100% ・陰イオン界面活性剤(合成洗剤)80% ・トリハロメタン生成能60% 図1:現在の河川水水源の水系別比率(出典:東京都水道局ホームページ) 法令の概要又は局事業との関係 水道法 水道運営の基本を定めたもので、事業の認可、水質基準、水道の布設、管理、施設の計画的 整備その他関係者の責務等が規定されている。 水質汚濁防止法 公共用水域の水質の汚濁を防止するための工場及び事業場からの排出水の規制に関する措置 等について規定されている。 地方自治法 公の施設である水道施設の設置及び管理、利用に関しての使用料(水道料金)等の徴収等について規定されている。 東京都工業用水道条例 東京都の工業用水道の給水区域、料金、給水装置工事の費用負担区分その他の供給条件につ いて規定されている。 東京都給水条例 東京都の水道料金、給水装置工事の費用の負担区分その他の供給条件及び給水の 適正を保持するために必要な事項について規定されている。 残留塩素の問題と対策 蛇口まで一定の濃度を保たなければならないため今までは塩素を大量に入れていた。 途中で新しく入れることで浄水場に近くても塩素濃度が薄い水を提供できる。 水資源の問題 -川の水不足 -水質の低下 -洪水被害 どうしたら水資源を効率よく使えるか -水の節約 -農業での水の節約 -雨水の利用 -従来の水循環を取り戻す(木を植える、自然の川を維持する) -知識をシェアする 水資源問題の原因 -人口と産業の過密 -都市化 -気候変動 (水循環に変化)
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(浄水所のトリハロメタン除去率は未だ60%…)
都内の河川の汚染原因の70%以上は、“生活排水” *生活排水=トイレ、台所、洗濯、風呂などから出される生活に起因する排水 生活雑排水の汚染原因の大半は台所から! お米のとぎ汁年間24~32万tが排出⇒リン,チッソなどの栄養素が垂れ流し {ではなぜ今、問題に?とぎ汁は昔から流されていたはず!} 河川に流れ込む栄養素は元来、プランクトンや葦などの植物系の要素として循環 され洗浄される。⇒現在の河川はこの植物の絶対数が不足+コンクリート化など の整備により河川自体の自浄能力を著しく落としている 高度下水処理場でも、チッソ53%,リン34%が処理しきれず素通り ⇒水の富栄養化による嫌な臭い、赤潮,アオコなどの原因に… 1人1日あたりの生活排水の内訳: ダイオキシン;大気中に排出⇒雨の核となり河川に降り注ぐ それを魚が摂取→人間が食べる…ダイオキシンは、魚介類に生物濃縮しやすい 原水より浄水のほうが発がんリスクが高い *東京などの大都市では給水区域が広いため、水の管路内での滞留時間が長くなり、その結果トリハロメタンが増加することが考えられる。 (浄水所のトリハロメタン除去率は未だ60%…) 今後の対策 河川のコンクリート化を止め、緑化に努める 排水に規定を設ける→企業・工場などに加え、家庭にも 水源の河川や湖沼の汚染が進み、一般的な浄水処理では限界があるため、浄水場を増やし、 オゾンと活性炭を使った「高度浄水処理」を導入する 合流式下水道の改善 有害物質の地下浸透の規制等により、汚染の未然防止を図るとともに、 土壌汚染処理技術フォーラムの開催や低コスト処理技術の導入促進などの中小企業支援対策を 展開してゆく。 また、汚染が判明した場合は、汚染原因者の特定、汚染の拡散防止・浄化などの 対策を推進する。 水質汚濁の主な原因である生活排水対策として、下水道の整備や、 地域の実情に応じた合併処理浄化槽等の整備を促進するとともに、 生活排水処理の高度化及び施設の適正な維持管理等を、区市等と協力しながら計画的に推進する。 運河部の再堆積汚泥のしゅんせつや覆土等の環境改善事業を継続して実施していく。 合流式下水道の改善 合流式下水道とは、汚水と雨水を同じ管きょで排除する下水道です。 雨天時に未処理下水の一部がそのまま流出するため、水質汚濁上及び公衆衛生上において 極めて問題になっています。 平成16年度より原則10年間で合流式下水道の改善を完了することを、下水道法施行例の改 正で義務付けられています。 整備目標 合流式下水道改善率:17%(平成16年度)→40%(平成19年度) 参考文献 東京水道局ホームページ 国土交通省 関東地方整備局ホームページ 環境省ホームページ 衛生工学シンポジウム論文集, 13: 高度経済成長前には、「川や海などが綺麗だったので、そこにBODが高い廃水が排出されてもある程度は微生物などが水を綺麗にすることができ」ていたのです。「微生物などが水を綺麗にする」能力は今も昔もほぼ一定です。 高度経済成長により、総BOD負荷量がその「微生物などが水を綺麗にする」能力を超えた時点から汚濁が蓄積され、その結果、「汚濁が蓄積され、現在ではのりの養殖ができなくなってしまった」のです。
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