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第一種衛生管理者養成講習会 第12章 労働生理 第11章 救急処置
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加齢 ・体力 持久力において低下が顕著 ・更年期 ホルモンバランスの変化に起因する体調変化 ・老視 調節力の低下 ・聴覚と平衡感覚
個人差が大きい ・体力 持久力において低下が顕著 ・更年期 ホルモンバランスの変化に起因する体調変化 ・老視 調節力の低下 ・聴覚と平衡感覚 高音域を中心とした聴力低下と平衡感覚の低下
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・中耳:鼓室(空気を含む)、耳小骨 耳管により咽頭へ
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最近の試験問題から 水晶体の弾力がなくなり、水晶体が厚くならない
内耳の前庭は体の傾きの方向や大きさを感じ、半規管は体の回転方向や速度を感じる平衡感覚器である 内耳は側頭骨内にあって、聴覚・平衡感覚をつかさどる器官である 内耳は聴覚・平衡感覚をつかさどる器官である
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妊娠・出産 産前6週・産後8週の休業が認められている 貧血傾向になる 疲れやすくなる 呼吸数が多くなる メンタルヘルス 腰痛
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1.恒常性(ホメオスタシス) 生体の生命現象の維持のために 外部環境変化と内部環境変化は同調しない ⇒体内は恒常性を維持するための機能有 生体恒常性(ホメオスタシス) ⇒調整役=神経系+内分泌系
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自律神経・・交感神経/副交感神経 内臓・血管・腺などの不随意筋に分布 生命維持に必要な作用を無意識 ・反射的に調節
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交感神経と副交感神経 同一器官に分布しているが,作用は正反対 交感神経 ⇒昼に活発 副交感神経 ⇒夜に活発
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最近の試験問題から 自律神経系は内臓・血管・腺などの不随意筋に分布している 中枢神経系には脳と脊髄が、末梢神経系には体性神経と自律神経がある
自律神経である交感神経と副交感神経は、同一器官に分布していてもその作用は正反対である 体性神経は運動と感覚に関与し、自律神経は、呼吸、循環などに関与する
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内分泌・代謝系 生体の生命現象の維持 ⇒ 体内の恒常性を維持 ⇒ 調整役=神経系+内分泌系 各種ホルモンにより調整
⇒ 体内の恒常性を維持 ⇒ 調整役=神経系+内分泌系 各種ホルモンにより調整 ホルモンを分泌する腺=内分泌腺
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【内分泌の器官】 視床下部 下垂体 副腎 甲状腺 副甲状腺 すい臓 胃 十二指腸 精巣 卵巣
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アドレナリン 副腎髄質から分泌 交感神経同様の 働き ・心臓の自動中枢に作用→血圧↑ 心拍出量↑ ・肝臓のグリコーゲン分解↑→血糖↑
働き ・心臓の自動中枢に作用→血圧↑ 心拍出量↑ ・肝臓のグリコーゲン分解↑→血糖↑ ・筋活動が円滑に遂行されるよう身体の態勢を整える
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最近の試験問題から アドレナリンの機能に関する記述 副腎髄質から分泌されるホルモンである○ 心臓の自動中枢に作用して、心拍出量を増加させる○
肝臓のグリコーゲン分解作用を抑制する× 筋活動が円滑に遂行されるように身体の体制を整える○ 血液中の糖の濃度を上昇させる○
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2.環境による人体機能の変化 恒常性維持の代表格 ⇒ 体温の維持 (人間は恒温動物) 熱の産生 ⇔ 熱の放散
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体温調節中枢 ↓ 視床下部 間脳にある
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あなたの最高体温は? 42℃以上:生命を維持できない 34℃以下:細胞における化学反応↓↓↓ 外界の環境が変化しても
生体内の環境が変わらない ↓ ホメオスタシス (生体の恒常性) 「これまで、熱を出したことがない」というヒトはいないと思いますが、これまで最高何度まで熱が出たことがありますか? 人間は体の機能を正常に保つために、体温が一定範囲に保たれています。そのため、周囲の環境が変化しても、皆さんの体温は、測定値でおよそ36度前後でキープされています。
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深部体温が37℃以上になると… 体温調節中枢から皮膚への指令 ① 皮下の静脈血流を上昇させよ! ② 汗を出せ! ・体表面の血流増加
① 皮下の静脈血流を上昇させよ! ・体表面の血流増加 ・皮膚からの放熱促進 ② 汗を出せ! 蒸発する際の気化熱=0.58kcal/ml 汗100cc全ての蒸発 ⇒体重58Kg の人の体温が1℃↓ 汗腺の発達は個人差がある
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熱中症の原因 ① 産熱量>>放熱量 ② 発汗 体温上昇 水分と電解質(塩分など) が失われる。 高温多湿な環境は 汗が蒸発しにくい
① 産熱量>>放熱量 体温上昇 ② 発汗 水分と電解質(塩分など) が失われる。 高温多湿な環境は 汗が蒸発しにくい 汗の放熱作用↓↓
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熱虚脱(脳への血流不足) 脳への血流が減る 発汗による脱水 皮膚の血管拡張 が急激におこる 頭痛、めまい、吐き気、 脱力感、血圧低め、早い脈
体温の上昇を押さえるために発汗が起こり、それにより一時的に脳に流れる血流が減少することで上記のような症状を起こす 気絶や失神を起こしている場合は熱射病との区別が困難なことがあるが、基本的な対応の仕方は下記の通りである 1.涼しいところに移動させ、衣服をゆるめる 2.意識があるなら水分を摂らせる (何もなければ水で構わない)が、できれば後述するようなスポーツドリンク類や水と食塩を一緒に摂取させる (お勧めのドリンク類は後述) 3.気絶や失神しているようなら、膝の下に何かを敷いて足を上げ、脳への 血流を増やしてやる 4.症状の大きさに関わらず、熱中症が発生したら上司や医務・産業衛生に連絡する。 熱虚脱: 水分、塩分は欠乏していない。 血圧が低下し、脳の血流が減少する事で症状が出る。 炎天下で立っていて短時間の後に昏倒するケースでは、これが典型的な原因。 熱疲はい: 大量の発汗の後に起こる。水分・塩分の欠乏により血液が濃縮され、脳への血流が不足する事で症状が出る。 一般に血圧に特に異常はない 頭痛、めまい、吐き気、 脱力感、血圧低め、早い脈 原図:映像研
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熱射病(脳の障害) 体温調節中枢機能が麻痺 体温が40℃を超える 発汗停止・皮膚の乾燥 意識障害(意識レベル↓、錯乱状態)
死亡率が高く大変危険 *直ちに救急車を呼ぶ! 熱中症の中で、最も危険なもの 持続的な体温の上昇(外気の温度・湿度上昇、作業負荷による体温上昇など)が原因で、脳温が上昇、脳内の体温調節中枢が麻痺し、体温を下げるような反応(主に発汗による熱放散)ができなくなってしまった状態。(この為に皮膚が乾燥する) 上記のような状態で放置すると、先ほど述べたような経過をたどり、最後には死亡することもある非常に重篤な疾患 発見時、意識消失もしくは錯乱状態のことが多いため、異常な体温上昇を感知したらすぐに体温を冷やすとともに、救急車を呼び(可能であれば)医師に連絡することが大切 もちろん可能であれば、水を飲ませることも重要だが、一人では飲水できないことの方が多いため補助が必要となる 冷却方法は、日陰に移動させ洋服の上から水をかけたり、脇の下や股間に氷入りの袋を置いたり、衣服を脱がせて浴槽につけるなどして、とにかく早く体温を下げてやることが肝要 ちなみに、日射病は直射日光の下で発生した熱射病のことをいう P361;問44
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最近の試験問題から 寒冷にさらされ体温が正常以下になると皮膚の血管が拡張して血液量を増やし、皮膚温を上昇させる×
高温にさらされ、体温が正常以上に上昇すると内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの放熱が促進される× 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保とうとする生体の仕組みを恒常性(ホメオスタシス)といい、主に神経系と内分泌系により調節されている○ 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ整体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている× 体温調節中枢は小脳にあり、産熱と放熱のバランスを維持し体温を一定に保つように機能している× 体温調整中枢は、間脳の視床下部にあり、産熱と放熱のバランスを維持し、体温を一定に保つように機能している○
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最近の試験問題から 発汗していない状態でも皮膚及び呼吸器から若干の水分の蒸発がみられるが、この不感蒸泄に伴う放熱は全放熱量の10%以下である。× 発汗のない状態でも皮膚及び呼吸器から1日850gの水の蒸発があり、これを不感蒸泄という○ 産熱は主に栄養素の酸化燃焼又は分解などの化学反応によって行われ、放熱はふく射熱(放射)、伝導、蒸発などの物理的過程でおこなわれる○ 発汗には、体熱を放散する役割を果たす温熱性発汗と精神的緊張や感動による精神性発汗とがあり、労働時には一般にこの両方が現れる○
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最近の試験問題より 発汗量が著しく多いときは、体内の水分が減少し血液中の塩分濃度が増加するため、痙攣をおこすことがある×
発汗量が著しく多いときは、体内の水分が減少し血液中の塩分濃度が増加するため、痙攣をおこすことがあるので十分な水分補給が必要である× 熱痙攣は、多量の発汗により体内の水分と塩分が失われたところへ水分だけが補給されたとき、体内の塩分濃度が低下することにより発生する。○ 計算上、100gの汗が体重70kgの人の体表面から蒸発すると、気化熱が奪われ、体温を1℃下げることができる。○
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・中耳:鼓室(空気を含む)、耳小骨 耳管により咽頭へ
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3.ストレス ストレス反応
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ストレッサーの強さ 配偶者の死 離婚 配偶者との別れ 拘禁 親密な家族メンバーの死 怪我や病気 結婚 失職 家族の健康上の変化 性的な障害
日常生活の中で起こるストレスを相対評価すると… (ホームズの社会再適応評価尺度より) 配偶者の死 離婚 配偶者との別れ 拘禁 親密な家族メンバーの死 怪我や病気 結婚 失職 家族の健康上の変化 性的な障害 職業上の再適応 経済上の変化 親密な友人の死 仕事・職業上の方針の変化 配偶者とのトラブル 借金が1万ドル以上に及ぶ 仕事上の責任の変化 息子や娘が家を離れる 法律上のトラブル 妻が働き始める 上役とのトラブル 住居の変化 38 37 36 35 31 29 26 23 20 100 73 65 63 53 50 47 44 39
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血圧,血糖値,体温,筋緊張,神経系活動の上昇
ストレスによる心身の状態のメカニズム 第1段階 第2段階 第3段階 ストレス要因への抵抗力大 症状の消失 但し・・・ 抵抗力 血圧,血糖値,体温,筋緊張,神経系活動の上昇 抵抗力上昇 強度のストレス要因 又は慢性化 症状の再発 抵 抗 期 疲 弊 期 警告反応期
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ストレスによる心身の状態の変化 元気 生産性 適度なストレスが生産性を上げる ストレスには良いストレス、悪いストレスがあり
多くても少もなくてもいけない 適度なストレス状況が最も生産性を高める 過労・ 疾病状態 元気 ダラダラ 生産性 適正ストレス状態 適度なストレスが生産性を上げる 30
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ストレスと休息のバランス 障害 成長 萎縮 ストレス(+)休養(-)→障害 ストレス(-)休養(+)→萎縮 ストレス(+)休養(+)→成長
困難な仕事が人の健康を阻害するのではない 適切な休養がないことが健康障害の原因となる ストレス(+)休養(-)→障害 ストレス(-)休養(+)→萎縮 ストレス(+)休養(+)→成長 ストレス 休養 障害 成長 萎縮
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最近の試験問題から 外部からの刺激すなわちストレッサーは、その強弱にかかわらず、自律神経系と内分泌系を解して、心身の活動を抑圧することになる× ストレスに伴う心身の反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与している○ 典型的なストレス反応として、副腎皮質ホルモンの分泌の著しい減少がある× 昇進や昇格、転勤、配置替えがストレスの原因となることがある○ 職場環境の騒音、気温、湿度、悪臭などがストレスの原因となることがある○ ストレスにより、高血圧症、狭心症、十二指腸潰瘍などの疾患を招くことがある○ ストレスによる精神神経科的疾患として抑うつ、神経症などがある○ ストレスにより、発汗、手足の震えなどの自律神経系の障害が生じることがある○ ストレスは外部からの刺激(ストレッサー)に対し、心身ともに順応しようとする反応である
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疲労 身体的疲労と精神的疲労 動的疲労と静的疲労 全身疲労と局所疲労 ⇒早期に発見自覚し対策を実施 疲労の評価方法
⇒早期に発見自覚し対策を実施 疲労の評価方法 ・質問紙(自覚症状しらべ) 「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」 ・他覚症状 ・自律神経機能(心拍変動・血圧) ・弁別閾検査 ・フリッカー検査 ・脳波 ・コルチゾール・カテコールアミン測定
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最近の試験問題より 疲労には、心身の過度の働きを制限し、活動を止めて休息をとらせようとする役割がある○
精神的疲労については、適度に身体を動かす方が、単に休息するより疲労の回復に役立つ場合が多い○ 疲労の他覚的症状を捉えるための方法としては、ブローカ法やハイムリッヒ法による検査がある× 疲労の自覚的症状を客観的にとらえるためには、調査表を用いる方法がある○ 疲労の評価に当たっては、いくつかの検査を組み合わせて総合的に判断することが望ましい○ 疲労によって生理機能が低下した状態では、作業能率が低下する○ 疲労を予防するには、作業の分析と作業方法の検討が重要であるが、個人の能力面への配慮と心理的側面への対策なども必要である○
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最近の試験問題から ・疲労の自覚症状や高く症状を捉えるために用いられる方法として、不適切なものは次のうちどれか。
厚生労働省の「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」などの調査表により自覚的症状を調べる方法 BMI測定により健康状態を調べる方法× 単位時間当たりの作業量などにより作業能率を調べる方法 二点弁別閾検査により感覚神経の機能を調べる方法 心拍変動(HRV)解析により自律神経の機能を調べる方法
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30回の胸部圧迫+2回の呼気吹き込み(CPR)
一時救急の流れ 体動なしor無反応 119番・AED取り寄せ 呼吸の確認 呼吸なしなら 30回の胸部圧迫+2回の呼気吹き込み(CPR) AED到着 2005年に改定されたガイドラインです。 このアルゴリズムに従って進めます。 ポイントは反応の見方,気道確保,呼吸の確認, そして心臓マッサージの仕方です。 また,救命処置に入る前にAEDを取り寄せ使用する点もポイントとなっております。 この表を見ながら手順・方法を確認していきましょう。 心電図解析 ショックは必要か? ショックは1回 すぐにCPR再開 YES NO すぐにCPR再開 各5サイクル後心電図再解析
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救急時の対応 化学物質により意識消失 →速やかに中毒患者を事故現場から運び出す しかし 救助者が倒れることがある。
必ず、防毒マスクできれば酸素マスクを着用して救助する。 酸素濃度の確認をする(18%以上) 照明など防爆機器の使用
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蘇生の可能性
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まず反応を確認する 反応 なし あり 応援を呼ぶ 救急車の手配 AEDの準備 肩を軽くたたく,大声で呼びかける 回復体位(横向き)
肩を軽くたたく,大声で呼びかける 反応 分かりますか? なし あり 応援を呼ぶ 救急車の手配 AEDの準備 回復体位(横向き) 反応の見方です。 まず,倒れている人に反応があるか,なんらかの返答や,目的のある しぐさ,があるかどうかを確認します。反応があれば,呼吸をしてい ますし,心臓も動いていると判断できます。 したがって,反応の有無を確認することにより,心肺蘇生が必要な 状況かどうかの最初の区別ができます。 反応の見方は,倒れている人の肩を軽くたたく,大声で呼びかける などの刺激を与えます。 もし,このとき,反応があるなら,本人にとって楽な体勢,または 回復体位(図)をとらせましょう。 イラスト出典:東京消防庁HP
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CPA開始 ない (呼吸の有無 ある 呼 吸 が Breathing(呼吸)の確認 『普段どおりの息か』
『普段どおりの息か』 『見て,聴いて,感じて』(10秒以内) 呼 吸 が ある ない (呼吸の有無 判断できない) Aの次はBです。Bは呼吸を表すブリージングの頭文字をとったBです。 Aにより確実に気道の確保を行ったら,呼吸の確認をしましょう。 呼吸は『普段どおりの息か』を確認します。 呼吸の確認は,姿勢を低くして傷病者の口元に顔を近づけ, 1.胸が呼吸につれて上下しているか 2.傷病者の呼吸音は聞こえるか 3.傷病者の息を頬で感じられるか などを『見て,聴いて,感じて』判断します。 『普段どおりの息』がない場合や約10秒間観察しても判断がつかない場合は心臓が止まっているとみなし, 人工呼吸と心臓マッサージへと移ります。 CPA開始 安 静
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Circulation(胸骨圧迫) 1. 両方の乳首の真中 2.掌を重ね,付け根で30回押す (1分間に100回のペース) 胸骨圧迫の
(1分間に100回のペース) 胸骨圧迫の 位置は胸の 真ん中 掌の付け根に力を入れる 2回人工呼吸をしたら,すぐに心臓マッサージを行います。 心臓マッサージの仕方ですが, 位置の目安は両方の乳首を結ぶ線の真中とします。 この部分に,片方の手のひらの付け根をあて, その上にもう片方の手を重ねて組み,両肘をしっかり伸ばした状態で, 真上からしっかりと押さえます。 この時に,腕の力だけで押すのではなく,体全体の体重を使って押さえ, 胸が4,5cm程度沈む強さで1分間に100回のテンポで圧迫するようにします。 イラスト出典:東京消防庁HP
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頭部後屈・あご先挙上法 Airway(気道) の確保 1. 仰向けに寝かせる 2. 片手で額を押さえ,もう一方の手の指先であご先を持ち上げる
Airway(気道) の確保 頭部後屈・あご先挙上法 1. 仰向けに寝かせる 2. 片手で額を押さえ,もう一方の手の指先であご先を持ち上げる 反応がない場合は,次のステップに移ります。 一次救命処置はできる限り複数の人数で行うことが望ましいです。 もし,倒れている人の反応がないと分かったら,その場で大声で叫び 人を集めるようにしましょう。 もし倒れている人がケガもしくは医療処置が必要な状態なら、 119番連絡のためにその場を離れても構いません。 しかしできるだけ早く現場に戻り、傷病者の状態が変化していないか, 反応が悪くなっていないか,など頻回に再確認を続ける必要があります。 誰かが来たら,その人に119番通報と,近くにあれば,後から説明します AEDという機械の手配を行います。 それと同時に一次救命処置を開始することになります。 周囲に人がいない場合は,まず,自分で119番通報をし,一次救命処置へ と移ることになります。 反応がない場合は,けがの有る無しに関わらず,頭部後屈・あご先挙上法という方法で気道を確保します。 これがポイントに挙げたABCのAになります。 頭部後屈・あご先挙上法では 1.仰向けに寝かせ,倒れた人の顔を横から見る位置に座ります。 2.次に,片手で傷病者の額を押さえながら,もう一方の手の指先を傷病者のあごの先にあてて持ち上げます。 これにより傷病者ののどの奥が広がり,空気の通り道である,気道の確保ができます。 イラスト出典:東京消防庁HP
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人工呼吸の方法 胸骨圧迫!! 1.口を大きくあけ,唇をしっかり覆う 2.1秒かけて息をふき込む 3.2回人工呼吸を行ったら
(人工呼吸に抵抗がある場合、省略する) 『普段どおりの息』が無い場合は心臓が止まっているとみなし,口と口との人工呼吸を行います。 感染を防ぐための用具がある場合はそれを使って下さい。 人工呼吸は先ほどのAで行った気道の確保をしたままの状態で 救助者が口を大きく開けて,傷病者の唇の周りを覆うようにかぶせ, 約1秒かけて,胸の上がりが確認できる程度に息を吹き込みます。 このとき,傷病者の鼻をつまんで,息が漏れ出さないようにしましょう。 これを2回行います。 1回目がうまくいかなかった場合はもう一度気道をしっかり確保した後に 2回目の呼吸を行います。 2回の呼吸が終わったらすぐに,心臓マッサージを行います。 もし,人工呼吸に抵抗があって,できないという場合は省略しても構いませんので, 次の心臓マッサージへと速やかに移ってください。 胸骨圧迫!! イラスト出典:東京消防庁HP
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フェイスシールド 写真出典:レールダル社HP http://www.laerdal.co.jp/
マウストゥマウスの人工呼吸の場合に感染症などの危険性もあります。 このような一方通行弁がついたフェイスシールドもあります。 写真出典:レールダル社HP
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30対2 で! 胸骨圧迫 と 人工呼吸 は 救急隊の到着まで頑張りましょう! これを1セットとして
以上説明しましたように,人工呼吸2回と心臓マッサージ30回1セットとして 救急隊が到着するまで繰り返していくことになります。 体が動いたり,明らかに呼吸が戻った場合を除いて, 救急車が到着するまで心肺蘇生術をやめないことが重要です。 救急隊の到着まで頑張りましょう!
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AED(自動体外式除細動器) 写真出典:日本光電HP http://www.nihonkohden.co.jp/aed/
ではここでAEDについて説明します。 ニュースなどで運動をしている最中に突然倒れ,そばにあったAEDという 機械で一命を取りとめた,などAEDが活躍する機会が増えてきています。 駅や,大きな建物にはいずれかの場所に設置しているのをよく 見かけるようになりました。 AEDとは自動体外式除細動器のことです。 急に呼吸が止まった人のうち,特に成人では心臓に問題があることが多く, その中には心室細動といって,除細動,いわゆる電気ショックが必要な方が います。 救命処置のところで言いましたように,心臓が止まってから心臓が再び動き 出すまでの時間によってその人が助かるかどうかが決まるわけですので, 1秒でも早く電気ショックを行う必要があるという理由で,様々な場所に AEDが設置されています。 どこにAEDが置いてあるか確認しておきましょう。 写真出典:日本光電HP
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AEDの使い方 ①AEDのふたを開ける ②電極パッドを胸に貼る ① ②
AEDの使用方法について簡単に説明します。 まず,AEDを患者の近くに置きます。次に電源を入れます。 機種にもよりますが,主に,ふたを開けるだけで電源が入るものと, 電源ボタンを押すタイプのものとがあります。 電源が入れば,後はAEDが話し掛けてきますので,指示通りに進め て行きます。 次に,電極パッドを貼ります。 まず,患者の服を脱がせ胸を露出させます。 電極パッドは体にしっかり密着するように貼ります。 貼る部分は,右胸上部と左胸の下部です。 パッドにイラストがありますので,その部分に貼りましょう。 体毛が濃い場合は,体毛の薄い部分に貼るか,毛を剃ること が望ましいと言われています。 ②電極パッドを胸に貼る 写真出典:八尾市消防本部
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③心電図の解析 ④除細動 ⑤除細動の後はすぐ心臓マッサージを行います。 (およそ2分後にAEDが再度解析を始めます) ③ ④
パッドを貼ると自動的に心電図の解析が始まります。 『患者から離れて下さい』とメッセージが流れたら 患者に触れないようにして下さい。 解析では除細動(電気ショック)が必要かどうかが 判断されます。 除細動が必要であれば,AEDは自動的に充電が始まり, 『除細動ボタンを押して下さい』とのメッセージが流れます ので,ボタンを押して下さい。 この時,感電を防ぐため,周囲に人がいないことを必ず確認 して下さい。 除細動が完了したら,すぐに心臓マッサージと人口呼吸へと 戻ります。 心臓マッサージと人工呼吸を30対2を1セットとし、繰り返し行います。 およそ2分後に再度AEDが心電図の解析を始めます。 アナウンスに従い、患者から離れてください。 ⑤除細動の後はすぐ心臓マッサージを行います。 (およそ2分後にAEDが再度解析を始めます) 写真出典:八尾市消防本部
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最近の試験問題から 呼吸を確認して普段どおりの息(正常な呼吸)がない場合や約10秒間観察しても判断できない場合は、心肺停止とみなし、心肺蘇生を開始する○ 胸骨圧迫は、胸が4~5cm程度沈む強さで胸骨の下半分を圧迫し、1分間に60回のテンポで行う× 胸骨圧迫は、胸が4~5cm程度沈む強さで胸骨下半分を圧迫し、1分間に100回のテンポで行う○ 心肺蘇生は人工呼吸2回に胸骨圧迫30回を交互に繰り返して行う。○ 人工呼吸と胸骨圧迫を行う場合は、人工呼吸1回に胸骨圧迫10回を繰り返す×
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最近の試験問題から 傷病者の反応の有無を確認し、反応がない場合には大声で叫んで周囲の注意を喚起し、協力を求めるようにする○
協力者がいるときは、119番通報と近くにあるAEDの手配を依頼し、協力者がいないときは自ら行った後、救命処置を開始する○ 傷病者に反応があって普段通りの息をしており、心肺蘇生を行わないで経過を観察する場合には回復体位をとらせる○ AED(自動体外式除細動器)を用いて救命処置を行う場合には、人工呼吸や胸骨圧迫は一切行う必要はない× AEDの使用を開始した後は、人工呼吸や胸骨圧迫はいっさい行う必要がなく、専らAEDによって救命措置を行う× AED(自動体外式除細動器)を用いた場合には、電気ショックを行った後や電気ショックは不要と判断されたときに、音声メッセージに従って胸骨圧迫を開始し心肺蘇生を続ける○
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最近の試験問題から でる可能性が低い?設問
傷病者に反応がない場合は、気道を確保した後、約1分間呼吸の様子を確認し、普段どおりの息(正常な呼吸)がないと判断した場合に、心肺蘇生を行う× 救命処置を開始するにあたり、頭部後屈あご先挙上法によって気道の確保を行う○ 気道を確保するには、仰向けに寝かせた傷病者の顔を横から見る位置に座り、片手で傷病者の額をおさえながら、もう一方の手の指先を傷病者のあごの先端にあてて持ち上げる○ 気道を確保するためには、仰向けにした傷病者のそばにしゃがみ、後頭部を軽く上げ、顎を下方に押さえる× 気道が確保されていない状態で人工呼吸を行うと、吹き込んだ息が胃に流入し、胃が膨張して内容物が口の方に逆流し気道閉塞を招くことがある○
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出血の手当て 直接圧迫法=圧迫止血 止血帯法 出血部を直接圧迫。 自らの感染予防に注意。 直接圧迫法を実施できない場合。
3cm以上の幅のある帯 30分ごとに2分間ほどゆるめる
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最近の試験問題から 体内の全血液量の3分の1程度が急激に失われると出血によるショックを経て生命に危険が及ぶ○
直接圧迫法は、出血部を直接圧迫する方法であって、最も簡単で効果的な方法である。○ 間接圧迫法は、出血部より心臓に近い部位の動脈を圧迫する方法である。○ 静脈からの出血は直接圧迫法または間接圧迫法により止血することができるが、動脈からの出血は止血帯法により止血しなければならない× 止血処置を行うときは、感染防止のためゴム手袋を着用したりプラスチック袋を活用したりして、受傷者の血液に直接触れないようにする○ 止血帯法で使用する止血帯は、ゴム紐などのできるだけ幅の細いものを使用する×
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熱傷 Ⅰ度熱傷:皮膚が赤くなりヒリヒリ痛い Ⅱ度熱傷:水泡ができて赤くはれ、強い痛みがある Ⅲ度熱傷:皮膚が白くなり、焦げて痛みを感じない
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熱傷の手当て 熱傷:成人で体の20~30%の皮膚がⅡ度以上の熱傷を受けた場合、重傷熱傷。 応急手当 水道水で冷却 着衣を無理に脱がさない
水疱をできるだけ破らない
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最近の試験問題から 熱傷はⅠ度~Ⅲ度の分類され、水疱ができる程度の熱傷は、Ⅱ度に分類される○ 水疱ができる程度の火傷は、Ⅱ度に分類される○
生じた水疱は、破って十分消毒した後、ガーゼをあてる× 火傷部には、できるだけ早く軟膏や油類を塗り、空気を遮断する× 熱傷面は、すぐに水をかけて十分に冷やすことが応急手当のポイントであるが、熱傷範囲が広い場合、全体を冷却し続けることは低体温となるおそれがあるので注意が必要である○ 衣服を脱がす時は、熱傷面に付着している衣類は残して、その周囲の部分だけを切り取る○ 着衣の上から熱傷した場合は、無理に衣服を脱がさず、そのまま水をかけて冷やす○
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最近の試験問題から 火傷が体表面の5%に達すると非常に危険な状態であるといわれている×
火傷の分類では、Ⅰ度が最も重症で、皮膚は白っぽくなったり、ただれてくる× 化学薬品がかかった場合には、直ちに中和剤により中和した後、水で洗浄する× 熱傷部位が広くショックに陥ったときには、寝かせて、身体を冷やし、頭部を高くする体位をとらせる× 45℃程度の熱源への長時間接触による低温熱傷は、一見、軽傷に見えても熱傷深度は深く難治性の場合が多い○
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眼内異物 眼に入った場合 直ちに多量の水道水で約2~3分間よく洗ってください。 特に痛む場合や充血のひどい場合は医師の治療を受けてください。
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骨折の手当て 単純骨折(不完全骨折・完全骨折) 複雑骨折=開放骨折 応急手当 骨折部が動かないように副子で固定。
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最近の試験問題から 開放骨折のことを複雑骨折という○ 複雑骨折とは開放骨折のことをいい、皮下および皮下組織の損傷を伴い、感染が起こりやすい○
単純骨折とは骨にひびが入った状態のことをいう× 骨にひびが入った状態のことを単純骨折という× 単純骨折とは、皮膚に損傷がなく、骨にひびが入った状態のことをいう× 不完全骨折とは、皮膚の下で骨が折れているが、皮膚にまで損傷が及んでいない状態のことをいう× 小骨片に破砕された骨折のことを複雑骨折という×
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最近の試験問題から 骨折が疑われる部位は、よく動かしてその程度を知る必要がある×
骨折部には、異常な動きがみられたり、摩擦音が聞こえることがある○ 創傷や出血があるときは、まず、その手当をしてから副子で固定する○ 副子は、骨折した部位の骨の両端にある二つの関節を含めることのできる十分な長さのものとする○ 副子を手や足にあてるときは、その先端が手先や足先からでないようにする× 脊髄損傷が疑われる場合は、傷病者を硬い板の上に乗せて搬送してはならない×
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熱中症の手当て 熱虚脱 熱痙攣 熱疲労 熱射病 涼しい場所で水分を与えて休養 塩分を含んだ水分を与えて涼しい場所で休養
涼しい場所で仰向けに寝かせる。 熱射病 風通しのよい場所に運び全身を冷やす。救急要請。
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