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第34回応用言語学講座公開講演会 講師:金水 敏先生(大阪大学大学院教授) 直示とは何か:日本語を例に、その体系と歴史について

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1 第34回応用言語学講座公開講演会 講師:金水 敏先生(大阪大学大学院教授) 直示とは何か:日本語を例に、その体系と歴史について
言語学・応用言語学研究者養成のための講演会・チュートリアル実施プロジェクト 第34回応用言語学講座公開講演会 後援:国際言語文化研究科教育研究プロジェクト経費 (「言語学・応用言語学研究者養成のための講演会・チュートリアル実施プロジェクト」) 直示とは何か:日本語を例に、その体系と歴史について 講師:金水 敏先生(大阪大学大学院教授) ◆講演内容◆ 日本語(現代共通語)では、直示表現として、人称代名詞(わたし、あなた、お前等)、指示詞(これ、それ、あれ、この、その、あの等)、相対的な時間を表す名詞句(今日、明日、来年等)、ある種の移動動詞(行く、来る等)、授受動詞(やる、くれる、もらう等)が取り上げられることが多い。また、敬語も「社会直示」(social deixis) と呼ばれることがある。本講演では、文脈依存的な「照応」表現と直示表現を併せて仮に「状況依存表現」とし、「概念的表現」と対立的に捉えることとする。概念的表現とは、(話し手・聞き手の)辞書的知識があれば指示対象が決まる(はずの)表現であり、状況依存表現とは、その表現が出現した前後の文脈や、発話の状況を参照しなければ指示対象が決まらない表現である。「この本」のように状況依存表現と概念的表現が組み合わされることはもちろんあるが、この場合は全体として状況依存表現となる。本講演では、「コ・ソ・アの決まり方」「『行く』『来る』の使い分け」「『いらっしゃる』等敬語動詞の意味」について、日本語の現代共通語の体系と歴史的変化の両面から述べていく。   ✓日時:2015年11月18日(水) 午後5時~6時半   ✓場所:名古屋大学・東山キャンパス文系総合館7階カンファレンスホール     (   ✓交通案内:地下鉄名城線「名古屋大学駅」①番出口徒歩5分 入場無料・事前申し込み不要 問い合わせ:志波彩子


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