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(★は、画面内でクリックするタイミングです)
契約とは、法律上の約束事です。契約はお互いの合意で成立し、契約が成立するとお互いに権利と義務が生じます。 契約が守られない場合、裁判に訴え、契約内容の実現を強制することができます。 また、契約の方式は原則自由なため、口頭でも契約は成立します。 つまり、商品・サービスを買うことも借りることも契約で、★私たちは日常契約しながら生活しているのです。
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経済と技術が高度に発達した現在では、店舗販売だけではなく、ネットショッピングなどの無店舗販売も増えています。
購入方法の選択肢が広がる一方で、販売方法も支払方法も複雑になっています。 それぞれの特徴をよく知り、適切な購入方法を選択して契約することが大切です。
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カードには、診察券、ポイントカード、キャッシュカード、図書カード、電子マネーなどいろいろなものがあります。
このうちお金の代わりをするカードを見てみましょう。カードには代金を支払う、現金を引き出すという2つの役割があります。 代金を支払うカードには、プリペイドカードのようにあらかじめ購入したカードで支払いに充てる前払い、 デビットカードのように買い物と同時に銀行の口座から引き落とされる即時払い、クレジットカードのように買い物の後で銀行の口座から引き落とされる後払いがあります。
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平成24(2012)年のクレジットカードの発行枚数は、★約2.6億枚です。
これは成人一人当たり約2.4枚のクレジットカードを所有している計算になります。 平成24(2012)年のクレジットカードショッピングの市場は約41兆円となっており、15年前の平成9(1997)年に比べ約2.2倍と急速に伸びています。
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国際化、高度情報化の進展により、クレジットカードのメリットを生かしたさまざまなサービスが提供されるようになりました。
そのため、私たちの生活のいろいろな場面でクレジットカードを利用する機会が増えているのです。
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クレジットカードを作るためには、消費者はクレジット会社との「会員契約」が必要です。 しかし、★会員契約を申し込んだからといって、誰でも契約できるわけではありません。 ★クレジットとは「信用」という意味です。 ★クレジット会社は審査により「必ず支払いができる」と認めた人とだけ会員契約をし、★クレジットカードを発行します。
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クレジットカードが発行された後、買い物をする際のクレジットカードの契約とお金の流れを見てみましょう。 クレジットカードの仕組みは、消費者、販売店及びクレジット会社による三者間契約です。
消費者とクレジット会社が結ぶ「会員契約」は、「立替払契約」を結ぶことでもあります。 買い物をする際、消費者と販売店は、「売買契約」を、買い物時にクレジットカードを利用できる販売店は、クレジット会社とあらかじめ、「加盟店契約」を結んでいます。 この三者間契約によって、★消費者は、クレジットカードを提示することで購入代金を現金で支払うことなく商品やサービスを提供してもらえます。 それは、★販売店はクレジット会社から代金を一括で立て替えてもらえるからです。 消費者は、★クレジット会社に代金を一括または分割で後から支払います。 この仕組みは三者それぞれにメリットがあるから成り立つのですが、消費者は、 ★クレジット会社に借金をして商品やサービスを買っていることになるのです。
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第1問 収入があれば誰でもクレジットカードを持つことができる。
答え× クレジット会社から入会を認められないと、クレジットカードを持つことはできません。 クレジット会社は信用できるかどうかを収入だけで判断するわけではなく、 申込書の情報や信用の4つのCを基に「信用できる人かどうか」を審査します。 クレジット会社はその審査を通った人だけとクレジット契約を結びます。
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第2問 私のクレジットカードは私のものである。
答え× クレジットカードはクレジット会社からの借りものです。クレジットカードが届いたらすぐにサイン(署名)して、カードの管理をしっかりと行いましょう。 また、買い物代金の支払いが完了するまでは、商品の所有権はクレジット会社のものです。
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第3問 暗証番号は4ケタの数字であれば何でも構わない。
答え × 暗証番号は、誕生日や住所、電話番号など他人に推測されやすいものにしてはいけません。 登録された暗証番号が使用されたことによる不正利用は、原則本人が支払わなければなりません。 カード自体の管理とともに、暗証番号の管理もしっかりと行いましょう。
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クレジットカードの申込書には、氏名や電話番号などの個人情報のほか、収入や借入など、記入する項目がいろいろあります。
これらはクレジット会社の審査に必要なものです。ウソの情報を記入してはいけません。申込書には正しい内容を記入しましょう。
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クレジットカードの支払方法は主に3通りあります。 「一括払い」に「分割払い」そして「リボルビング払い(リボ払い)」。
一括払いは1回で支払う方法、一括払いには手数料がかかりません。 手数料とは利息のことで、お金のレンタル料と思えばよいでしょう。
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分割払いは、買い物をするたび支払回数を決めて支払う方法。
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リボ払いは「毎月○○円で」のように毎月一定額を支払う方法です。
分割払いとリボ払いには手数料がかかります。
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(原稿はNO13~15と同じ内容) クレジットカードの支払方法は主に3通りあります。「一括払い」に「分割払い」そして「リボルビング払い(リボ払い)」。 一括払いは1回で支払う方法、一括払いには手数料がかかりません。手数料とは利息のことで、お金のレンタル料と思えばよいでしょう。 分割払いとは買い物をするたび、「○回払いで」と、支払回数を決めて支払う方法、 リボ払いは「毎月○○円で」のように毎月一定額を支払う方法です。分割払いとリボ払いには手数料がかかります。
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今月スノーボードを買い、来月洋服を買った場合の支払方法を比べてみましょう。
違いのポイントは①支払終了時期、②支払総額の2点です。 11月に6万円のスノーボードを6回払いで購入すると、翌月の12月から1万円+手数料を6回支払います。 さらに3万円の洋服を12月に3回払いで購入すると、1月から1万円+手数料をスノーボードの支払額に上乗せして3回支払います。 すると、分割払いの全ての支払終了時期は6か月後になります。 リボルビング払いの図は、「手数料も含めて毎月1万円支払う」と設定されているケースです。 11月に6万円のスノーボードをリボ払いで購入し、12月に3万円の洋服を同様にリボ払いで購入するとしましょう。 リボ払いでの支払額は、翌月洋服を買っても変わらず1万円です。 分割払いでは洋服を買った分、毎月の支払額が増えましたよね。ここが違います。 リボ払いでは何が増えるかというと 、支払回数が増えていきます。 このリボ払いのケースでは、全ての支払終了時期は10か月後になります。
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第1問 検索サイトで上位にランキングされる事業者のサイトは、人気があるので信用できる。
答え × インターネットの検索サイトで上位にランキングされることとサイトの信用性は関係ありません。 中には悪質なサイトや、日本語で書かれていても実は海外のサイトの場合もあり、信頼できる事業者の見極めは困難です。
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法律では、事業者に住所、代表者の氏名、電話番号、返品の可否などの情報をサイト上に掲載するように義務付けています。
★「特定商取引法に基づく表記」という文字を見つけたら、クリックしてみましょう。
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電話番号が書かれていなかったり、携帯電話番号しか書かれていない事業者は危険です。
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第2問 ネットショッピングで購入した商品には、法律上のクーリング・オフ制度はない。
答え ○ クーリング・オフ制度とは、一定期間内であれば、無条件で契約を解除できる制度です。 ★店舗販売や★通信販売にはクーリング・オフ制度は★ありません。
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返品・交換できるかはサイトによって異なり、その条件に従わなくてはなりません。
ただし、返品条件が法律に基づいて適切に記載されていない場合は、原則商品到着後8日以内であれば消費者の送料負担で返品できることになっています。
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第3問 クレジットカード番号を入力する際は、そのサイトが安全対策をとっているか確認する。
答え ○ クレジットカード番号を入力する際は、そのサイトがSSL(情報の暗号化)や3Dセキュア(本人認証システム)などの安全対策をとっているか確認しましょう。
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また、申込画面や契約確認の受注メールなどは必ず保管し、クレジット会社からの支払明細書と相違ないか確認することが大切です。
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インターネットでの買い物は大変便利な反面、実態不明なサイトも多く「商品未着」、「連絡不能」というトラブルが多く発生しています。
まずは信頼できる事業者かどうか確認しましょう。また、「商品がイメージと違う」ことによる返品の相談も多いのですが、 契約はいったん成立するとお互いに権利と義務が生じます。 どちらか一方の都合で解約することはできません。申込時には、商品の表示や購入条件を確認しましょう。 クレジットカード番号を入力する際は、サイトの安全対策を確認し、契約内容を保管することも大切です。
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上の表から事例を選んで、トラブルに巻き込まれた場合どうしたらよいか考えてみよう。
第1問 事例1 貸したクレジットカードをなくされた!その後覚えのない請求が。私が支払うの?
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答え:支払わなければならない クレジットカードを他人に貸すことは規約違反なので、自分で支払わなくてはいけません。 他人にカードを貸してしまうと、トラブルに巻き込まれるもとになります。 たとえ先輩、恋人、家族に頼まれてもきっぱりと断りましょう。
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事例2 クレジットカードをなくした! その後覚えのない請求が。私が支払うの?
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答え:支払わなければならない 身に覚えのない請求が来ても、原則カード盗難保険で補償されます。 しかし、この場合は、警察に連絡をしていなかったため、自分で支払わなくてはいけません。 クレジットカードを紛失したとき、またはクレジットカードの盗難に遭ったときは、最寄の警察署とクレジット会社にすぐに連絡しましょう。
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事例3 リボ払いで注文したスノボが届かない! 商品が届くまで支払いをストップできる?
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答え:ストップできる クレジットカードで買い物をしたとき、販売店から購入した商品が届かない場合、 「商品が届かなければ私は代金を支払わない」とクレジット会社に主張することができます。 それは「支払い停止の抗弁」といって、販売会社との契約で生じたトラブルに対し、 消費者の権利を法律で保障しているからです。 このような場合は、クレジット会社に連絡をして所定の手続きをしましょう。 ただし、支払方法が翌月1回払いなどの場合は、支払いをストップすることができません。
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★リボ払いは、いくら買い物をしても★毎月の支払額が一定なので、家計管理をしやすいことがメリットと言えます。
★ただし、「毎月2万円の支払いだから」といって買い物をし続けると、★何にいくら使い、返済がいつ終わるのか、分からなくなってしまいます。
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利息は元金を基に計算します。 元金とは借りたお金で、金利とは元金に対する一定期間の利息の割合です。 利息は 元金 × 金利 × 期間 で計算できます。
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利息を計算してみよう 50万円を年利(実質年率)15%で、以下の①②③の条件で返済するとき、利息はいくら? ★①75,000円 ★② 6,250円 ★③ 205円
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★金利や毎月の支払額によって支払総額は変わります。
金利は何%で、支払総額がいくらになるのか確認することが大切です。 元金50万円のリボ払いの利息を比較してみよう(元利均等返済の場合)。
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金融機関(消費者金融会社やクレジット会社、銀行など)からお金を借りることをローンといいます。
★①借金の申し込み ★②登録、照会 ★③審査、貸付 ★④借金返済 ローンには住宅ローンや教育ローンのほか、カードローンやフリーローンなどさまざまな種類があります。
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また、クレジットカードには買い物だけではなく、お金を借りる機能も付いています。これをキャッシングといいます。
ATMから簡単にお金が借りられる反面、借り過ぎに注意が必要です。
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★借金返済が困難になり、借金返済のためにA社からB社、C社へとお金を借り換えて
★借金を繰り返す人がいます。 すると、借りたお金(元金)だけでなく利息の分まで、借金が雪だるま式に増えていき、 ★ますます返済困難な状況に陥ります。 ★このような状態を多重債務といいます。
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債務整理とは、借金を整理することで、多重債務者に再出発の機会を与える制度です。
「クレジットカードは借金」であることを認識し、適切に利用することが大切ですが、 万一返済できない状況になったら、深みにはまる前に消費生活センターに相談しましょう。
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信用情報機関とは、名前、生年月日、住所などの個人情報、クレジットの申し込み内容、契約や支払いの状況(残債、延滞等の有無)といった信用情報を収集して一括管理している機関です。 金融機関は、消費者の借り過ぎを防ぐため、信用情報を信用情報機関に登録しておきます。新たなクレジットやローンの申し込みがあると、申込者が他の金融機関でどのくらいローンを利用しているのか、支払いの状況はどうなのかを信用情報機関に照会し、審査の際の判断材料とするのです。 延滞が続くと、新たにカードを作るときや、住宅ローンなどで銀行からお金を借りるときに、審査に通らない場合があります。 気を付けましょう。
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クレジットカードでの買い物は、財布から現金が減らないためお金を使っている感覚が鈍くなります。
クレジットカードで利用した分を考えずに、翌月以降も同じように使い続けると、返済に困るようになります。 クレジットカードやローンを利用する前に、本当に必要かどうかよく考えましょう。 買いたいものがあるときは、まず貯蓄をするなどして借りる金額は最小限にしましょう。 クレジットカードやローンを利用しても、収入の範囲で生活することが大切です。支払う分は先に分けて管理しましょう。
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