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赤十字とボランティア ①ただ今より、 赤十字とボランティアについての話をします。
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赤十字をつくった人 『アンリー・デュナン』
赤十字をつくった人 『アンリー・デュナン』 スイスのジュネーブに生まれる イタリアのソルフェリーノ ① ②赤十字は、スイスのアンリー・デュナンという人がつくったものです。 150年も昔のことです。 ③ ・その頃の戦争では、ケガをした人は そのまま死んでしまうのが普通で、 たとえ 助けたとしても 味方の人だけでした。 ④ ・ある時、デュナンがイタリアのソルフェリーノを通りかかったところ 大きな戦争に出会いました。30万人の軍人が戦って、 4万人の死者と負傷者がでました。 ⑤ ・『みな同じ人間同士ではないか。 傷つき倒れて戦えない兵士に、敵も味方もない。 同じ人間として助けよう。』と、 町の人たちと一緒に、けが人を助けたのです。 ⑥ 町の人と一緒にけが人を助ける
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『ソルフェリーノの思い出』 ○ 戦争でケガや病気になった人を ○ そのために約束を決めよう 助ける団体をつくろう
○ 戦争でケガや病気になった人を 助ける団体をつくろう ①戦争が終わった後、デュナンは一冊の本を書きました。 それが 『ソルフェリーノの思い出』 です。 ② ③そこには、二つのことが書かれていました。 ④ 一つは、戦争でけがや病気になった人を助けるために、 ⑤ それぞれの国で団体をつくろう ということと、 ⑥ もう一つは、その団体が安全に活動できるように、 約束を決めよう ということでした。 ・敵を助けるなんて、考えてもいなかったので、みんな驚きました。 ・でも、デュナンに賛成してくれる国王や有名な人が、 励ましの手紙を送ってくれたのです。 ⑦ ○ そのために約束を決めよう
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12の国がジュネーブ条約(1863年) 現在195の国 ヨーロッパの 16の国 がジュネーブに ①やっとの思いで、
最初の国際会議をジュネーブで開くことができました。 ②集まった代表は、何日も何日も話し合って、10の約束を決めました。 ・大きな国が署名をして、約束してくれないと何にもなりません。 ③次の年に もう一度代表が集まって、大きな国も含めた 12の国が条約を結びました。 ④これを『ジュネーブ条約』 または 『赤十字条約』 といいます。 ⑤今では、国連に入っている全ての国 195の国が条約を結んでいます。 ⑥
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赤十字マーク スイスの国旗 赤十字 赤新月 レッドクリスタル ① ・このとき、デュナンをはじめ賛同してくれた5人が、 ②
③みんなスイス人だったので、 ④ スイスの国旗の色を 反対にした ⑤ 『白地に赤い十字』をマークにしました。 ⑥しかし、イスラム教の人たちは 十字はキリスト教を思いだすからと、 ⑦赤十字のマークのかわりに 『赤新月(せきしんげつ)』を使っています。 ⑧イスラエルは、 ⑨レッドクリスタルを使っています。 ⑩形は違いますが、意味や役割はまったく 同じです。 ⑪ レッドクリスタル
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第一回 ノーベル平和賞 ・こうして活躍したデュナンですが、 『赤十字』のことばかりやってきたので、 お金がなくなってしまいました。 ①
・こうして活躍したデュナンですが、 『赤十字』のことばかりやってきたので、 お金がなくなってしまいました。 ① ・何年もたって、みんながデュナンのことを忘れかけていたとき、 ある新聞記者がスイスの病院にいたデュナンにであい、 「この人が、アンリー・デュナンだ」と知らせました。 ・世界中の人たちは、デュナンがまずしいくらしをしていることに、 とてもおどろきました。 ②そして、1901年に第1回のノーベル平和賞がデュナンに贈られました。 ・でもデュナンは、その賞金のほとんどを赤十字に寄附し、 82歳で 静かに 生涯をとじました。 ③ 第一回 ノーベル平和賞
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日本赤十字社のはじまり 博愛社 佐野常民(さの つねたみ) 西南の役(九州) ①次に、日本赤十字社についてお話します。
佐野常民(さの つねたみ) 西南の役(九州) 博愛社 ①次に、日本赤十字社についてお話します。 ②この写真の人は、佐野常民(さの つねたみ)と言います。 ③江戸時代の終わりの頃、佐賀藩(さがはん)の侍だった佐野常民は、 ヨーロッパの万国博覧会に行って、赤十字のことを知りました。 ・明治時代になって、二回目にヨーロッパに行ったとき、 『赤十字』がとても発展していることに びっくりしました。 ④その頃、日本でも九州で 『西南の役(せいなんのえき)』という戦争が起こりました。 ⑤佐野常民は、九州に行って、 『赤十字と同じような団体をつくらせてください。』と頼みました。 ⑥認められて、『博愛社(はくあいしゃ)』という名前をつけました。 ⑦
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1877年5月1日 博愛社設立 1886年 ジュネーブ条約へ加入 1887年 日本赤十字社に改名 ・ 海 軍 ・ 灯 台 (灯台の父)
1877年5月1日 博愛社設立 1886年 ジュネーブ条約へ加入 1887年 日本赤十字社に改名 ・ 海 軍 ・ 灯 台 (灯台の父) ・ 博 物 館 (博物館の母) ・ 美 術 館 ①その博愛社も、 ②ジュネーブ条約に加入し、 ③ 1887年には、日本赤十字社と名前をかえ、 国際赤十字の一員となったのです。 ④佐野常民は、切手にも登場しています。 ⑤赤十字だけでなく、 ⑥ 灯台や博物館・美術館をつくったりして活躍したのです。 ⑦
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磐梯山の大噴火 平時災害救護発祥の地 世界の赤十字社が注目 ①日本赤十字社に名前をかえた次の年。
② 会津の磐梯山(ばんだいさん)が大噴火を起こしました。 ・村を埋めつくし、川をせきとめて、たくさんの湖をつくりました。 多くの人が死んだり、けがをしました。 ・天皇家からの指示で、日本赤十字社は、 さっそく人々を助けに会津までやってきました。 ・もともと赤十字は、戦争をしているところで、 人を助ける仕事をしていましたが、 ③この噴火がきっかけとなって、 ④災害のときでも活動するようになりました。 ⑤世界中から、日本の真似をしようと、注目されたのです。 ⑥五色沼(ごしきぬま)のそばに、 赤十字の災害救護(さいがいきゅうご)が始められた記念碑がたっています。 ⑦ 世界の赤十字社が注目
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日本赤十字社の活動 国際活動 災害救護 医療事業 看護師等養成 血液事業 講習普及事業 青少年赤十字 社会福祉事業
①では、日本赤十字社はどんな活動をしているのでしょうか。 ・ご覧のように八つの事業を行っています。 ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ・青少年赤十字もその一つとして位置づけられていますね。 ⑩
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赤十字を進める力 赤十字社員 赤十字奉仕団 ボランティア JRCメンバー 本部・支部(事務局) ①こうした赤十字の活動を進めているのは、
赤十字奉仕団 ボランティア JRCメンバー ①こうした赤十字の活動を進めているのは、 ②赤十字の目的や活動に 賛成をしてくれて お金を出してくれる人 つまり『赤十字社員』。 ③そして 赤十字奉仕団や 私たちJRCメンバーといった 『ボランティア』。 ④そして 本社・支部や病院・血液センターで働く『職員』 です。 ⑤ 本部・支部(事務局)
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①表にもあるように、静岡県にもたくさんの奉仕団がありますね。
多くの方々に支えられて 赤十字の活動が成り立っているのが分かりましたか。 ②
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青少年赤十字(JRC)のはじまり カナダ アメリカ オーストラリア ヨーロッパ ①いよいよJRCについて 見てみましょう。
①いよいよJRCについて 見てみましょう。 ・JRCは 学校の子供たちと先生がつくったものです。 ②百年近く前、第一次世界大戦がヨーロッパを中心にして起こりました。 ③その時、アメリカ・カナダ・オーストラリアの子供たちが、 戦争で困っている人のために文房具や絵を送ろう と 考えたのです。 ・国語の時間に、なぐさめの作文を書きました。 図工の時間に、クリスマス・カードを作りました。 技術家庭の時間に、靴下を編んだり、本立てを作ったりしました。 ・学校の先生は、困っている人のために働いてくれている 『赤十字』 に 頼むのが一番良い と 考えました。 ・先生と子供たちは、何度も何度も『赤十字』に頼みました。 ・赤十字は、学校の願いを受入れました。 ④
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アメリカ・カナダ・オーストラリアの子供たちのことが話題になりました。
①戦争が終わり、 アメリカ・カナダ・オーストラリアの子供たちのことが話題になりました。 ・戦争のない平和な世界をつくるためには、 小さい頃から 赤十字のことを理解してもらい、 『人道と博愛』 の精神をもった子供たちを 育てていくことこそ大切だとわかったのです。 ・学校が 『赤十字社』 に申し入れて、つくってもらったのがJRCです。 ・今 青少年赤十字活動は、 世界中の赤十字社が力をいれている事業の一つとなりました。 ②
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赤十字とボランティア E N D ①以上で 『赤十字と青少年赤十字』 のプレゼンテーションを 終了いたします。
①以上で 『赤十字と青少年赤十字』 のプレゼンテーションを 終了いたします。 ②ご静聴(せいちょう)ありがとうございました。
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