オオカミ復活計画 10班　森部　安川　吉村.

Presentation on theme: "オオカミ復活計画 10班　森部　安川　吉村."— Presentation transcript:

1 オオカミ復活計画 10班　森部　安川　吉村

2 日本のオオカミの絶滅 日本に生息していたオオカミは２種 エゾオオ カミ・ニホンオオカミ 明治時代以降、オオカミの数は激減
日本に生息していたオオカミは２種　エゾオオ カミ・ニホンオオカミ 明治時代以降、オオカミの数は激減 最後の確認は１９０５年

3 絶滅の原因 乱獲による餌の激減 オオカミ自身も銃や毒餌で殺された 海外からの伝染病

4 オオカミ絶滅による被害 森林生態系の崩壊！！ 大型草食獣の食害の深刻化

5 森林生態系 →陸上の生態系の中で最も動植物の数が多く 複雑で、 柔軟な安定性がある 変化なし→ 変化なし→

6 …しかしオオカミの代わりはいなかった

7 こうして一度崩壊した森林生態系を人の手で復元するのは極めて困難である。 それは森林生態系の安定性をうむ、まさにその複雑さのためである。
シカの食害による裸地化（福井県） シカの食害を受け成木が見込めないヒノキの新植地（静岡県）

8 じゃあ、オオカミを復活させてみたら？

9 アメリカにおける復活の実例 生態系回復！！ イエローストーン国立公園では20年前、 カナダからオオカミを導入 ↓ 定着し、順調に繁殖
イエローストーン国立公園では20年前、　　 カナダからオオカミを導入 　　　　　　　　↓ 　　　　定着し、順調に繁殖 オオカミの捕食により大型草食獣（エルクな ど）の数が減る 　　　　　　食害の減少 生態系回復！！

10 シカの間引きくらい人間ができるのでは？ しかし なぜ、オオカミなのか？ かえってシカが減りすぎないか？ 人間が襲われるリスクをおかしてまで？

11 オオカミの生態① 二歳半～三歳で成熟すると 親のテリトリーから出ていく 頭数の自己コントロール
　①テリトリー内の頭数を一定以下に制限 （二頭～十数頭）　 オス メス 三年後 一年後 二年後 テリトリー

12 オオカミの生態② テリトリーの大きさ オオカミの頭数が増えるに従って大きくなる
シカなどの獲物が多くなるほど、遠くまで狩りに行く 必要がないので狭くなる それ以上狭くならない最少面積がある オオカミのテリトリー同士の間には緩衝地帯がある

13 オオカミの生態③ 殺しのルール 親のテリトリーから出た若オオカミ（一匹 オオカミ）がよそのテリトリーに迷い込ん だ時、オス同士またはメス同士が出くわす ことがある。その場合、二頭はどちらかが 死ぬまで戦い続ける…

14 オオカミの生態　まとめ ある面積の土地内に存在しうるテリトリーの 数には限りがある さらには間引きのシステムまである ↓ その土地に住めるオオカミの総数にも上限が ある 獲物を食い尽くすことはない！

15 オオカミによる森林生態系回復のメカニズム
オオカミのテリトリー同士の間には緩衝地帯があ り、その安全地帯で大型草食獣は安心して仔を産 み育てる。オオカミが草食獣に繁殖させ、保護し ているような状況 ↓ 緩衝地帯からはみ出るほど草食獣が増えるとオオ カミが捕食 草食獣を適切な頭数にキープ！！

16 オオカミは知っている オオカミは人間には見分けのつかない故障 した草食獣を狙って仕留める。よってその 草食獣の優秀な遺伝子が選択され、引き継 がれる。また、草食獣の病気の蔓延も防ぐ。　　　　　　　　　　　　　　　 →草食獣の繁栄にも貢献 人間は適切な草食獣の個体数をまだわかっ ていない 人間にオオカミの代役はまだできない。 オオカミだけが日本の森林生態系を回復しうる！

17 でもオオカミが人を襲うかも？ そう思う人、あなたのオオカミのそのイメージ はどこからきていますか？ たとえば、

18 イメージと実際 このようなイメージは明治以降に西洋から取り入 れられた放牧民的、キリスト教的偏見である
オオカミは家畜を襲うので西洋では悪者だった キリスト教の宣教師は多神教の国々（ケルトや日 本など）に布教するとき、八百万の神を邪悪なも のに仕立て上げなければならなかった。八百万の 神が棲むのは森林であり、その象徴のようなオオ カミを悪者の代表とした これらの影響でオオカミが悪役の多くの童話が生 まれた

19 イメージと実際 オオカミは家畜を襲うが人を襲うことは めったにない
実際アメリカではここ300年でオオカミが人 を襲ったという記録は数件しかない（もの によっては一件もないとしている） 熊の被害と比べると無いに等しい！

20 オオカミ復活計画 ～ニホンオオカミの復活～
移入するオオカミは中国のオオカミが選ば れている 記録に残る二ホンオオカミの特徴に近い 先祖が重なっている 中国内モンゴルのオオカミ

21 新世代二ホンオオカミ 二ホンオオカミには他のオオカミにはない 「鼻面が短い」という特徴があった。
中国のオオカミを導入しても、じきに島嶼 化が起こり、この特徴を備えた「新世代二 ホンオオカミ」が誕生するはずである

22 オオカミ復活計画 ～エゾオオカミの復活～ 沿海州からオオカミを移入する →二ホンオオカミもエゾオオカミも あくまでハイイロオオカミの亜種 よって移入しても外来種にはならない！

23 この計画は少しずつ支持を集めてきている オオカミ復活の狼煙が上がるのもそう遠い未来ではないかもしれない