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公衆衛生学コース 演習A2-8 練習問題と解説 伊 木 雅 之 近畿大学医学部公衆衛生学
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04b023 我が国の労働者災害補償保険について正しいのはどれか。
強制加入である。 遺族は給付の対象外である。 医療費の自己負担は1割である。 業務上疾病の認定は産業医が行う。 保険料は事業主と労働者とが折半して負担する。
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治療と補償 労働災害補償の原則 無過失責任 労働者の安全と健康の確保は事業者の責務 業務に起因して生じた災害や疾病も事業者の責任
治療と補償 労働災害補償の原則 労働者の安全と健康の確保は事業者の責務 業務に起因して生じた災害や疾病も事業者の責任 全事業者が加入する保険を国が運営 無過失責任
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治療と補償 労働者災害補償保険制度 保険者 国 被保険者 労働者を1人でも雇用する事業者 個人事業者も加入可 保険料 全額事業者負担 給付
治療と補償 労働者災害補償保険制度 保険者 国 被保険者 労働者を1人でも雇用する事業者 個人事業者も加入可 保険料 全額事業者負担 給付 療養補償、休業補償 障害補償、遺族補償、傷病補償年金、介護補償など 療養は現物給付で、自己負担はなし! 手続き 被災労働者か遺族が所轄労働基準監督署に申請 監督署長が審査、認定 〈要件〉業務遂行性:業務中や業務に付帯して発症 業務起因性:業務に相当な原因
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04b023 我が国の労働者災害補償保険について正しいのはどれか。
強制加入である。 遺族は給付の対象外である。 医療費の自己負担は1割である。 業務上疾病の認定は産業医が行う。 保険料は事業主と労働者とが折半して負担する。
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07e031 労働衛生管理のうち作業環境管理はどれか。2つ選べ。
換気装置の設置 健康診断の実施 労働時間の短縮 防毒マスクの着用 気中有害物質濃度の測定
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産業保健の三管理 作業環境管理 作業(方法)管理 健康管理 作業環境から有害要因をなくす 作業環境の有害要因への曝露をなくす、減らす
公衆衛生学コース 2018/11/8 産業保健の三管理 作業環境管理 作業環境から有害要因をなくす 作業環境の有害要因への曝露をなくす、減らす 作業(方法)管理 作業強度、姿勢、方法、時間を安全化する 保護具を適正に使用する 環境を悪化させる作業方法をなくす、減らす 健康管理 職業性疾患の早期発見、早期対策 作業関連疾患の管理、健康増進 過重労働の改善、ストレスチェック 公衆衛生学 伊木雅之
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07e031 労働衛生管理のうち作業環境管理はどれか。2つ選べ。
換気装置の設置 健康診断の実施 労働時間の短縮 防毒マスクの着用 気中有害物質濃度の測定
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09e010 過重労働対策で正しいのはどれか。 被ばく管理 がん検診の活用 作業環境の測定 衛生委員会での審議 在宅での時間外勤務の奨励
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10g024 過重労働と気分の落ち込みとを訴える労働者が相談に 訪れた。産業医の最初の対応で適切なのはどれか。
このまま様子をみる。 精神科医に相談するように勧める。 配置換えの希望を出すように勧める。 労働基準監督署に届け出るように勧める。 詳しい労働状況や心身の状態を把握する。
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健康管理 長時間勤務者への対策 事業者の義務 就業場所の変更 作業転換 働時間の短縮 深夜残業の回数の減少 衛生委員会への報告
健康管理 長時間勤務者への対策 就業場所の変更 作業転換 働時間の短縮 深夜残業の回数の減少 衛生委員会への報告 時間外勤務が月100時間を超え、疲労の蓄積があり、本人が申し出た者 長時間労働者が多くなり、それによる過労死や過労自殺が問題となり、その対策として導入。 長時間労働をしている労働者には産業医などの医師が面接し、その結果に基づいて事業者が何らかの対策を執るシステム。 ただし、労働者本人が面接を申し出る必要がある。 事業者の義務は医師との面接をさせることで、対策を講じることではない。 労働実態の把握、心身の状態を把握、初期の鑑別診断、必要に応じ専門医の紹介、事業者への助言、勧告 事業者の義務
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09e010 過重労働対策で正しいのはどれか。 被ばく管理 がん検診の活用 作業環境の測定 衛生委員会での審議 在宅での時間外勤務の奨励
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10g024 過重労働と気分の落ち込みとを訴える労働者が相談に 訪れた。産業医の最初の対応で適切なのはどれか。
このまま様子をみる。 精神科医に相談するように勧める。 配置換えの希望を出すように勧める。 労働基準監督署に届け出るように勧める。 詳しい労働状況や心身の状態を把握する。
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03e033 許容濃度で正しいのはどれか。 労働者に悪影響がみられないと判断する濃度 維持することが望ましいと国が定めた濃度 食品添加物の1日当たりの最大摂取濃度 作業場の管理区分決定のための濃度 毒性が認められない最大生体内濃度
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なし 作業環境管理 作業環境の評価基準 許容濃度 環境基準とは異なる
公衆衛生学コース 2018/11/8 作業環境管理 作業環境の評価基準 許容濃度 労働者が週40時間、通常の労働強度で有害物に曝露されても、ほとんどすべての労働者に健康上の悪影響が見られないと判断される濃度。 小児、高齢者、病者の曝露は想定外 1日24時間の曝露も想定外 労働時間が長い場合 労働強度が強い場合、影響がでる場合も 法的拘束力は 環境基準とは異なる る なし 公衆衛生学 伊木雅之
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作業環境管理 作業環境の評価基準 管理濃度 作業環境を管理するために行政によって設定された値。 必ずしも科学的な根拠はない。
公衆衛生学コース 2018/11/8 作業環境管理 作業環境の評価基準 管理濃度 作業環境を管理するために行政によって設定された値。 労働安全衛生法第六十五条の二第二項に基づき、制定された作業環境評価基準の別表に規定 必ずしも科学的な根拠はない。 法的拘束力あり。 作業場の管理区分決定。 第1管理区分 現環境の維持、さらなる改善 第2管理区分 問題箇所を改善する努力 第3管理区分 早急な改善が必要 許容濃度に準拠しているが、事業上の実情を勘案して、実現可能な濃度に設定している。 公衆衛生学 伊木雅之
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03e033 許容濃度で正しいのはどれか。 労働者に悪影響がみられないと判断する濃度 維持することが望ましいと国が定めた濃度 食品添加物の1日当たりの最大摂取濃度 作業場の管理区分決定のための濃度 毒性が認められない最大生体内濃度
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03g051 34歳の女性。職場の有機溶剤臭による頭重感、頭痛および食欲不振
03g051 34歳の女性。職場の有機溶剤臭による頭重感、頭痛および食欲不振 を主訴に産業医を受診した。半年前からトルエンとキシレンとを使ってス ピーカーの接着組立を行っている。先月行われた一般定期健康診断で特 記すべきことはなく、同時に行われた特殊健康診断では尿中馬尿酸 g/L(分布2;1.0超-2.5以下)、尿中メチル馬尿酸 0.28 g/L(分布1;0.5以 下)であった。作業環境測定結果は第1管理区分(ほとんどの地点で管理 濃度以下)であった。適切なのはどれか。2つ選べ。 作業状況を調査する。 作業環境測定をやり直す。 有機溶剤の取扱いについて衛生教育を実施する。 症状を定量的に評価して労災補償の申請を行う。 リラクゼーションなどの指導を行って症状の軽減を図る。
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有機則による「分布区分」 有機溶剤中毒予防規則(有機則)に基づく法定健康診断では、厚生労働省通達の「分布区分」で評価
分布1 当該物質の取り込みは少なく、健康影響は少 分布2 ほとんどの作業者に健康上影響が見られない濃度。当該物質をある程度体内に取り込んだ労働者がいるので、一層の職場改善。 分布3 長期間続けていると健康に影響
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03g051 34歳の女性。職場の有機溶剤臭による頭重感、頭痛および食欲不振
03g051 34歳の女性。職場の有機溶剤臭による頭重感、頭痛および食欲不振 を主訴に産業医を受診した。半年前からトルエンとキシレンとを使ってス ピーカーの接着組立を行っている。先月行われた一般定期健康診断で特 記すべきことはなく、同時に行われた特殊健康診断では尿中馬尿酸 g/L(分布2;1.0超-2.5以下)、尿中メチル馬尿酸 0.28 g/L(分布1;0.5以 下)であった。作業環境測定結果は第1管理区分(ほとんどの地点で管理 濃度以下)であった。適切なのはどれか。2つ選べ。 作業状況を調査する。 作業環境測定をやり直す。 有機溶剤の取扱いについて衛生教育を実施する。 症状を定量的に評価して労災補償の申請を行う。 リラクゼーションなどの指導を行って症状の軽減を図る。
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04g052. 58歳の男性。生来健康で医者にかかったことはほとんどない。喫煙歴
04g052 58歳の男性。生来健康で医者にかかったことはほとんどない。喫煙歴 はない。飲酒は日本酒2合/日を38年間。健康診断で、身長 163 cm、体 重 68 kg、腹囲 87 cm。血圧 128/72 mmHg。血液生化学所見:空腹時 血糖 122 mg/dL、HbA1c 6.0 %(基準4.6~6.2)、トリグリセリド 138mg/dL、 HDLコレステロール 46 mg/dL、LDLコレステロール 126 mg/dL(基準65~ 139)。安静時心電図で心房細動を認める。 産業医としてのこの男性への対応で最も適切なのはどれか。 糖尿病の薬物療法 脂質異常の薬物療法 心房細動の精査・治療勧奨 特定保健指導の積極的支援 翌年の健康診断受診の指示
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特定健診での判定方法
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04g052. 58歳の男性。生来健康で医者にかかったことはほとんどない。喫煙歴
04g052 58歳の男性。生来健康で医者にかかったことはほとんどない。喫煙歴 はない。飲酒は日本酒2合/日を38年間。健康診断で、身長 163 cm、体 重 68 kg、腹囲 87 cm。血圧 128/72 mmHg。血液生化学所見:空腹時 血糖 122 mg/dL、HbA1c 6.0 %(基準4.6~6.2)、トリグリセリド 138mg/dL、 HDLコレステロール 46 mg/dL、LDLコレステロール 126 mg/dL(基準65~ 139)。安静時心電図で心房細動を認める。 産業医としてのこの男性への対応で最も適切なのはどれか。 糖尿病の薬物療法 脂質異常の薬物療法 心房細動の精査・治療勧奨 特定保健指導の積極的支援 <=動機付け支援でした。 翌年の健康診断受診の指示 間違いました。すいません。
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08e048. 45歳の女性。職場の定期健康診断の胸部エックス線写真で胸部の腫
産業医の対応として最も適切なのはどれか。 胸部CTの予約をとる。 直接本人に受診を勧める。 半年後に再検査を予定する。 職場の上司に説得を依頼する。 職場の安全衛生委員会で対応を協議する。
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健康管理 健康診断とその事後処理 事業者 健診機関 産業医など 労働者 個人情報保護上の 問題はないのか? ⑤意見照会 ①健診の依頼
健康管理 健康診断とその事後処理 事業者 ⑤意見照会 ①健診の依頼 ⑥意見・勧告 ④結果報告 産業医など 健診機関 ⑦結果通知と 事後処置 ③受診 個人情報保護上の 問題はないのか? ②健診実施 労働者
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08e048. 45歳の女性。職場の定期健康診断の胸部エックス線写真で胸部の腫
産業医の対応として最も適切なのはどれか。 胸部CTの予約をとる。 直接本人に受診を勧める。 半年後に再検査を予定する。 職場の上司に説得を依頼する。 職場の安全衛生委員会で対応を協議する。
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06g055. 40歳の男性。会社員。本人からの申し出に応じて、産業医として面接
産業医の対応として正しいのはどれか。2つ選べ。 本人を休職させる。 専門医療機関への受診を本人に勧める。 「しばらくこのままで様子をみましょう」と本人に伝える。 うつ病であると事業者に伝える。 労働時間の短縮の必要性を事業者に伝える。
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健康管理 長時間勤務者への対策 事業者の義務 就業場所の変更 作業転換 働時間の短縮 深夜残業の回数の減少 衛生委員会への報告
健康管理 長時間勤務者への対策 就業場所の変更 作業転換 働時間の短縮 深夜残業の回数の減少 衛生委員会への報告 時間外勤務が月100時間を超え、疲労の蓄積があり、本人が申し出た者 長時間労働者が多くなり、それによる過労死や過労自殺が問題となり、その対策として導入。 長時間労働をしている労働者には産業医などの医師が面接し、その結果に基づいて事業者が何らかの対策を執るシステム。 ただし、労働者本人が面接を申し出る必要がある。 事業者の義務は医師との面接をさせることで、対策を講じることではない。 労働実態の把握、心身の状態を把握、初期の鑑別診断、必要に応じ専門医の紹介、事業者への助言、勧告 事業者の義務
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06g055. 40歳の男性。会社員。本人からの申し出に応じて、産業医として面接
産業医の対応として正しいのはどれか。2つ選べ。 本人を休職させる。 専門医療機関への受診を本人に勧める。 「しばらくこのままで様子をみましょう」と本人に伝える。 うつ病であると事業者に伝える。 労働時間の短縮の必要性を事業者に伝える。
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