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Published byふさこ おいもり Modified 約 6 年前
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問題解決ステップの要点 問題解決手順いわゆるQCストーリーには ・問題解決型 ・課題達成型 ・施策実行型 の3つがあるが、ここでは基本中の基本である 問題解決型QCストーリーについて解説します 平成19年7月7日改訂 QC-NET研究所 所長 高橋 博
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問題解決手順とQC手法について 問題解決手順 = 難問を確実に解決するための手順 QC手法 = 難問を簡単に解決するための道具
問題解決手順 = 難問を確実に解決するための手順 <問題解決の3つの型> ・問題解決型 ・課題達成型 ・施策実行型 QC手法 = 難問を簡単に解決するための道具 <QC7つ道具> ・層別 ・チェックシート ・パレート図 ・特性要因図 ・散布図 ・ヒストグラム ・管理図 <新QC7つ道具>・親和図法 ・連関図法 ・系統図法 ・マトリックス図法・マトリックスデータ解析法 ・PDPC法 ・アローガイアグラム法
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よくある質問 : 現状把握や目標設定はどのステップ?
問題解決型の 問題解決手順 よくある質問 : 現状把握や目標設定はどのステップ? 当初~ 近年~ 取り組み動機 を優先 テーマ選定 テーマ選定 目標設定 現状把握 活動計画作成 目標設定 改善内容 を優先 現状把握 活動計画作成 要因解析 要因解析 対策検討実施 対策検討実施 効果確認 効果確認 標準化 標準化
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問題解決手順①テーマ選定 <メインテーマ>基本:サークルの夢・希望・期待を現す <例>突発残業はもうイヤだ!
<例>突発残業はもうイヤだ! <サブテーマ>基本:具体的改善内容を簡潔明瞭に <例>○○不良の低減 <テーマ選定理由の基本> ◎ テーマへの取り組み動機が最重要 △ 会社方針とか不良上位項目などという理由は、 サークルとしてはベストでない
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問題解決手順②目標設定と活動計画作成 (1)目標には2種類ある
メインテーマに対する目標は、現状調査の前に設定 ・当初の主流で、本筋といえる <例>突発残業 2回/週→1回以下/月 サブテーマに対する目標は、現状調査の後に設定 ・具体的問題点を明確にした後に目標を決める ・最近の主流であるが、やれることはやるが、 やれないことはやらないという弊害に要注意 <例>○○不良 突発時5%→0.5%以下 *両方設定は不要だが、明確な使い分けが必要 (2)活動計画作成のポイント 評価には長期間必要なものもあるので、 効果確認までは短期間で明確に!
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現状調査と要因解析の違い 特 性 要因 現状調査 要因解析 要因調査
特 性 要因 現状調査 要因解析 要因調査 現状調査:特性(結果)を色々解析し、問題点を具体化する ×× 原因を探すステップではない ×× 要因調査:要因を特性要因図などで洗い出し、絞り込む 要因解析:要因と結果の関係を確認、検証する *通常は <要因調査+要因解析=要因解析>
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問題解決手順③現状調査 結果の悪さをデータで色々解析し、問題点を具体化する × 原因(犯人)を探すステップではない
× 原因(犯人)を探すステップではない ◎ 実践では、現場・現実・現時点が重要 ◎ 結果のデータを色々解析し、 問題の特徴を見つけ出し、 問題点をできるだけ具体的に把握する *実践では、時間別・人別・材料別など層別工夫を <例>○○不良を、部位別に調査した結果 「特定部位①に集中」 していることが判ったーーーなどと絞り込む
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問題解決手順④要因解析 (1)絞り込んだ具体的問題点について要因を洗い出す ・現物などを分解しながら、要因を探す ・みんなで「カード」に要因を書き込む ・特性要因図に整理する <例>「特定部位①に集中」を特性に 特性要因図を作成する (2)主要因を絞り込む ・結果に大きく影響する「主要因」を、2~3個に絞る ・具体的対策が取れる内容であること <例>主要因→部品保持具の磨耗で傷発生 (3)要因と結果の関係を確認、検証する ・実践では、これが最重要 <例>加工数が△△個以上になると傷が発生
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(1)対策検討 固有技術が決め手 問題解決手順⑤対策検討と実施
(1)対策検討 固有技術が決め手 ・色々な対策案をみんなで出し合う ・各対策案について 対策可能性、コスト、効果などを評価検討し 対策内容をきめる <例>部品保持具の磨耗に着目し ①案:磨耗性の高い治具に変更する ②案:磨耗をチェックし、交換頻度を決める の2案で検討したが、対策コスト面から ⇒②案を採用することにした
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(2)対策実施 ・これまでの検討経過を整理し 上司に対策内容の了解を取る ・上司は、関連する前後工程や関係部署に 事前に了解を得る ・具体的に対策を実施する <例>加工数と磨耗量を調査した結果 加工数 △△個ごとに 治具受面のパーツを交換することにした
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(1)効果確認 問題解決手順⑥効果確認と評価 ・対策項目ごとに、効果を確認する ドンブリ評価は、再発したら、手が打てなくなる
・対策項目ごとに、効果を確認する ドンブリ評価は、再発したら、手が打てなくなる ◎ 1要因*1対策*1効果 が特に重要 <例>対策を実施した結果 ○○不良は 0(ゼロ)件 となった
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(2)評 価 ・目標に対して、どうなったかを確認する ・最初の取り組み動機が、達成できたのか
(2)評 価 ・目標に対して、どうなったかを確認する ・最初の取り組み動機が、達成できたのか × 個別項目は目標達成したが 全体で目標未達では 論外 ◎ コスト評価も必ず実施 →結果が勝負 <例>○○不良は 0(ゼロ)件 となったため この不良による突発残業は皆無となった コスト評価 対策費用(治具交換) ◇◇円/月 突発残業費の低減 ☆☆円/月 副効果:改善提案で社長表彰された これが大切⇒⇒ ヨシ、次も“やるぞ“
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問題解決手順⑦標準化と管理の定着 最後の決め手 職場の宝
標準化には2種類ある (1)標準化 (2)日常管理 *5W1Hで整理すると、分りやすく、守りやすい みんなで 守るべきことを決め 決めたことを みんなで守る 最後の決め手 ① 改善事例は、誰でも納得でき、分りやすいこと ② この改善した事例を蓄積する 職場の宝
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