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電気回路第1 第2回 ー第2章 直流回路ー 電気回路第1スライド2-1

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1 電気回路第1 第2回 ー第2章 直流回路ー 電気回路第1スライド2-1
電気回路第1 第2回 ー第2章 直流回路ー 目次(下のいずれかの項目をクリックするとその説明スライドに移動します。) 2前回の復習 3直流回路 4電流の法則-道路より- 5電流連続の法則 6注入電流の合計がゼロ 7電圧の法則-山の稜線- 8電圧の法則-抵抗で電圧降下- 9電圧平衡の法則 10今日のまとめ 付録 シラバス(再掲)

2 ! 前回の復習 電気回路第1 第2回 直流回路 電流、電圧のマイナス は 電流が流れる、電位の上昇 する向きが逆と示す。
1つ前のスライド 直流回路 多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 抵抗に流れる電流も一定 時間 電圧 電圧が一定 直流 次のスライド 次のスライド 電気回路第1 第2回 ー第2章 直流回路ー 前回の復習 電気回路第1スライド2-2-1 電流、電圧のマイナス 電流が流れる、電位の上昇 する向きが逆と示す。 ①電流電圧の符号はそれらの向きが設定と逆と示す。 ②左に正の電流は右向きにマイナスの電流。 ③理想電圧源、理想電流源は理想化された素子。 ④回路の振る舞いを別の等価回路であらわす。 前回からの演習課題の 解答です。

3 ! 前回の復習 電気回路第1 第2回 直流回路 電流が流れる、電位の上昇 する向きが逆と示す。 電流、電圧のマイナス 電流は、 すなわち、
1つ前のスライド 直流回路 多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 抵抗に流れる電流も一定 時間 電圧 電圧が一定 直流 次のスライド 次のスライド 電気回路第1 第2回 ー第2章 直流回路ー 前回の復習 電気回路第1スライド2-2-2 電流が流れる、電位の上昇 する向きが逆と示す。 電流、電圧のマイナス 電流は、 すなわち、 左向きにE/R この回路で、 右向きに-E/R のどちらも正しい。 ①電流電圧の符号はそれらの向きが設定と逆と示す。 ②左に正の電流は右向きにマイナスの電流。 ③理想電圧源、理想電流源は理想化された素子。 ④回路の振る舞いを別の等価回路であらわす。 前回からの演習課題の 解答です。

4 ! 前回の復習 電気回路第1 第2回 直流回路 電流が流れる、電位の上昇 する向きが逆と示す。 電流、電圧のマイナス 理想電圧源(など) は
1つ前のスライド 直流回路 多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 抵抗に流れる電流も一定 時間 電圧 電圧が一定 直流 次のスライド 次のスライド 電気回路第1 第2回 ー第2章 直流回路ー 前回の復習 電気回路第1スライド2-2-3 電流が流れる、電位の上昇 する向きが逆と示す。 電流、電圧のマイナス 理想電圧源(など) 理想化された素子 です。 電流は、 左向きにE/R 右向きに-E/R のどちらも正しい。 ①電流電圧の符号はそれらの向きが設定と逆と示す。 ②左に正の電流は右向きにマイナスの電流。 ③理想電圧源、理想電流源は理想化された素子。 ④回路の振る舞いを別の等価回路であらわす。 前回からの演習課題の 解答です。

5 ! 前回の復習 電気回路第1 第2回 直流回路 電流が流れる、電位の上昇 する向きが逆と示す。 電流、電圧のマイナス 理想化された素子
1つ前のスライド 直流回路 多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 抵抗に流れる電流も一定 時間 電圧 電圧が一定 直流 次のスライド 次のスライド 電気回路第1 第2回 ー第2章 直流回路ー 前回の復習 電気回路第1スライド2-2-4 電流が流れる、電位の上昇 する向きが逆と示す。 電流、電圧のマイナス 理想化された素子 理想電圧源(など) 等価回路 は、 電流は、 左向きにE/R 同じ振る舞いをする別回路 で、 右向きに-E/R 電池を理想電圧源と内部抵抗 の直列接続とするのが例 のどちらも正しい。 です。 ①電流電圧の符号はそれらの向きが設定と逆と示す。 ②左に正の電流は右向きにマイナスの電流。 ③理想電圧源、理想電流源は理想化された素子。 ④回路の振る舞いを別の等価回路であらわす。 前回からの演習課題の 解答です。

6 ! 直流回路 ここで最初に扱うのが 直流 ですが、 電圧が一定 同時に、 同時に、 抵抗に流れる電流も一定 電圧の時間 変化を図示 すると、
左向きにE/R 右向きに-E/R のどちらも正しい。 電流は、 電流が流れる、電位の上昇 する向きが逆と示す。 電流、電圧のマイナス 等価回路 理想化された素子 同じ振る舞いをする別回路 理想電圧源(など) 電池を理想電圧源と内部抵抗 の直列接続とするのが例 前回の復習 2台流入 1台流出 差し引き ゼロ 左から2台入りましたが、 右と上から1台ずつ出て 入った車と出た車の数 は等しい。 下の差し引きゼロは変ですが 多めにみてください。 事故とかがなければ入った 車はすべてどこかから出ますから。 電流の法則-道路より- 直流回路 電気回路第1スライド2-3-1 時間 電圧 ここで最初に扱うのが 直流   では          となる。   では          となる。 ですが、 電圧が一定 これは一番簡単なもので、 同時に、 同時に、 抵抗に流れる電流も一定 電圧の時間 変化を図示 すると、 のようになって、 となります。 となります。 ①直流では電圧がずっと一定です。 ②一般に直流回路では、電流を合成して解析。 電池とかを扱うっていう ことでしょうか?

7 ! 直流回路 電圧が一定 直流 抵抗に流れる電流も一定 多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 直流回路 一般に、 では、 このように、
左向きにE/R 右向きに-E/R のどちらも正しい。 電流は、 電流が流れる、電位の上昇 する向きが逆と示す。 電流、電圧のマイナス 等価回路 理想化された素子 同じ振る舞いをする別回路 理想電圧源(など) 電池を理想電圧源と内部抵抗 の直列接続とするのが例 前回の復習 2台流入 1台流出 差し引き ゼロ 左から2台入りましたが、 右と上から1台ずつ出て 入った車と出た車の数 は等しい。 下の差し引きゼロは変ですが 多めにみてください。 事故とかがなければ入った 車はすべてどこかから出ますから。 電流の法則-道路より- 直流回路 電気回路第1スライド2-3-2 時間 電圧 電圧が一定 直流 抵抗に流れる電流も一定 多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 直流回路 一般に、 では、 このように、 ①直流では電圧がずっと一定です。 ②一般に直流回路では、電流を合成して解析。 電池とかを扱うっていう ことでしょうか?

8 ? ! 電流の法則ー道路よりー 直流回路 前回、電流の起源のところで、 電子は容易にはなくならない ことと 一方から入った電子がそれだけ
多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 抵抗に流れる電流も一定 時間 電圧 電圧が一定 直流 接点 に流れ込む電流 I1 、I3 、I5 から流れ出す電流 I2、I4 I1~I5 の関係を求めると、 の合計と、 の合計が、 等しくなります。 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 電流連続の法則 電流の法則ー道路よりー 電気回路第1スライド2-4-1 前回、電流の起源のところで、 電子は容易にはなくならない ことと 一方から入った電子がそれだけ 他から出て行く こと に言及しました。 今回は、これを回路網解析の基礎とします。 ①入った電子は出て行くことで回路を解析。 ②どこかの道路(交差点)で車を電流に見立てる。 ③(左から来た赤い車はまっすぐ右に。 ④下からきた黄色い車が上に。 ⑤白い車が左から下に。 ⑥左は2流入、右1台と上1台流出し、下は差し引きゼロ。 ⑦入った2台と出た合計の2台は等しい。 電子はなくならないこと について。 道路の例でもう少し、 たくさんの車が走るほど 太い道路が必要です。

9 ? ! 電流の法則ー道路よりー 直流回路 上下に走る ルート どこかの道路の航空写真より 転載しましたが、とりあえず、
多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 抵抗に流れる電流も一定 時間 電圧 電圧が一定 直流 接点 に流れ込む電流 I1 、I3 、I5 から流れ出す電流 I2、I4 I1~I5 の関係を求めると、 の合計と、 の合計が、 等しくなります。 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 電流連続の法則 電流の法則ー道路よりー 電気回路第1スライド2-4-2 上下に走る ルート どこかの道路の航空写真より 転載しましたが、とりあえず、 ランプなどは無視して、 どこかの道路の航空写真より 転載しましたが、 に走るルート まず簡単な例です。 まず簡単な例です。 が交わっている所です。 ここで、出入りする車の数を 数えます。 ①入った電子は出て行くことで回路を解析。 ②どこかの道路(交差点)で車を電流に見立てる。 ③(左から来た赤い車はまっすぐ右に。 ④下からきた黄色い車が上に。 ⑤白い車が左から下に。 ⑥左は2流入、右1台と上1台流出し、下は差し引きゼロ。 ⑦入った2台と出た合計の2台は等しい。 電子はなくならないこと について。 道路の例でもう少し、 たくさんの車が走るほど 太い道路が必要です。

10 ? ! 電流の法則ー道路よりー 直流回路 左から 左から来た赤い車1台は、 1台の車がやってきました。 交差点を通過して右に行った。
多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 抵抗に流れる電流も一定 時間 電圧 電圧が一定 直流 接点 に流れ込む電流 I1 、I3 、I5 から流れ出す電流 I2、I4 I1~I5 の関係を求めると、 の合計と、 の合計が、 等しくなります。 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 電流連続の法則 電流の法則ー道路よりー 電気回路第1スライド2-4-3 左から  左から来た赤い車1台は、    1台の車がやってきました。  交差点を通過して右に行った。 ①入った電子は出て行くことで回路を解析。 ②どこかの道路(交差点)で車を電流に見立てる。 ③(左から来た赤い車はまっすぐ右に。 ④下からきた黄色い車が上に。 ⑤白い車が左から下に。 ⑥左は2流入、右1台と上1台流出し、下は差し引きゼロ。 ⑦入った2台と出た合計の2台は等しい。 電子はなくならないこと について。 道路の例でもう少し、 たくさんの車が走るほど 太い道路が必要です。

11 ? ! 電流の法則ー道路よりー 直流回路 左から来た赤い車1台は、 交差点を通過して右に行った。 次に、下から来た 黄色い車が
多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 抵抗に流れる電流も一定 時間 電圧 電圧が一定 直流 接点 に流れ込む電流 I1 、I3 、I5 から流れ出す電流 I2、I4 I1~I5 の関係を求めると、 の合計と、 の合計が、 等しくなります。 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 電流連続の法則 電流の法則ー道路よりー 電気回路第1スライド2-4-4  左から来た赤い車1台は、     交差点を通過して右に行った。  次に、下から来た  黄色い車が  1台上に行きました。 ①入った電子は出て行くことで回路を解析。 ②どこかの道路(交差点)で車を電流に見立てる。 ③(左から来た赤い車はまっすぐ右に。 ④下からきた黄色い車が上に。 ⑤白い車が左から下に。 ⑥左は2流入、右1台と上1台流出し、下は差し引きゼロ。 ⑦入った2台と出た合計の2台は等しい。 電子はなくならないこと について。 道路の例でもう少し、 たくさんの車が走るほど 太い道路が必要です。

12 ? ! 電流の法則ー道路よりー 直流回路 左から来た赤い車1台は、 交差点を通過して右に行った。 次に、下から来た 黄色い車が
多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 抵抗に流れる電流も一定 時間 電圧 電圧が一定 直流 接点 に流れ込む電流 I1 、I3 、I5 から流れ出す電流 I2、I4 I1~I5 の関係を求めると、 の合計と、 の合計が、 等しくなります。 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 電流連続の法則 電流の法則ー道路よりー 電気回路第1スライド2-4-5  左から来た赤い車1台は、     交差点を通過して右に行った。  次に、下から来た  黄色い車が  1台上に行きました。 まっすぐなのばかりでは つまらないので 白い車が           左から 下に 曲がっていきました。 ①入った電子は出て行くことで回路を解析。 ②どこかの道路(交差点)で車を電流に見立てる。 ③(左から来た赤い車はまっすぐ右に。 ④下からきた黄色い車が上に。 ⑤白い車が左から下に。 ⑥左は2流入、右1台と上1台流出し、下は差し引きゼロ。 ⑦入った2台と出た合計の2台は等しい。 電子はなくならないこと について。 道路の例でもう少し、 たくさんの車が走るほど 太い道路が必要です。

13 ? ! 電流の法則ー道路よりー 直流回路 1台流出 1台流出 これらを まとめて 左から来た赤い車1台は、 交差点を通過して右に行った。
多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 抵抗に流れる電流も一定 時間 電圧 電圧が一定 直流 接点 に流れ込む電流 I1 、I3 、I5 から流れ出す電流 I2、I4 I1~I5 の関係を求めると、 の合計と、 の合計が、 等しくなります。 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 電流連続の法則 電流の法則ー道路よりー 電気回路第1スライド2-4-6 1台流出 1台流出 これらを まとめて  左から来た赤い車1台は、     交差点を通過して右に行った。 2台流入  次に、下から来た  黄色い車が  1台上に行きました。 1台流入 白い車が           左から 下に 差し引き ゼロ 1台流出 曲がっていきました。 ①入った電子は出て行くことで回路を解析。 ②どこかの道路(交差点)で車を電流に見立てる。 ③(左から来た赤い車はまっすぐ右に。 ④下からきた黄色い車が上に。 ⑤白い車が左から下に。 ⑥左は2流入、右1台と上1台流出し、下は差し引きゼロ。 ⑦入った2台と出た合計の2台は等しい。 電子はなくならないこと について。 道路の例でもう少し、 たくさんの車が走るほど 太い道路が必要です。

14 ? ! 電流の法則ー道路よりー 直流回路 左から2台入りましたが、 右と上から1台ずつ出て 入った車と出た車の数 は等しい。 1台流出
多数の抵抗に流れる 電流を合成して解析 抵抗に流れる電流も一定 時間 電圧 電圧が一定 直流 接点 に流れ込む電流 I1 、I3 、I5 から流れ出す電流 I2、I4 I1~I5 の関係を求めると、 の合計と、 の合計が、 等しくなります。 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 電流連続の法則 電流の法則ー道路よりー 電気回路第1スライド2-4-7 差し引き ゼロ 2台流入 1台流出 左から2台入りましたが、 右と上から1台ずつ出て 入った車と出た車の数 は等しい。 事故とかがなければ入った 車はすべてどこかから出ますから。 下の差し引きゼロは変ですが 多めにみてください。 ①入った電子は出て行くことで回路を解析。 ②どこかの道路(交差点)で車を電流に見立てる。 ③(左から来た赤い車はまっすぐ右に。 ④下からきた黄色い車が上に。 ⑤白い車が左から下に。 ⑥左は2流入、右1台と上1台流出し、下は差し引きゼロ。 ⑦入った2台と出た合計の2台は等しい。 電子はなくならないこと について。 道路の例でもう少し、 たくさんの車が走るほど 太い道路が必要です。

15 ! 電流連続の法則 お遊びはこれくらいとして、 交差点 接点 に流れ込む電流について 考えましょう。 ではなく 5本の抵抗が
2台流入 1台流出 差し引き ゼロ 左から2台入りましたが、 右と上から1台ずつ出て 入った車と出た車の数 は等しい。 下の差し引きゼロは変ですが 多めにみてください。 事故とかがなければ入った 車はすべてどこかから出ますから。 電流の法則-道路より- I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 接点に流れ込む電流の和はゼロ。 注入電流の合計がゼロ 電流連続の法則 電気回路第1スライド2-5-1 お遊びはこれくらいとして、 交差点             接点                に流れ込む電流について 考えましょう。 ではなく          5本の抵抗が 交わっている接点を考えます。 この接点に出入りする電流を この矢印の向きに設定します。 このとき出入りする電流を考えます。 ①(回路の接点について流れる電流を考える。 ②接点に流れ込む電流は1と3と5の3本。 ③接点から流れ出す電流も、残りの2本、2と4。 ④入った1と3と5の合計と出た2と4の合計が等しい。 ⑤移項して、=0の式です。 簡単な例です。

16 ! 電流連続の法則 接点 に流れ込む電流 は、 I1 、I3 、I5 の3つあります。 電流の法則-道路より- 注入電流の合計がゼロ
2台流入 1台流出 差し引き ゼロ 左から2台入りましたが、 右と上から1台ずつ出て 入った車と出た車の数 は等しい。 下の差し引きゼロは変ですが 多めにみてください。 事故とかがなければ入った 車はすべてどこかから出ますから。 電流の法則-道路より- I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 接点に流れ込む電流の和はゼロ。 注入電流の合計がゼロ 電流連続の法則 電気回路第1スライド2-5-2 接点 に流れ込む電流 は、 I1 、I3 、I5 の3つあります。 ①(回路の接点について流れる電流を考える。 ②接点に流れ込む電流は1と3と5の3本。 ③接点から流れ出す電流も、残りの2本、2と4。 ④入った1と3と5の合計と出た2と4の合計が等しい。 ⑤移項して、=0の式です。 簡単な例です。

17 ! 電流連続の法則 接点 に流れ込む電流 は、 I1 、I3 、I5 の3つあり、 接点 から流れ出す電流 は、 残りのですが、
2台流入 1台流出 差し引き ゼロ 左から2台入りましたが、 右と上から1台ずつ出て 入った車と出た車の数 は等しい。 下の差し引きゼロは変ですが 多めにみてください。 事故とかがなければ入った 車はすべてどこかから出ますから。 電流の法則-道路より- I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 接点に流れ込む電流の和はゼロ。 注入電流の合計がゼロ 電流連続の法則 電気回路第1スライド2-5-3 接点 に流れ込む電流 は、 I1 、I3 、I5 の3つあり、 接点 から流れ出す電流 は、 残りのですが、 残りのですが、 I2、I4 です。 ①(回路の接点について流れる電流を考える。 ②接点に流れ込む電流は1と3と5の3本。 ③接点から流れ出す電流も、残りの2本、2と4。 ④入った1と3と5の合計と出た2と4の合計が等しい。 ⑤移項して、=0の式です。 簡単な例です。

18 ! 電流連続の法則 I1 + I3 + I5= I2 + I4 となる。 接点 に流れ込む電流 は、 I1 、I3 、I5 の合計と、 接点
2台流入 1台流出 差し引き ゼロ 左から2台入りましたが、 右と上から1台ずつ出て 入った車と出た車の数 は等しい。 下の差し引きゼロは変ですが 多めにみてください。 事故とかがなければ入った 車はすべてどこかから出ますから。 電流の法則-道路より- I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 接点に流れ込む電流の和はゼロ。 注入電流の合計がゼロ 電流連続の法則 電気回路第1スライド2-5-4 接点 に流れ込む電流 は、 I1 、I3 、I5 の合計と、 接点 から流れ出す電流 は、 I2、I4 の合計が、 等しくなります。 I1~I5 の関係を求めると、 式は、     前の車と同様、入った電流が出るので、 I1 + I3 + I5= I2 + I となる。 ①(回路の接点について流れる電流を考える。 ②接点に流れ込む電流は1と3と5の3本。 ③接点から流れ出す電流も、残りの2本、2と4。 ④入った1と3と5の合計と出た2と4の合計が等しい。 ⑤移項して、=0の式です。 簡単な例です。

19 ! 電流連続の法則 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I3 + I5= I2 + I4
2台流入 1台流出 差し引き ゼロ 左から2台入りましたが、 右と上から1台ずつ出て 入った車と出た車の数 は等しい。 下の差し引きゼロは変ですが 多めにみてください。 事故とかがなければ入った 車はすべてどこかから出ますから。 電流の法則-道路より- I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 接点に流れ込む電流の和はゼロ。 注入電流の合計がゼロ 電流連続の法則 電気回路第1スライド2-5-5 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 接点 に流れ込む電流 は、 I1 、I3 、I5 の合計と、 I1~I5 の関係 の合計が、 等しくなります。 式は、     接点 から流れ出す電流 は、 I2、I4 I1 + I3 + I5= I2 + I4 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 ですが、移項して ですが、移項して ①(回路の接点について流れる電流を考える。 ②接点に流れ込む電流は1と3と5の3本。 ③接点から流れ出す電流も、残りの2本、2と4。 ④入った1と3と5の合計と出た2と4の合計が等しい。 ⑤移項して、=0の式です。 簡単な例です。

20 ? ! 注入電流の合計がゼロ I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 (入る電流からでる電流を引くとゼロ) まず、先ほどの結果
接点 に流れ込む電流 I1 、I3 、I5 から流れ出す電流 I2、I4 I1~I5 の関係を求めると、 の合計と、 の合計が、 等しくなります。 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 電流連続の法則 900m 1100m 700m 600m ここで注目すべきは この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない ということでしょう。 電圧の法則-山の稜線- 注入電流の合計がゼロ 電気回路第1スライド2-6-1 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 (入る電流からでる電流を引くとゼロ) まず、先ほどの結果 を少し操作します。 ①前の結果を持ってきます。 ② I2の向きを逆にして、I2の符号が変わる。 ③ I4も向きを変えて、この符号もプラス。 ④式は全部プラスの簡単なもの。 ⑤まとめて、接点に流入する電流の和はゼロ。 マイナスの電流が重要。 一杯注入してどうするの? 例題として、抵抗の並列 接続について考えます。

21 ? ! 注入電流の合計がゼロ I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 +
接点 に流れ込む電流 I1 、I3 、I5 から流れ出す電流 I2、I4 I1~I5 の関係を求めると、 の合計と、 の合計が、 等しくなります。 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 電流連続の法則 900m 1100m 700m 600m ここで注目すべきは この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない ということでしょう。 電圧の法則-山の稜線- 注入電流の合計がゼロ 電気回路第1スライド2-6-2 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 この図の、 電流の向きを 変えると、 これを変えると 式は、 符号が 変わります。 ①前の結果を持ってきます。 ② I2の向きを逆にして、I2の符号が変わる。 ③ I4も向きを変えて、この符号もプラス。 ④式は全部プラスの簡単なもの。 ⑤まとめて、接点に流入する電流の和はゼロ。 マイナスの電流が重要。 一杯注入してどうするの? 例題として、抵抗の並列 接続について考えます。

22 ? ! 注入電流の合計がゼロ I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 +
接点 に流れ込む電流 I1 、I3 、I5 から流れ出す電流 I2、I4 I1~I5 の関係を求めると、 の合計と、 の合計が、 等しくなります。 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 電流連続の法則 900m 1100m 700m 600m ここで注目すべきは この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない ということでしょう。 電圧の法則-山の稜線- 注入電流の合計がゼロ 電気回路第1スライド2-6-3 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 この図の、 電流の向きを 変えると、 こちらも 同様に、 これを変えると 式は、 符号が 向きを変えて、 変わります。 ①前の結果を持ってきます。 ② I2の向きを逆にして、I2の符号が変わる。 ③ I4も向きを変えて、この符号もプラス。 ④式は全部プラスの簡単なもの。 ⑤まとめて、接点に流入する電流の和はゼロ。 マイナスの電流が重要。 一杯注入してどうするの? 例題として、抵抗の並列 接続について考えます。

23 ? ! 注入電流の合計がゼロ I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0
接点 に流れ込む電流 I1 、I3 、I5 から流れ出す電流 I2、I4 I1~I5 の関係を求めると、 の合計と、 の合計が、 等しくなります。 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 電流連続の法則 900m 1100m 700m 600m ここで注目すべきは この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない ということでしょう。 電圧の法則-山の稜線- 注入電流の合計がゼロ 電気回路第1スライド2-6-4 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 この図の、 電流の向きを 変えると、 +だけの簡単な式 +だけの簡単な式 こちらも 同様に、 これを変えると 式は、 符号が 向きを変えて、 変わります。 ①前の結果を持ってきます。 ② I2の向きを逆にして、I2の符号が変わる。 ③ I4も向きを変えて、この符号もプラス。 ④式は全部プラスの簡単なもの。 ⑤まとめて、接点に流入する電流の和はゼロ。 マイナスの電流が重要。 一杯注入してどうするの? 例題として、抵抗の並列 接続について考えます。

24 ? ! 注入電流の合計がゼロ I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0
接点 に流れ込む電流 I1 、I3 、I5 から流れ出す電流 I2、I4 I1~I5 の関係を求めると、 の合計と、 の合計が、 等しくなります。 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 電流連続の法則 900m 1100m 700m 600m ここで注目すべきは この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない ということでしょう。 電圧の法則-山の稜線- 注入電流の合計がゼロ 電気回路第1スライド2-6-5 I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 接点に流れ込む電流の和はゼロ。 +だけの簡単な式 ①前の結果を持ってきます。 ② I2の向きを逆にして、I2の符号が変わる。 ③ I4も向きを変えて、この符号もプラス。 ④式は全部プラスの簡単なもの。 ⑤まとめて、接点に流入する電流の和はゼロ。 マイナスの電流が重要。 一杯注入してどうするの? 例題として、抵抗の並列 接続について考えます。

25 ? 電圧の法則ー山の稜線- ここまで電流を考えましたが、 電圧についても回路解析で 基本的な法則があります。 あえて復習ですが、 電圧は、
I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 接点に流れ込む電流の和はゼロ。 注入電流の合計がゼロ E1 E4 E3 R1 R4 R3 R2 I1 I2 I3 I4 電圧源と抵抗での電圧の変化 その向きに E1、E3、E4の電圧 上昇がある。 電圧源 E = IR  I1R1 I2R2 I3R3 I4R4 の電圧降下 がある。 抵抗 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電圧の法則ー山の稜線- 電気回路第1スライド2-7-1 ここまで電流を考えましたが、 電圧についても回路解析で 基本的な法則があります。 あえて復習ですが、 電圧は、       正電荷が 感じるポテンシャルで、 電子 より正確に述べると 松本のような高所で高くなる 位置エネルギーで類推できます。 ①電圧はポテンシャルなので、位置エネルギーで議論。 ②どこかの山で、尾根づたいにループを歩きました。 ③途中の地点の標高はこれらの値。 ④出発点の標高は、旅の前の600mから変化しない。 ポテンシャルエネルギー

26 ? 電圧の法則ー山の稜線- 電圧の性質を述べる前に、 その辺の山でも歩いてみましょう。 そこで、 こちらはどこかの山のやはり
I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 接点に流れ込む電流の和はゼロ。 注入電流の合計がゼロ E1 E4 E3 R1 R4 R3 R2 I1 I2 I3 I4 電圧源と抵抗での電圧の変化 その向きに E1、E3、E4の電圧 上昇がある。 電圧源 E = IR  I1R1 I2R2 I3R3 I4R4 の電圧降下 がある。 抵抗 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電圧の法則ー山の稜線- 電気回路第1スライド2-7-2 電圧の性質を述べる前に、 その辺の山でも歩いてみましょう。 そこで、 こちらはどこかの山のやはり 航空写真でしょう。 ここを出発しまして、         このように、 少し尾根に上って降りてきました。 ①電圧はポテンシャルなので、位置エネルギーで議論。 ②どこかの山で、尾根づたいにループを歩きました。 ③途中の地点の標高はこれらの値。 ④出発点の標高は、旅の前の600mから変化しない。 ポテンシャルエネルギー

27 ? 電圧の法則ー山の稜線- 700m 1100m 600m 900m ここを出発しまして、 電圧の性質を述べる前に、
I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 接点に流れ込む電流の和はゼロ。 注入電流の合計がゼロ E1 E4 E3 R1 R4 R3 R2 I1 I2 I3 I4 電圧源と抵抗での電圧の変化 その向きに E1、E3、E4の電圧 上昇がある。 電圧源 E = IR  I1R1 I2R2 I3R3 I4R4 の電圧降下 がある。 抵抗 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電圧の法則ー山の稜線- 電気回路第1スライド2-7-3 ここを出発しまして、         電圧の性質を述べる前に、 その辺の山でも歩いてみましょう。 このように、 700m 1100m 600m 少し尾根に上って降りてきました。 900m 各地の標高を記すと、 この4地点のようになると思います。 大雑把(インチキ)で申し訳ありませんが ①電圧はポテンシャルなので、位置エネルギーで議論。 ②どこかの山で、尾根づたいにループを歩きました。 ③途中の地点の標高はこれらの値。 ④出発点の標高は、旅の前の600mから変化しない。 ポテンシャルエネルギー

28 ? 電圧の法則ー山の稜線- 700m 1100m 600m 900m ここで注目すべきは この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない
I1 ー I2 + I3 ー I4+ I5 = 0 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 接点に流れ込む電流の和はゼロ。 注入電流の合計がゼロ E1 E4 E3 R1 R4 R3 R2 I1 I2 I3 I4 電圧源と抵抗での電圧の変化 その向きに E1、E3、E4の電圧 上昇がある。 電圧源 E = IR  I1R1 I2R2 I3R3 I4R4 の電圧降下 がある。 抵抗 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電圧の法則ー山の稜線- 電気回路第1スライド2-7-4 ここで注目すべきは 1100m 700m 600m この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない ということでしょう。 900m ①電圧はポテンシャルなので、位置エネルギーで議論。 ②どこかの山で、尾根づたいにループを歩きました。 ③途中の地点の標高はこれらの値。 ④出発点の標高は、旅の前の600mから変化しない。 ポテンシャルエネルギー

29 ? ! 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電圧平衡の法則 では、回路の上で電圧の変化を 調べましょう。 R1 R4 R3 R2 E1
900m 1100m 700m 600m ここで注目すべきは この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない ということでしょう。 電圧の法則-山の稜線- I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 電圧平衡の法則 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 出発点 -E3+I3R3 -E3+I3R3-I4R4+E4 ループを一周すると -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 =0 ように起電力と 電圧降下を合計するとゼロになる。 この回路では、 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電気回路第1スライド2-8-1 では、回路の上で電圧の変化を 調べましょう。 R1 R4 R3 R2 E1 まず、先ほどの稜線のように ループを1つ作りましょう。 まっ平らでは面白くないので 適当に電圧源などを入れました。 E3 E4 それらで上昇する電圧を E1、E3など とするとともに 抵抗 4ついれました。 ①電圧源や、抵抗も4つの回路を考える。 ②ここで問題は電流の向き。 ③電流を書き込みます。右回りと左回りがあります。 ④電圧源はそのとおり、電圧が上昇。 ⑤抵抗では、E=IRの電圧。 ⑥電流と逆向きに電圧が上がり、E=IRだけ電圧降下。 抵抗では電圧が下がる。 流れる方向に注意が必 要です。 本来なら楽に計算できる ように右回りに電流を 設定します。

30 ? ! 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電圧平衡の法則 電圧の平衡を議論するのですが、 問題となるのは E1 E4 E3 R1 R4 R3
900m 1100m 700m 600m ここで注目すべきは この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない ということでしょう。 電圧の法則-山の稜線- I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 電圧平衡の法則 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 出発点 -E3+I3R3 -E3+I3R3-I4R4+E4 ループを一周すると -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 =0 ように起電力と 電圧降下を合計するとゼロになる。 この回路では、 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電気回路第1スライド2-8-2 電圧の平衡を議論するのですが、 問題となるのは E1 E4 E3 R1 R4 R3 R2 電流 の向き です。 ①電圧源や、抵抗も4つの回路を考える。 ②ここで問題は電流の向き。 ③電流を書き込みます。右回りと左回りがあります。 ④電圧源はそのとおり、電圧が上昇。 ⑤抵抗では、E=IRの電圧。 ⑥電流と逆向きに電圧が上がり、E=IRだけ電圧降下。 抵抗では電圧が下がる。 流れる方向に注意が必 要です。 本来なら楽に計算できる ように右回りに電流を 設定します。

31 ? ! 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電圧平衡の法則 I1 R1 電圧の平衡を議論するのですが、 問題となるのは電流の向きです。 R2 E1
900m 1100m 700m 600m ここで注目すべきは この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない ということでしょう。 電圧の法則-山の稜線- I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 電圧平衡の法則 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 出発点 -E3+I3R3 -E3+I3R3-I4R4+E4 ループを一周すると -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 =0 ように起電力と 電圧降下を合計するとゼロになる。 この回路では、 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電気回路第1スライド2-8-3 I1 電圧の平衡を議論するのですが、 問題となるのは電流の向きです。 E1 E4 E3 R1 R4 R3 R2 I2  電流を設定します。              I4 図のように、右回り左回り込みの 電流を設定しました。 I3 ①電圧源や、抵抗も4つの回路を考える。 ②ここで問題は電流の向き。 ③電流を書き込みます。右回りと左回りがあります。 ④電圧源はそのとおり、電圧が上昇。 ⑤抵抗では、E=IRの電圧。 ⑥電流と逆向きに電圧が上がり、E=IRだけ電圧降下。 抵抗では電圧が下がる。 流れる方向に注意が必 要です。 本来なら楽に計算できる ように右回りに電流を 設定します。

32 次に電圧源と抵抗での電圧の変化をまとめます。
900m 1100m 700m 600m ここで注目すべきは この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない ということでしょう。 電圧の法則-山の稜線- I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 電圧平衡の法則 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 出発点 -E3+I3R3 -E3+I3R3-I4R4+E4 ループを一周すると -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 =0 ように起電力と 電圧降下を合計するとゼロになる。 この回路では、 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電気回路第1スライド2-8-4 I4 I1 I3 次に電圧源と抵抗での電圧の変化をまとめます。 R1 R4 R3 R2 電圧源 では、 E1 E4 E3 I2 その向きに E1、E3、E4の電圧 上昇がある。 ①電圧源や、抵抗も4つの回路を考える。 ②ここで問題は電流の向き。 ③電流を書き込みます。右回りと左回りがあります。 ④電圧源はそのとおり、電圧が上昇。 ⑤抵抗では、E=IRの電圧。 ⑥電流と逆向きに電圧が上がり、E=IRだけ電圧降下。 抵抗では電圧が下がる。 流れる方向に注意が必 要です。 本来なら楽に計算できる ように右回りに電流を 設定します。

33 ? ! 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電圧平衡の法則 I4 I1 I3 電圧源と抵抗での電圧の変化 R1 R4 R3 R2 その向きに
900m 1100m 700m 600m ここで注目すべきは この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない ということでしょう。 電圧の法則-山の稜線- I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 電圧平衡の法則 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 出発点 -E3+I3R3 -E3+I3R3-I4R4+E4 ループを一周すると -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 =0 ように起電力と 電圧降下を合計するとゼロになる。 この回路では、 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電気回路第1スライド2-8-5 I4 I1 I3 電圧源と抵抗での電圧の変化 R1 R4 R3 R2 その向きに E1、E3、E4の電圧 上昇がある。 電圧源 一方、 抵抗 では、 E1 E4 E3 I2 E = IR  オームの法則 より電流から電圧 を求められます。 ①電圧源や、抵抗も4つの回路を考える。 ②ここで問題は電流の向き。 ③電流を書き込みます。右回りと左回りがあります。 ④電圧源はそのとおり、電圧が上昇。 ⑤抵抗では、E=IRの電圧。 ⑥電流と逆向きに電圧が上がり、E=IRだけ電圧降下。 抵抗では電圧が下がる。 流れる方向に注意が必 要です。 本来なら楽に計算できる ように右回りに電流を 設定します。

34 ? ! 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電圧平衡の法則 I4 I1 I3 電圧源と抵抗での電圧の変化 R1 R4 R3 R2 その向きに
900m 1100m 700m 600m ここで注目すべきは この出発地点の標高は、 旅行の前後で変化しない ということでしょう。 電圧の法則-山の稜線- I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 電圧平衡の法則 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 出発点 -E3+I3R3 -E3+I3R3-I4R4+E4 ループを一周すると -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 =0 ように起電力と 電圧降下を合計するとゼロになる。 この回路では、 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 電気回路第1スライド2-8-6 I4 I1 I3 電圧源と抵抗での電圧の変化 R1 R4 R3 R2 その向きに E1、E3、E4の電圧 上昇がある。 電圧源 抵抗 E1 E4 E3 I1R1 I1R1 I2R2 I2 E = IR  このように このように だけ電圧が下がる。 より電流から電圧 を求められますが、 の電圧降下 がある。 I4R4 I3R3 図では、 電流の向きに 電流は電圧の高いところ から低いところへ流れる。 電圧が下がるので ①電圧源や、抵抗も4つの回路を考える。 ②ここで問題は電流の向き。 ③電流を書き込みます。右回りと左回りがあります。 ④電圧源はそのとおり、電圧が上昇。 ⑤抵抗では、E=IRの電圧。 ⑥電流と逆向きに電圧が上がり、E=IRだけ電圧降下。 抵抗では電圧が下がる。 流れる方向に注意が必 要です。 本来なら楽に計算できる ように右回りに電流を 設定します。

35 ? ! 電圧平衡の法則 600m I1 I2 I3 I4 I1R1 I2R2 先ほどの回路 において 電圧源 と 抵抗 による E1
電圧源と抵抗での電圧の変化 その向きに E1、E3、E4の電圧 上昇がある。 電圧源 E = IR  I1R1 I2R2 I3R3 I4R4 の電圧降下 がある。 抵抗 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 流入電流の和 流出電流の和 電流の法則 ループを 回って 電圧の変化はゼロ 電圧の法則 今日のまとめ 電圧平衡の法則 電気回路第1スライド2-9-1 I1 I2 I3 I4 I1R1 I2R2 先ほどの回路 において 600m 電圧源 抵抗 による E1 電圧降下 があります。 出発点 ここでは、先ほどの山の ように右から出発しましょう。 E4 E3 海抜高度を測ったときの海面ゼロメートル がないので、出発点をゼロボルトにします。 I4R4 I3R3 ①電圧源と抵抗の電圧降下から電圧の変化を調べる。②下へ行ってE3下がって、I3R3上昇。 ③左に行って、I4R4下降E4上昇。上を回って元に戻る。 ④一周して、電圧は-E3+…はこ最初のゼロと同じはず。 ⑤起電力と電圧降下の合計はゼロ。 接点があると電流は変 わります。電圧はどう 扱うの? こちらは簡単な例題、 抵抗の直列接続です。

36 ? ! 電圧平衡の法則 I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 ここを出発して、 下まで行くと、
電圧源と抵抗での電圧の変化 その向きに E1、E3、E4の電圧 上昇がある。 電圧源 E = IR  I1R1 I2R2 I3R3 I4R4 の電圧降下 がある。 抵抗 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 流入電流の和 流出電流の和 電流の法則 ループを 回って 電圧の変化はゼロ 電圧の法則 今日のまとめ 電圧平衡の法則 電気回路第1スライド2-9-2 I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 ここを出発して、 下まで行くと、 矢印の向きに注意して、 E3だけ下がって、 I3R3上昇します。 したがって、下の点の電圧は、 出発点 -E3+I3R3 となります。 -E3+I3R3 ①電圧源と抵抗の電圧降下から電圧の変化を調べる。②下へ行ってE3下がって、I3R3上昇。 ③左に行って、I4R4下降E4上昇。上を回って元に戻る。 ④一周して、電圧は-E3+…はこ最初のゼロと同じはず。 ⑤起電力と電圧降下の合計はゼロ。 接点があると電流は変 わります。電圧はどう 扱うの? こちらは簡単な例題、 抵抗の直列接続です。

37 ? ! 電圧平衡の法則 I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 ここを出発して、 下まで行くと、
電圧源と抵抗での電圧の変化 その向きに E1、E3、E4の電圧 上昇がある。 電圧源 E = IR  I1R1 I2R2 I3R3 I4R4 の電圧降下 がある。 抵抗 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 流入電流の和 流出電流の和 電流の法則 ループを 回って 電圧の変化はゼロ 電圧の法則 今日のまとめ 電圧平衡の法則 電気回路第1スライド2-9-3 I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 ここを出発して、 下まで行くと、 矢印の向きに注意して、 E3だけ下がって、 I3R3上昇します。 したがって、下の点の電圧は、 -E3+I3R3 となります。 -E3+I3R3-I4R4+E4 出発点 左には I4R4下がって、 E4あがります。 さらに上を回って出発点に戻ると E1あがり、I1R1下がり、I2R2あがります。 ①電圧源と抵抗の電圧降下から電圧の変化を調べる。②下へ行ってE3下がって、I3R3上昇。 ③左に行って、I4R4下降E4上昇。上を回って元に戻る。 ④一周して、電圧は-E3+…はこ最初のゼロと同じはず。 ⑤起電力と電圧降下の合計はゼロ。 接点があると電流は変 わります。電圧はどう 扱うの? こちらは簡単な例題、 抵抗の直列接続です。

38 ? ! 電圧平衡の法則 I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 ループを一周すると
電圧源と抵抗での電圧の変化 その向きに E1、E3、E4の電圧 上昇がある。 電圧源 E = IR  I1R1 I2R2 I3R3 I4R4 の電圧降下 がある。 抵抗 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 流入電流の和 流出電流の和 電流の法則 ループを 回って 電圧の変化はゼロ 電圧の法則 今日のまとめ 電圧平衡の法則 電気回路第1スライド2-9-4 I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 ループを一周すると 0だった電圧が、 -E3+I3R3 -E3+I3R3-I4R4+E4 -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 まとめて となる。 -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 出発点 そこで、先ほどの例を思い出すと、 -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 一回りしても電圧は変わらないので、 一回りしても電圧は変わらないので、 -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 =0 ①電圧源と抵抗の電圧降下から電圧の変化を調べる。②下へ行ってE3下がって、I3R3上昇。 ③左に行って、I4R4下降E4上昇。上を回って元に戻る。 ④一周して、電圧は-E3+…はこ最初のゼロと同じはず。 ⑤起電力と電圧降下の合計はゼロ。 接点があると電流は変 わります。電圧はどう 扱うの? こちらは簡単な例題、 抵抗の直列接続です。

39 ? ! 電圧平衡の法則 I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 ループを一周する ように起電力と
電圧源と抵抗での電圧の変化 その向きに E1、E3、E4の電圧 上昇がある。 電圧源 E = IR  I1R1 I2R2 I3R3 I4R4 の電圧降下 がある。 抵抗 電圧の法則-抵抗で電圧降下ー 流入電流の和 流出電流の和 電流の法則 ループを 回って 電圧の変化はゼロ 電圧の法則 今日のまとめ 電圧平衡の法則 電気回路第1スライド2-9-5 I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 ループを一周する ように起電力と -E3+I3R3 -E3+I3R3-I4R4+E4 電圧降下を合計するとゼロになる。 出発点 この回路では、 -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 =0 ①電圧源と抵抗の電圧降下から電圧の変化を調べる。②下へ行ってE3下がって、I3R3上昇。 ③左に行って、I4R4下降E4上昇。上を回って元に戻る。 ④一周して、電圧は-E3+…はこ最初のゼロと同じはず。 ⑤起電力と電圧降下の合計はゼロ。 接点があると電流は変 わります。電圧はどう 扱うの? こちらは簡単な例題、 抵抗の直列接続です。

40 今日はキルヒホッフの法則2つを学習しました。
I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 電圧平衡の法則 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 出発点 -E3+I3R3 -E3+I3R3-I4R4+E4 ループを一周すると -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 =0 ように起電力と 電圧降下を合計するとゼロになる。 この回路では、 スライドの終了 今日のまとめ 電気回路第1スライド2-10-1 電流の法則 今日はキルヒホッフの法則2つを学習しました。 流入電流の和 流出電流の和 ①電流の法則は接点に入る電流の和は、出る電流の和。 ②電圧の法則は、ループを回るように電圧変化ゼロ。 はじめに戻ります。 次回までの演習課題です。

41 ? ! 今日のまとめ 電圧平衡の法則 流入電流の和 = 流出電流の和 電流の法則 電圧の法則 は ループを 回って 電圧の変化はゼロ
I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 電圧平衡の法則 I1R1 I3R3 I4R4 I2R2 出発点 -E3+I3R3 -E3+I3R3-I4R4+E4 ループを一周すると -E3+I3R3-I4R4+E4+E1-I1R1+I2R2 =0 ように起電力と 電圧降下を合計するとゼロになる。 この回路では、 スライドを終了します。 今日のまとめ 電気回路第1スライド2-10-2 流入電流の和 流出電流の和 電流の法則 電圧の法則 ループを 回って 電圧の変化はゼロ ①電流の法則は接点に入る電流の和は、出る電流の和。 ②電圧の法則は、ループを回るように電圧変化ゼロ。 はじめに戻ります。 次回までの演習課題です。

42 !! 付録:電気回路第1のシラバス 電気回路第1スライド付録 ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。 <授業の特色>
電気工学、電子工学、通信工学の基礎となり、電磁気学とならぶ最重要科目である。これから学習する専門科目の基礎なので、実際に回路が扱えるように、繰り返し講義、演習、試験を行なう。また、各自のパソコンで利用できる講義データ(パワーポイント形式)を配布し、これを用いて授業を進める。授業では使用しないが、印刷物が必要な場合は、「電気回路」(大下眞二郎著、共立出版)又は「詳解電気回路演習(上)」(大下眞二郎著、共立出版)を参照されたい。なお、情報コンセントのある共通教育61番教室で授業を行なうが、ネットワーク経由で遊んでいる者などは即刻退室させる。 <授業の達成目標> 電気回路第1では交流回路までを学習する。交流について、位相差とその寄与を理解し、複素数のインピーダンスを用いて解析できるようになることを最低限の目標とする。 <評価方法> 期末試験には原則として第2~5章より各1題ずつ出題する。過去の試験問題を公開し、これと同水準の別問題を出題する。期末試験にて80点以上を優、70点以上を良、60以上の者を可とする。また、カンニング防止のため、できるだけ1人ずつ異なる問題を与えるが、答案等に多少でも疑義がある場合は0点と採点し、追試験を受験させる。 <授業の内容> 第1章 電圧、電流  電圧、電流の意味、オームの法則、等価回路の意味(第1週) 第2章 直流回路  キルヒホッフの法則、枝路電流法と網目電流法(第2週)  網目電流方程式、ホィートストンブリッジ回路(第3週)  直流回路の演習(第4週) 第3章 正弦波交流  正弦波交流と実効値、位相(第5週)  インダクタンス回路、キャパシタンス回路(第6週)  RL並列回路、RC直列回路、RLC直列回路(第7週)  インピーダンス、力率、有効電力、無効電力(第8週) 第4章 ベクトル記号法  位相のずれた電圧、複素電圧、複素電流(第9週)  インピーダンス、位相、アドミッタンス(第10週)  複素電力、電力・力率の計算(第11週) 第5章 交流回路  RL回路、RC回路、RLC直列共振回路(第12週)  並列共振回路、相互誘導回路、交流ブリッジ(第13週) 復習と演習 (第14週) ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。 !!

43 !! 補足1:電子はなくならない!? 電子はなくならない。→ループを回る。
導線や、抵抗のなかで電子はなくなったりしません。したがって、フリーに動ける電子たちは、ちゃんと回路の中をぐるっと回るように動くいています。 電流1 [A] 電流1 [A] 電流1 [A] 電子 電子 電子 電流も(途中で)なくならない。 たとえば、右から電子が左に動いているケースでは、電子は導線のなかでなくなりませんから、電流も至るところで流れています。左で1 [A]なら右でも1 [A]です。 電流 0.7 [A] 電流1 [A] 途中に2股があると、電子はどちらかへ進む。 では、1本の導線ではないとき、右図のように2股に分かれるときはどうでしょうか?電子は上の道か下の道どちらかを選んで進みます。1 [A] の電流が例えば、0.3 [A] と 0.7 [A] に分かれて進むかもしれません。 電流 0.3 [A] !! わかったら(でなくっても) ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。

44 !! 補足2:マイナスの電流が重要 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0
I1 から I5 のうちどれかがマイナスであったとすると、全部ゼロという事態を免れます。電流マイナス 1 [A] なんておかしいと思っていた方々には納得いただけたでしょうか?I2 と I4 がマイナスということを認めていただければ、      I1+ I3 + I5 = I2変更前+ I4変更前 ①      I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 ② と書き換えられましたね。 I1 + I2 + I3 + I4+ I5 = 0 わかったら(でなくっても) ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。 !!

45 補足3:ポテンシャルエネルギー 位置エネルギーというのを学習していれば簡単です。空間のここにはいくらというポテンシャル(潜在的な)エネルギーを持っていると決めてあげますとその差の分だけ、速く運動したというあれです。あえて、高さ h を用いて mgh でしたっけ、と述べなかったのは必ずしも地球の重力だけが効いているわけではなくて、磁石で引っ張っても、静電気で引っ張っても、場所ごとに居心地のよさがことなるようにエネルギーを設定するとそれがポテンシャルになります。 たとえば山の頂上はポテンシャルエネルギーが高いところで、エンジンを用いなくても、車で下れて、どんどん速度を上げられるかもしれません。(回生ブレーキでバッテリーを充電してもよいです。) 今日の授業を理解するポイントはある1点には決まったポテンシャルがあって、どこかに行って戻っても値は変化しないということです。電圧というのはこんな量なのです。右の等高線図のように、銅線でつないだところは同じ電圧になります。アースの記号は「ここをゼロにしますよ」という意味です。 !! わかったら(でなくっても) ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。

46 補足4:抵抗では電圧が下がる。 R マイナスの電流の次は、抵抗での電圧減少です。直流の部分で最もよく間違うのが、負号のつけ方で、右図のように抵抗一個に電圧 E を加えると、抵抗にいくらかの電流 I が流れます。しかし、ぐるっとまわって電圧がゼロになるためには、抵抗では電圧が下がらないといけません。電圧源で、上昇したら、抵抗では-E だけ上昇することになります。 したの絵は美しくないですが、電圧源で一気に高みに上って、滑り台のような抵抗のところを徐々におりてくるといった様子です。上ったら降りるので抵抗の電圧降下と覚えてください。 I E わかったら(でなくっても) ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。 !!

47 !! 補足5:接点ごとに違う電流 ① ② ④ ③ I1 R1 R2 E1 I2 I4 E3 E4 R3 R4 I3
電流連続の法則は、各接点毎に入った電流の和と出た電流の和が等しいと考えます。例えば一番上の点では I1 と I2 が流入しますので、I1 + I2 が上のほうに流れ出す電流と等しくなります。このように接点がありますと、そこから出て行く電流等がありますから接点の前後で異なった電流を考えるのが基本となります。下の絵のようにこのループでは①から④までの枝に電流を考えるとそれぞれの枝の中では1つの電流です。 I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 R1 R3 R4 R2 わかったら(でなくっても) ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。 !!

48 !! 発展1:前回からの演習課題の解答 10 [V] 2 [Ω] 3 [Ω] V I [1] 右の回路での電流Iと電圧Vを求めなさい。
全体の抵抗は 2 [Ω] + 3 [Ω] = 5 [Ω] です。 右から左方向に流れる電流は、 I = -10 [V] / 5 [Ω] = -2 [A] です。 V = -(-2 [A] )×3 [Ω] = 6 [V] です。 [2] ある乾電池に理想的な電圧計をあてて電圧を測ると 1.60 [V] であり、これも理想的な電流計をあてて電流を測ると 4.0 [A] の電流が流れた。この乾電池の等価回路を1つ示しなさい。 理想的な電圧計は実は電圧計に電流が流れないことを意味しております。内部抵抗に関係なく起電力は1.60 [V]としましょう。理想的な電流計をつなぐと電流計の抵抗が無視できるほど小さいので、内部抵抗を r として1.60 [V]/r の電流が流れることから r = 0.4 [Ω]です。 1.60 [V] 0.4 [Ω] !! ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。

49 発展2:電圧一定、スイッチ等ありません 前回の理想電圧源(理想電流源)を覚えていただけると簡単なのですが、ここで扱う直流回路では、単に乾電池を使用するなどではありません。理想電圧源などを使用し、途中にスイッチとかはとりあえず入れないようにします。電池がヘタってしまうのも分析が困難ですが、途中にスイッチがあってONと押したとたんにボンと電気がつくなんていうのも考えません。後者(スイッチを入れた瞬間の装置の振る舞い)は実はかなりレベルの高い問題で、電気回路第1では扱いません。 定常的に動いている 状態を考える。 スイッチONのような 変化への応答を 考える。 実際に用いる装置 を解析、設計。 ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。 !!

50 発展3:車がたくさん走るほど太い道が必要 余談のついでに電線の太さについて述べておきましょう。松本市内の国道などは、いつも渋滞していて大変ですが、多くの車を通そうとすると、それだけ広い道路が必要です。片側3車線あると大変広く感じますが、これと同様に導線の場合も、細い銅線を何本かより集めた銅線がしばしば用いられます。これは銅線にも抵抗がいくらかあって、その発熱を抑えようとしているためですね。通常は車の数でなく、電流で線のタイプが決まっています。コンセントにつないで使うものは普通のが10 [A] の規格、ストーブとかだと 15 [A] の規格のもので少し太いと見て取れるでしょう。 プラグの修理などで中の線を見ていただくと、大抵細い線がたくさんで、1本の太い線というケースは少ないと思われます。これは、線がフレキシブル(自在に曲げられる)こともありますが、周波数の高い交流ほど表面近傍に電流が流れる傾向があることにもよるかもしれません。 !! ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。

51 !! 発展4:簡単な例(電流連続) + + + 2つの導線を1箇所でつなぐとただの線です。あるいはやっと電流が流れるようになります。
I1 = 0 I1 =-I2 + I1 I2 I1 I2 1本の導線にもう一本の端をつなぐと、もとのループに電流が注入されます。 I1 I1 = I2 I1 + I3 I3 I3 = 0 I1 + I3 = I2 I2 I2 2本の導線が交わると、両方に電流の損得(?)の関係があります。 !! ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。 I2 I1 I3 I1 + I3 = I2 + I4    I4 I1 I3 I3 = I4 I4 + I1= I2 I2

52 発展5:並列抵抗の合成抵抗 抵抗を図1のように並列接続しました。しかし格好付けて描きましたが本当のところ左右の点は1点で交わっているわけで、図2のように書き換えると簡単です。この抵抗の合成抵抗を考えましょう。(結果は既知の方が多いと思います。) 左の点に電圧源から流入する電流を I0、R1 から Rn へ流れ出す電流を I1 から In とします。このとき電流連続の方程式は、   I0 = I1 + I2 + I In ① となる。一方電圧平衡の方は、全部等しいとした、   E = I1R1 = I2R2 = I3R3 = InRn ② となる。②式を R1、R2、R3 などで割ると、    I1 = E/R ③    I2 = E/R ④    I3 = E/R ⑤ などが得られるため、これらを①に代入し、   I0 = E/R1 + E/R2 + E/R E/Rn ⑥ となるが、E について解いて、   I0 = E(1/R1 + 1/R2 + 1/R /Rn) ⑦ これとオームの法則(ここの電流 I0 を用いて)   I0 = E/R ⑧ と比較して、合成抵抗は、   1/R = 1/R1 + 1/R2 + 1/R /Rn ⑨ となる。 R3 Rn R2 R1 E R3 Rn R2 R1 E I1 I2 I3 In I0 図1 抵抗の並列接続  図2 両端は1点で接している。 !! ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。

53 !! 発展6:全部右回りに電流を設定すると、 I1 R1 R2 E1 I2 I4 E3 E4 R3 R4 I3
電流の向きは重要で、本編では、それを1つ1つ考慮するように、右回り左回り込みのめんどうな設定をしました。現実的には、どちらかに決めてあげると簡単です。 右の図のように電流 I1 から I4 を右回りに設定しました。敢えて、注意を喚起しておくと、破線で示したループの方向に沿って電流の向きを設定しました。このとき、すべての電流はループの方向に電圧を降下させますから、電圧平衡の方程式は、     E1-I1R1-I2R2-E3-I3R3-I4R4+E4 = 0 ① となって、起電力はプラスとマイナスがありますが、抵抗の電圧降下の部分は全部マイナスで表現されます。当然ながら、 I1 から I4 の中にはこれがマイナスのものがあるかもしれません。 I1 I2 I3 I4 E1 E3 E4 R1 R3 R4 R2 !! ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。

54 発展7:直列接続の合成抵抗 これはご存知と思い授業では割愛しましたが、いくつかの抵抗を直列につないだ場合は、合成抵抗はそれぞれの抵抗の和になります。たとえば、図1の合成抵抗は、 R = R1 + R2 + R Rn ① となります。 これは回路を作って考えるとわかりやすく説明されます。図2のように抵抗 n 個を直列につないだものに電圧源 E を接続し、流れる電流を I としますと、それぞれの抵抗の電圧降下は図3のようになります。もちろん、ここで電圧平衡の法則を考えますから、 E = IR1 + IR2 + IR IRn ② となります。この右辺を電流 I でくくりだして、 E = I (R1 + R2 + R Rn) ③ と書き換えられます。そこで合成抵抗 R を①式のように定めると、③式は、元のオームの法則の式、 E = IR ④ と同一に書き表されます。 R3 Rn R2 R1 図1 抵抗の接続 E R3 Rn I R2 R1 図2 直列回路 電圧降下 IR1 IR2 IR3 IRn I E ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。 !! 図3 電圧平衡

55 !! 発展8:次回までの演習課題 [1] 次のように導線を3本ないし4本ある接点につないだ接点でそれぞれ電流をもとめなさい。 I2 I3
7 [A] 12 [A] -7 [A] 7 [A] 14 [A] 14 [A] 7 [A] 7 [A] I1 [2] つぎの各回路の未知電圧をもとめなさい。 3 [V] 2 [Ω] 2 [Ω] V2 1 [A] 2 [A] ここをクリックしてもとの スライドに帰りましょう。 !! 3 [V] 1 [A] V1 2 [V] 2 [V] 1 [Ω] 2 [Ω] 2 [A]


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