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2013/07/31 金融リテラシー連続講義 第2回 人生とお金.

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1 2013/07/31 金融リテラシー連続講義 第2回 人生とお金

2 【本講座の目標──金融リテラシーの意味】
社会人になると、「自分の責任と判断」でお金を伴う取引を行うことになる。 お金が動くところには、必ず制度(法令)や契約など、何らかの「ルール」がある。 基本的なルールを知るとともに、そのルールのもとで経済合理的な判断ができることが望ましい。 また、経済の状況が変化すると、経済合理性の判断も変わり得るため、経済を見る眼も必要になる。

3 1. 一生涯に付き合うお金

4 (1)一生涯における収入と支出のイメージ サラリーマン世帯を想定した一生涯の収支
(出典)日本FP協会テキスト「10代から学ぶパーソナルファイナンス」

5 グラフから分かることを書き出してみよう。
気付いたこと 一生涯を通してみると (例) 収支ともに2億円以上の規模になる。 40歳までをみると 支出よりも収入の方が上回る。 40~65歳をみると 収入・支出ともにピークとなるが、収入の方が多い。 65歳以降をみると 収入が大幅にダウンし、支出が収入を上回る。 収支を合わせるために必要なことは? 収入の方が多い時期に貯蓄を行う。

6 2. 大学卒業までにかかるお金

7 (1)大学を卒業するまでにかかる教育費 (高校卒業までにかかる教育費) 5,050,236円 6,099,732円 6,806,184円
幼稚園 小学校 中学校 高校 合計額 公立(2年間) 公立 5,050,236円 私立(3年間) 6,099,732円 私立 6,806,184円 7,855,680円 10,426,026円 17,710,512円 (出所)文部科学省「平成26年度子供の学習費調査」をもとに金融広報中央委員会作成

8 (大学在学中にかかる教育費) 入学金 授業料等 生活費 合 計 自 宅 自宅外 国立大学 2,425 1,977 4,487 4,402
単位:千円 入学金 授業料等 生活費 合 計 自 宅 自宅外 国立大学 2,425 1,977 4,487 4,402 6,912 私立大学 文系 3,860 1,774 4,365 5,634 8,225 理系 5,168 6,942 9,533 医学部 (6年間) 23,055 n.a. (出所)次の資料をもとに金融広報中央委員会で試算。 文部科学省「平成22年度国立大学の授業料、入学料及び検定料の調査結果」   〃    「私立大学等の平成24年度入学者に係る学生納付金等調査結果」 日本学生支援機構「平成24年度学生生活調査」

9 (2)大学にかかるお金の意味 大学に進学して勉強することの目的は? かけるお金に見合う効果とは? (例) 専門知識の習得、資格の取得。
探究心や社会に対する視野を広げ、深めること。 幅広い人脈の形成。 かけるお金に見合う効果とは? (例) より賃金の高い職種への就職(➝生涯賃金の増大)。 より高い社会的付加価値を伴う仕事をすること。 起業することにより、新たな成長分野を切り拓くこと。

10 キーワード 機 会 費 用 「機会費用」とは、いくつかの選択肢の中からどれか一つを選択した場合、他の選択をしていたら得られたであろう利益のこと。「逸失利益」ともいう。  その選択をして得た「機会」の裏側で発生するコストという趣旨。  実際に選択したことで直接的に生じるコストではない点に注意。

11 (3)大学に進学することの「機会費用」 「機会費用」は決して小さくない。 進学に伴う「機会費用」とは、
「進学しなかったとしたら、得られたであろう利益」 (例) ・ 高校卒業後に就職した場合の4年分の給料 ・ 専門学校(2年制)で修得した技能や資格と卒業 後就職して得た2年分の給料 「機会費用」は決して小さくない。

12 (4)奨学金① 大学、専門学校に通う学生の約4割が奨学生。 (奨学金事業の概況) 1,767 1,339 151 277 12,144
 全  体 日本学生 支援機構 学校 地方公共団体公益法人など 奨学生数 (千人) 1,767 1,339 151 277 奨学金事業額 (億円) 12,144 10,933 455 756 (出所)日本学生支援機構「平成25年度奨学事業に関する実態調査報告」をもとに金融広報中央委員会作成

13 (4)奨学金② 貸与型の奨学金は、大学卒業後、返済の義務がある。 (日本学生支援機構の制度) 貸与額 返還額と回数 月額 総額 月賦額
単位:円、回 貸与額 返還額と回数 月額 総額 月賦額 回数(年) 国立大 自 宅 45,000 2,160,000 12,857 168 (14) 自宅外 51,000 2,448,000 13,600 180 (15) 私立大 54,000 2,592,000 14,400 64,000 3,072,000 14,222 216 (18) 月額3万円(年利0.82%) <返還総額> 30,000 1,440,000 9,771 <1,524,324> 156 (13) (出所)日本学生支援機構「奨学金ハンドブック・2015」をもとに金融広報中央委員会作成

14 (日本学生支援機構の制度) 制度の概要・留意事項 返還開始時期 大学卒業7か月目から。
返還が困難な場合 病気、失業、収入減等で返還が困難になった場合、返還額の減額や返還期限の猶予を受けられる可能性がある(同機構に要相談)。 延滞利息 返還を延滞すると、年5%の延滞利率が適用される。 個人信用情報の取り扱い 返還開始から6か月以上経過した時点で、3か月以上延滞した場合は、個人信用情報機関に延滞者として登録される。 → クレジットカードの発行及び利用が停止されることがある。 (出所)日本学生支援機構「奨学金ガイド・2015」をもとに金融広報中央委員会作成

15 社会に出た後、かかったコストを回収する必要
(5)人生における大学時代の位置づけ 大学で過ごすことに伴う直接・間接のコストは大きい。 社会に出た後、かかったコストを回収する必要 大学在学中に社会人としての「生活力」の基礎を 身に付けることが大切。 将来の人生設計を描く。 人生設計を実現するための素地をつくる(資 格取得、就活、金融リテラシーの習得等)。

16 キーワード 費 用 対 効 果 何かをするとき、直接的な費用や機会費用が必ずかかっている。その選択をするに当たっては、かかる費用に見合うか、またはそれを上回る効果(効用)が得られるかを慎重に考えることが大切。 (例)資格取得の費用対効果 (例) 教材購入にかかった費用。 勉強時間をアルバイトに使っていたら、得られたであろう給料。 費用 (例) 取得した資格で得ることができる給料。 勉強して習得した知識を仕事や生活で活かせるメリット。 効果

17 3. 人生設計(ライフプラン)の大切さ

18 (1)ライフプランとは ライフ イベント 一般に、人生の中で起こり得る出来事。 (就職、結婚、子の教育、リタイアなど) デザイン
ライフイベントに自分なりの夢や希望を反映させた大まかな人生の構想 プラン ライフデザインをより具体的に、人生の時間軸の中で位置づけたもの。 (資金計画を合わせて考えることができればベスト)

19 (2)ライフプランのイメージ 60代 50代 40代 30代 (出所)上記各種資料及びこれらをもとに金融広報中央委員会で試算
   妊娠・出産費用 49万 円 国民健康保険中央会「正常分娩分の平均的な出産費用について(平成25年度)」 住宅取得資金(建売の場合)  自己資金  450万円  借 入 金 2,675万円 独立行政法人住宅金融支援機構 「2014年度フラット35利用者調査報告」  結婚費用総額(結納~新婚旅行)       全国平均 461万円    「ゼクシィ 結婚トレンド調査2015」     子供の教育費(自宅通学の場合) 幼稚園~大学4年間(国公立の場合) 約750万円 幼稚園~大学4年間(私立の場合) 約2,300 万円 文部科学省「平成22年度国立大学の授業料、入学料及び検定料の調査結果」等 セカンドライフの生活費 月28万円(二人以上世帯) 総務省「家計調査2015年平均速報」 (出所)上記各種資料及びこれらをもとに金融広報中央委員会で試算

20 (3)人生の3大費用 内容 留意点 ①教育費用 子の養育と学校教育にかかる費用。 公立・私立、大学に行く・行かないなど、選択の余地あり。
②住宅費用 住宅の取得、賃借にかかる費用。 購入・賃借、新築・中古など、選択の余地あり。 ③老後費用 リタイア後、死ぬまでにかかる生活費。 自分の選択だけで大きく減らすことは難しい。

21 (4)誰もが直面するお金の問題① どのようなライフプランを描くにしても、最終的に直面するのは「老後費用をいかに賄うか」という問題。 日本人の平均寿命を前提に、入手可能な統計資料を用いて大まかに試算すると、 65歳から死ぬまでにかかる生活費は、健康で余命を全うすると仮定しても 約 7,700万円 ※詳しくは、「第5回 ライフプランを描く①」の講義で。

22 (4)誰もが直面するお金の問題② 約7,700万円を賄う原資は主として次の3つ。 年 金 → いくら貰えるのだろうか?
年 金 → いくら貰えるのだろうか? 退職金 → 職業や勤続年数による? 貯 蓄 → いくら貯めておけば良いのか?

23 (5)改めて「金融リテラシー」とは 前述の疑問に答えられるだけの「知識」と、それをもとに必要な行動が取れるようになるための「考え方・判断力」(これらを合わせて「金融リテラシー」という)を身に付けることが大切。 金融リテラシーは、より安心で豊かな暮らしを実現するために必要不可欠な「力」である。

24 本日の講義のまとめ 大学を卒業するまでには、相当な費用(機 会費用を含む)がかかっている。 大学時代には、その費用以上の効果が将 来得られるようになるための準備を行うこと が望ましい。 社会に出るには、自分なりのライフプランを 持つことが大切である。 思い描いたライフプランの実現には、金融 リテラシーが必要不可欠である。


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