Download presentation
Presentation is loading. Please wait.
Published byかつかげ つくとの Modified 約 6 年前
1
利用間伐の可能性と展望 京都大学大学院 藤野 正也 本日の内容 日本林業の置かれた位置の確認 提案型集約化+車両系による利用間伐の紹介
2
世界の林業情勢 ホワイトウッド集成材の隆盛 → 中小径材需要 国際木材価格の下落(工場着1万円/m3) 原油価格の高騰 木材需給逼迫の懸念
→ 中小径材需要 国際木材価格の下落(工場着1万円/m3) 原油価格の高騰 木材需給逼迫の懸念 資源の枯渇,中国の木材需要増
3
日本の林業情勢 国産材価格が輸入材価格を下回る. 価格面で魅力的 戦後造林木が成長. そこそこの歩留まり 台風による風倒木処理の増加.
量が出てくる → 国産材需要の増加+新製品の登場
4
つまり 価格は下げ止まり,買い手はいくらでもいる. この価格に見合う搬出コスト削減が実現すれば大きなビジネスチャンス. しかし山側は
間伐問題,風雪害の多発,不明確な境界,シカ食害,担い手不足.... ビジネスどころではない
5
ではありますが, 今の時期の間伐あっての将来計画. みなさんが頑張って育ててきた山ですので,もうちょっと面倒を見てあげませんか?
とはいうものの,費用が掛かる.
6
どうすればいいのか 提案型集約化+車両系による低コスト林業 提案型集約化
要するに団地化.面積を取りまとめて,一気に施業することで,コスト削減を実現 車両系 重機で伐採・造材・搬出を行うことで,工期短縮,コスト削減を実現
7
なぜ提案型集約化なのか 林業は儲からない,間伐は金がかかる,と思っている所有者が多い. 不在村所有者は自分の山がどうなっているか分からない.
代替わりで山のことを知らない所有者が増えている. 待っていても山は良くならない.
8
なぜ車両系か うまくやれば相当費用を下げられる. 費用の話は後ほど. 作業道開設が前提 所有林まで自動車で行けます.
費用の話は後ほど. 作業道開設が前提 所有林まで自動車で行けます. 労働条件の改善につながる. 若者には機械の方が楽. 小規模分散型の林地に最適.
9
費用の話 一度目の間伐では作業路開設費用がかかるので,架線集材と費用はあまり変わらない.ですが,補助金が出るので,あまり費用の心配はいりません. 場合によっては数万円/haの収入も. 二度目以降の間伐では,伐採搬出費用だけなので,収入が多く見込める.5,000円~10,000円/m3ほど違ってくる.
10
どういう林業なのか 販売方針 費用 今まで 高級材を 不安定少数販売 費用を掛けて 良材を生産 これから 並材を 安定大量販売
費用を掛けない
11
誰がするのか 岡山では素材業者が率先して行っている. 森林組合がやってくれると一番良い. 全国では日吉町森林組合だけが実施.
12
実行側の難点 提案型集約化の難点 所有者は様々な山に対する思い入れを持っているので,取りまとめが面倒. 車両系の難点
新技術なので訓練が必要. 経営をしっかり考えないと現場が動かず,大赤字になる.
13
本日お越しのみなさんには 団地化して一度に施業することの重要性をご理解いただき,それを他の人にも広めていただきたい.
それと,森林組合が重い腰を上げるように,叱咤激励を!
Similar presentations
© 2024 slidesplayer.net Inc.
All rights reserved.