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長谷川 隆 (県立ぐんま天文台) 2011年3月5日 生涯学習センター 少年科学館
かなたのマジェラン星雲 長谷川 隆 (県立ぐんま天文台) 2011年3月5日 生涯学習センター 少年科学館
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ちきゅう(地球)と、そら(空) 北極 にほん 北半球 南半球 オーストラリア 南極
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みなみにいくとちがう空(星)が みえるみたいだ
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そのまえに、きた(北)からみえる空のようすをみておこう
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ほっきょくせい (北極星) いつもきた(北)にある明るい星 ほかの星がそのまわりをまわるようにみえる なんきょく(南極)星はあるだろうか?
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カノープス ぐんま天文台でみると 3月上旬ころみなみ(南)のちへいせん(地平線)すれすれにみえる
ひとばんに、二じかん(時間)くらいしかみえない 春はかすみやすく、こうさ(黄砂)、かふん(花粉)などで、ちへいせんの近くはみえにくい みえたらすごい「ラッキー」 ∴ 不老の星
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冬のダイヤモンド ぐんまからみるとみなみ(南)のそらのめだつ星のならび
南半球までいってさがしても21個しかない1等星(いっとうせい)が狭い空に7個も。 偶然?それにしてはできすぎ(りゆうがある)? あまのがわ(天の川) 冬から春になると、南の方におりていく その先は?切れている?続いている?
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いざ、みなみの空にいってみよう 南極星? カノープスの位置は? 冬のダイヤモンドはどうみえる? 冬の天の川のさきっぽは?
めだつ星はないかな? いざ、みなみの空にいってみよう
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なんきょく(南極)星? なかった。 北極や南極のほうこう(方向)にかならずあるわけではない。 北極星もないことがある ???
北極星もないことがある ??? われわれがいきているあいだは、北にあります。 しかし、じつは、ないことがほとんどです。 うちゅうのてんたい(天体)はうごかないものはたぶんありません。 せいざもながい間には形をかえます。
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冬のダイヤモンド 北のそらにみえた。 「上下」がぎゃく(逆)!
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天の川 春になるときれるわけではなくて、つづいていた。 きょだい(巨大)な星の集団だった。 ちょっけい(直径)10万光年
たいよう(太陽)が1000億個くらい ちょっけい(直径)10万光年
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それでは! マジェラン星雲 Large & Small Magellanic clouds
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大マジェラン星雲、小マジェラン星雲 年のフェルディナンド・マジェランのせかいいっしゅう(世界一周)によってヨッーロッパにしられた。 大マジェラン星雲 南緯~70度 かじき座、テーブルさん座 きょり(距離)16万光年、直径15000光年 小マジェラン星雲 きょしちょう座 距離20万光年、直径7000光年
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マジェラン星雲の素顔 われわれの天の川の外のせかい(世界) 星のしゅうだん(集団) あまのがわのミニアチュア
マジェラン星雲の中でも天の川と同じようなことがおきている。
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マジェラン星雲の広がり さしわたし 10° どうやって測ろうか? 誰にでも共通のめもり たとえば、月の大きさを めもりにする。 星座の形なら
さしわたし 10° どうやって測ろうか? 誰にでも共通のめもり たとえば、月の大きさを めもりにする。 月の大きさ(直径)~0.5° 月20個分 星座の形なら オリオン座の半分 ちょっかく(直角=90°)
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想像してみよう! マジェラン星雲からわれわれの天の川をみたら じっさいのあまのがわのさしわたしは、マジェラン星雲の4倍 40°くらい
オリオン座が二つぶん広がった星雲にみえる 天の川のことをしらべるには、マジェラン星雲にうまれた方がよかったかも?
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マジェラン星雲のたんけん(探検) まんなかに棒のかたちの星の集団 左と右でちがう(たいしょうでない) まわりに小さな星雲がめだつ
北にかたよってひろがる まわりに小さな星雲がめだつ できたての星がいるところ、死んだ星が最後につくったもの
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星がうまれているところ
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30 Doradus(かじき座30) タランチュラ星雲(NGC 2070)とも 雲の中からおおきな集団でうまれてくる
10000個くらいの兄弟星 われわれの天の川では星は一度にこんなに多くはうまれない 雲の中で星がうまれてくるプロセスを調べるけんきゅう(研究)がこれからすすむ
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タランチュラの一部
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R136 (30 Dorの中)
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北のはじでも
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N90/N602
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N11
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少しじかん(時間)のたった星団
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だいぶん古い星たちの集団
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小マジェラン星雲にもあるよ
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星が死んでいくところ
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ちょうしんせいばくはつ (超新星爆発) 1987A
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N49
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N63A
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わくせいじょう(惑星状)星雲
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みえないすがた(姿) さまざまな光 かしこう(可視光) せきがいせん(赤外線) でんぱ(電波) エックスせん(線) ニュートリノ
ちりが星の光にあたためられる でんぱ(電波) 星のもとになるガスが光る エックスせん(線) ニュートリノ
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赤外線でみると 星であたためられたちりが星雲ぜんたいにひろまっているところがみえる。せいうん全体で星がつぎつぎにうまれている。
よくみると、棒状の星の集団より、あわい星の広がりにあっている 爆発的星形成
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赤外線でみた小マジェラン星雲 大マジェラン星雲へ たなびくガスとちり 大きなかけはし
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電波でみると さらにかけはしが北半球の空までのびる! 今わかっている終点=ペガサス座(ぐんま県でみた頭のてっぺん)
30万光年の巨大なかけはし マジェラニック・ストリーム どのようにしてできただろう?
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まとめ 北半球と南半球では別々の星がみえた 天の川は1000億個もある星の集団だった。
南にいくとそのミニアチュアみたいなマジェラン星雲が大小ふたつあった。ここでも星がうまれたり死んだりしている。 南から北の空へ、巨大なかけはしがあった。 今日の探検は大冒険だった。 (のだろうか?)
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Fin.
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カノープス そらの高いところにみえる みんなながいきできる?
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みなみの空でめだつ星々
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南十字(みなみじゅうじ)星
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ニセものにご注意を
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イェータ・カリーナ たいようの50倍くらい重い星。 星のひょうめんからガスがどんどんながれだしてきている。
明るさもどんどんかわり、2番目に明るい星になったことも。 ハッブルうちゅうぼうえんきょう (宇宙望遠鏡)
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何が問題か
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星には一生がある 星が生まれる現場 星が死ぬ瞬間
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具体的な問題 銀河の中での星の形成史 星が生まれる領域(星形成領域) 低金属量での星の一生の最後 銀河の形成と環境
星の死によって星形成が引き起こされる 低金属量での星の一生の最後 銀河の形成と環境
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局所銀河群
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混みあった銀河の世界では合体の繰り返し
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君はマジェランに何を思うか 偉大な足跡をもたらした冒険心 人智を超えた天体の大きさ 大きな天体を解剖する人智
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ωケンタウリ 最大の球状星団 さしわたし 太陽みたいな星が100万個 北半球の球状星団M13
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春はマジェラン! 春はあけぼの(せいしょうなごん:清少納言)
星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。尾だになからましかば、まいて。 すばる=プレアデス星団 ひこぼし=わし座アルタイル ゆふづつ=宵の明星 よばひ星=流れ星 尾だに。。。 ほうき星のしっぽがなければ。。。 みなみのそらは、いかばかりならん? 春はマジェラン!
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