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精神分析の未来地図 PDFは「精神分析的心理臨床セミナー」においてあります。      妙木 浩之.

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1 精神分析の未来地図 PDFは「精神分析的心理臨床セミナー」においてあります。      妙木 浩之

2 精神分析の理論的妥当性 フロイトは精神分析を「心理学」の科学と見なした =晩年まで変わらなかった発想。
 精神分析の理論的妥当性 フロイトは精神分析を「心理学」の科学と見なした =晩年まで変わらなかった発想。 Evidenceのために心理学の理論に準拠するべきだ と考えた(Hartmann,Rappaportの発想)=米国 精神医学の伝統。 資格社会ドイツの影響⇒研究所=訓練と精神分析実 践による事例の深層の物語を通して、精神分析を独 自の領域とみなす(クライン学派から対象関係論) ⇒この二つは対立しつつ、拡張している。 ●私の立場⇒前者を物語と場の理論に拡張すること

3 方法としての精神分析1 ⇒読解方法が夢の解読から始まったこと =Convergentな方向とDivergentな方 向の分析が質的な分析を可能にした。 ・要素分析=GTAの切片化と連想による Divergentな拡張=拡張的想像法 ・反復主題によるConvergentな読解= カテゴリー関連図の作成 ・人生の反復と生活の反映を考える⇒主 題分析

4 フロイトの発見までの経緯① フロイト個人の問題=神経症 ニコチン中毒 偏頭痛 ヒステリー的神経症症状 電車に関する不安
Plus:幼児期の外傷⇒子どもたち の世話、経済的な庇護による困 窮が現実生活に影響を

5  夢分析の発想 自分の神経症症状を解読するために、夢 を分析しようとしたこと1895年7月25日 「イルマの夢」をみて、記念碑的な着 想を得た。 連想主義と脳神経モデル、そして連 想の拡張から反復による主題分析の手法 を思いついた=個性、質的研究方法。 ⇒解明方法(この100年間ほとんど変わる ことなく続いている手法)

6 夢分析の手法(要素分析) 夢を記録する≒夢テキスト(顕在夢) そのテキストの部分(語、文)の、部分部分に対して連想を拡げる ≒連想テキスト
 夢分析の手法(要素分析) 夢を記録する≒夢テキスト(顕在夢) そのテキストの部分(語、文)の、部分部分に対して連想を拡げる  ≒連想テキスト 連想テキスト、その要素のなかで反復している主題を見つける≒反復主題の発見 前日、あるいは最近の記憶と照合させる。 照合させた主題の自分自身の人生における意味を見出す。

7 フロイトの発見までの経緯② 外傷とコンプレックスという主題= 1896年 父親の死=深刻な対象喪失. →自己分析.
夢分析の例 年老いた紳士と駅にいる。老 人に尿瓶を出す。その老人の世話をす る。」 そして尿意で目を覚ます。 連想:幼児期の両親の寝室での話。 ライプチヒに向かう汽車のなかの母親の話.

8 フロイトの発見までの経緯③ 母親の裸体の出来事から数年後の想起= フロイトは怖い夢を見た。「 そこでは 母親が鳥の頭をした人に寝かされる。」
母親の裸体の出来事から数年後の想起= フロイトは怖い夢を見た。「 そこでは 母親が鳥の頭をした人に寝かされる。」 そして夢の解読の結果:父親への死の願 望と母親への性的な願望を発見する。 ⇒エディプス・コンプレックスの発見 質的な研究の生活への拡張: 個人的な発 見からコンプレックス

9 抵抗現象の発見 ブルクヘルツリにおけるビンスワンガー やユングの言語連想検査=ドンデルス以 後の反応時間論 ⇒フロイトとユングの出会い
 抵抗現象の発見 ブルクヘルツリにおけるビンスワンガー やユングの言語連想検査=ドンデルス以 後の反応時間論    ⇒フロイトとユングの出会い 催眠における変性意識への抵抗 連想における停止=抵抗の現れとして分 析の対象にしはじめる。 ⇒テキストの穴=忘却、解離現象   方法としての読解⇒①に

10 連想による発見 抵抗 抑圧

11 治療的空間における転移 反復主題の発見は、治療的な空間の中に、 持ち込まれる「反復強迫」という考えに 結実する。
精神分析は転移抵抗と抑圧抵抗という二 つの抵抗の解除として定義される⇒転移 の重要性が抽出される。 治療空間の中では転移は逆転移を生み出 すというマトリックスへ拡張されるよう になっていった。

12 フロイトの晩年の理論の余波 フロイトは1920年代に自我心理学という 言葉によって大きな理論的な変更を加え たが、その前に自己愛と対象関係という 言葉を編み出した。その経緯は、私の臨 床実践では長く、遠い道のりだと感じる。 だがその理論的な変更がその後の精神分 析を決めた。 ⇒自我心理学 ⇒クライン学派⇒対象関係論 ⇒自己心理学(+対人関係論)⇒関係精神分析

13 自己愛と精神病理 発症 病前性格 メランコリー(躁うつ病) 自己愛的対象選択 自己愛的同一化
 自己愛と精神病理 病前性格 発症 メランコリー(躁うつ病) 自己愛的対象選択 自己愛的同一化 対象喪失=自我喪失→見捨てた対象への怒り→自己批判→躁状態(対象との一体)とうつ(自我への自責)の繰り返し 統合失調症 (パラフレニー) 自己愛への退行素因 リビドーの外界からの関心の離反(陰性症状)→自我に向かう(誇大妄想)、→修復による幻覚妄想(陽性症状) 心気症 自己の身体への関心 特定の器官にリビドーの関心を向けることで、エネルギーの調整を行う

14 自我の理論と対象の理論 自我の理論を構成したのは、フロイトのナルシシズム 論であった。そこには中核となる部分をナルシスズム と内在化=同一化において、理論構成を行った。主 たる病理は、統合失調症(自己愛精神障害)と躁うつ 病(自己愛神経症)で、前者は自我障害、後者は対 象喪失を中核としている。 対象関係の理論は、メラニー・クラインによる発展によ って受け継がれた。対象喪失ではなく、対象そのもの が部分対象化するメカニズムについての理論構成は 1934年にはじまる「抑うつポジション」の理論から構成 されるようになった。

15 米国と英国での精神分析 1934年に起きた地殻変動:
 米国と英国での精神分析 1934年に起きた地殻変動: ・ウィーンにいたAnna Freudに発達ラインの発想が芽生え る⇒ハムステッドの仕事『児童期の正常と異常』(1965) ・英国にいたKleinが「抑うつポジション」の概念化⇒クラ イン学派の形成とその後の対象関係論の発展(50年代) ・ステルバの「自我の乖離」論文と観察自我から自我機能論  ⇒臨床的な意味での自我の能力に関する研究へ 亡命の世界史:『亡命の現代史』にあるように、40年代 から60年代ユダヤ知識人がアメリカで成功して、米国の科学 と人文科学の領域に大きな変革が起きた⇒精神分析では第一 世代がハルトマン世代、第二世代以後の精神分析は、①発達 心理学②精神病理学、③臨床理論に新しい学問を生み出した。

16  R.Sterba(1898年-1989) シュテルバ、リカルド=リ チャード・ステルバ。フロ イト周辺の非ユダヤ人のな かでもっとも優秀な分析家 と見なされて、ナチの政権 奪取とともに亡命して、デ トロイトで米国精神分析を 広める努力をした。 (1934), Das Schicksal des Ichs im therapeutischen Verfahren. In: Internationale Zeitschrift für Psychoanalyse 20, S

17 Sterba,Rの論考 1934 精神分析における自我の運命
多くの人を教育分析した。 転移と同一化のメカニズム 自我の乖離⇒  観察自我論へ

18 1950年代のパラダイムチェンジ Paul Heimann(1950)が「逆転移」の論考 を描き、Kleinとの離別がはっきりとす る。 Betty Joseph(1962)がセミナーを開い て、投影同一化の技法を開発し始める。 Loewald(1960)に「治療行為」の相互 作用についての論考を描く。 ⇒コフートの自己心理学につながる発想 が生み出される。

19 転移と逆転移の新しい理解 転移は過去の反復ではなく、今ここでの 実演である。 逆転移は患者からの投影を引き受ける
Heimannとの離別(1950)→技法論   1.過程である。解釈への反応を良く見る  2.転移を解釈することの中心性  3.乳児水準の機能にしっかりと根ざす  4.破壊性という全面的に広がる恐ろしい ものは、愛情ある人物とバランスをとっ て焦点を当てる。 Paula Heimann

20 ジョセフ,B  戦後、バリントらの近くでケースワークを していたが、戦後、バリントのすすめで、 ビックとともに、クラインに分析を受け始 める。1962年よりワークショップを開き、 クライン派の指導的な立場になる。 クライン亡き後、70年代になると、自分の 技法を確立。 1970年代より倒錯などの重症の人々との分 析を通して、心的な変化を発見、解釈する 技法を確立していく。 1989年『心的平衡と心的変化』

21 投影同一化の臨床的可能性を広げた。 →瞬時の介入―反応のなかで転移と解釈を行う技 法を導入した。 全体状況のなかで、変化をとらえる。 「抑うつポジションに向かい、抑うつポジション の中へと到る動きの観点から、また自己のより 大きな統合と対象とのより全体的で現実的な関 係の観点から、長期の変化を考える」 だが→心的平衡 Psychic equilibrium =ある種の均衡に到達して変化しない。 結果として臨床像として 到達不能な患者 difficult to reachがいる

22 2010年代のパラダイム 転移逆転移論⇒ 自己心理学から関係論 クライン学派の精神病理学(自閉として の自己愛と対象関係の混乱)
 2010年代のパラダイム 転移逆転移論⇒ 自己心理学から関係論 クライン学派の精神病理学(自閉として の自己愛と対象関係の混乱) 自己愛から自我心理学、そして発達心理 学の拡張 フランス精神分析の心身症と心気症の理 論

23 ガウス平面から見た精神身体 負の領域         身体領域 i

24 フロイトの発見:情動-不安 情動が構成する要素は、認知的、身体的そ して運動衝動的なものである。それらの構 成要素それぞれを、言葉で表現できるもの であると考えておく。 〈情動の構成要素〉 認知的=「私は悲しい」 身体的=のどが締め付けられ、胸が重い 運動衝動=「泣いているように感じる」

25  身体地図を活用する 情動はそれぞれの情緒や不安を表現する場があ り、その場所を理解することで、防衛されてい る情動を発見して、洞察に結びつけることがで きる(文化相対的) 「腹が立つ」「肩の荷が重い」などの身体言語が 参考になる。 怒り=頭、首、あご、肩、腕、手 悲しみや哀しみ=胸、重い感覚、痛み、疼痛 愛や喜び=胸-軽くて開いて、広がっている 恐怖=お腹 性的願望=性器

26 心身両義性 (北山) 身体語を用いることで、心身的な体験を比喩として用いることができる。

27 身体を使う:短期力動療法の一技法 横紋筋の緊張症状全般には注目して、そこがどこ で、知覚によってどのような反応をするか、それ について固定する。 固定された身体部位と感じる感情を特定して、そ れがどういった防衛によって、抑えられているか についての抵抗の発見をする。 身体部位の変化について、本人が情動を意識して いるときには聞く、スキャンする。 身体的な変化(脱緊張)が情動の変化と連動して 変化する姿を観察しながら、情動と防衛とを取り 扱っていく。

28 Davanloo-Malanの三角形 D 防衛 A不安 C(現在の葛藤) (治療者/転移)T I/F(衝動/感情) P(患者の過去)
【葛藤の三角形】 【人の三角形】

29 グリーンの「生き生きとした談話」 情動と表象との関係を、事物表象と言 語表象との間に、フロイトの自我とエ スの発展的理解として取り入れた。
 グリーンの「生き生きとした談話」 情動と表象との関係を、事物表象と言 語表象との間に、フロイトの自我とエ スの発展的理解として取り入れた。 ビオンの名前のない恐怖、原初の不安 ⇒移行対象⇒figurativityを通して表 象のほうに向かう(象形文字的な世界 =認知言語学的なイメージ) 情動affectを中心とした理論の再編成

30 ネガティブな精神病(空白の冷たい精神病)
Negative hallucinationなど陽性陰性の症状をも たない精神病が人格に親和した形で、本当のうつ 病と連続して存在している。 それはフロイトの自己愛の研究を身体に広げると 見えてくる(P.Martyの仕事) Negativeな領域 その領域は「空虚さ」「死んでいること」そして 「負」と関連した静かな本能衝動の領域である。  Martyの本質的うつの精神病  ⇒可能性空間の欠損による、死んだ世界

31 空白からみた精神病理学 負の領域 うつ病           身体領域 精神病 心気症 i

32 AulagnierのPictgram ⇒BotellaらのFigurativity
負の領域               身体領域 対象 Mapping i

33 抵抗⇒防衛解除⇒転移抵抗 D 防衛 A不安 C(現在の葛藤) (治療者/転移)T I/F(衝動/感情) P(患者の過去) 【葛藤の三角形】
【人の三角形】 長い時間=再現re-presence=表象representation

34 転移の展開⇒転移-逆転移 C(現在の葛藤) (治療者/転移)T S自己 O他者 P(患者の過去) Affect情動 【人の三角形】
【自他の三角形】 presence=表象representation⇒対人関係

35 まとめ 現代の精神分析の基本的な方法論が、質的研究方法 であったことが最も大きな原因だろう。
障害をより治療的な方法論として再設定したことが、 障害が治療の道具になったという側面を持っている。 抵抗、転移、そして逆転移、さらには行動化をどれ も治療的な道具に変形させてきた。 現代の精神分析は転移と逆転移、さらには行動化の 問題を、関係性のエナクトメントとして捉えなおし ている。 精神分析が方法論としての質的な研究方法を出発点 とする限り、臨床の基本的な道具であり続けるだろ う。


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