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ディジタル画像の物理評価 -その実践と活用法- 名古屋市立大学病院 中央放射線部 市川勝弘
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ディジタル画像の物理評価項目 ・入出力特性 - ディジタル特性曲線
・入出力特性 - ディジタル特性曲線 ・解像度 ー MTF(modulation transfer function) (変調伝達関数) ・粒状性 - WS (Winener spectrum) 物理評価の意味(本当に必要な事か?) ・画質を定量的に表す指標 ・行うことによって,ディジタル画像の仕組みを知る
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アナログ的に考えられる項目 入出力特性
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・一般的に,露光量の対数に比例して,10bit(1024)から12bit(4096) の値が割り当てられる.
入出力特性(ディジタル) 比露光量(Log rel. exposure) 0 1.0 2.0 3.0 4.0 濃度 特性曲線(アナログ) 4000 3000 ディジタル値 2000 1000 0 10 1 10 2 10 3 10 4 露光量 ・一般的に,露光量の対数に比例して,10bit(1024)から12bit(4096) の値が割り当てられる. ・露光量が10倍で,ディジタル値が約1000上昇する設定が多い.
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・一般的に元データのディジタル値のガンマは約1000 (FCRは,1024/L値とほぼ等しい)
入出力特性(ディジタル) LUT(ルックアップテーブル) 4000 ディジタル値 1000 2000 3000 4000 50 100 150 200 250 出力画像ディジタル値 3000 ディジタル値 2000 1000 0 1 2 3 4 10 10 10 10 露光量 ・一般的に元データのディジタル値のガンマは約1000 (FCRは,1024/L値とほぼ等しい) ・画像のコントラスト(ガンマ)は後でLUT(Look-up table)で決める. ->自由自在にコントラストとラチチュードをコントロールできる.
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ディジタルの入出力特性の測定 ・露光量を変化させ,ディジタル値を測定 ・露光量の変化はタイマーで行う方法が簡便
(ディジタルでは一般的に相反則不軌がない) 適当な電圧,電流にて, 1ms,10ms,100ms,1sec,(10sec) ・露光量(タイマー値)の対数をX軸にディジタル値 をY軸にプロット 測定の意義 ・メーカ提供の資料の確認 ・低線量領域の特性の把握 IPなど
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各物理評価の前に... サンプリング
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ディジタル化とは ・画像を離散的に採取すること ・採取したデータを画像化すること 「モザイク化」とは少し異なる
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・画像を離散的に採取すること 「サンプリング」 決められた点(間隔)の位置の,画像の値を採取する.
決められた点(間隔)の位置の,画像の値を採取する. 微小な点で採取するか,ある点を中心にした範囲を採取する 「画素値」 採取された値 注)LUTを通過した後の表示画素値とは異なる.
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適度なサンプリング 粗いサンプリング(Under Sampling) 細かいサンプリング(Over Sampling) サンプリングの間隔は,解像度とデータ量に関わる.さらに...
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サンプリングの“質”も存在する. 極短時間にサンプリング 一定時間を積分 (サンプリング間隔と 等しい時間) 一定時間を積分 (サンプリング間隔 より広い時間)
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サンプリングによる画質変化 一定時間を積分して サンプリング この窓で,採取する=範囲の平均→ボケる ボケた分布を極短時間に
採取したのと同等
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サンプリングによる画質変化 サンプリングによってボケた場合 ボケがない場合,しかし...
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・ボカさずに,サンプリングすれば,確かによい.
=>ごく短時間に,細かい間隔で ・しかし,データ量も考えなければならない. =>適度な時間幅で,適度な間隔で. そこで,サンプリングの定理により, 被写体の情報量にみあった,サンプリングを行うことが必要
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サンプリング定理について 被写体の持つ周波数成分の2倍以上の サンプリング周波数でサンプリングすれば そのサンプリングデータから被写体情報を
再現できる。 (例) 被写体の最高周波数5cy/mmの時 1/(5X2)= mm間隔以上でサンプリング する必要がある。
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ナイキスト周波数=サンプリング周波数/2 空間周波数 例) 0.1mm間隔のサンプリング=10cycles/mmのサンプリング周波数 5cycles/mmまでに情報が限られれば,OKだがしかし... 「被写体は,どんな情報量のものが来るか,わからない.」
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1次元の波形によるシミュレーション
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「被写体は,どんな情報量のものが来るか,わからない.」
では,情報量を制限して,それをサンプリングすれば良い. フィルタリング f ということは, 少し,質の低いサンプリング =有効で合理的
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サンプリングデータと画像化 平均、同一値で埋める(モザイク化) 平均->代表値->補間(直線補間) サンプリング->再現
帯域制限 F(X,Y)×Q(X,Y)
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エリアシング(aliasing)エラー Alias….別名、偽名 ・被写体の含む、最高周波数の2倍のサンプリング
周波数以下でサンプリングした場合、高周波成分 が別の周波数成分として観測される。 ・粗いサンプリングを行ったとき、細かいものが見えな いのではなく、違ったものに見える。 空間周波数
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折り返し+ 折り返し- 空間周波数 空間周波数
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グリッドのエリアシング誤差のシミュレーション
5ピクセル間隔の縞模様を付加 2.5ピクセル間隔以下のサンプ リングが必要 4ピクセル間隔でサンプリング
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元画像(10ミクロン) 1.0 2.0 サンプリング画像 (100ミクロンピッチ) 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0
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IPのMTFと,アパーチャによるボカしが,効果的.
CRにおけるエリアシング誤差除去 空間周波数 IPのMTF レーザー読取のアパーチャ 読取回路のMTF デジタル化 IPのMTFと,アパーチャによるボカしが,効果的.
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フラットパネルにおけるエリアシング誤差除去
ボカすことなく 入力される 蛍光体で ボカされる 直接型 間接型 この幅で少し ボカされる 蛍光体のMTFと,アパーチャによるボカしが,効果的.
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サンプリングデータからの画像復元
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サンプリング × ○ サンプリング後のデータはどれ?
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デジタル化されたデータから画像を再現する
のような波形を 再現したい しかし... 一定値で置き換え 補間して表示 ハードウェアの制限から,理想的な再現は難しい
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CRにおける画像復元 デジタル化 D-A変換 (Sample & Hold) レーザープリンタ 書込アパーチャ 書込み回路の応答
or CRTの応答
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同一値で 埋める (モザイク化) 原画 直線補間 帯域制限 画像再現
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階調
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10bit 12bit 16bit ... どれが良い? 10bit : 1024 12bit : 4096 16bit : 65536
0 1000 2000 3000 4000 ディジタル値 露光量 露光量10倍になると 10bitでは,250増える 12bitでは,1000 16bitでは,16000
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しかし,10000倍の範囲の信号を扱うことは可能か? 最大10Vの信号出力で,10/10000=0.001Vの分解が必要
従来のフィルムの場合, 約数十倍から100倍の範囲を描出 比露光量(Log rel. exposure) 0 1.0 2.0 3.0 4.0 濃度 特性曲線(アナログ) 100倍とすると, 10bitでは,500階調 12bitでは,2000階調 16bitでは,32000階調 12bitは,必要? しかし,10000倍の範囲の信号を扱うことは可能か? 最大10Vの信号出力で,10/10000=0.001Vの分解が必要
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目的との関係で画質設計 ・サンプリングの質というものが存在する ・サンプリングに見合った,画像情報がある.
・場合によっては,画像をボカしてからサンプリングする ・画像の復元は,理想的ではなく,制限的に実現されている これらが原因で,ディジタル画像の画質が劣化する. 目的との関係で画質設計
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物理評価 解像度測定(MTF測定) 粒状性測定(ウィナースペクトル(WS)測定)
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物理評価をするための条件 ・基本的に,フィルム出力された画像からの測定ではない. ・画像データを間引きせずに取得できること.
->最近はDICOM規格の普及により,容易に. ・専用ソフトウェアが,存在すること. ・または,プログラム言語を扱えること. ・ディジタル画像の性質をよく理解して,ソフトウェアを 使えること よって,なかなか困難であることが通常
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解像度測定(MTF測定)
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デジタル画像のMTF測定 スリット法 ごく細いスリット像を撮影=広い周波数成分を持つ信号を入力 フーリエ変換によりMTFを計算
ごく細いスリット像を撮影=広い周波数成分を持つ信号を入力 フーリエ変換によりMTFを計算 *エリアシング対策:スリットをやや斜めにして撮影。(Fujitaら) 矩形波チャート法 矩形波チャートを撮影して,データ処理によりMTFを計算 *エリアシング対策:波形再現法と周波数選択(市川ら) ・アナログで用いられたコントラスト法は、ピーク値検出精度 と測定手技の問題がある。(畑川ら)
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スリット法 スリットをMTFを測りたい方向に 垂直に配置して,やや(2度程度)傾ける 測定方向 IPなど スリット画像の拡大
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スリット法の問題点 センター アライメント シフト アライメント スリットを用いると,これらの状態はMTF測定値が 異なる.
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センター アライメント シフト アライメント いろいろな状態のLSFのデジタル値から 詳しいLSFを合成すればよい。
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slit slit chart chart 垂直方向 水平方向
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実際のMTF測定値の変化を 見てみましょう。
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プリサンプリング(presampling)MTF
CRにおけるプリサンプリングMTF 空間周波数 IP レーザー 読取アパーチャ 読取回路の応答 ここまでのMTF(ボケ要因)を測定する.
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スリット法の実演
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矩形波チャート法 矩形波チャートの波形を整数波数分とりだして、そのデータをフーリエ変換する ことによってMTFを得る方法。
整数波数分とりだす 入力の波高 入力波高に応じた矩形波を設定して、それぞれフーリエ変換する。この場合は3サイクルのフーリエ係数の比をとる。
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0 cycle/mmの topとbottomの決定 各周波数の MTF計算
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(b) (a) 資料撮影風景 (c) 撮影資料の 出力画像 アルミステップ (ブートストラップ法による特性曲線作成用)
矩形波チャート KYOKKO type1 撮影資料の 出力画像
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矩形波チャート法の実演
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Spatial frequency (cycles/mm)
1.0 slit 0.8 chart1 chart2 0.6 chart3 Modulation transfer factor 0.4 0.2 0.0 1 2 3 4 5 Spatial frequency (cycles/mm) 測定法によって結果が違うという現象も観察されている.
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slit slit chart chart 垂直方向 水平方向
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CR装置の信号処理 アナログフィルタ AD変換 レーザによる IP読み取り 対数アンプ AD変換 ディジタルフィルタ 対数化によって
スリット像 対数化によって MTFが低下 MTF MTF 1.0 MTF × チャート像 成分値変化 ほとんど無し
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トピック CRTの解像度測定
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バーパターンによる方法 ・信号発生器による正弦波法で,電気回路の特性も反映できる.(金澤ら)
・信号発生器による正弦波法で,電気回路の特性も反映できる.(金澤ら) ・バーパターンを専用のCCDカメラで局所的(20x20ピクセル)に撮影, フーリエ解析してMTFを求める.解析法は未提示.(proc. SPIE Blumeら) 正弦波法 矩形波法 専用の信号発生器必要 バーパターンを表示
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Computer Display LPFs1 LPFs2 LPFo Bar pattern data = square wave data
(Video interface) Video signal circuit LPFs1 Bar pattern data = square wave data Video output Display Display gamma Spot size Pixel structure Video signal circuit B LPFs2 LPFo Light output V
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Mn (n = 1~6) In (n = 1~6) MTF = Mn / In Maximum level Minimum level
Convert to luminance Convert to luminance Interpolating with wave reproduction Maximum level Minimum level Fourier analysis Fourier analysis Mn (n = 1~6) In (n = 1~6) MTF = Mn / In ( Mn, In : amplitude of fundamental frequency )
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ディスプレイ測定のための撮像装置(媒体)
・カメラ(35mm一眼レフ)とフィルム 現像処理で,濃度スキャンが必要. 安定性汎用性に欠ける. ・イメージセンサ(CCDラインセンサ) 入手が困難,データ取得が困難で汎用性に欠ける. ・市販ディジタルカメラ 入手は簡単で安価.性能と信頼性に問題 *プロ用の一眼レフレックス方式のディジタルカメラ は,やや高価だが,性能的に優れる.
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・横方向画素数2000~3000 ・10~12ビット/画素 ・単板CCD or CMOSセンサ 一眼レフレックス方式ディジタルカメラ
カラー用なので,画素構造の考慮が必要
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CRTを一眼レフタイプの高性能ディジタルカメラで撮影
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ディジタルカメラによるサンプリングの問題
*限られた範囲の繰り返し波形の周波数解析には,整数周期分の 抽出が不可欠 正確な成分解析は不可能 (周波数解析における漏れ が発生) B 正確な成分解析が可能 A 1画素あたり,5ピクセルのサンプリングを行っても,上図Aのような 範囲を正確に抽出可能とは限らない. ディスプレイの1画素は0.2~0.3mm,1画素あたり20サンプリング 0.2/20 = 0.01 ディジタルカメラの画素数2000ピクセル 0.01x2000 = 20mm 撮像視野が20mm <- これは× よって,なんらかの正確な補間処理が必要.
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0.05x2000=100 100mmの撮像視野 <- ◎ ディスプレイの画素ピッチとディジタルカメラの画素ピッチ
*ディスプレイ上の1画素あたり,5点サンプリングすればナイキスト周波数 の5倍までの 周波数を測定可能である ディスプレイ上の1画素幅の バーパターン ディジタルカメラのディスプレイ上 の画素幅 画素ピッチ0.25mmの場合,ディジタルカメラの画素ピッチは0.05mm となるように撮影 0.05x2000=100 100mmの撮像視野 <- ◎
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解析画面
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MTF測定結果 1.0 Vertical 0.8 0.6 Horizontal MTF 0.4 0.2 fN /2 fN
fN /2 fN (fN : Nyquist frequency) Spatial frequency
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カラーディスプレイのMTF測定 白黒CRT カラーCRT1 カラーCRT2 シャドウマスクの影響は検討課題
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周波数処理を用いた画像評価
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MTFA(u) MTFB(u) FP(u) comparing FP(u)=MTFB(u) / MTFA(u) noise image A
1.0 noise image A noise image B MTFA(u) MTFB(u) M.T.F spatial frequency frequency processing with FP(u) FP(u)=MTFB(u) / MTFA(u) FP(u) : frequency processing factor processed noise image A noise image B 1.0 spatial frequency FP(u) response comparing Fig.1
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周波数処理の実演
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1.0 HSA 0.8 PLUS4 0.6 Modulation transfer factor 0.4 0.2 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 Spatial frequency (cycles/mm)
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周波数処理係数FP(u)=MTFPLUS4(u)/MTFHSA(u)
1.0 0.8 0.6 Processing factor 0.4 0.2 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 Spatial frequency (cycles/mm)
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Spatial frequency (cycles/mm)
0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 Modulation transfer factor PLUS4 HSA(processed)
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(a) (b) (c) HSA HAS(処理後) PLUS4
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(a) (b) HSA(処理後) PLUS4
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Wiener spectrum value (mm2)
10 3 2 10 10 1 Wiener spectrum value (mm2) 10 HSA(processed) 10 -1 PLUS4 -2 10 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 Spatial frequency (cycles/mm)
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Spatial frequency (cycles/mm) 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 10
-4 -3 -2 -1 Signal-to-noise ratio HSA PLUS4
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ディジタル画像の評価の実践 ・まずやはり,特性曲線,MTF,WSを測定できる 環境(または,スキル)が必要. ・装置の仕組みを理解する. ・画像処理について理解する. ・できる事からで良いので,はじめる. ・総合評価にこだわらない. (他の特性を一致させて,視覚&物理評価をする) ・評価結果を,必ず視覚で確認する.
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ディジタル画像の物理評価は,今 アナログ時代に,画像評価に関心が集まったように, ディジタル画像評価への関心と,実践が大切.
・現状では,誰もが使える完成されたソフトはない. ->現状では,各施設で行うのは困難. ・画像処理により,画質を自由に調節できるので 物理評価の意味は?か? ->画像処理を行う時,画像の性質を知って 行う場合は,解決が圧倒的に速い. アナログ時代に,画像評価に関心が集まったように, ディジタル画像評価への関心と,実践が大切.
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