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Published byBjørnar Martinsen Modified 約 6 年前
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タイにおける日本投資の現状 Japanese Chamber of Commerce, Bangkok 2011年5月 盤谷日本人商工会議所
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Japanese Chamber of Commerce, Bangkok
1.在タイ日系企業の現状 2 2
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<タイのマーケットと日本人商工会議所会員数の推移>
JCC会員企業数の推移 タイの経済危機を共に乗り越えた日系企業 <タイのマーケットと日本人商工会議所会員数の推移> タイ経済危機
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進出日系企業の業種 進出日系企業では製造業の割合が高い <業種別会員数> <業種別会員雇用者数> (社) (社) (人)
進出日系企業では製造業の割合が高い <業種別会員数> <業種別会員雇用者数> (社) (社) (人) 本所の会員の業種は製造業と非製造業の割合がちょうど半分ずつになっています。 一方、会員の従業員数では78%が製造業になっています。 つまり本所における人材育成に関する議論をする際には 主として製造業をイメージすることになります。
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日本企業のタイへの投資 <タイにおける各国の投資金額> <日本のBOI投資金額推移> 2010年BOI投資促進権認可額(百万バーツ)
<タイにおける各国の投資金額> <日本のBOI投資金額推移> 2010年BOI投資促進権認可額(百万バーツ) (億バーツ) (件) (出所)タイ投資委員会(BOI)認可統計
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日タイ間の貿易 日本はタイの最大の貿易相手国 2010年国別輸出入動向 (百万米ドル)
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在タイ日系企業の景気動向 タイの景気は回復基調に (見通し) 7 7 DI 2009年上期 ▲53 2009年下期 +55
タイの景気は回復基調に (見通し) DI 2009年上期 ▲53 2009年下期 +55 2010年上期 +60 2010年下期 +48 (見通し) 2011年上期 +43 (見通し) 今回調査 (出所)JCC「2010年秋期タイ国日系企業景気動向調査」 7 7 7
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タイ人従業員の賃上げ率 賃上げ率は5%前後で安定 <在タイ日系企業のタイ人従業員賃上げ率 (中央値)> %
<在タイ日系企業のタイ人従業員賃上げ率 (中央値)> % (予定値含) (出所) タイ・JCC2010年賃金労務実態調査 中国・日経リサーチ調査 2010年中国はJCC予想
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タイ人の従業員の給与水準 学歴による賃金格差が存在 <在タイ日系企業のタイ人従業員給与月額> 単位:バーツ 1バーツ=約2.7円 初任給
単位:バーツ 1バーツ=約2.7円 初任給 35歳実在者 高卒ワーカー 7000 ― 技短事務職 8600 15000 技短技術職 9000 16500 技短営業 10900 18200 大卒事務職 12000 24262 大卒技術職 15400 26200 大卒営業 30570 院卒事務職 18000 49000 院卒技術職 20000 50700 院卒営業 22000 41900 (出所)JCC2010年賃金労務実態調査
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Japanese Chamber of Commerce, Bangkok
2.タイ投資の魅力 10 10 10
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タイ投資の有望理由 日本企業は様々な理由でタイへ投資
JBIC2010年度製造業海外投資アンケートで、当該国を「投資有望国」と回答した企業が、有望理由として挙げた項目(上位5位まで・複数回答) <中国> 内容 % 1 現地マーケットの今後の成長性 49.2 2 安価な労働力 44.7 3 組み立てメーカーへの供給拠点 31.8 4 第三国輸出拠点として 27.3 5 現地インフラが整備されている 26.5 <タイ> 理由 % 1 現地マーケットの今後の成長性 87.8 2 現地マーケットの現状規模 38.1 3 安価な労働力 35.3 4 組立メーカーへの供給拠点 25.9 5 安価な部品・原材料 18.5 11
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輸出基地としてのタイ投資 日本企業はタイを生産基地として世界各国へ輸出 オセアニア 40千台(IMV) ヨーロッパ 4千台(IMV)
アフリカ 7千台 (IMV) アジア 67千台 (IMV:25千台、 乗用車:46千台) 中近東 91千台 (IMV) 2009年実績 乗用車 = 46千台 (IMV) =190千台 中南米 19千台 (IMV) 12 12 12
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タイからの自動車部品の輸出額(エンジン、一部車体部品等を除く)
輸出基地としてのタイ投資 タイからの自動車部品の輸出額(エンジン、一部車体部品等を除く) Rank 国名 金額(FOB,百万バーツ) 比率 1 マレーシア 14,770 14% 2 日本 13,597 13% 3 インドネシア 10,045 10% 4 南アフリカ 5,827 6% 5 ベトナム 5,573 5% 6 アメリカ 5,133 7 ブラジル 5,024 8 インド 4,842 9 フィリピン 4,166 4% 10 その他170ヵ国 33,194 33% 合計 102,172 100% 13 13 13
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裾野の広い部品産業 タイは自動車や電気・電子産業を中心に その裾野産業が発展している
タイは自動車や電気・電子産業を中心に その裾野産業が発展している <日系メーカーからみる1次仕入先と2次・3次仕入先の構成> 2次・3次 仕入先 (~1800) 1次 仕入先 (~150) ◆自動車業界の例 1次仕入先の10倍以上の2次・3次仕入先が存在 裾野産業が充実 現地化の推進・競争力強化をサポート
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良質な労働者 2000年 2009年 小学校 103.1% 104.4 % 中学校 82.7 % 94.5 % 高校 57.4 %
<高学歴化が進むタイの就学率> <日本の技術にも劣らないタイ社員> 2000年 2009年 小学校 103.1% 104.4 % 中学校 82.7 % 94.5 % 高校 57.4 % 69.5 % 専門学校・大学 39.1 % 59.6 % トヨタ社内技術コンテスト溶接部門で一位となったタイトヨタ・タイ人社員 注.在学者数を当該年齢人口で割った比率であるが、別々の統計のため、小学校就学率が100%を超えている 15 15 15
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整備が進むFTA 16 日本 韓国 中国 AFTA (ASEAN自由貿易地域) インド タイ ペルー 豪州 ニュージーランド
(出所)ジェトロバンコクセンター 16 16 16
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基本的なインフラは整備されている インド洋側の港湾に期待
インフラ整備 基本的なインフラは整備されている インド洋側の港湾に期待 ● 南寧 ハノイ・ハイフォン ダナン ホーチミン プノンペン バンコク ムクダハーン モーラメイン チェンコーン ビエンチャン 昆明 昆明-ハノイ回廊 南北回廊 東西回廊 南部回廊 <メコン経済圏の道路網整備計画> ● ダウェー レムチャバン港 インド洋側の 深海港に期待 17 17
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サービス業の投資 (ラーメン店の例) 麺もスープも日本から輸入 →1杯180Bの上級ラーメン店 麺はタイ製、スープは日本から輸入
<タイの日本食レストラン数> <専門化、細分化が進む飲食業> (ラーメン店の例) 麺もスープも日本から輸入 →1杯180Bの上級ラーメン店 麺はタイ製、スープは日本から輸入 →1杯120Bの中級ラーメン店 麺もスープもタイ国内製 →1杯80Bの中下級ラーメン店 18 18 18
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タイは東南アジア各国の中で最大級の市場をもっている
大きい市場 タイは東南アジア各国の中で最大級の市場をもっている <東南アジア各国の一人当たり名目GDPと人口> <東南アジア各国の自動車市場> (2010年市場比較) シンガポール 5.1 (万台) ベトナム 11.1 フィリピン 16.8 インドネシア 76.4 (出所)タイ自工会
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地域統括会社の立地 製造拠点が数多くタイに立地していることから、タイに地域統括拠点の立地を希望する日系企業が増加
タイ政府は、地域統括会社法人税の減税、為替規制の緩和などの地域統括会社立地促進策を発表 20 20 20
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Japanese Chamber of Commerce, Bangkok
3.タイ投資の課題 21 21
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タイ投資の課題 タイは基本的なインフラは整備されている
JBIC2010年度製造業海外投資アンケートで、当該国を「投資有望国」と回答した企業が、課題として挙げた項目(上位5項目・複数回答) 理由 % 1 労働コストの上昇 63.7 2 法制の運用が不透明 57.8 3 他社との厳しい競争 56.5 4 知的財産権の保護が不十分 50.7 5 労務問題 36.1 <中国> <タイ> 内容 % 1 治安・社会情勢が不安 50.0 2 他社との厳しい競争 32.8 3 管理職クラスの人材確保が困難 30.5 4 労働コストの上昇 25.0 5 技術系人材の確保が困難 21.9 22
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タイ投資の課題 (参考) <参考> 他のアジア諸国では... 23 「有望」の理由 % 1 安価な労働力 61.2 2
<参考> 他のアジア諸国では... 「有望」の理由 % 1 安価な労働力 61.2 2 現地マーケットの今後の成長性 3 優秀な人材 20.6 4 他国のリスク分散の受け皿として 18.8 5 第三国輸出拠点として 16.4 「課題」の内容 % 1 インフラが未整備 30.8 2 管理職クラスの人材確保が困難 26.3 3 法制の運用が不透明 24.4 4 労働コストの上昇 21.2 5 他社との厳しい競争 19.9 <ベトナム> JBIC2010年度製造業海外投資アンケートによる 「有望」の理由 % 1 現地マーケットの今後の成長性 89.0 2 安価な労働力 43.9 3 組み立てメーカーへの供給拠点として 21.9 4 現地マーケットの現状規模 20.0 5 優秀な人材 19.4 「課題」の内容 % 1 インフラが未整備 47.6 2 他社との厳しい競争 31.6 3 法制の運用が不透明 26.9 4 徴税システムが複雑 24.5 5 投資先国の情報不足 20.4 <インド> 23
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例1:適用税率(タリフコード)の解釈の違いにより
関税局の運用に関する問題 関税局から過去に遡り 多額の追徴課税の支払いを求められる 例1:適用税率(タリフコード)の解釈の違いにより 税差額の支払いを求められる 例2:輸入禁止物質の無届輸入を理由に ペナルティの支払いを求められる 24 24 24
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関税局問題に対する対応 タイ政府では、関税制度運用改善のため、関税法の改正、相談窓口の設置などが進められている カスタムクリニックの開設
摘発関税局職員への報酬制度の見直し 適用税率の事前教示制度の普及 25 25 25
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さらに投資を呼び込むには計画的な労働力確保が必要
(万) (万) (出所)タイ自動車研究所 26 26 26
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これからの日タイ経済関係 タイが日本企業の製造ハブに 日本企業の対応 日本国内事業との役割分担 成長力の日本国内への取り込み
タイからの投資の受け入れ 27 27 27
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微笑みの国 タイへの投資をお待ちしています
まとめ 微笑みの国 タイへの投資をお待ちしています (写真)タイ政府観光局 28 28
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