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2017年度 植物バイオサイエンス情報処理演習 第5回 公共データバンクの遺伝子情報
2017年度 植物バイオサイエンス情報処理演習 第5回 公共データバンクの遺伝子情報 2017年5月12日 機能ゲノム科学 尾形 善之
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前回(第1回)のフォロー BLAST解析をして、注目遺伝子と相同性のある遺伝子の種の特異性を調べた。 多くの場合は、科で特異的であった。
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今日の授業の目的と達成目標 目的 達成目標 公共データバンクに蓄積している遺伝子情報の検索方法について説明する。
注目する遺伝子を公共データバンクで検索する方法について習熟する。
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遺伝子情報の予備知識 NCBIの遺伝子情報の書式 GenBank Format File (GBFF)
遺伝子の塩基配列についての情報 GenPept Format File (GPFF) 遺伝子のアミノ酸配列についての情報 どちらも情報の構成はほぼ同じ GPFFに従って説明していきます
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GPFFの情報・1 LOCUS DEFINITION ACCESSION 遺伝子座、ACCESSIONと同じ場合が多い
アミノ酸残基数、GBFFでは塩基数 DEFINITION 遺伝子名か簡単な説明、大括弧内は種名 ACCESSION データベースで検索するためのID
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GPFFの情報・2 VERSION SOURCE, ORGANISM REFERENCE 遺伝子を特定するID
同じ遺伝子座に複数の転写物が存在する SOURCE, ORGANISM 種名、分類(taxonomy) REFERENCE この遺伝子の登録に関わった論文名 PUBMEDの番号をクリックするとジャンプ
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GPFFの情報・3 FEATURES Source: 種名、taxonomyへのリンク
Protein: タンパク質名、DEFINITIONと同様 Region: ドメイン領域、複数存在する CDD: 保存ドメインデータベースへ Site: ドメイン配列 CDS: コーディング配列 遺伝子名、locus tag、遺伝子の別名 “note”: 遺伝子の機能情報
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GPFFの情報・4 FASTA Analyze this sequence GPFF:アミノ酸配列、GBFF:塩基配列
コピーして、BLASTに利用できる Analyze this sequence Run BLAST BLAST解析できる Identify Conserved Domains ドメイン情報のページへ
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GPFFの情報・5 Articles about the MYB28 gene Protein clusters
PubMedの検索ページへ Protein clusters 類似タンパク質を纏めたページへ Reference sequence information 転写物などのページへ More about the gene 遺伝子のページへ
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遺伝子ページの情報・1 Summary Genomic context, Genomic regions Bibliography
GBFFと同様 Genomic context, Genomic regions 染色体内の位置を表示 Bibliography 文献 Interactions 他の遺伝子との相互作用
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遺伝子ページの情報・2 General gene information Related sequences Homology
OrthoDBへ Gene Ontology (GOと略される) 機能情報 Related sequences Protein Accession GenPeptやUniProtKBへ
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チェックポイント・I GPFFのページから得られる情報について、簡単に纏めなさい。
遺伝子のページから得られる情報について、簡単に纏めなさい。
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Phytozome 植物全般のゲノム情報を提供している 現在はV12 ユーザー登録が必要(無償) NCBIと異なるゲノム情報がある
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Gramene 穀物を中心に植物ゲノムを提供している 現在はrelease53 植物の代謝パスウェイ情報も提供している
穀物のGO情報を提供している
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TAIR シロイヌナズナの遺伝子情報全般 圧倒的な情報量 V10でひと区切りした。 シロイヌナズナのGO情報を提供している。
最近、一部有償化した。
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emSemble ヨーロッパのEBI-EMBLが構築している。 NCBIと同様に、遺伝子情報全般を提供
Ensembl Genome: ゲノム情報 Ensembl: 遺伝子情報 ArrayExpress: 発現情報 UniProt: タンパク質情報
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チェックポイント・II NCBI以外で植物のゲノムや遺伝子の情報を提供しているデータベースについて、簡単に纏めなさい。
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期末レポートの目的 注目する植物遺伝子を決める。 データベース検索や統計解析を通じて、機能に繋がる特徴を纏める。
生物統計学:シロイヌナズナの遺伝子。 今回:どの植物でもOK。 データベース検索や統計解析を通じて、機能に繋がる特徴を纏める。 生物統計学:発現データの統計解析。 今回:さまざまな手法を駆使する。 Wikipedia
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遺伝子の機能に迫る 発現データ 配列データ 文献データ どの条件で働いているかが分かる。 どんな機能を示す配列をしているかが分かる。
組織特異性、ストレス応答性など。 配列データ どんな機能を示す配列をしているかが分かる。 機能ドメイン、その配列を共有する植物など。 文献データ 遺伝子についての全般的な知識が得られる。
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遺伝子機能に迫るポイント 注目遺伝子について… どのデータベースに含まれているか? どのくらいの情報が含まれているか?
データベースによって、扱っている植物が異なる。 どのくらいの情報が含まれているか? 配列情報:アミノ酸配列まで分かっているか? 発現情報:実験数はどのくらいか? これまで機能はどのくらい分かっているか? 遺伝子名に機能が含まれているか?
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期末レポートの作業 配列相同性解析:似ている配列を検索する。 遺伝子発現解析:発現の特異性を調べる。 代謝パスウェイ解析
どの代謝経路で働いているか、調べる。 遺伝子機能解析:機能情報を調べる。 文献検索:さまざまな知見を得る。
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期末レポートの提出と書式 提出期限:2017年8月7日(月) 提出先:Shareフォルダ 書式:ワードファイルまたはPDFファイル
提出ファイルのタイムスタンプで判断します 提出先:Shareフォルダ 自分のフォルダ内 書式:ワードファイルまたはPDFファイル 他に参照するファイルがある場合は保存する
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今日の実習と課題 注目する遺伝子について、各種の情報を検索して、纏めなさい。 期末レポートに向けて、質問や感想を書いてください。
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