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Microsoft における SQL Server 2005 への移行
概要 カスタマ レディ。31 のスライドで構成されるこのプレゼンテーションは、2005 年 12 月に公開された 29 ページのテクニカル ホワイト ペーパーを基に、Microsoft が行った SQL Server 2005 への移行について説明し、いくつかの大規模な基幹業務アプリケーションの実装の詳細を紹介します。また、このプレゼンテーションでは、組織が SQL Server 2005 への移行を計画して実行するのに役立つ詳細な情報とベスト プラクティスを提供します。 はじめに Microsoft のビジネス要件を満たすには、リアルタイムの情報とビジネス インテリジェンスを提供するエンタープライズ ソリューションが必要です。Microsoft® SQL Server™ は、Microsoft のビジネス要件を満たすのに役立つ中核的な機能セットを提供してきました。SQL Server は、リリースを重ねるたびに中核的な機能セットが拡張され、Microsoft の事業部が抱える新たなニーズに対応してきました。 Microsoft Information Technology (Microsoft IT) では、Microsoft の事業部に、エンタープライズ クラスのスケーラブルで信頼性がある優れたプラットフォームを提供するため、2004 年初頭から Microsoft SQL Server 2005 のプレリリース版を使用してきました。また、早期導入者にフレームワークを提供し、社内ユーザーと社外ユーザーの両方に対して SQL Server 2005 の調整と展開を支援するために、Technology Adoption Program (TAP) を作成しました。このプログラムでは、計画、開発、テスト、展開、および事後分析に関するフィードバックの基盤を提供します。このプログラムにより、Microsoft SQL Server 2000 を使用していた社内アプリケーションの大半は、既に SQL Server 2005 にアップグレードされているか、または近い将来に SQL Server 2005 への移行が計画されています。 Microsoft が所有している FeedStore という名前の 2 テラバイトの集中情報リポジトリは、SQL Server 2005 に最初に移行したソリューションの 1 つです。このリポジトリは、エンタープライズ データを集中的に統合する場所であり、FeedStore からデータを取得するアプリケーションと、FeedStore にデータを提供するアプリケーションの両方をサポートしています。SQL Server 2005 にアップグレードしたもう 1 つのエンタープライズ クラスのソリューションは MS Sales です。このアプリケーションは 40 台以上のサーバーで構成されており、収益に関する単一の全社的な意思決定支援システムとして機能しています。また、Microsoft で使用している ERP (Enterprise Resource Planning) システムである SAP R/3 もアップグレードし、SAP R/3 アプリケーションでは既に多数の新機能を使用しています。さらに、SQL Server 2005 Analysis Services と SQL Server 2005 Reporting Services を展開し、Microsoft Accounting Reporting System (MARS) を強化して、より堅牢な財務ドキュメント レポート ソリューションを提供しています。新しい SQL Server Integration Services コンポーネントを実装し、基幹業務 (LOB) アプリケーション間のデータの抽出、変換、および読み込み (ETL) 処理も強化しました。 Microsoft IT では、LOB アプリケーションを SQL Server 2005 に移行することで、多くのメリットが得られました。可用性の向上、大幅なパフォーマンスの向上、堅牢でスケーラブルなソリューションにより、SQL Server 2000 を使用した場合よりも確実にビジネス要件に応えることができます。また、SQL Server 2005 の新しい機能とツールセットを使用することで、より迅速に新しいソリューションを提供できるようになっただけでなく、ソリューションの提供にかかるコストを削減することもできました。 このプレゼンテーションは、企業の意思決定者、技術的意思決定者、IT アーキテクト、データベース開発者、データベース管理者、および展開責任者を対象としています。このプレゼンテーションでは、Microsoft IT の早期導入者の経験に基づいて提案を行いますが、手順書として使用することを目的としたものではありません。企業環境には、それぞれ固有の状況があります。したがって、各企業のビジネス要件に合わせてこのプレゼンテーションの情報を調整する必要があります。 公開日 : 2005 年 12 月 SQL Server 2005 の 展開と機能の実装
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ソリューションの概要 課題 ソリューション 結果とメリット
Microsoft IT では、Microsoft 社内で 800 個以上の SQL Server インスタンスが実行されている状況で、LOB アプリケーションのスケーラビリティと信頼性を向上し、さまざまな事業部のニーズを満たす必要がありました。 Microsoft IT では、LOB アプリケーションに、より堅牢で、信頼性があり、可用性が高く、スケーラブルなプラットフォームを提供するために SQL Server 2005 を展開しました。 LOB アプリケーションの統合と拡張の強化 処理時間の短縮 主要業績評価指数についてのリアルタイムの分析 LOB アプリケーションのクエリ パフォーマンスの向上 機密情報の保護
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製品とテクノロジ SQL Server 2005 Windows Server 2003 .NET Framework 2.0
Microsoft Windows Server™ 2003 Microsoft .NET Framework Version 2.0
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Microsoft における SQL Server 2005 の機能実装の概要
データベース ミラーリング ハードウェア サポートの向上 統合ツール セット SQL Server Service Broker SQL Server Analysis Services Microsoft における SQL Server 2005 の機能実装の概要 Microsoft で使用している多くのアプリケーションは、SQL Server 2005 の新機能を利用するためにアップグレードされています。SQL Server 2005 には多数の機能が備わっているため、このプレゼンテーションでは、Microsoft で実装した機能の一部を紹介するにとどめますが、各実装から得たメリットの概要を紹介します。Microsoft で実装した機能には、次のようなものがあります。 データベース ミラーリング : この機能により、Microsoft IT では、SQL Server インスタンスの可用性を向上させることができました。多くの LOB アプリケーションでは、アプリケーションの可用性を向上させるために、クラスタリングまたはログ配布のいずれかを使用してきましたが、データベース ミラーリングを使用すると、プライマリ サーバーでコミットされたトランザクションがセカンダリ サーバーでもコミットされるようになりました。 ハードウェア サポートの向上 : 64 ビット モードのプラットフォームへの移行により、Microsoft IT では、LOB アプリケーションを大幅に拡張することができました。一部のアプリケーションについては、実行時のパフォーマンスが 40% 向上しました。SQL Server 2005 のすべての主要サービスでは 64 ビット モードが完全にサポートされており、テストでは最大 512 GB のメモリを使用できることが確認されています。このサポートにより、長期的な環境の拡張が可能になります。 統合ツール セット : SQL Server Management Studio と SQL Server Business Intelligence Development Studio の併用により、Microsoft IT では、より生産的が高く使いやすい方法を使用して、エンタープライズ クラスのソリューションを構築することができました。たとえば、複雑な Transact-SQL キュー コードを Service Broker データ定義言語 (DDL) ステートメントに置き換えました。また、複雑な ETL 操作の記述には Integration Services を使用しました。 SQL Server Service Broker: Service Broker を使用することにより、Microsoft IT では、複雑な Transact-SQL キュー コードを排除し、単純な Service Broker DDL ステートメントに置き換えることができました。また、Service Broker を実装することによって、アプリケーションを大幅に拡張し、コード ベースのメンテナンスを簡略化することができました。 SQL Server Analysis Services: Microsoft Excel® ブック ソリューションの代わりに Analysis Services を SQL Server Reporting Services と併用することによって、Microsoft IT では、ビジネスの要件に合わせてスケール アウトできるセキュリティと可用性が強化されたレポート フレームワークを提供できるようになりました。 この一覧は、Microsoft IT で実装した SQL Server 2005 の新機能の一部に過ぎませんが、このプレゼンテーションでは、新機能について詳しく説明します (この一覧は、Microsoft IT が SQL Server 2005 の実装に使用した一部の機能を紹介する目的で掲載しています)。
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SQL Server 2005 へのアップグレード Microsoft では RTM 版がリリースされるずっと前から SQL Server 2005 への移行に取り組んできました。 RTM 版の SQL Server 2005 のセットアップ プログラムでは、より堅牢なインストール プロセスが提供されるようになりました。 SQL Server 2005 のすべてのコンポーネントとサブシステムが 1 つの製品に統合されるようになりました。 SQL Server 2005 へのアップグレード Microsoft では製造工程 (RTM) 版がリリースされるずっと前から SQL Server 2005 への移行に取り組んできました。そのため、Microsoft IT が行ったインストールの大半では、プレリリース版のセットアップ プログラムを使用しました。その後の更新されたリリースをインストールする際には、カスタマイズ可能なセットアップ プログラムとインストール スクリプトを使用して、データベースをデタッチしたり、以前のバージョンの SQL Server 2005 や .NET Framework 2.0 を削除したりしました。 RTM 版の SQL Server 2005 のセットアップ プログラムには、多数の強化機能が含まれており、より堅牢なインストール プロセスが提供されるようになりました。セットアップ プログラムは、Microsoft Windows® Installer ベースになったので、一貫性、信頼性、およびセキュリティが強化され、カスタマイズ可能なインストールとアップグレードが可能になりました。また、SQL Server 2005 のすべてのコンポーネントとサブシステムが 1 つの製品に統合されるようになったため、コンポーネントの選択と構成の作業が簡略化されました。
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SQL Server 2005 へのアップグレード SQL Server 2005 では、SQL Server 2000 SP4 と Version 7.0 SP4 からのアップグレードがサポートされています。 セットアップ プログラムでは、インプレース アップグレードまたはサイド バイ サイドの移行がサポートされています。 Microsoft IT では、ラボで新しいリリースを展開してから、実稼働環境にクリーンなイメージを展開しました。 新機能によりセットアップ プログラムが強化されました。 SQL Server 2005 へのアップグレード (続き) インストール オプション SQL Server 2005 では、SQL Server 2000 Service Pack 4 (SP4) と Microsoft SQL Server Version 7.0 SP4 からのアップグレードがサポートされています。また、Analysis Services、SQL Server エージェント、Notification Services、データ変換サービス (DTS)、フルテキスト検索、および Reporting Services などのサブシステムも、インストール中に移行またはアップグレードすることができます。 SQL Server 2005 のセットアップ プログラムでは、インプレース アップグレードまたはサイド バイ サイドの移行がサポートされています。インプレース アップグレードでは、既存のインスタンスが SQL Server 2005 の新しいインスタンスに置き換えられますが、新しいインスタンスでは既存のデータとメタデータが保持されます。サイド バイ サイドの移行では、SQL Server の既存インスタンスは変更されず、SQL Server 2005 の新しいインスタンスが既存のサーバーまたは新しいサーバーのいずれかに追加され、移行が完了したら、デタッチ コマンドとアタッチ コマンドを使用して、ユーザー データベースを新しいインスタンスに手動でコピーします。 インプレース アップグレードは、追加のハードウェアが利用できなく、リソースに制限がある小規模なアプリケーションに適しています。また、インプレース アップグレードではダウンタイムが発生し、以前のインストールを置換するためのオプションなので失敗するとすべてが失われます。そのため、障害の発生に備えて十分な障害時復旧計画を立てる必要があります。サイド バイ サイドの移行は、追加のハードウェアとリソースを利用できる大規模なアプリケーションに適しています。サイド バイ サイドの移行では、新しいインスタンスの移行が完了するまで既存のインスタンスを実行できるため、インプレース アップグレードよりも柔軟性があります。この柔軟性により、既存のアプリケーションに影響を与えることなく、新しいインスタンスのテストと検証を行える段階的な移行が可能になり、もし、アップグレードに失敗しても、既存のインスタンスが引き続き実行されるため問題ありません。 Microsoft IT で SQL Server 2005 を展開する際には、ラボで新しいリリースを展開してから、実稼働環境にクリーンなイメージを展開していました。この手法により、Microsoft IT では、移行作業をオフラインで行ってから、新しいリリースをさまざまなテスト環境、開発環境、および実稼働環境に展開することができました。 Microsoft IT では、新しい統合された SQL Server 2005 のセットアップ プログラムを拡張して、次の新機能を含めました。 Windows インストーラ : SQL Server 2005 のセットアップ プログラムでは、Windows インストーラが使用され、すべてのサブシステムが 1 つのセットアップ プログラムに統合されるようになりました。そのため、すべてのコンポーネントを一度にインストールすることができます。 システム構成チェッカー (SCC): SCC では、セットアップ プログラムが開始される前に、インストール先のコンピュータを検証し、SQL Server 2005 のインストールを妨げる状況がないことを確認します。 ログ記録 : セットアップ プログラムではログ記録機能が大幅に強化され、インストール プロセスの各ステップについて詳細な情報が提供されるようになりました。そのため、システム管理者は、ログに記録されているエラーを確認することで、解決する必要があるインストールの問題を迅速に特定できます。 クラスタリング : セットアップ プログラムでは、クラスタ環境における SQL Server 2005 のインストールのサポートが強化されました。
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SQL Server 2005 へのアップグレード Microsoft IT では、各アプリケーションの SQL Server 2005 へのアップグレード計画を入念に立てました。 Microsoft で使用している多くの LOB アプリケーションには、従来の開発環境、テスト環境、および UAT 環境があります。 SQL Server 2005 では、新しい DDL コマンドが導入されました。 テストでは、特定の作業を行いました。 SQL Server 2005 へのアップグレード (続き) アップグレード計画 Microsoft IT では、TAP を活用して、各アプリケーションの SQL Server 2005 へのアップグレード計画を入念に立てました。Microsoft IT では、現在アプリケーションで使用している SQL Server の機能を文書化し、必要に応じて対象リソースを洗い出しました。また、各アップグレードについて包括的なプロジェクト計画を策定し、指定のリソースに作業を依頼しました。計画プロセスでは、アップグレードしたアプリケーションが展開時に予想どおりに動作するように多数のテスト プロセスと検証プロセスを行いました。 Microsoft で使用している多くの LOB アプリケーションには、従来の開発環境、テスト環境、およびユーザー受け入れテスト (UAT) 環境があります。Microsoft IT では、実稼働環境でアップグレードする前に、アップグレードするすべてのアプリケーションをこれらの環境に移行して、使用されていないか、または廃止されたコマンドが原因で発生するアプリケーションの問題を特定しました。SQL Server 2005 では、多数の新しい DLL コマンドが導入されており、以前のバージョンの SQL Server で使用されていた既存のストアド プロシージャには廃止されたものがあります。 テスト プロセスでは、次のような作業が発生します。 テスト計画を作成します。 アップグレード アドバイザと SCC の両方を実行してアップグレード プロセスをテストします。 パフォーマンスの変化についてアプリケーションをテストし、評価尺度を記録して以前の基準と比較します。 機能の完全性と UAT のサインオフについてアプリケーションをテストします。 以前のバージョンへのデータベースの復旧とロールバックをテストします。
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SQL Server 2005 へのアップグレード 展開前の準備チェックリストは、インストールまたはアップグレードを正常に完了するのに役立ちます。 展開作業の数は、特定の要因によって増減します。 SQL Server 2005 へのアップグレード (続き) 展開前の準備チェックリスト Microsoft IT では、SQL Server 2005 のインストールまたはアップグレードを正常に完了するために、展開前の準備チェックリストを使用しています。アップグレードの計画段階では、展開作業の数は、多くの要因によって増減します。必要な展開作業の数に影響を与える要因には、次のようなものがあります。 既存のインスタンスがクラスタ環境で実行されているかどうかによって、現在の運用環境はアップグレード プロセスに影響します。 ログ配布、レプリケーション、フルテキスト検索サービス、DTS など SQL Server 2000 の既存の機能を使用している場合は、特殊な IT リソースが必要になることがあります。 データベース ミラーリング、テーブル分割、または Integration Services など SQL Server 2005 の新機能を使用するには、専用の特殊なリソースを実装する必要があります。
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SQL Server 2005 へのアップグレード 展開前のチェックリスト 基準となるデータ セットを記録します。
アップグレード アドバイザ ツールを実行します。 サーバーの状態を確認します。 データベースをクリーンアップします。 データベースをバックアップします。 復旧メディアを用意します。 データベースに読み取り専用属性が設定されていないことを確認します。 SQL Server エージェント ジョブとの競合が発生しないことを確認します。 SQL Server 2005 へのアップグレード (続き) 展開前の準備チェックリスト (続き) Microsoft IT では、SQL Server 2005 の基本的なインストールとアップグレードを実行する際に、次の展開前のチェックリストを使用しています。 基準となるデータ セットを記録します。基準となるデータ セットは、Microsoft IT の Microsoft 製品サポート サービス チームが、インストールやアップグレードが失敗した場合に発生する問題の診断に役立つ貴重な情報となります。SQL Server 2005 のインストールまたはアップグレードを実行する前の基準となるデータ セットを入手するため、次のツールを使用して現在の実稼働環境の状態を記録しています。 Microsoft PSSDiag ツール (PSSDiag.exe): SQL Server に関する問題の解決にかかる時間を大幅に短縮するのに役立つデータを収集するのに使用しています。通常、このツールでは、SQL Server の展開に関連のある問題の診断に役立つ SQL Server の利用状況やパフォーマンス モニタの情報をキャプチャします。 Microsoft Product Support (MPS) Reporting ツール (MPSRPT_SQL.exe): インストールまたはアップグレード中に障害となる可能性がある問題を特定するのに役立つコンピュータ ハードウェアと構成に関する情報をキャプチャするのに使用しています。 Best Practices Analyzer Tool for Microsoft SQL Server: SQL Server 2005 のインストールまたはアップグレードの対象となるコンピュータが適切に管理および運用されていることを確認するのに使用しています。 Microsoft SQL Server 2005 アップグレード アドバイザ ツールを実行します。Microsoft IT では、アップグレード アドバイザを使用して、アップグレードする SQL Server の既存インスタンスを分析しています。アップグレード アドバイザを使用すると、既存のデータベースを解析して、使用されていない機能を使用していないかどうかを確認できます。このツールを使用すると、アップグレードを実行する前に、是正措置を取ることができます。また、アップグレード アドバイザでは、アップグレード プロセスの一環として行われる構成の変更を特定して報告することが可能で、SQL Server を実行しているコンピュータを解析し、いくつかのコンポーネントの問題について詳細なレポートを発行します。アップグレード アドバイザでは、問題に関する警告、深刻な問題、または重大な問題を報告し、その問題を修正および解決するのに役立つドキュメントに対応するリンクが提供されます。 サーバーの状態を確認します。Microsoft IT では、各サーバーのハードウェア、構成、およびソフトウェアを分析し、サーバーが正しく動作し、異常がないことを確認しています。 データベースをクリーンアップします。アップグレードを実行する前に各サーバーで DBCC (Database Console Command) CHECKDB コマンドを実行すると、データベースに格納されているすべてのデータベース オブジェクトの割り当てと構造の整合性を確認できます。このコマンドにより、Microsoft IT では、データベース オブジェクトの整合性が取れていることを確認し、必要な場合は、アップグレード前に修復することができました。 データベースをバックアップします。Microsoft IT では、すべてのデータベース (存在するすべてのフルテキスト カタログを含む) の現在のバックアップを作成します。 復旧メディアを用意します。既存バージョンへのロールバックに備えて、Microsoft IT では、サーバーを以前の状態に復元するのに必要なすべての種類のメディアを用意します。 データベースに読み取り専用属性が設定されていないことを確認します。既存のデータベースをアップグレードできるように、Microsoft IT では、各データベースの読み取り専用属性が解除されていることを確認します。 SQL Server エージェント ジョブとの競合が発生しないことを確認します。Microsoft IT では、SQL Server エージェントのすべてのジョブを確認し、ジョブの実行時間がアップグレードの時間帯と重ならないようにしています。
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SQL Server 2005 へのアップグレード 実稼働環境への展開時のチェックリスト スタンドアロン サーバー 検証を行います。
停止する必要があるジョブ、ソフトウェア、およびサービスを停止します。 終了する必要があるアプリケーションを終了します。 以前にインストールしたバージョンを削除します。 展開前と展開後にサーバーを再起動します。 SCC の出力を確認します。 インストールまたはアップグレードを完了します。 テストとバックアップを行います。 SQL Server 2005 へのアップグレード (続き) 実稼働環境への展開のチェックリスト Microsoft IT では、実稼働環境への展開のチェックリストを使用して、すべての展開手順に従って、SQL Server 2005 を正常にインストールできるようにしています。 スタンドアロン サーバー Microsoft IT では、SQL Server 2005 のスタンドアロン インストールを正常に行うために、次の作業を行っています。 現在のバックアップが最新で、復旧可能な状態であることを確認します。 既存イメージの再インストールに必要なすべてのメディアが利用できる状態であることを確認します。 すべてのデータベースに対して DBCC コマンドが実行されたことを確認します。 展開前の基準となるデータ セットが収集済みであることを確認します。 スケジュールされた SQL Server エージェント ジョブをすべて停止し、競合が発生しないようにします。 サーバーで実行中のすべてのサードパーティのソフトウェアを停止します。 SQL Server のインスタンスにログオンしているユーザーがいないことを確認し、インストールまたはアップグレードの実行中は SQL Server のインスタンスにユーザーがログオンできないようにします。 インストールまたはアップグレードを正常に完了するために必要なユーザー権利が、SQL Server、SQL Server エージェント、およびセットアップのユーザー アカウントに与えられていることを確認します。 不要なサービスをすべて停止し、特定の重要なサービス以外のサービスについては、[スタートアップの種類] を [手動] に設定します。 注 : SQL Server がクラスタ環境で実行されている場合、上記以外にも重要なサービスに該当するサービスがあります。 SQL Server 接続を使用する可能性があるすべてのアプリケーションを終了します。たとえば、SQL Server への接続を試行する可能性があるアプリケーションには、インターネット インフォメーション サービス (IIS) や Microsoft Systems Management Server (SMS) などがあります。また、SQL Server を使用するウイルス対策プログラムによって、インストールが妨げられることもあります。 すべてのデータベースの読み取り専用属性が解除されていることを確認します。 システム データベースで、自動拡張が有効になっていることを確認します。 インストールされている以前のバージョンの SQL Server 2005 または .NET Framework 2.0 を削除します。 展開を開始する前にサーバーを再起動し、以前のインストールまたはアンインストールの手順でサーバーの再起動が要求されないようにします。 SCC の出力を確認し、エラー メッセージがある場合は、インストールまたはアップグレードを続行する前にエラーに対処します。 インストールまたはアップグレードを完了して、サーバーを再起動します。 一般的なテストを実行します。 新しいデータベースをバックアップし、バックアップ メディアを安全な場所に保管します。
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SQL Server 2005 へのアップグレード 実稼働環境への展開時のチェックリスト クラスタ サーバー
クラスタ リソースでエラーが発生していないことを確認します。 クラスタ サービス アカウントを確認します。 DNS サービス アカウントを確認します。 クラスタの依存関係を確認します。 SQL Server のスタートアップ アカウントのローカル ポリシーの設定を確認します。 SQL Server 2005 へのアップグレード (続き) 実稼働環境への展開のチェックリスト (続き) クラスタ サーバー Microsoft IT では、クラスタ サーバーに SQL Server 2005 を展開する際に、次の作業を追加で行っています。 クラスタ リソースでエラーが発生していないことを確認します。 クラスタ サービス アカウントを確認します。 ドメイン ネーム システム (DNS) サービス アカウントを確認します。 クラスタの依存関係を確認します。 SQL Server のスタートアップ アカウントのローカル ポリシーに次のポリシーが設定されていることを確認します。 メモリ内のページのロック オペレーティング システムの一部として機能 トークン オブジェクトの作成 サービスとしてログオン
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SQL Server 2005 へのアップグレード 展開後のチェックリスト
インストールが正常に完了したことと、データの整合性が取れていることを確認します。 アップグレードされたデータベースをすぐにバックアップします。 すべてのデータベースに対して DBCC コマンドを実行します。 展開後の基準となるデータ セットを収集します。 SQLH2 ツールを実装して、データを収集します。 必要に応じて展開前に行った操作を元に戻します。 SQL Server 2005 へのアップグレード (続き) 展開後のチェックリスト Microsoft IT では、SQL Server 2005 のインストールを正常に完了し、基準となるデータ セットを取得するために、次の展開後のチェックリストを使用しています。 インストールが正常に完了したことと、データの整合性が取れていることを確認します。 アップグレードされたデータベースをすぐにバックアップします。ただし、展開前に作成した古いデータベースのバックアップは上書きしません。 すべてのデータベースに対して DBCC コマンドを実行し、データベースが破損していないことを確認します。 展開後の基準となるデータ セットを収集します。 SQL Server Health and History (SQLH2) ツールを実装してデータを収集します。 必要に応じて展開前に行った操作を元に戻します。たとえば、次のような操作があります。 データベースの属性を展開前の値に戻します。 無効にした SQL Server エージェント ジョブを有効にします。 展開前に停止したすべてのサービスを有効な状態に戻します。
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SQL Server 2005 へのアップグレード 展開後のチェックリスト アプリケーションへの変更を実装します。
セキュリティ ポリシーのチェックリストを使用して、環境をセキュリティで保護します。 SQL Server 2005 へのアップグレード (続き) 展開後のチェックリスト (続き) アプリケーションへの変更を実装します。 次のセキュリティ ポリシーのチェックリストを使用して、環境をセキュリティで保護します。 Windows 認証モードを使用します。 強力なパスワードの使用を徹底します。 パスワードの複雑さと有効期限についてのパスワードのポリシーを有効にします。 有効期限が切れた SQL Server アカウントのパスワードを確認し、すべての新しいインスタンスがセキュリティで保護されるようにします。 失敗したログインのみを監査するようにオプションを設定します。 既定では、SQL Server をサポートするサービスは無効に設定し、アプリケーションでサービスが必要な場合にのみ開始するようにします。 既定では、SQL Server の共通言語ランタイム (CLR) の機能は無効に設定し、アプリケーションで必要な場合にのみ有効にするようにします。 SQL Server ロールを使用し、SQL Server ログオン アカウントにはオブジェクトの権限を与えないようにします。 ドメインのセキュリティ グループを使用し、SQL Server ログオン アカウントと Microsoft Windows NT® グループにはオブジェクトの権限を与えないようにします。 SQL Server に対する管理者権限は、Windows Server 2003 ドメインのセキュリティ グループを介して与え、BUILTIN\Administrators ログオンが SQL Server sysadmin サーバー ロールのメンバにならないようにします。 アプリケーションで使用されるアプリケーション ログオン アカウントが、組み込みのデータベース ロールのメンバになっていないことを確認します。ベスト プラクティスとして、アプリケーションは特権の最も低いアカウントで実行することをお勧めします。 guest アカウントは、サーバー上にあるすべてのデータベースから削除するか、アクセスを拒否するようにします。 SQL Server のフォルダ、ファイル、およびレジストリ キーに設定されている既定のアクセス制御リスト (ACL) を変更し、認証されていないユーザーによる変更を防ぎます。SQL Server サービス アカウントには、各領域に対する読み取りのアクセス権と、SQL Server データおよびログ ファイルに対する書き込みのアクセス権が必要です。 xp_regread、xp_regwrite、xp_regaddmultistring、xp_regdeletekey、xp_regdeletevalue、xp_regmovemultistring、xp_regenumvalues、xp_regenumkeys、xp_cmdshell、およびすべての sp_OA* ストアド プロシージャへのアクセスは、sysadmin サーバー ロールに制限します。 SqlMail は有効にせず、必要な場合はデータベース メールのみを使用します。
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SQL Server 2005 へのアップグレード SQL Server 2005 をインストールすると、インストール ステップとエラーを記録したログ ファイルが作成されます。 インストールの問題のトラブルシューティングに役立つ詳細な情報が提供されます。 詳細な情報が記録されたログ ファイルの名前は、インストールごとにインクリメントされます。 SQL Server 2005 へのアップグレード (続き) トラブルシューティング SQL Server 2005 をインストールすると、インストール ステップと、エラーが発生した場合はそのエラーを記録した多数のログ ファイルが作成されます。通常、Summary.txt ログ ファイルは、Drive:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Setup Bootstrap\LOG フォルダにあります。 インストールの問題をトラブルシューティングするのに役立つ詳細な情報は、Drive:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Setup Bootstrap\LOG\Files フォルダにあるログ ファイルに記録されます。 この詳細な情報が記録されたログ ファイルの名前は、インストールごとにインクリメントされ、SQLSetup[#####]_[ComputerName]_[Setup Task].log のような形式になります。
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SQL Server 2005 の機能の活用 SQL Server 2005 の機能により、Microsoft IT では、事業部向けのソリューションを作成および拡張し、より良いサポートを提供できるようになりました。 Microsoft IT では、FeedStore アプリケーションを拡張することを望んでいました。 FeedStore アプリケーションは、データを集中的に統合する場所としての役割を果たしています。 SQL Server 2005 の機能の活用 Microsoft で SQL Server 2005 への移行を促進した要因は、基盤となる製品がもたらすメリットだけではありません。この移行により、SQL Server 2005 のいくつかの新機能を活用するようになり、Microsoft IT では、新しい動的なビジネス チャンスが生まれたときに、Microsoft の事業部向けのソリューションを作成、拡張、およびサポートすることができるようになりました。 FeedStore アプリケーションの実装 Microsoft IT では、FeedStore アプリケーションを拡張して、SQL Server 2005 の機能を利用するようにすることを希望していました。FeedStore アプリケーションは、Microsoft が所有しているアプリケーションの中でデータベースのサイズが最も大きなアプリケーションの 1 つです。2 テラバイトを超えるデータを統合し、毎年 30% 以上の割合でサイズが増加しています。FeedStore アプリケーションは、エンタープライズ データを集中的に統合する場所としての役割を果たしており、多数の社内ソースからデータを取得し、39 個のデータ セットにデータをパブリッシュしています。世界各地にある 500 個以上ものアプリケーションが、パブリッシュされたデータ セットをサブスクライブしています。データ ソースの例には、SAP R/3 ERP システムなどがあります。ディストリビューション サーバーは、ワシントン州のレドモンド、ダブリン、およびシンガポールに配置され、サブスクライブ側アプリケーションによる帯域幅の使用率を最大限に高めています。
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SQL Server 2005 の機能の活用 FeedStore SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) 社内データ ソース
リンク サーバー サイズ : 2 テラバイト テーブル数 : 1,800 行数 : 数百万行 パブリッシュしたデータセット数 : 39 レプリケーション フラット ファイル SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) FeedStore アプリケーションの実装 (続き) このスライドの図は、Microsoft で使用している FeedStore アプリケーションの概略図です。 FeedStore 社内データ ソース パブリッシュ側サーバーと ディストリビューション サーバー 500 個を超えるサブスクライブ側アプリケーション
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SQL Server 2005 の機能の活用 Microsoft IT では、最初にアップグレードする FeedStore アプリケーションのコンポーネントとしてデータ ウェアハウスを選択しました。 FeedStore アプリケーションの最も大きな機能拡張は、ハードウェアを 4 ウェイの 64 ビット コンピュータにアップグレードしたことです。 今後、FeedStore アプリケーションでは、Integration Services、CLR、データベースの暗号化、および Service Broker などの新機能を利用する予定です。 SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) FeedStore アプリケーションの実装 (続き) SQL Server 2005 の機能の実装 Microsoft IT では、FeedStore アプリケーションを拡張して、SQL Server 2005 の新機能を利用するために、2004 年中ごろに SQL Server 2005 のベータ版に移行しました。この際、最初にアップグレードする FeedStore アプリケーションのコンポーネントとしてデータ ウェアハウスを選択しました。SQL Server 2005 の RTM 版のリリース後には、パブリッシュ側サーバーとディストリビューション サーバーもアップグレードする予定です。 FeedStore アプリケーションの最も重要な機能拡張は、8 ウェイの 32 ビット コンピュータから、4 ウェイの 64 ビット コンピュータにアップグレードしたことです。64 ビット プラットフォームに移行したことにより、64 ビット CPU による処理能力の増強と、キャッシュ ページで利用できる指定可能なメモリ量の増加によって FeedStore アプリケーションを大幅に拡張できました。SQL Server 2005 のネイティブな 64 ビット実装により、FeedStore アプリケーションは、32 ビット モードで実行していたときに発生していたメモリの制限から解放されました。FeedStore アプリケーション内部については、ETL 操作に使用されていた多数の既存の Transact-SQL スクリプトの実行時のパフォーマンスが 40% 向上しました。 今後の戦略計画 今後、FeedStore アプリケーションでは、次の SQL Server 2005 の新機能を利用する予定です。 Integration Services: FeedStore アプリケーションでは、ストアド プロシージャとバッチ スクリプトで何千行もの Transact-SQL コードを使用して、ETL 操作を実装していますが、このコードのサポートと管理には多くのコストがかかっています。Integration Services (旧称、DTS) に移行することによって、Microsoft IT では、多くのカスタム コードを排除することができます。また、Integration Services を使用すると、統合アーキテクチャを変更する機会が得られます。統合アーキテクチャを変更すると、ETL 操作のパフォーマンスが向上し、既存のデータ ソースおよび新しいデータ ソースとの統合が強化されます。 CLR: FeedStore アプリケーションで使用している何千行もの Transact-SQL コードでは、多数の複雑なプロシージャ、トリガ、および関数が記述されています。このような複雑なコードは、.NET Framework 2.0 やその豊富なクラスやメソッドのライブラリでの使用が適しています。SQL Server 2005 を使用すると、CLR の統合により、Microsoft IT では、独自の拡張ストアド プロシージャやサードパーティのアプリケーションを使用する必要なく、FeedStore アプリケーションの機能を拡張できます。 データベースの暗号化 : FeedStore アプリケーションでは、既に強力なスキーマのセキュリティと SQL Server 2005 の新機能 (組み込みのキー管理、非対称暗号化、対称暗号化、および証明書) を使用して、データベースに格納されている個人を特定できる情報を保護しています。Microsoft IT では、個人を特定できる情報の分離をさらに進める計画を立てており、集中的なストアである Digital Asset Store に分離し、SQL Server 2005 の暗号化機能を使用して保護する予定です。 SQL Server Service Broker: Microsoft IT では、新しいテクノロジである Service Broker を使用して、セキュリティ ガイドラインに準じた形でエクストラネットのアクティビティを拡張するソリューションを作成することを検討しています。Microsoft IT では、Service Broker を使用すると、業務上のやり取りを行えるエンドポイントを作成するソリューションを提供することができます。セキュリティを確保するため、この業務上のやり取りでは、データは暗号化され、アクセス許可ベースのアクセスが設定されます。
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SQL Server 2005 の機能の活用 MS Sales アプリケーションでは、さまざまな種類のデータを統合しています。
データは専用サーバーを経由してデータ ウェアハウスに追加されます。 ユーザーは Excel アドインを使用して MS Sales アプリケーションに要求を送信します。 SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) MS Sales アプリケーションの実装 MS Sales アプリケーションは、Microsoft の世界各地における売り上げ、在庫、代理店、再販業者、およびユーザーに関するデータを統合する単一のソリューション ツールです。リレーショナル データベースは、アドホックなクエリ パフォーマンスに対応し、各事業部に Microsoft の事業状況についての正確で一貫性のある最新情報を提供するように最適化されています。MS Sales アプリケーションには、次の特徴があります。 複数の層で構成されたアプリケーション アーキテクチャ 500 GB を超えるデータ マート 9,000 人以上の Microsoft 社内ユーザー ユーザーがクエリを実行できる 900 以上の属性 6 台のクエリ サーバーによる負荷分散 週単位で提供される 25,000 件以上のアドホックなレポート 毎月データ ウェアハウスに格納される 1,000 万件以上のトランザクション 開発環境、テスト環境、および実稼働環境に配置されている 40 台以上のサーバー 静的な概要レポートを提供する Web ベースのツールにより補完された Excel のアドインで構成されているユーザー インターフェイス データは、インポートするデータの読み込みと検証を行う専用のサーバーによって、データウェアハウスに追加されます。このサーバーでは、これらの操作に Windows NT のバッチ ジョブと Microsoft Visual C++® コードを使用しています。その後、ファクトリ サーバーにより、データの非正規化が行われ、クエリ サーバーで使用する MS Sales アプリケーションのデータ マート テーブルとインデックスが作成されます。MS Sales アプリケーションのデータ マートを最新のビジネス価値を反映した状態で管理するファクトリ サーバーでは、日単位、週単位、月単位、および年単位で多数のプロセスが実行されています。 ユーザーは、アプリケーション層に要求を送信する Excel アドインを使用して MS Sales アプリケーションに要求を送信します。アプリケーション層では、要求の負荷分散を行い、いずれかのクエリ サーバーに要求を送信して要求が実行されるようにしています。
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SQL Server 2005 の機能の活用 SQL Server 2005 の機能の活用 (続き)
MS Sales ユーザー SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) MS Sales アプリケーションの実装 (続き) このスライドの図に MS Sales アプリケーションのプロセスの概略図を示します。 負荷分散サーバー クエリ サーバー データ ウェアハウス サーバー ファクトリ サーバー
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SQL Server 2005 の機能の活用 MS Sales アプリケーションで実装した SQL Server の機能 テーブル分割
データベース ミラーリング データベース メール データ型 varchar(max) SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) MS Sales アプリケーションの実装 (続き) SQL Server 2005 の機能の実装 テーブル分割 SQL Server 2005 の新しいテーブル分割機能により、Microsoft IT では、簡素化されたテーブル分割のアーキテクチャを実装できるようになりました。以前の実装では、売り上げデータは各月のテーブルに分割されていました。そのため、ユーザーが複数の期間を選択した場合、ユーザーが必要とするデータを返すには多数の JOIN 句を使用する必要がありました。また、論理的にクエリを作成して、クエリ サーバーに要求を送信する Transact-SQL コードは複雑でした。簡略化された新しいテーブル分割機能では、クエリの合計サイズが大幅に縮小され、クエリ パフォーマンスは、複数の月単位のテーブルに対してクエリを実行していた場合と比較すると大幅に向上しました。 たとえば、ユーザーが 96 か月分のデータを要求した場合のクエリの合計サイズは、180 KB から 5 KB に縮小されました。このように、テーブル分割機能により、MS Sales アプリケーションで使用している大きな売り上げテーブルのスケーラビリティと管理の容易性は大幅に向上し、クエリのパフォーマンスについては、ほぼ常時 70% 以上の向上が見られます。 データベース ミラーリング Microsoft IT では、負荷分散サーバーの可用性を向上させるために、データベース ミラーリングを実装しました。以前、負荷分散サーバーではログ配布機能を実装していました。ログ配布機能でも MS Sales アプリケーションに可用性とフェールオーバーのサポートが提供されていましたが、クライアント要求が失われる場合がありました。SQL Server 2005 のデータベース ミラーリング機能を使用すると、トランザクションがミラー サーバーでも実行されるようになるため、プリンシパル サーバーが利用できなくなると自動的にフェールオーバーが発生します。 データベース メール SQL Server 2005 で新しく導入されたデータベース メール機能は、MS Sales アプリケーションで監視しているすべての操作とサービスに使用しています。MS Sales アプリケーションでは、SQL Server エージェントとストアド プロシージャの両方からデータベース メールを呼び出しています。データベース メールには、次の特徴があります。 MS Sales アプリケーションのデータベース サーバーでは、データベース メールが標準の簡易メール転送プロトコル (SMTP) を使用して電子メールを送信するのに使用しているコンピュータと同じコンピュータに Extended MAPI クライアントをインストールする必要がなくなりました。 データベース メールは、SQL Server 外部の個別のプロセスで実行されるので、SQL Server では外部プロセスが停止したり、エラーが発生したりした場合でも、電子メール メッセージをキューに登録し続けます。 データベース メールでは、フェールオーバー アカウントがサポートされているため、ユーザーは複数の SMTP サーバーを指定することができます。 データ型 varchar(max) MS Sales アプリケーションでは、実行する Transact-SQL ステートメントの送信に varchar(max) という新しいデータ型を使用しています。標準の varchar データ型でサポートされているストレージ サイズは 8,000 バイトですが、このデータ型では最大 2^21-1 バイトのストレージ サイズがサポートされます。
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SQL Server 2005 の機能の活用 MS Sales アプリケーションでは、アプリケーション層に SQL Server Service Broker を実装しました。 Service Broker を使用すると、アーキテクチャのスケーラビリティと信頼性が向上します。 新しいアプリケーション層により問題が解決されました。 Service Broker への移行により、Microsoft IT ではメリットが得られました。 SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) MS Sales アプリケーションの実装 (続き) SQL Server 2005 の機能の実装 (続き) SQL Server Service Broker MS Sales のアプリケーション層に Service Broker を使用することによって、Microsoft IT では、アーキテクチャをよりスケーラブルで信頼性の高いアーキテクチャに変更することができました。Service Broker のキュー アプリケーションのデザインは、SQL Server をアップグレードするまで使用していた、独自にコードを記述したキューを使用するアプリケーション層の代替として問題なく機能します。Service Broker の非同期キューにより、送信されたすべての要求は、サーバーの負荷状況に関係なくキューにキャプチャされるようになります。また、作成された各要求のサービス キュー イベントへの対象になるサービス エンドポイントを指定することによって、キューの送信を自動化しました。1 日あたりのクエリ要求数は 200 ~ 4,000 件と幅があり、Service Broker メッセージの数は何万件にも上ります。 以前の実装では、Microsoft IT は、クエリ サーバーに送信されるクエリごとに SQL Server エージェント ジョブを作成していました。この実装では、5 台のサーバーを使用していましたが、各サーバーごとに 30 件のクエリが実行されるため、150 件もの SQL Server エージェント ジョブが継続的に実行され、アプリケーション層とデータベース層の両方でリソースを消費していました。この新しいアプリケーション層により、以前の実装で発生していた次の問題が解決されました。 失敗したジョブの再開に関する問題 アプリケーション層とデータベース層の両方におけるリソースの消費 カスタム コードを使用したキューのメンテナンスとサポート アプリケーション層でエラーが発生すると、すべてのジョブを再実行する必要があるという問題 (この要件は、アプリケーションのパフォーマンスに大きな影響をもたらしていました) Microsoft IT では、SQL Server Service Broker に移行した後、次のようなメリットが得られました。 アプリケーションで必要なコード量が半分になり、コードのメンテナンスとサポートにかかるコストが大幅に削減されました。 スレッド プールを調整する 1 つのステートメントにより、負荷を調整する構成を実装できるようになりました。 Service Broker の統合により、データベースがホット スタンバイ サーバーにミラー化されるようになったため、クエリが失われることがなくなりました。 必要なコードを簡単に記述することができたため、コードの記述は 10 日間で完了しました。
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SQL Server 2005 の機能の活用 SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) MS Sales のアプリケーション層
クライアント要求がアプリケーション層に送信されます SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) MS Sales アプリケーションの実装 (続き) SQL Server 2005 の機能の実装 (続き) SQL Server Service Broker (続き) このスライドの図に MS Sales アプリケーションの新しいアプリケーション層を示します。 ミラーのペア サーバー A がプリンシパル サーバーで ある場合のデータ フロー Broker Service キュー Broker Service キュー サーバー B がプリンシパル サーバーである場合のデータ フロー サーバー A サーバー B 監視サーバー MS Sales のアプリケーション層 キューに登録された要求はキュー サーバーに送信されます
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SQL Server 2005 の機能の活用 今後の戦略計画では、MS Sales アプリケーションにデータ マイニング機能を追加することを検討しています。 MS Sales アプリケーションでは、Analysis Services の機能が役立つことが予想されます。 SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) MS Sales アプリケーションの実装 (続き) 今後の戦略計画 Microsoft IT では、SQL Server 2005 Analysis Services に実装されている多数の新しいスケーラビリティの機能を使用して、MS Sales アプリケーションにデータ マイニング機能を追加する機会について検討しています。MS Sales アプリケーションで役立つ Analysis Services 機能には、次のようなものがあります。 ディメンションのスケーラビリティ 多様ディメンション 1 ディメンションにおける複数の階層のサポート ディメンションの制限 (64,000) の解除 メンバ レベルの動的なセキュリティ 動的な通貨変換のための多対多のディメンション 動的な通貨変換のための計算される式 バックアップと復元機能の強化 (複数のクエリ サーバーの使用がサポートされます) 1 キューブにおける複数のファクト テーブルのサポート (仮想キューブの数を削減できます) 複数のキューブを削除するための分析観点 大きなデータ ソースを管理するためのデータ ソース ビュー (DSV) 対になっていない不規則な階層 パラメータ化された多次元式 (MDX) クエリ 主要業績評価指数 リンク メジャー グループ
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SQL Server 2005 の機能の活用 Microsoft で使用している SAP R/3 ERP システムでは、1.6 テラバイトを超えるデータを保持しています。 現在、Microsoft IT では、同期のミラーリングと非同期のミラーリングの両方を使用して SQL Server 2005 をミラー化しています。 今後、監視サーバーを実装して、セカンダリ データベース サーバーへの自動フェールオーバーをサポートする予定です。 SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) SAP R/3 システムの実装 Microsoft で使用している SAP R/3 ERP システムでは、1.6 テラバイトを超えるデータを保持しています。このアプリケーションでは、2,700 人以上の名前付きユーザーに対応し、約 600 人のユーザーが同時に接続した状態で実行されています。このシステムでは、1 日あたり 40,000 件の EDI (Electronic Data Interchange) のトランザクションを処理し、1 か月あたり 78,000 件のバッチ ジョブを実行します。応答時間は 1 秒未満で、システムの可用性は 99.9% です。 SQL Server 2005 の機能の実装 データベース ミラーリング 現在、Microsoft IT では、ローカルで同期のミラーリングを使用してホット スタンバイ サーバーで高可用性を提供し、障害回復に備えてリモート ロケーションに対して非同期のミラーリングを行うことによって、SQL Server 2005 をミラー化しています。SQL Server 2005 のミラーリング機能により、コミットしたすべてのトランザクションは、ミラー サーバーでもコミットされます。そのため、プリンシパル サーバーが利用できなくなった場合には、トランザクション ログを復元する必要なく、ミラー データベースをオンラインにすることができます。 今後、データベース ミラーリング ソリューションでは、監視サーバーを実装して、セカンダリ データベース サーバーへの自動フェールオーバーをサポートする予定です。
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SQL Server 2005 の機能の活用 高可用性 障害時復旧 SQL Server 2005 の機能の活用 (続き)
SAP R/3 システムの実装 (続き) SQL Server 2005 の機能の実装 (続き) データベース ミラーリング (続き) このスライドの図に SAP R/3 システムのデータベース ミラーリングの実装図を示します。 同期の ミラーリング 非同期の ミラーリング プライマリ SAP/3 データベース サーバー セカンダリ SAP/3 データベース サーバー リモート SAP/3 データベース サーバー
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SQL Server 2005 の機能の活用 SAP R/3 システムで実装した SQL Server 2005 の機能
複数のアクティブな結果セット オンラインのインデックス作成 SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) SAP R/3 システムの実装 (続き) SQL Server 2005 の機能の実装 (続き) 複数のアクティブな結果セット SQL Server 2000 では、1 つのセッションで保留できる要求は 1 つだけでした。SQL Server 2005 で導入された複数のアクティブな結果セットを実装すると、1 つのセッションで複数の要求が保留できるようになります。SAP R/3 システムを SQL Server 2005 で実行すると、この機能が使用されるため、アプリケーションでは 1 つの結果セットが保留されているときに、同じセッションで他の操作を実行できるようになります。 オンラインのインデックス作成 Microsoft IT では、SQL Server 2005 に移行することによって、ユーザーがテーブルのデータにアクセスしたり、他のインデックスを使用したりする操作に支障をきたすことなく、インデックス操作を実行できるようになりました。そのため、インデックスを再構築する必要があるときの、アプリケーションの可用性が向上します。
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SQL Server 2005 の機能の活用 MARS アプリケーションは、Microsoft における、すべての社内管理と対外的な会計報告の基盤となっています。 Microsoft では、MARS アプリケーションで使用していた以前の Excel レポート ソリューションでいくつかの問題に直面していました。 セキュリティを強化し、より堅牢でスケーラブルなソリューションを提供するため、Microsoft IT では、Analysis Services と Reporting Services を展開しました。 SQL Server 2005 の機能の活用 (続き) Microsoft Accounting Reporting System の実装 MARS アプリケーションは、Microsoft における、すべての社内管理と対外的な会計報告の基盤となっています。MARS アプリケーションでは、SEC (米証券取引委員会) に提出するすべての財務関係のドキュメントが提供されます。また、MARS アプリケーションによって生成される財務関係のドキュメントは、Microsoft が SEC や投資家に対して提出する年次報告にも使用しています。 Microsoft では、2,000 人以上のユーザーが各事業部の財務情報を提供する際に MARS アプリケーションを使用しています。Microsoft 社外では、世界中の何百万人もの投資家が、このように公開された Microsoft の財務諸表を使用しています。タイムリーに正確な決算報告を行うことは重要であり、これは米国企業改革法 2002 年の主要理念でもあります。 SQL Server 2005 の機能の実装 SQL Server 2005 に移行する以前、MARS アプリケーションでは、カスタム アプリケーションを使用して、MARS SQL Server 2000 データベースのデータを保持した何百もの Excel ブックを読み込んでいました。このプロセスは、MARS データベースが更新されると、社内にある多数のデータ ソースから実行されていました。データ ソースの一例としては Microsoft で使用している SAP R/3 ERP システムがあります。Excel ブックの更新には 2 時間以上かかり、各 Excel ブックでは、複雑な数式または Microsoft PivotTable® のダイナミック ビューを使用して、エンド ユーザーに結果を表示していました。Excel ブックは、ファイル共有に保存され、セキュリティはファイル共有のレベルで実装されていました。Microsoft では、Excel の実装で次の問題に直面していました。 Excel ブックのサイズが大きく、読み込みに数分かかることがありました。 セキュリティがファイル共有のレベルで実装されているため、セキュリティでは、厳密なアクセス許可ポリシーを規定できませんでした。 毎月および毎四半期の報告サイクルでは、各事業部は、1 日に 2 回ブックを更新する必要がありました。そのため、Excel ブックの更新回数は更新にかかる時間による制限を受けていました。また、計画サイクルでは、この制限により、4 回の更新が必要な場合に問題が発生していました。 作業担当者は、Excel ブックの更新作業を何度も手動で行う必要がありました。 レポートの追加または変更に必要な開発は複雑で、MARS データベースの構造に関する特殊な知識が必要でした。 セキュリティを強化し、より堅牢でスケーラブルなソリューションを提供するため、Microsoft IT では、Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services と SQL Server 2005 Reporting Services を展開しました。MARS アプリケーションの静的な Excel ブックのレポート ソリューションは、Analysis Services と Reporting Services に取って代わられました。
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ベスト プラクティスとそのメリット 計画 実装前 展開 実装後 新機能の実装 製品についての知識 組み込みの新機能
Microsoft IT では、SQL Server 2005 をインストールまたはアップグレードするためのベスト プラクティスの一覧を作成しました。 計画 : SQL Server のインスタンスを正常にアップグレードする上で、入念に計画を立てたことは、非常に重要な役割を果たしました。Microsoft IT では、既存のシステムとアプリケーションの機能の使用状況についての綿密なドキュメントを作成しました。また、アップグレード アドバイザを使用して、各 LOB アプリケーションが抱えている問題を特定し、SQL Server 2005 を展開する前に問題を解決しました。正常なアップグレードを保証するため、アップグレードに伴う各作業に必要なリソースを特定しました。 実装前 : 実装前のチェックリストを作成することにより、各展開で一貫した結果が得られることを保証し、インストール後の作業についてのフィードバックを記録したドキュメントを提供できました。通常、実装前のチェックリストにある作業を実行すると、展開を問題なく行うことができました。その結果、アップグレード アドバイザや SCC など、多数のツールが強化され、実装を正常に完了するためのガイダンスやナレッジ ベースが提供されるようになりました。 展開 : 計画の段階でテスト展開を行うことで、Microsoft IT では、展開の時間枠が、実稼働環境で、指定の期間にアップグレードを実行して、LOB アプリケーションをスケジュールどおりに展開するのに十分であることを確認しました。 実装後 : 展開後には 2 つの作業を行う必要があります。1 つ目は、環境の状態をオンラインにすることで、2 つ目は、今後の展開を正常に行うためのフィードバックを提供することです。展開時に発生した問題とその解決策を文書化することで、Microsoft IT では、計画時と実装時に行う作業一覧の強化を図りました。 新機能の実装 : アップグレードの開始時にアプリケーションの機能やパフォーマンスを強化する新機能を明確に特定しておくことによって、Microsoft IT では、以前よりも明確に SQL Server 2005 を実装することができました。たとえば、実装前にテーブル分割機能についての戦略を綿密に立てることで、アプリケーションのパフォーマンスが向上し、ユーザーから高い評価を得ることができました。 製品についての知識 : SQL Server 2005 にアップグレードする前に、新しいアーキテクチャや機能、および使用されていないか、または廃止されたコマンドについての理解を深めるためにナレッジ ベースを構築することをお勧めします。 組み込みの新機能 : Microsoft IT では、SQL Server 2005 の実装により、さまざまな事業部に対してセキュリティが強化され、豊富な機能を備えた環境を提供できるようになりました。たとえば、SQL Server 2005 の実装により、次のようなメリットが得られました。 既定で無効になる機能、強化されたセキュリティ機能、およびデータ暗号化機能を使用することで、Microsoft IT では、機密な業務情報をセキュリティで保護したり、しかるべき受信者に送信したりすることをサポートする作業が簡略化されました。 Microsoft IT では、SQL Server 2005 の強化された 64 ビット モードのサポートを使用することで、より堅牢な環境を維持し、その環境でサーバーの統合を行うことができるようになりました。また、この環境ではパフォーマンスが大幅に向上しました。 Microsoft IT では、SQL Server 2005 の開発者向けの強化機能を使用して、Microsoft 社内のさまざまな事業部のニーズを満たす、より堅牢でスケーラブルなソリューションを提供しました。また、このソリューションにより、総保有コストの削減も実現しました。 Microsoft IT では、SQL Server 2005 の強化された分析機能とレポート機能を使用することで、ビジネス価値についてリアルタイムの分析を提供して、事業部が情報に基づいた判断を下すことを支援できるようになりました。
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まとめ Microsoft IT では、SQL Server 2005 をイン ストールして、アップグレードによるメリットと新機能を享受することができました。 SQL Server の開発者の生産性を向上する機能により、Microsoft IT では、SQL Server を使用していたときよりも、格段に低いコストでアプリケーションを開発して、管理することができるようになりました。 堅牢なインストール プロセスにより、SQL Server 2005 への移行が簡単になりました。 まとめ Microsoft IT では、TAP を活用して、SQL Server 2005 をインストールし、アップグレードを実行するだけで得られるメリットを享受しています。SQL Server 2005 により、Microsoft LOB アプリケーションが強化されました。また、より堅牢で、信頼が高く、セキュリティが強化された、可用性の高いアプリケーション プラットフォームを提供するために、SQL Server 2005 の多数の新機能を実装しました。 SQL Server の開発者の生産性を向上する機能により、Microsoft では、SQL Server 2000 を使用していたときよりも、格段に低いコストでアプリケーションを開発して、管理することができるようになりました。新しいアプリケーションや強化機能を迅速に提供できるようになり、ビジネス要件はスケーラブルなエンタープライズ ソリューションとつりあいが取れるようになりました。このようなエンタープライズ ソリューションにより、複雑な分析を実行したり、ビジネス上の関係における見通しを立てたりする際、ユーザーには高い柔軟性が提供されます。その結果、ユーザーは、情報に基づいた判断をタイムリーに行い、さまざまな Microsoft の事業分野で生まれている新しいビジネス チャンスをつかむことができます。 SQL Server 2005 の堅牢なインストール プロセスにより、SQL Server への移行は、非常に簡単になりました。SQL Server 2005 をアップグレード アドバイザと SCC と併用することで、組織では、より堅牢で、信頼性が高く、有益で、スケーラブルなデータベース ソリューションの準備、計画、および提供を行うことができます。
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詳細情報 Microsoft IT の展開およびベスト プラクティスに関する追加のコンテンツについては、以下のページを参照してください。 Microsoft IT ショウケースの Web キャスト webcasts (英語) Microsoft TechNet itsolutions/msit/default.mspx 詳細情報 Microsoft IT の展開およびベスト プラクティスに関する追加のコンテンツについては、Microsoft Web サイト ( の以下のページを参照してください。 Microsoft IT ショウケースの Web キャスト : (英語) Microsoft TechNet: Microsoft IT ショウケースについて Microsoft IT ショウケースは、Microsoft IT 組織の主要な業務アプリケーション、展開戦略、早期導入者の経験、ベスト プラクティス、および最新の取り組みを集めたものです。 IT ショウケースには、Microsoft 社内で実装されている業務アプリケーション、製品展開の経験、およびその他の主要な IT の取り組みを示すケース スタディ、ホワイト ペーパー、プレゼンテーション、およびマルチメディア プレゼンテーションが用意されています。 Microsoft IT の経験 早期導入者 : 多くの場合、Microsoft IT は、実稼動環境に新しい Microsoft 製品を最初に実装します。また、Microsoft テクノロジに基づいて、基幹業務アプリケーションを開発します。Microsoft IT が直面している課題およびその対処方法を把握することで、同様のプロジェクトを計画して実行するときに役立ちます。 大規模な展開 : Microsoft IT では、世界中の展開 (Microsoft の製品および他のベンダの製品) を見ています。Microsoft IT が対処する問題や学んだ内容は、独自の大規模なロールアウトの準備をするときに役立ちます。
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