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うちゅうのおはなし を通して子どもの中に見つけたい 科学の芽

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Presentation on theme: "うちゅうのおはなし を通して子どもの中に見つけたい 科学の芽"— Presentation transcript:

1 うちゅうのおはなし を通して子どもの中に見つけたい 科学の芽
科学の芽としての種々の評価項目の比較 富田晃彦(和歌山大学教育学部) 日本保育学会第68回大会、2015年5月10日(日)、椙山女学園大学(名古屋市千種区)、ポスターセッション:保育内容II(健康・人間関係・環境・言葉・表現)10、発表番号:15090 実践:天文あそび(うちゅうのおはなし)は、こんな活動 おはなし 30分弱 2013年4月の敷物ポスター 2014年3月の敷物ポスター 2013年6月の敷物ポスター 配布カードの例(2013年11月)  葉書半分サイズ、裏表 2013年11月の敷物ポスター ネタの紹介 わ~わ~おしゃべり ひとりひとりとおはなし 敷物ポスターでおしゃべり 30分弱 おうちにもってかえって、 おうちでも楽しんでもらう。 実践場所:ひかり保育園(大阪府藤井寺市) ほか 評価:天文あそび(うちゅうのおはなし)における、「科学の芽」 テーマ:上へ上への戦略 (偶然)獲得した、具体的な態度 自分で出したアイデア、まわりのお友だちが出したアイデアを 集大成すると、すごいアイデアに進化する テーマ:部屋の中の虹探し (偶然)獲得した、具体的な態度・視点 虹(状のもの)をよく見る、発見できるようになった テーマ:夕日は、沈むのか? (偶然)獲得した、具体的な視点・課題 星は沈むのかどうか、問題だ! 大項目(観点) - 小項目(規準)  1.関心や意欲    1.1. 楽しんでいる    1.2. 気づいている    1.3. 興味が喚起されている  2.科学的技能    2.1. 観察する    2.2. 質問する    2.2. 意見交換する(報告する)    2.4. 解釈する(解釈の努力をする、説明する)    2.5. 試す    2.6. 工夫する    2.7. 確かめる    2.8. 記録する(絵にする)    2.9. 保存する  (発展:さまざまな創作活動につながる。) うちゅうのおはなし を通して子どもの中に見つけたい 科学の芽 太字:特に活動中に見られるもの 個人 共有 日本保育学会 第67大会(2014年5月17日)発表番号 M2213E でも議論 園児と訪問者(富田)、また、園児どうしの会話やつぶやきの中で、科学的な見方・考え方につながる感性や思考の基本的技能(skills)が発揮。 園児と訪問者(富田)、また、園児どうしの会話やつぶやきの中で、科学的な態度、視点、新たな課題を獲得することがある。 議論:科学あそびの、他の評価との関係 ソニー幼児教育支援プログラムの優秀園に選ばれた園で開発された、「感じる心」と「考える力」の評価表である。 大変丁寧で包括的である。一方、その評価表は項目が大変多くなっている。「うちゅうのおはなし」の評価は、それよりずっと大くくりのものである。 「育てたい力(教育課程の軸)」を見据えながら保育し、 保育記録で「保育者のはたらきかけ(遊びを育てる)」を振り返り、 その考察で「遊誘財が子どもに誘いかけるもの」を読み取る(感受性、活動性、思考性について)。 そして、 「科学的思考を促す幼小接続教育課程の評価要素表:鳴門教育大学附属幼稚園方式」が開発されている。 大変丁寧で包括的である。一方、その評価表は項目が大変多くなっている。「うちゅうのおはなし」の評価は、それよりずっと大くくりのものである。 幼児期と小学校低学年期の5年間を見通して、思考のスキルや発達の姿をまとめたものである。 くくり方が「うちゅうのおはなし」の評価方法のものと近い。 Motivation Grace Kimble による(改編) 評価観点:関心や意欲 評価規準 評価基準 Scientific skills 評価観点:科学的技能 Universe knowledge 評価観点:天文の知識 Intercultural attitudes 評価観点:多文化の理解、多様な視点 他、3観点 日本での、 観点別評価に よく似ている。 思考力、分析力、 コミュニケーション能力 Objectives Evidence Curiosity Tenacity Enjoyment Inspiration -Children are doing the tasks with pleasure -Children seem enchanted -Children react with diligence in front of the proposed activities -Children demonstrate attention -Children apply perseverance / tenacity -Children manifest inquisitiveness -Children introduce some complex questions Domains of active learning 幼児から小学校期の天文教育の世界最大の活動団体がEvaluation Guideを出している。 「うちゅうのおはなし」の評価点は、この資料が一番の土台になっている。 ただし、この資料は、保育現場の観点がやや薄い。 Scientific skills 評価観点:科学的技能 Objectives Evidence Develop Scientific Thinking & Problem Solving Techniques; Planning & Conducting Investigations Observation, Identification, Classification, Making interconnections, Changing Perspective & Communication  Discussing and Questioning Planning Observing Interpreting Ideas and Evidence Recording Evaluation -Correct use of vocabulary or gesture to name objects and phenomena observed in sky -Grouping objects/ phenomena to indicate developing understanding of astronomy concepts -Making conjectures available to be contrasted -Developing some experiences related to the hypothesis -Linking new information with existing conceptions of the same or different areas -Removing previous points of view according to new inputs -Sharing with others their new knowledge Awareness of the Universe 評価観点:天文の知識 Objectives Evidence Observing, exploring and discovering: 1. The Sun, Sun relative position, Sun light (shadows), Day/night cycle, time zones, the seasons, the Moon, the Earth as a planet, awareness of the existence of water and of the Earth atmosphere and Sun light for the development of life on Earth, Solar and Moon eclipses,... 2. The Solar system: planets characteristics and movements, wharf planets, asteroids, comets,... 3. The Stars in the night sky, the constellations, orientation, the Life-cycle of stars, the formation of stars and planets,... 4. Our place in the Milky Way, Family of galaxies,... 5. Current developments in astronomy 6. Magnetic fields (compass, northern lights,...) 7. Several complementary questions Direct observation and/or recording of naming, first explanations, discussing, drawing, construction, creative responses, movements and dances, etc. to demonstrate knowledge of one of the features listed. left Intercultural awareness 評価観点:多文化の理解力 Objectives Evidence  Valuing different cultural perspective. Recognising different physical perspectives. Positive attitude towards astronomy. Valuing inclusive education Working Individually & in Teams -Demonstrating awareness of different cultures -Ability to observe and explain differences in phenomena in different countries -Statements of future activity with regards to astronomy -Act on an appropriate way in a frame of diversity Universe Awareness Workshop 2013 (2013年10月、ドイツ・ハイデルベルグにて) Mary Kay Hemenway による発表スライドより 「自然事象への関心・意欲・態度」「科学的な思考・表現」「観察・実験の技能」「自然事象についての知識・理解」の4観点のうち、1番目と2番目が「うちゅうのおはなし」での評価点とよく重なる。 園児が、生活経験と持っている言葉で最大限の表現をすることを重視したいため、素朴概念を、乗り越えるものとして単純に切り捨てないことが、小学校での評価法と大きく違うところである。


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