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DDRターミネーションレギュレータの使用法 - 何個のメモリを駆動できるのか -
FPGA+DDR設計で不具合回避のためにも軽視してはならないターミネーションレギュレータ について、その必要性やポイントをご紹介いたします。 ■ターミネーションレギュレータの必要性(Vtt終端の概略説明 ) DDR-SDRAMではバス・クロックの高速化と高いデータ転送レートを 実現する為、SSTL(スタブ・シリーズ・ターミネイション・ロジック)信号仕様が JEDECで制定されました。 このSSTLのアクティブ・ターミネーションにより、バスラインの信号の反射・ リンギングを抑えて伝送エラーを防止することが可能になります。 DDR SDRAMではクロックの立上りと立下りで動作が行われるため、 データ転送レートはクロック周波数の2倍となっています。 (表1、DDR SDRAMメモリの比較をご参照下さい。) また、DDR1から3になるにつれ、クロック周波数が上がり、より高速での 伝送を行うため、よりバスラインの信号品質を考慮する必要があります。 表1でOn Die TerminationとはDDRメモリチップ上にターミネーション抵抗 が内蔵されていることを表しています。 DDR2/DDR3はメモリチップ上に多くのターミネーション抵抗が内蔵されて おり、ボード上でのターミネーション数は少なくて済むよう設計されています。 ただし、DDR2やDDR3においても、アドレスラインなどに関しては別途 ボード上にターミネーション抵抗を設け終端する必要があるため、DDR1 と変わらず、ターミネーションレギュレータの必要性があります。
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■何個のメモリを駆動できるのか? DDRターミネーションレギュレータのご使用にあたり、よく頂くご質問として、 「ターミネーションレギュレータ1個で、何個のメモリを駆動できるのか?」 というものがあります。 例として、一般的なDDRのアプリケーション(パソコン等)で、 ・メモリ容量 512MB~1GB程度 ・バスライン数 合計118本 (64bitデータバス64本+ECC8本+アドレスバス13本+CK・DM・DQS33本) のような構成では、ターミネーションレギュレータはいくつ必要になるのでしょう? 結論から言うと、1個で十分駆動可能です。 Vtt端子電流Ittは、終端接続するメモリのビット数ではなく終端するバスの本数 により決定します。 終端されるバスに接続しているChipsetやDDRメモリの各端子は、 信号をやり取りする時のみバスに接続されます。 すなわち接続された時のみ終端電流が流れます。 仕様上、すべてのバスライン(この場合、118本)が同時にアクティブになること はありません。 また、終端電流Ittの電流方向は、各端子の出力信号レベルで異なります。 (出力信号が”H”の場合にはソース方向、”L”ではシンク方向になります。) シンク電流及びソース電流はキャンセルされて差分のBusラインの終端電流 のみがVtt端子に流れます。 その為、仮にバス上の出力信号レベルの”H”と”L”の本数が同じであった場合、 Vtt端子には終端電流Ittは流れないことになります。 ナショナルセミコンダクター社の評価データにおいては、DDR1での Itt平均電流は約200mAとなっています。 DDR2では、 ・外部終端バスライン数が少ないこと ・Vtt電圧が0.9Vであること から、Itt値はさらに小さくなり平均100mA程度となっています。 DDR3ではさらにVtt電圧が0.75Vと下がるため、Itt値は平均70mA程度になると 考えられます。
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お見積もり・お問い合わせは こちらから ■PALTEK DDRターミネーションレギュレータのご紹介
PALTEKとしては、DDR1からDDR3までのメモリに対応した ターミネーションレギュレーターのラインナップを取り揃えています。 (表2、DDRターミネーションレギュレータ 製品ラインナップをご覧下さい。) また、各製品の詳しい技術資料に関しましては以下URLをご参照下さい。 ナショナルセミコンダクター社 LP2996 和文 英文 LP2997 英文 LP2998 和文 英文 ヌボトンテクノロジー社 W83312SN 英文 お見積もり・お問い合わせは こちらから
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