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電気抵抗を用いた養生終了時期判定手法の提案
モニター (現場設置) 型枠 現在の圧縮強度 : 8N/mm2 今、脱型すると 材齢28日の圧縮強度 : 24N/mm2 材齢91日の圧縮強度 : 31N/mm2 中性化速度係数 : 2.3mm/√週 になると推定されます。 電極 温度計測 脱型を する 計測装置 電線 まず、背景について説明します。 鉄筋コンクリート構造物の長寿命化のためには、養生を行うことにより劣化因子の侵入経路である表層コンクリートの品質を向上し、耐久性を確保することが重要です。 ここで、養生はコンクリート標準示方書【施工編】に湿潤養生期間の標準が与えられています。 湿潤養生期間の標準は、日数で定められており、日平均気温、セメントの種類によって分けられています。 しかし、水セメント比、日射、構造物の断面などに影響を受けることが想像されます。 この湿潤養生期間の標準は、工期や型枠の転用に影響を及ぼします。 次に、耐久性についてです。 右の図は鉄筋コンクリートの壁の一部を図示したものです。 塩害の場合には屋外から塩化物イオンが、中性化の場合には、二酸化炭素が「表層コンクリート」を浸透します。 「塩化物イオン」や「二酸化炭素」が鉄筋に達すると図のように鉄筋が腐食し、鉄筋コンクリート構造物が劣化していきます。 したがって、これら劣化因子から鉄筋を守るために「表層コンクリート」を緻密なものにすることが重要です。 この表層コンクリートについてですが、近年、実構造物の表層コンクリートを非破壊試験で評価することが提案され、実際に使用されています。 例としては、表層透気試験(Torrent法)、表面吸水試験(SWAT)などです。 本社PC 現場事務所PC 従来の型枠で任意の位置に電極を設置し、計測することが可能です。 電極にはステンレスを使用しているので、錆汁等でコンクリート表面を汚しません。 計測方法の概略
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