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Published byあかり ちとく Modified 約 5 年前
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生き方を取り戻したタイ農民:内部的開発 筆者(岩崎美佐子)の経験からの観察や示唆 I: 「地域の人による地域の開発」 =内発的な開発
筆者(岩崎美佐子)の経験からの観察や示唆 I: 「地域の人による地域の開発」 =内発的な開発 「かわいそう」、「貧しい」、「生活に追われている」、「狭い家がある」、「仕事は満足にないから自分の子までも育てられない」観念を覆す現実の経験 バンコクスラム街NGOでの経験(=ドゥアン・プラティープ財団 ) に、 ものが足りない人に自給可能な生活やその満足を習う
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線路ぎりぎりに建てられた移住労働者の家(バンコク)
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岩崎 生き方を取り戻す対農民 対象地イサーン
岩崎 生き方を取り戻す対農民 対象地イサーン タイの地図 ミャンマー ベトナム ラオス イサーン(=タイ東北部) カンボジア メコン河
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イサーン(東北部)の農村生活 自分や隣人が一緒に建てる家 自己消費のための耕作
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生物多様性の危険 「モノカルチャー」の問題点 1.生態系や生態系に関する伝統的な智恵を持つ人へ の弊害 2.内部からの・内発的な体系ではない
1.生態系や生態系に関する伝統的な智恵を持つ人へ の弊害 2.内部からの・内発的な体系ではない 3.共同体の利益のための体系を支えるのではなく、 少数の利益のために耕作される 4.環境システムの社会システムからの分権化(分離) 5.伝統的な知恵・サステーナビリティの知識を無くす・ 無視する
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生き方を取り戻したタイ農民:内部的開発 筆者(岩崎美佐子)の経験からの観察や示唆 II
筆者(岩崎美佐子)の経験からの観察や示唆 II 4. 都市部スラム街の生活水準が上がったことは大量消費社会を生むから、いかがわしい結果である 5. (東北の)農民の「皆のため」の苦労や共同体への意識を、近代経済への変化のために失くすのはどのように防ぐか 6. 「地域の資源は地域で守る」、村人に管理されるほうがいい。特に森林という天然資源物は伐採されないように伝統的に管理されたほうがいい。
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緑の革命に伴う換金作物栽培問題: 木造などに用いられるユーカリ畑とその結果:やせた土
森林伐採と伐採に伴う問題 緑の革命に伴う換金作物栽培問題: 木造などに用いられるユーカリ畑とその結果:やせた土
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農民の生活や生計への脅かし・静態の多様性への脅かし 地球の森林伐採による熱帯湿潤林の急速な減少 → 世界の水源が急速に減少
生き方を阻止した土地開墾・伐採 農民の生活や生計への脅かし・静態の多様性への脅かし 地球の森林伐採による熱帯湿潤林の急速な減少 → 世界の水源が急速に減少 20年前まで肥沃な土地であったタイ北部チェンマイ地方 2004 乾期
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アジア小農業:タイ農民 生活の中の熱帯林とその大切さ タイにおける森林伐採: 1900年から~1996年までの間に、
国の森林面積が80%から20%に減少した。 生物的多様性への脅威: “種が失われれば二度と再生しない”p131 森林からの生産物の減少・削減: 農家は水田だけではなく、森林の恵みにも頼る: 野草・若芽・葉・果実・花・水草・藻・きのこなど 水源・飲料水・灌漑水・工業用の水への影響: 世界の「水」という貴重品が、森林にしか起源をもっていない。
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水源を脅かす・水量を減らす森林伐採の問題
百万へクタール 年 北部 東北部 中部 南部 合計
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前近代になっかた新たに発生した問題 4: 森林伐採
前近代になっかた新たに発生した問題 4: 森林伐採 1970年 東南アジアにおける森林面積 1990年 東南アジアにおける森林面積
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森林伐採に関連する問題点 水源が減少する→ 水源を求める、機械的に生成する 結果:大規模ダム建設 大規模ダムがおこす問題:
大規模ダムがおこす問題: ダム建設が決定するのは政府や建設会社であるために、 地域の意思決定を助長しない・意思決定を阻止する可能性 ダム建設のための「開墾」と呼ばれる森林伐採 土地も、農地も、住居も水没される問題~住民の移動の問題 地域住民の間の、資源の使用に関する協力・分ち合いの削減
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水源の減少・大規模ダム建設の問題 生物多様性の絶滅 中国 ベトナム ラオス 民族の強制移動 南 シナ 海 フェ タイ 洪水 中国 カンボジア
ミャンマー ベトナム ラオス 民族の強制移動 南 シナ 海 フェ 生物多様性の絶滅 タイ 洪水 ・World Commission on Dams ・International Rivers Network カンボジア
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アジア小農業:タイ農民の解決策 水をめぐる共同意識 (北部) 水源を共有する問題点: 開発に伴う・開発が置き去る問題点
水をめぐる共同意識 (北部) 水源を共有する問題点: 開発に伴う・開発が置き去る問題点 適切な木材の量をとると森林伐採を招く 換金作物がはやり始めると、「田圃の見まわり(=水、運河、水路)に出て来られない」、補修しない。 開発に伴う森林伐採による、川をうむ森林が減る。 表土を蓄積した湖底が嵩上げする。 2.水源の使用権 上流から下流の間、又は水源に近い・遠い利用者の間に不平等・不公平がおこられる 例p135
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アジア小農業:タイ農民(北部) 水をめぐる共同意識 (北部)
水をめぐる共同意識 (北部) タイ北部の様々な人は13世紀より伝統的な堰や灌漑設備を作ってきた。(北部の首都チェンマイは1297年に創立された) 共同でつくる、共同で使う、共同で補修(清浄など)。 第一次水路を使う人たちで構成されたグループ管理 堰組の管理 個人管理 「主幹」 第一次水路は利用する人たちへ 「枝」: 第二次水路は利用する人たちへ 「末端」 第三次水路は個人へ
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前近代になっかた新たに発生した問題 4 つづき: 住民が国政の府、先進国の政府、土地開発を要求する大企業から土地や森をまもる
前近代になっかた新たに発生した問題 4 つづき: 住民が国政の府、先進国の政府、土地開発を要求する大企業から土地や森をまもる タイ北部カレン族の住民 森林伐採を防ぐ、土地や資源を守る会
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