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平面波 ・・・ 平面状に一様な電磁界が一群となって伝搬する波
平面波 ・・・ 平面状に一様な電磁界が一群となって伝搬する波 時間的正弦変化 時間的空間的正弦変化 複素ベクトル表記(フェ-ザ表記) ※ 実数部が物理的な意味を持つ。 時間因子exp(jwt)は全ての電磁界に共通なので省略して書く。 瞬時値は時間因子exp(jwt)を再び掛けて実部をとる。※)但し,積・商はベクトルとは異なることに注意! 複素表記を用いたMaxwellの方程式[補足-7] → 時間微分をjwで置き換えられる。 ベクトル恒等式 直角座標系では特に次のように書ける。 Helmholtsの方程式 式(8)”および(9)”をまとめて書くと式(10)の様になり,先に考えた平面波では式(2.9)より式(11)の様になる。 ただし,式(11)のV,Iは複素表記である。
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式 (11)は一次元のHelmholts方程式であり,次のような一般解を持つ。
時間項を含めれば・・・ ・ 複素表記導入の根拠 1. 線形性がある場合に計算が簡単になる。 2. フーリエ積分が容易になる。 3. 電源の時間変化に単振動が多い。(複素表記が扱いやすい) 実数部分が物理的意味を持つ 複素表記でのポインティングベクトル [オイラーの公式] 時間平均すると残る ※工学的な意義が大きい 振動項(2倍周波数の項) 式(17)の時間平均を与える複素ベクトル → 複素ポインティングベクトル[補足-8] 式(18)中などの1/2が出てこないように E及びHの大きさにあらかじめ を掛け ておく → 実効値 ∵時間平均の定義
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瞬時値・・・時間の項を省略せずに書いた複素表記の実部をとる。
課 題 式(17)の最終式の第二項についてRe{ }の中身を計算し,式(17)が教科書p.29の式(2.46)と等しくなる事を確認しなさい。 [ヒント] を計算し,式(17)へ代入する。 電磁波の種類 次ページの表参照 電波 ・・・ 「電波法」の規定により3,000GHz(3THz)以下の電磁波 真空中での電磁波の伝搬速度 ・・・ 光速に等しい(測定では2.9979×108m/s) 重要 偏 波 ・・・ 電界の振動方向 x方向に伝搬する平面波の電界 yおよびz成分を持つ 重要 瞬時値・・・時間の項を省略せずに書いた複素表記の実部をとる。 [導出]
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導出←問題 0 1 1 0 Ez Ey Ez 電界の 振動方向 Ey
・ 式(21)における電界のy, z成分をa及びbを分離した形で書き直すと次のようになる。 三角関数の加法定理 導出←問題 ・ 式(22)及び(23)を連立させて, の項を消去すれば次式が得られる。 0 1 Ez Ey -a a b -b E 1 0 a) 式(24)において,a-b=0の時,(同位相) 水平偏波 垂直偏波 大地に対して水平な電界 直線偏波 大地に対して垂直な電界 Ez Ey -a a b -b E 電界の 振動方向 b) 式(24)において,a-b=±p/2の時,(90°位相ずれ) ※長軸短軸の比を軸比 楕円の式 右旋楕円偏波;a-b=+p/2 左旋楕円偏波;a-b=-p/2 ※)特にa=bの時・・・円偏波 楕円偏波
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紙面裏から見る! [補足-9]へ 紙面裏から見る! 式(20) 右:right 左:left 重要 [補足-10]の例題を
式(20)より ・単振幅の右旋円偏波;a=b&a-b=p/2 紙面裏から見る! ・単振幅の左旋円偏波;a=b,a-b=-p/2 [補足-9]へ 紙面裏から見る! 一般的な偏波 → 左旋円偏波,右旋円偏波の線形結合 r : 右旋円偏波の振幅,l :左旋円偏波の振幅 式(20) 右:right 左:left 重要 [補足-10]の例題を 理解しておくこと。 課 題 1.式(22)及び(23)を連立させて,式(24)を導出しなさい。 2.式(25)および(26)を導出しなさい。 3.A=1.0,B=2.0の楕円偏波の軸比と旋回方向を求めなさい。
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