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PHENIX実験におけるp+p衝突実験のための
鶴岡裕士/筑波大学/日本物理学会/2001年3月29日 PHENIX実験におけるp+p衝突実験のための Time Zero Counterの開発 筑波大物理 、BNLA 鶴岡裕士(講演者)、小野雅也、相澤美智子、江角晋一、加藤純雄、佐藤進、 清道明男、 奈良美和子、箱崎大祐、三明康郎、中條達也A 1.PHENIX実験とは 2.なぜ新たな検出器が必要か? 3.Time Zero Counter の設計 4.テスト実験(KEK) 5.まとめ 1
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1.PHENIX実験とは √ 今夏、 p + p 衝突実験 がスタート 新たなトリガーカウンターが必要
鶴岡裕士/筑波大学/日本物理学会/2001年3月29日 1.PHENIX実験とは 米国ブルックヘブン国立研究所(BNL)、 高エネルギー重イオン加速器(RHIC)にて、 Au + Au 原子核衝突実験が行われている。 s = GeV/A (2000年6月) PHENIX √ クォーク・グルーオン・プラズマ(QGP) の生成・探求が目的 今夏、 p + p 衝突実験 がスタート 同一検出器の使用によって、 p+pとA+Aの比較における系統誤差を逃れる jet quenching などの検証 新たなトリガーカウンターが必要 2
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2.なぜ新たな検出器が必要か? Vertex トリガーカウンター Beam Beam Counter
鶴岡裕士/筑波大学/日本物理学会/2001年3月29日 2.なぜ新たな検出器が必要か? トリガーカウンター Beam Beam Counter ストップカウンター Time Of Flight 広島大 ΔT~40ps 筑波大 ΔT~80ps Beam Line Vertex 3
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2.p + p 衝突では、、、 No Hit ~41% No Hit ~84% BBC TOF p ヒット数 y x z TOF BBC
鶴岡裕士/筑波大学/日本物理学会/2001年3月29日 2.p + p 衝突では、、、 BBC TOF No Hit ~41% No Hit ~84% x z y p BBC TOF ヒット数 BBC は p + p 用トリガーとして不適。 BBCのアクセプタンスが良くても、TOFに入る粒子は少ない。 TOFのアクセプタンスに合致し、かつスタートタイミングを与える検出器が必要。 4
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3.Time Zero Counter の設計 s(dP/P) momentum (GeV/c) with T0 without T0
鶴岡裕士/筑波大学/日本物理学会/2001年3月29日 3.Time Zero Counter の設計 粒子識別のため時間分解能が良いこと 高磁場下で、運用可能であること (~3000Gauss , 30°) TOFと同等の立体角があること s(dP/P) with T0 without T0 B no mult. scatt. momentum (GeV/c) z R GEANTによるシミュレーション 厚さ1.5cmのシンチレータを使った場合 5
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4-1.テスト実験(KEK) PMTの磁場に対する影響 Fine Mesh 型 PMT R5924 浜松ホトニクス 半導体レーザー θ B
鶴岡裕士/筑波大学/日本物理学会/2001年3月29日 4-1.テスト実験(KEK) PMTの磁場に対する影響 Laser B θ Fine Mesh 型 PMT R5924 浜松ホトニクス T.T.S ~ 440ps gain 105~107 # of stage = 19 Rise Time = 2.5ns 半導体レーザー 波長 ~ 415nm パルス幅 ps 同期トリガ-光出力間 < ±10ps HV -2000V ‥‥ ~40Npe V ‥‥ ~160Npe 6
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4-2.レーザーを用いたPMTの磁場実験 0° 30° 15° 15° 30° 0° 磁場 [ Gauss ] θ B
鶴岡裕士/筑波大学/日本物理学会/2001年3月29日 4-2.レーザーを用いたPMTの磁場実験 Laser B θ 0° 30° 15° 15° Open V Close V 30° 0° 磁場 [ Gauss ] 7
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4-3.テストビーム実験 セットアップ 2GeV/c pi- beam π- start1 start2 veto define1 T0
鶴岡裕士/筑波大学/日本物理学会/2001年3月29日 4-3.テストビーム実験 セットアップ 2GeV/c pi- beam start1 start2 veto define1 define2 T0 B-field π- KEK , T1ビームライン , No. T-479 8
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4-4.Raw Data s(T0) ~ 59ps ST1-ST2 Slewing correction 50ps TDC ST1-T0
鶴岡裕士/筑波大学/日本物理学会/2001年3月29日 4-4.Raw Data s(T0) ~ 59ps ST1-ST2 T0: 59ps ST1: 39ps ST2: 31ps Slewing correction 50ps TDC ST1-T0 ST2-T0 71ps 67ps (T0R-T0L)/2 ADC 9
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4-5.PMTの磁場の影響 磁場の影響は少ない。 時間分解能 ~60psec 時間分解能 [ psec ] ⊿T [25pse]
鶴岡裕士/筑波大学/日本物理学会/2001年3月29日 4-5.PMTの磁場の影響 πー ⊿TL ⊿TR x [cm] πー B ⊿T 50 cm 2×2 OUT 2×2 IN 2×8 ⊿T0R ⊿T0L σt0 時間分解能 [ psec ] ⊿T [25pse] B [Gauss] x [cm] 磁場の影響は少ない。 時間分解能 ~60psec 10
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PHENIX実験 p + p 衝突用トリガーカウンター ( Time Zero Counter )を製作することになった。
鶴岡裕士/筑波大学/日本物理学会/2001年3月29日 5.まとめ PHENIX実験 p + p 衝突用トリガーカウンター ( Time Zero Counter )を製作することになった。 Fine Mesh 型 PMT とシンチレーター(BC404)を 組み合わせることにより、トリガー及びスタートタイミング を高磁場中で得ることができた。 レーザー及びπ中間子テストビームにより評価した結果、 3~5kGaussにおいて、~60psecの時間分解能を達成。 11
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