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消化器の解剖 消化器系とは、食物を摂取し、分解し、腸管で吸収した後、食物残渣を排泄する器官である。

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1 消化器の解剖 消化器系とは、食物を摂取し、分解し、腸管で吸収した後、食物残渣を排泄する器官である。
消化器:消化管(口腔、食道、胃、小腸、大腸)、 肝胆道、膵臓

2 消化酵素と栄養素 消化液 酵素名 作用 唾液 アミラーゼ でんぷん 胃液 ペプシン タンパク質 胆汁 胆汁酸 脂質の乳化 膵液 トリプシン
キモトリプシン リパーゼ 脂質 ホスホリパーゼ リン脂質 核酸分解酵素 核酸

3 口腔内カンジダ症 白っぽく見える白班、偽膜が特徴的。 免疫不全に伴うことが多い。

4 食道裂孔ヘルニア 食道裂孔も食道と胃のつなぎ目を締めているが、年齢とともに緩んでしまい、ここから胃がはみだす「食道裂孔ヘルニア」になることがある。こうなるとさらに胃液が逆流しやすくなるが、逆流性食道炎の患者さんはこれを合併している人が多く、高齢者にその傾向が強い。

5 肝臓に特異的な血流支配 肝 肝 心臓 他の臓器 動脈 静脈 普通は動脈から酸素と栄養が供給され、静脈で老廃物を運搬。 心臓 消化管 動脈
(門脈) 肝動脈 心臓 消化管 動脈 静脈 (門脈) 肝動脈 バイパス 消化管へ行く動脈血は、消化管で吸収された栄養素を門脈(静脈)をへて肝へ運ぶ。一方肝動脈から酸素が供給され、門脈血と肝動脈血は肝静脈で心臓へ運ばれる。肝硬変などで門脈血が肝静脈へ流れないと、バイパスを作って大静脈へ戻るようになる。このひとつが食道静脈瘤。

6 食道静脈瘤 肝硬変症や門脈圧亢進症に伴って、門脈から大静脈へのバイパス経路として形成される。 静脈瘤の破裂が肝硬変症の死因の一つ。

7 食道癌のルゴール染色 青い矢印で囲まれた部分が、ルゴールで染色されずに白いまま.正常粘膜はグリコーゲンが多いので染色される。

8 急性胃粘膜病変 急性胃粘膜病変(Acute gastric mucosal lesion;AGML)
原因の半分は薬物(インドメサシンなどのNSAIDs)、ついでアルコールとストレス。 食欲不振、心窩部痛、嘔吐、吐血 内視鏡にて多発性の浮腫、発赤、びらん

9 胃潰瘍 原因のほとんどはH. Pylori感染による。NSAIDs服用なども一因 胃潰瘍の場合には胃角部小弯側が好発部位
12指腸潰瘍の場合には球部が好発部位 除菌療法(アモキシリン、クラリスロマイシン、PPI)

10 胃癌の肉眼分類 進行癌の場合   ・I型 隆起型   ・II型 潰瘍限局型   ・III型 潰瘍浸潤型   ・IV型 びまん浸潤型

11 胃癌の転移

12 胃癌の手術法

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