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岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 教育情報システム学講座 4年 ;継田 優子

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1 岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 教育情報システム学講座 4年 0312004309;継田 優子
情報システムゼミA(論文講読) 2005/6/23 岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 教育情報システム学講座 4年 ;継田 優子 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

2 選択論文 異なる知識の組み合わせによる「情報モラル」指導法の検討 玉田和恵(東京経営短期大学)・松田稔樹(東京工業大学)
出典:日本教育工学誌/日本教育工学雑誌(第24巻 増刊号 2000) 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

3 選択理由 卒業研究で情報モラルの中の1つである著作権を取り上げているので、著作権教育の参考になるのではと思い、選択をした。 2019/5/5
情報システムゼミA(論文講読)

4 論文の内容 情報モラルと情報技術の知識の関係から、情報技術の知識が高い学生は情報モラルも高くなる傾向が見られる
情報モラルを指導するには、必要な知識を分解して考え、学習者の実態に応じた指導が必要になると考えられる 1回目の授業で異なる知識を組み合わせた指導を受けると、2回目の授業で情報技術の知識中心の指導をしても、知識を組み合わせて合理的な判断をする傾向が見られ、指導の効果が持続する傾向が見られる この指導法は、元々情報モラルが低い学生に有効的である 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

5 はじめに 情報モラルの指導の目的 …生徒・学生に情報社会で適切な判断を下すための知識 …態度を身に付けさせること 2019/5/5
情報システムゼミA(論文講読)

6 はじめに 村井 実(1987)「道徳的判断に必要な3種の知識」 原則の知識(「公平」・「約束厳守」などの規範に関するもの)
状況の知識(「自分がある種の行為をすると、他人に不公平感をもたらす可能性がある」) 合理的判断の知識(上の2つの知識を関連付けて、判断を下すための知識) 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

7 はじめに 松田 稔樹(1999)の提案 原則の知識(生徒・学生が幼少期より様々な場面で教育され、培われてきているべき知識)
状況の知識(「情報技術に関する知識や技術」に当たる) 合理的判断の知識(上の2つの知識を組み合わせ、様々な価値基準と照合して、適切な判断をするための知識) …異なる知識を組み合わせることにより、覚えるべき知識を必要最小限に抑えて、様々な状況の変化に対応出来る情報モラルの判断力を養うことが可能である 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

8 事前調査 調査対象…短大生146人 (経営情報学科…74人、経営税務学科…72人) 調査内容…レジュメ参照 2019/5/5
情報システムゼミA(論文講読)

9 調査結果 道徳的規範知識に関する20項目の評価得点から主因子解を求め、バリマックス回転を行い、以下の6因子を抽出した。 善悪の判断 思いやり
決まりを守る 正義を重んじる 健康に気を付ける 言葉遣い 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

10 情報技術の知識と情報モラルのクラスター分析
2つのクラスターに分類された 評価得点の平均値に1%の有意差があった項目…合計点、データ量の大小比較、情報量の単位、ネットワークの特性、データ転送に関する問題 →実際の場面で適用出来る知識の持ち方をしているかを問う問題 情報技術の知識が高いグループ(知高群49人)と低いグループに(知低群70人)に分類可能と解釈 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

11 情報技術の知識と情報モラルのクラスター分析
2つのクラスターに分類された 評価得点の平均値に1%の有意差があった項目数…41項目中29項目 情報モラルの高いグループ(モ高群68人)と低いグループに(モ低群51人)に分類可能と解釈 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

12 分類結果 情報技術の知識の高得点群には、情報モラルの高低に有意な差が見られた
→このことから、情報技術の知識が高い学生は情報モラルも高くなる傾向 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

13 情報技術の知識、情報モラルと道徳因子得点の関係
情報技術の知識が高く情報モラルも高いグループ…「正義を重んじる」、「言葉遣い」以外は低い値 情報技術の知識が高く情報モラルが低いグループ…全ての値が低く、特に「正義を重んじる」、「言葉遣い」などは著しく低い →「正義を重んじる」因子の得点が低く、正義についての考え方に問題があるために情報モラルが低くなった 情報技術の知識が低く情報モラルが高いグループ…「善悪の判断」、「思いやり」、「決まりを守る」、「言葉遣い」が高い値 →情報技術の知識の不足を道徳的規範知識が補ったと推測される 情報技術の知識が低く情報モラルも低いグループ…著しく低い項目は無いものの、全てが低い値 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

14 実験計画 被験者は事前調査に協力した経営情報学科の74人の学生 被験者を2つのクラスに分ける
2種類の指導案で、「著作権」・「セキュリティ」という2つのテーマについて、実験群、統制群を入れ替えて指導した→2要因4水準の被験者内計画 「著作権」→Aクラス:実験群、Bクラス:統制群として実施 ↓1週間後 「セキュリティ」→Aクラス:統制群、Bクラス:実験群として実施 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

15 理解度テスト 2種類の指導法により、基本的な情報技術の知識の理解、情報モラルの変化、異なる3種の知識の適用などに違いがあるかを検討するため、理解度テストを実施した 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

16 結果と考察 (基礎知識項目・情報モラル項目)
「著作権」・「セキュリティ」の基礎的な問題と事前調査と同じ情報モラル項目…平均値を比較→実験群と統制群の間に優位な差は見られなかった 情報モラル項目…実験群、統制群とも事後調査の方が平均評定得点が優位に高くなっていた →このことから、いずれの指導によっても、情報モラルの判断は望ましい方向に変化 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

17 結果と考察 (実験群・統制群による知識の運用の違い)
坂本 昴(1980)の次元分けの手法を参考に行動目標を検討し、以下に分類 3種の知識を適用している 2種の知識を適用している 1種の知識しか適用していないもの 知識を適用していないもの …上記の分類に従って、情報モラルに関する具体的事例について、各学生の回答を分類した 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

18 要因の違いによる3種の知識を適用した回答数の有無
著作権…Aクラス(実験群)が多い セキュリティ…Bクラス(実験群)が多い 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

19 学生のタイプによる知識の適用の違い 「著作権」の指導の際に、実験群になったAクラスの学生で、3種の知識を適用して、回答することが出来た学生の人数を知識と情報モラルの高低による4分類について、分析を行った 知識が低く情報モラルも低い学生…全ての学生が3種の知識を適用して、回答した 知識が高く情報モラルの低い学生…5人中4人が3種の知識を適用して、回答した →情報モラルの低い学生には、道徳的規範知識、情報技術の知識、合理的判断の知識を組み合わせた指導方法が有効である 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

20 今後の課題 今後、より広い対象で同様の調査を行う 3種の知識の関係を分析、指導法の効果について検証する 2019/5/5
情報システムゼミA(論文講読)

21 感想 知識を組み合わせて、情報モラルの指導を行うという考えは興味深いと思った
この実験の被験者が短大生なので、中学生に行った場合は効果的なのかと感じた 統計学用語を理解するのに苦しんだ 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)

22 参考URL 因子分析 …http://www.ir.rikkyo.ac.jp/~murase/04facter.pdf バリマックス回転
アイスクリーム統計学にようこそ!(向後 千春) マーケティング・サイエンスの手法 2019/5/5 情報システムゼミA(論文講読)


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