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Published byさや ささおか Modified 約 5 年前
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学習目標 1.子どもに関するさまざまな施策の概要をとらえる. 2.地域母子保健の体系と具体的実践をおさえる. 3.児童虐待,育児不安など,子どもをめぐる社会的問題の特徴とその対策・支援のあり方を理解する. SAMPLE 板書(授業終了まで消さない) 学習目標 1.子どもに関するさまざまな施策の概要をとらえる. 2.地域母子保健の体系と具体的実践をおさえる. 3.児童虐待,育児不安など,子どもをめぐる社会的問題の特徴とその対策・支援のあり方を理解する.
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SAMPLE 子どもを対象にした活動の目的・意義 ・歴史的な変遷 ・法律にみる目的 ・意 義 板書 ○子どもを対象にした活動の目的・意義
・意 義 SAMPLE 板書 ○子どもを対象にした活動の目的・意義 ・歴史的な変遷 ・法律にみる目的 ・意 義 説明 ○保健所法の施行に伴う乳幼児健康診査の開始について説明する. ○児童福祉法,母子保健法の制定の経緯とその目的について説明する.
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SAMPLE 児童福祉法の目的 第1条 すべて国民は,児童が心身ともに健やかに生まれ ,且つ,育成されるよう努めなければならない.
第1条 すべて国民は,児童が心身ともに健やかに生まれ ,且つ,育成されるよう努めなければならない. すべて児童は,ひとしくその生活を保障され,愛 護されなければならない. SAMPLE 板書 ○児童福祉法の目的 第1条 すべて国民は,児童が心身ともに健やかに生まれ,且つ,育成されるよう努めなければならない.すべて児童は,ひとしくその生活を保障され,愛護されなければならない. ○母子保健法の目的 第1条 この法律は,母性並びに乳児及び幼児の健康の保持及び増進を図るため,母子保健に関する原理を明らかにするとともに,母性並びに乳児及び幼児に対する保健指導,健康診査,医療その他の措置を講じ,もつて国民保健の向上に寄与することを目的とする. 説明 ○子どもを対象とした事業は,主に児童福祉法と母子保健法に基づいて行われている. ○児童福祉法の目的(第1条)について説明する. ○母子保健法の目的(第1条)について説明する.
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母子保健法の目的 第1条 この法律は,母性並びに乳児及び幼児の健康の保 持及び増進を図るため,母子保健に関する原理を 明らかにするとともに,母性並びに乳児及び幼児 に対する保健指導,健康診査,医療その他の措置 を講じ,もつて国民保健の向上に寄与することを 目的とする. SAMPLE
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SAMPLE 現代の子どもに対する施策 ・新エンゼルプラン ・健やか親子21 ・次世代育成支援対策推進法 板書 ○現代の子どもに対する施策
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次世代育成支援対策推進法の趣旨・概要(1)
目的(第1条) 急速な少子化の進行並びに家庭及び地域を取り巻く環境の変化に かんがみ,次世代育成対策に関し,基本理念を定め,国,地方公 共団体,事業主及び国民の責務を明らかにするとともに,行動計 画指針並びに地方公共団体及び事業主の行動計画の策定その他の 次世代育成支援対策を推進するために必要な事項を定めることに より,次世代育成対策を迅速かつ重点的に推進し,もって次代の 社会を担う子どもが健やかに生まれ,かつ,育成される社会の形 成に資することを目的とする. 基本理念(第3条) 父母その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有すると いう基本的認識の下に,家庭その他の場において,子育ての意義 についての理解が深められ,かつ,子育てに伴う喜びが実感され るように配慮して行われなければならない. SAMPLE 板書 ○次世代育成支援対策推進法の趣旨・概要 テキストP.126~127「次世代育成支援対策推進法」を提示する. 説明 ○次世代育成支援対策推進法の目的と対策について説明する.
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次世代育成支援対策推進法の趣旨・概要(2)
関係者の責務(第4~6条) 1)国及び地方公共団体の責務 次世代育成支援対策を総合的かつ効果的に推進するよう努めなけれ ばならない. 2)事業主の責務 雇用する労働者に係る多様な労働条件の整備その他の労働者の職業 生活と家庭生活との両立が図られるようにするために必要な雇用環 境の整備を行うことにより自ら次世代育成支援対策を実施するよう に努めるとともに,国又は地方公共団体が講ずる次世代育成支援対 策に協力しなければならない. 3)国民の責務 次世代育成支援対策の重要性に対する関心と理解を深めるとともに ,国又は地方公共団体が講ずる次世代育成支援対策に協力しなけれ ばならない. SAMPLE
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SAMPLE 子ども対策における保健師の役割 ・各種の方法を駆使した活動 ・母子保健計画に基づいた活動 板書
○子ども対策における保健師の役割 ・各種の方法を駆使した活動 ・母子保健計画に基づいた活動 説明 ○地域保健における具体的な活動について説明する. 保健師は,乳幼児健康診査,家庭訪問,相談などの事業に従事するだけではなく,母子保健計画の策定や各種事業の企画・実施・評価まで中心的な役割を果たしている. ○母子保健計画の目的について説明する. 1.各種の方法を駆使した活動 ○地域保健における活動方法について 家庭訪問,健康診査,集団指導などさまざまなものがある. ○活動の実際やその目的について説明する. 2.母子保健計画に基づいた活動 ○母子保健に関する各種計画について 「健康日本21」,地域保健計画,老人保健福祉計画,新障害者プラン,介護保険計画など. ○母子保健計画の基本的な視点について 1.安全な妊娠と出産の確保 2.安心できる子育て環境 3.健康的な環境の確保 4.個人の健康状態に応じた施策の推進 ○母子保健計画の具体的な活動例について説明する. 3.ネットワークによる活動 ○地域での健康問題の複雑化に対して,保健所などの地域保健機関だけではなく,さまざまな機関と協働して支援する必要性が問われている. ○ネットワーク構築の必要性とそのメリット. 各機関の機能や役割を発揮することができるほか,総合的なサービスの提供が可能となる.また,それぞれの機関の専門性がより発揮できる. 4.ネットワークを構成する機関,関係者 ○子どもを対象にしたネットワークの構成機関 医療機関,保育所,各種障害児通園施設,福祉事務所,児童相談所などの福祉機関や,社会福祉協議会,子育てに関するNPO,育児グループ,ボランティアなどの民間団体など. ○NPOとは. Non Profit Organization(非営利組織)の略.1998年に特定非営利活動促進法が制定され,NPOが法人格をもてるようになった. ○構成機関の特徴について,川口市を例として説明する. ○テキストP.134 図8-4「子どもを対象にしたネットワーク(川口市の例)」を参照する.
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SAMPLE 育児支援 ・ 育児支援の基本 ・ 健康診査の利用 ・ 家庭訪問 ・ 育児の自主グループの育成 ・ 多様な育児支援サービスの利用
板書 ○育児支援 ・育児支援の基本 ・健康診査などの利用 説明 ○幼児健康度調査の結果からみる現代の子育てについて,テキストP.135 表8-1「幼児健康度調査」を参照しながら説明する. 1.育児支援の基本 ○育児指導から育児支援へ 「理想的な『育児』を教える」 → 育児不安の頻発 → 「家庭や子どもに合った実行可能な方法を親とともに考えて支援していく」へ変化してきた. 2.健康診査などの利用 ○乳幼児健康診査の実施について説明する. ○健康診査の意義 育児相談や専門的なアドバイスを得るよい機会でもあり,特定の年齢を対象としているため,同年齢の児の発育・発達状況をみたり,親たちと知り合う機会にもなる.
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SAMPLE 児童虐待 ・児童虐待の防止等に関する法律の制定 ・地域保健の役割 ・児童虐待の発見と支援のポイント ・虐待の発生予防 板書
○ 児童虐待 板書 ・児童虐待の防止等に関する法律の制定 ・地域保健の役割 ・児童虐待の発見と支援のポイント ・虐待の発生予防 発問 ○児童虐待についてどのように感じますか? 説明 ○児童虐待は大きな社会問題となっている. ○虐待がもたらす児・家族および社会への影響について説明する. 1.児童虐待の防止等に関する法律の制定 ○児童虐待の発生率は,2000年度の調査によると,年間発生率は0~17歳1,000人中1.54人. ○地域保健で支援する児童虐待の特徴 1.3歳までの低年齢が多い. 2.虐待の種別ではネグレクト(養育の怠慢・拒否)が多い. 3.虐待の疑いから重度まで重症度の幅が広い. 4.児童相談所,保育所,特に医療機関との連携が他の機関に比べて多い. 2.地域保健の役割 ○健やか親子21検討会報告書による児童虐待対策について. ○児童虐待における地域保健の役割について,テキストP.138 表8-2「児童虐待における地域保健の役割」を参照しながら説明する. 3.児童虐待の発見 ○児童虐待を発見しなければならい意味 低年齢の児の場合には自ら支援を求めることができず,親自身が相談することもまずない.そのため親あるいは養育者以外が虐待に気づき,発見する必要がある. ○児童虐待を発見する機会について,テキストP.138 表8-3「児童虐待発見の機会」を参照しながら説明する. 4.支援のポイント 1)家庭訪問等による状況把握 2)家族の問題としてとらえた支援 3)生活への支援 4)関係機関との連携 ○下記についてポイントを絞って説明する. 1.児童虐待のとらえ方 2.保健師の家庭訪問による状況の把握のメリット 3.児童虐待を家族の問題ととらえる意味 4.親に受け入れられる生活支援の実施 5.社会資源の紹介 ○関連機関と連携する意味,および児童虐待に関連する機関については,テキストP140 図8-5「児童虐待と機関の役割」,P.140 表8-4「児童虐待に関連する機関」を参照しながら説明する. 5.虐待の発生予防 1)虐待のハイリスク家庭への支援 2)健全育成にむけての育児支援 ○下記の項目について説明する. 1.虐待の発生予防の活動とは 2.虐待のハイリスクとは 3.育児支援の実際 1)妊婦を対象にした取り組み 2)父親を対象にした取り組み 4.交流の場としての機能
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SAMPLE 育児不安 ・育児不安とは ・育児不安の時期と具体的な心配事 ・育児不安をもつ親への支援 板書 ○育児不安 ・育児不安とは
説明 ○育児の不安を持った親の増加について,少子化や核家族化の現状を交えながら説明する. 1.育児不安とは ○育児不安に含まれる意味として,「具体的な育児上の心配事」「育児をしていくことに対する不安」「育児をしている母親にみられる危機的状況を含めた心理的不安そのもの」などを総称している. ○育児不安に関わる要因および育児不安の発生については,テキストP.141 図8-6「育児不安の要因」を参照しながら説明する. 2.育児不安の時期と具体的な心配事 ○育児不安の発生時期については,テキストP.142 図8-7「育児の中で一番心配なときはいつでしたか」を参照しながら説明する. ○発生時期に見る心配事の内容の違い. 子どもの成長によって変化し,小さいときには身体的な問題が,大きくなるにつれて,しつけや精神発達の問題が中心となってくる. 3.育児不安をもつ親への支援 1)困ったときにはすぐに相談を 2)子育て仲間をつくる 3)サポートの強化 ○育児不安をもつ親への体制づくりの重要性について説明する. ○育児不安をもつ母親への支援の具体例 1.母親へ困ったときの相談先を具体的に伝えること 2.子育ての仲間づくりの支援 3.家族の力を支援 4.地域資源の活用
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SAMPLE 低出生体重児 ・家庭訪問などによる早期の支援 ・不安を軽減する 板書 ○低出生体重児 ・家庭訪問などによる早期の支援
説明 ○低出生体重児とは何か,定義を想起させるように説明する. 2,500g未満で出生した児 → 低出生体重児 1,500g未満で出生した児 → 極低出生体重児 1,000g未満で出生した児 → 超低出生体重児 ○低出生体重による合併症と未熟児養育医療について 極低出生体重児は脳性麻痺や知的障害などの後遺症などにかかる危険性がある.このような場合の医療費助成が未熟児養育医療である. 1.家庭訪問などによる早期の支援 ○低出生体重児に行われる家庭訪問 低出生体重児は長期間の入院により母子関係が築きにくく,親の不安も大きいため,保健師等による家庭訪問が母子保健法により定められている. ○早期に家庭訪問を行う意味 家庭状況を把握でき,不安解消のための適切な支援が可能になる. 2.不安を軽減する ○低出生体重児の発育は出生時の体重や状態,障害の有無等によって様々であるが,正常体重で生まれた子どもとは出発が異なるため,その児に合った支援が必要である. ○親のもつ不安や親の気持ちに配慮する援助について説明する.
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SAMPLE 小児生活習慣病の予防 ・小児生活習慣病の増加 ・小児生活習慣病予防対策 板書 ○ 小児生活習慣病の予防 ・小児生活習慣病の増加
説明 ○生活習慣の変化に伴う小児生活習慣病の増加について説明する. ○発生を予防するための対策の具体例として,肥満予防教室の取り組みについて説明する.
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資料映像:小児生活習慣病の予防(島根県隠岐郡海士町の一例)
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