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All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi

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1 All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi
目次 2 ビジネスプロセスモデリング All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi

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ビジネスプロセスの3つの観点 活動系列:「業務を実行するためのステップである」 業務をどのような活動群に分割し、誰に分担し、いかなる順序で実行するか。 相互作用:「買い手と売り手との間の対話である」 業務の依頼者(顧客)と実行者は、業務の開始から終了までにどのような取引を行うか。 目標指向:「経営目標を達成するための手段である」 経営目標と結びついたサブ目標を達成するために、具体的にどのような活動をすべきか。 All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi

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第4回 課題 [問題1]  あなたは宅配ピザ屋でアルバイトをしています。ある日、店長から、現在よりも効率のよい注文受付プロセスを考えるように依頼されました。このプロセスを次の3つの観点から説明しなさい。 「目的指向」の観点 そもそも、なぜこのプロセスを考えなければならないのか。 「相互作用」の観点 このプロセスは、誰と誰の間のどういうやりとりなのか。 「活動系列」の観点 まず...をやり、次に...をやり、最後に...をやる。 All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi

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モデリングアプローチの変遷 1980 1990 2000 TQM BPR BPM 活動系列モデリング IDEF、データフロー、アクティビティ図 相互作用モデリング ユースケース、CNモデル 目標指向モデリング 拡張UML、GED モノや情報の流れ 仕事の流れ All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi

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モデリングアプローチの特徴 アプローチ 活動系列 相互作用 目標指向 狙い 既存プロセスの改善 明確な目標と制約条件のもとで、活動の実行順序を改善し評価。 新プロセスの設計 ビジネスを依頼者と実行者の相互作用と捉えて、新プロセスを設計。 経営目標の実現 経営目標を具体的な目標に展開し、それを実現するプロセスを設計。 適用領域 定型業務を対象とした改善活動。 前例のないビジネスモデルの導入。 全社レベルの抜本的な業務改革。 モデリング要素 入出力、活動系列。 左記に、役割、業務イベントを追加。 左記に、目標を追加。 評価基準 スピード、コスト、品質 顧客満足 様々な経営目標 ビジネスプロセスの観点 ワークフロー的解釈。 経営工学、ソフトウェア工学的。 コーディネーション的解釈。認知科学、システム論的。 コーディネーション的解釈の発展形。経営学、組織論的。 典型的モデリング技法 IDEF、データフロー、アクティビティ図。 ユースケース、 CNモデル。 エリクソン-ペンカーの拡張UML 、GED。 All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi

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ビジネスプロセスのモデリング要素 モデリング要素 モデリングアプローチ 活動系列 相互作用 目標指向 Activity sequence 入出力 Input/output 役割 Role 業務イベント Business event 目標 Goal All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi

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活動系列の順序関係モデル # 名称 関係モデル(ペトリネット) 意味 1 逐次 活動1、活動2、活動3を順に実行する。 2 分岐 活動1の終了後、条件の評価結果が真ならば活動2、偽ならば活動3を実行する。 3 マージ 活動1あるいは活動2のいずれか1つが終了したら、活動3を実行する。 4 フォーク 活動1の終了後、活動2と活動3を並行して実行する。 5 ジョイン 活動1と活動2の両方が終了したら、活動3を実行する。 活動1 活動2 活動3 活動1 活動2 活動3 活動2 活動3 活動1 活動1 活動 活動3 活動2 活動3 活動1 All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi

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ビジネスプロセスの入出力 [入力] ビジネスプロセス 要求仕様 成果物 依頼者 [出力] [資源] All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi

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依頼者と実行者の階層関係 顧客と企業との取引 営業と工場との取引 工場とサプライヤとの取引 依頼 依頼 依頼 購買 営業 顧客 サプライヤ 工場 企業 All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi

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ビジネスプロセスの状態遷移 要求 ①準備 依頼者が実行者に 業務を提示する ②交渉 依頼者と実行者が 実行条件に同意する 代案提示 依頼者 実行者 満足 同意 受入拒否 ④合意 依頼者が業務の成果を受入れ評価する ③実行 実行者が業務を実行し 完了を通知する 完了報告 : 状態 : ビジネスイベント All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi

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目標展開とプロセスへのマッピング 経営目標 順方向展開 「その目標を どうやって 実現するのか」 (具体化) 目標展開 逆方向展開 「その目標は 何を 達成するのか」 (抽象化) サブ目標 サブ目標 サブ目標 サブ目標 サブ目標 サブ目標 サブ目標 プロセスへのマッピング プロセス1 プロセス2 プロセス3 プロセス4 プロセス5 All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi

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第4回 課題 [問題2]  あなたはインターネットによるインテリアショップを企画しています。商品注文プロセスに関する次の5つの要素を示しなさい。 目標 ショップの経営目標は?そのための注文プロセスの目標は? 役割 依頼者は誰?実行者は誰? 相互作用 依頼者と実行者の間に発生するイベントは? 入出力 ショップは何を受取り、何を渡せばよいのか? 活動系列 具体的な注文処理のステップは? All Rights Reserved, Copyright © 2004, Kobayashi


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