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ガスの低圧化による ダークマター検出器の高感度化
NEWAGE実験15 日本物理学会 2010春季大会(岡山大学) 2010/03/23 ガスの低圧化による ダークマター検出器の高感度化 だあくまたん 谷森達、窪秀利、身内賢太朗 株木重人、Parker Joseph、西村広展 上野一樹、黒澤俊介、岩城智、高橋慶在 澤野達哉、谷上幸次郎、東直樹 京大理 中村 輝石 NEWAGE 低圧ガスの利点 動作確認 結果 まとめ
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NEWAGE 到来方向に偏りがある 飛跡を捉える WIMP (ダークマター) μ-TPC 電子 原子核 μ-PIC CF4ガス
1) 電子 M=80GeV σ=0.1pb シミュレーション CF4ガス 原子核 40 WIMP WIND θ [count/3m3/year/bin] 原子核 20 μ-PIC 2) 2)μ-TPC ・・・ Micro Time Projection Chamber 1)μ-PIC ・・・ Micro Pixel Chamber -1 1 cosθ
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現状@神岡の地下Phys.Lett.B686(2010)10 散乱断面積の制限曲線を引いた 飛跡をとらえる実験で唯一
WIMP-陽子(SD)の制限曲線 散乱断面積の制限曲線を引いた 飛跡をとらえる実験で唯一 ダークマターはまだ見えない σ[pb] 104 102 更なる高感度化、低BG化 ガスの低圧化(本講演) Head-Tail の判別(身内講演) ガス循環システム(前回講演) 低放射能なモノ選び(前回身内講演) 大型化 1 10 102 103 mass [GeV/c2]
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Expected sensitivities
低圧ガスの利点(0.2atm ⇒ 0.1atm) 飛跡:長く(~2倍) 低エネルギー(飛跡が短い)eventを回収 ⇒ Energy Threshold:低下(100keV ⇒ 50keV) ⇒ Expected DM rate:増加(約10倍) 角度分解能向上 Expected spectrum 2 σ=1pb, M=100GeV, target:F counts/keV/kg/days 0.2atm 1 new threshold 0.1atm current threshold Expected sensitivities 飛跡2倍 ⇒ 長さ当たりのエネルギー1/2 ⇒ ゲイン2倍必要 50 100 150 200 keV
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検出器 NEWAGE-0.3b (@京都) 座標 μ-TPC 60cm 50cm ガス圧:0.2atm ⇒ 0.1atm
μ-PIC GEM Drift Plane 50cm 60cm μ-TPC 読み出し 座標 ドリフト長:50cm μ-PICサイズ:30cm×30cm GEMサイズ:28cm×23cm ドリフト電圧:-2.58kV μ-PIC電圧:515V GEM電圧:-350V/-130V ピクセル数:768×768 ピクセル間隔:400μm NEWAGE-0.3b ガス圧:0.2atm ⇒ 0.1atm ゲイン:800 ⇒ 1000 2倍(ゲイン1600)でやりたいが、 安全のため
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動作確認① 座標 優先2 横軸cm 放電なし 原子核反跳事象(252Cf) XY分布 σ:30% Z-分布 ⇒基本動作OK μ-PIC
動作確認① μ-PIC GEM Drift Plane 放電なし 原子核反跳事象(252Cf) XY分布 σ:30% Z-分布 ⇒基本動作OK 252Cf XY分布測定のとき 座標 252Cf Z分布測定のとき XY 分布 Z- 分布 優先2 count anode[cm] 横軸cm 0 25 50 cathode[cm] cm
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動作確認② Drift Velocity ほぼ同じ速さ(6 cm/μs) ガス圧:0.2 atm ⇒ 0.1 atm
ドリフト電場: kV/cm ⇒ kV/cm ⇒ Consistent Drift Velocity
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動作確認③ 計数率 252Cf RUN 計数率の比:約半分 =ターゲット原子核の数に比例 ⇒検出効率のロスはない
動作確認③ 計数率 252Cf RUN Energy Spectrum Energy Spectrum の比 (0.1 atm / 0.2 atm) rate 0.1 atm 0.2 atm ~0.5 count/keV/kg/days Energy[keV] Energy[keV] 計数率の比:約半分 =ターゲット原子核の数に比例 ⇒検出効率のロスはない
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結果 反跳飛跡 252Cf RUN 約1.5倍の長さ 0.1 atmのゲインが低く、 取りこぼしがある 角度分解能は今後の課題
結果 反跳飛跡 252Cf RUN Energy vs 0.2 atm Energy vs 0.1 atm Length[cm] Length[cm] Energy[keV] Energy[keV] 約1.5倍の長さ 0.1 atmのゲインが低く、 取りこぼしがある 角度分解能は今後の課題 ⇒飛跡の伸び(約1.5倍)を確認 A.U. Length/Energy 0.1 atm 0.2 atm Length/Energy[cm/keV]
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まとめ 低圧動作の試験(0.2atm ⇒ 0.1atm) 動作確認 * 飛跡:約1.5倍 これから 高ゲインで測定:閾値低下
まとめ 低圧動作の試験(0.2atm ⇒ 0.1atm) 動作確認 * 飛跡:約1.5倍 これから 高ゲインで測定:閾値低下 角度分解能の解析 長期運用の安定性 更なる低圧化 目標30Torr(0.04atm)
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