Download presentation
Presentation is loading. Please wait.
1
平成26年度 第2回 由利本荘市地域公共交通活性化再生協議会
資料4 平成26年度 第2回 由利本荘市地域公共交通活性化再生協議会 と き 平成27年1月20日 ところ 本荘由利広域行政センター
2
議題 ◇ 地域公共交通を取り巻く制度・関連事業について ◇ 由利本荘市地域公共交通網形成計画について
◇ 地域公共交通を取り巻く制度・関連事業について 地域公共交通活性化再生法の一部改正について 地域公共交通に係る支援制度について ◇ 由利本荘市地域公共交通網形成計画について 本市における現状 各種調査結果の分析と課題について 交通網形成計画の基本方針(案)について
3
地域公共交通を取り巻く 制度・関連事業について
地域公共交通を取り巻く 制度・関連事業について
4
(1)地域公共交通活性化再生法の一部改正 地域公共交通活性化及び再生に関する法律の一部を改正する法律(平成 26年法律第41号)等が、平成26年11月20日に施行 4
5
(2)地域公共交通に係る支援制度 地域全体の公共交通ネットワークを総合的に再編する取組みを進める 必要があることから、「地域公共交通再編事業」が創設 「地域公共交通再編事業」は、地方公共団体の支援を受けつつ、 ①特定旅客運送事業に係る路線、運行系統若しくは航路または営業区域の 編成の変更 ②他の種類の旅客輸送事業への転換 ③自家用有償旅客輸送による代替 ④①②又は③に掲げるものと併せて行うものであって、次に掲げるいずれか のもの 異なる公共交通事業所等の間の旅客の乗継を円滑に行うための運行計画 の改善 共通乗車船券の発行 乗継割引運賃の設定、交通結節施設における乗降場の改善、旅客の乗継 に関するわかりやすい情報提供、ICカードの導入その他の地域公共交通 の利用を円滑化するための措置
6
(2)地域公共交通に係る支援制度
7
由利本荘市 地域公共交通網形成計画について
由利本荘市 地域公共交通網形成計画について
8
(1)本市における現状 地域別人口および年齢構成比の推移 S60頃を境に人口が減少傾向、H12以降は、ほぼ全地域で減少
65歳以上の人口比率が年々増加し、市内のほとんどの地域で約30%以上 H47年度には約6.1万人にまで減少すると推計される ▼年齢構成の推移 ▼市内各地域における人口推移 出典:国勢調査 ▼将来人口の推移(推計値) 出典:国勢調査 出典:国立社会保障・人口問題研究所
9
(1)本市における現状 鉄道輸送実績の推移 市内JR線鉄道駅別の1日当たり輸送人員は、概ね減少傾向
由利高原鉄道利用者数も減少傾向であり、特にH22以降に大きく減少 ⇒利用者のニーズを取り入れ、利用者の確保に向けて取り組む必要がある ▼市内鉄道駅の年間乗降客数(JR) ▼利用者数の推移(由利高原鉄道) ※折渡駅、道川駅は無人駅のため乗降客数のデータなし 出典:JR東日本HP 出典:由利本荘市
10
▼羽後交通バス系統別年間輸送人員(補助対象系統のみ)
(1)本市における現状 バス輸送実績の推移 羽後交通路線の輸送人員は以下のとおり(補助対象系統のみ) ・ H22年度:319,275人 H25年度:555,552人 ⇒補助対象路線の輸送人員は増加傾向にあるが、全体的に減少傾向にある コミュニティバスの乗車実績は以下のとおり ・ H22年度:30,737人(6路線) H25年度:78,644人(13路線) ⇒路線数の増に伴い増加傾向にある ▼羽後交通バス系統別年間輸送人員(補助対象系統のみ) ▼市コミュニティバスの乗客客数 出典:由利本荘市 出典:由利本荘市
11
(1)本市における現状 由利本荘市におけるバス運行経費の推移
羽後交通路線については、連携計画策定後、路線再編に伴い補助金額が縮 小し、一定の効果が見られる コミュニティバスについては、路線数の増に伴い、負担が増えている。 ⇒運行形態の見直しや潜在利用者の掘り起こし、一層の利用促進策が必要 ▼羽後交通路線への補助金の推移 ▼コミュニティバスの収支 出典:由利本荘市 出典:由利本荘市
12
(1)本市における現状 現況の路線網 鉄道:2路線 羽越本線(JR) 鳥海山ろく線(由利高原鉄道) バス:27路線
本荘 大内 岩城 東由利 鳥海 矢島 西目 由利 現況の路線網 鉄道:2路線 羽越本線(JR) 鳥海山ろく線(由利高原鉄道) バス:27路線 羽後交通路線バス(12路線) 市内循環バス(2路線) コミュニティバス(11路線)
13
(1)本市における現状 地域公共交通総合連携計画策定前後の路線バス網の推移 ⇒新たな対応・対策が必要 H22計画策定前のバス路線
連携計画に基づき、羽後交通の不採算路線を代替運行することで、これまでの路線の確保に努めてき たが、人口減少や高齢化により交通空白地域から公共交通の運行要望が増加 ⇒新たな対応・対策が必要 H22計画策定前のバス路線 現時点のバス路線
14
(1)本市における現状 交通空白地域の現況 鉄道駅から半径800m及びバス停から半径 300m以内に含まれない地域を「交通空白 地域」と定義した 公共交通機関がカバーできている面積は、 市全体の約70%弱 主に山間部を中心に交通空白地域が存在 本荘地域においても、交通空白地域が存在 地域 交通空白地域 総数 公共交通の カバーしている 面積(%) メッシュ数 人口 本荘 89 2,996 292 45,314 69.5% 矢島 43 1,026 97 5,362 55.7% 岩城 6 48 5,987 93.8% 由利 33 654 101 5,413 67.3% 大内 54 1,481 216 8,613 75.0% 東由利 82 1,080 141 3,967 41.8% 西目 9 699 53 6,420 83.0% 鳥海 69 842 222 5,549 68.9% 全域 367 8,556 1,167 85,307 68.6% H22国勢調査より算出
15
(1)本市における現状 交通空白地域の現況 【本荘地域】 市内で人口が最も多く、羽後本荘駅や 由利組合総合病院には多数の運行系 統が集中
県道49号及び69号沿いの館前、金山 、北ノ股、南ノ股地域の公共交通のカ バー率が低い。 (図の青点線円内参 照) 本荘IC 地域 交通空白地域 総数 公共交通の カバーしている 面積(%) メッシュ数 人口 本荘 89 2,996 292 45,314 69.5% 全域 367 8,556 1,167 85,307 68.6% H22国勢調査より算出
16
(1)本市における現状 交通空白地域の現況 【矢島地域】 矢島地域は鉄道及びバス路線が通る 国道沿線以外にも居住地が広く分布
公共交通のカバー率は、市内で2番目 に低い 地域 交通空白地域 総数 公共交通の カバーしている 面積(%) メッシュ数 人口 矢島 43 1,026 97 5,362 55.7% 全域 367 8,556 1,167 85,307 68.6% H22国勢調査より算出
17
(1)本市における現状 交通空白地域の現況 【岩城地域】 岩城地域は、公共交通のカバー率 90%以上と市内で最も高い地域 地域 交通空白地域
総数 公共交通の カバーしている 面積(%) メッシュ数 人口 岩城 6 48 97 5,987 93.8% 全域 367 8,556 1,167 85,307 68.6% H22国勢調査より算出
18
(1)本市における現状 交通空白地域の現況 【由利地域】 鉄道および国道近隣部の居住地は公 共交通カバー圏域となっている
西部の県道287号沿線の町村、西沢 地域は公共交通のカバー率が低い (図の青点線円参照) 地域 交通空白地域 総数 公共交通の カバーしている 面積(%) メッシュ数 人口 由利 33 654 101 5,413 67.3% 全域 367 8,556 1,167 85,307 68.6% H22国勢調査より算出
19
(1)本市における現状 交通空白地域の現況 【大内地域】 大内地域は居住地に対し概ね公共交 通がカバーしている
バス路線から距離がある地域が点在 地域 交通空白地域 総数 公共交通の カバーしている 面積(%) メッシュ数 人口 大内 54 1,481 216 8,613 75.0% 全域 367 8,556 1,167 85,307 68.6% H22国勢調査より算出
20
(1)本市における現状 交通空白地域の現況 【東由利地域】 バス路線が通過する国道から離れた 地域においても居住地が広く分布
公共交通機関で居住地を十分網羅で きておらず、公共交通のカバー率は市 内で最も低い 地域 交通空白地域 総数 公共交通の カバーしている 面積(%) メッシュ数 人口 東由利 82 1,080 141 3,967 41.8% 全域 367 8,556 1,167 85,307 68.6% H22国勢調査より算出
21
(1)本市における現状 交通空白地域の現況 【西目地域】 居住地に対し概ね公共交通がカバーし ている 地域 交通空白地域 総数
公共交通の カバーしている 面積(%) メッシュ数 人口 西目 9 699 53 6,420 83.0% 全域 367 8,556 1,167 85,307 68.6% H22国勢調査より算出
22
(1)本市における現状 交通空白地域の現況 【鳥海地域】 バス路線が通る国道・県道沿線以外に も居住地が広く分布 地域 交通空白地域 総数
公共交通の カバーしている 面積(%) メッシュ数 人口 鳥海 69 842 222 5,549 68.9% 全域 367 8,556 1,167 85,307 68.6% H22国勢調査より算出
23
(1)本市における現状 交通空白地域の現況まとめ 交通空白地域の分布の傾向から、8地域を以下の3パターンに分類
・市街地が面的に広がり、鉄道・バス路線で居住地をカバーができていない ・居住地が点在し、鉄道・バス路線がカバーできていない ・概ね公共交通で居住地をカバーできている ⇒各地域の特性に合致した対策が必要 地域 交通空白地域の傾向 公共交通の カバーしている 面積(%) 市街地が面的に広がり、 鉄道・バス路線で居住地を カバーができていない 居住地が点在し、鉄道・バス路線がカバーできていない 概ね公共交通で居住地をカバーできている 本荘 ○ 69.5% 矢島 55.7% 岩城 93.8% 由利 67.3% 大内 75.0% 東由利 41.8% 西目 83.0% 鳥海 68.9% H22国勢調査より算出
24
ニーズの把握・問題点の解決する上での課題の抽出
(2)各種調査結果の分析と課題について 公共交通に対するニーズを把握するため、各種調査を実施 交通空白地域における意識調査 市街地部におけるニーズ調査 通勤・通学ニーズ調査 交通空白地域における意識調査 市街地部におけるニーズ調査 通勤・通学ニーズ調査 【目的】 交通空白地域における住民の移動実態及びニーズ(移動目的、送迎等の利用交通手段等)の把握 【調査内容】 交通空白地域における公共交通への住民の現況の利用状況、ニーズと課題等 【調査方法】 交通空白地域に住む住民の方へのアンケート調査 【目的】 市街地部における公共交通の路線再編ニーズの把握 【調査内容】 通勤・通学目的外での移動時における住民の公共交通機関利用状況、路線再編にあたってのニーズと課題等 【調査方法】 主要駅および主要施設でのヒアリング調査 【目的】 通勤・通学時の鉄道およびバス路線利用者の公共交通へのニーズ把握 【調査内容】 通勤・通学目的での移動時における住民の公共交通機関利用状況、路線再編にあたってのニーズと課題等 【調査方法】 ○バス乗り込み調査 ○主要駅におけるアンケート調査 ○事業所アンケート ニーズの把握・問題点の解決する上での課題の抽出
25
(2)各種調査結果の分析と課題について 交通空白地域における意識調査 【目的】
交通空白地域における住民の移動実態及びニーズ(移動目的、送迎等の利 用交通手段等)の把握 【調査方法】 交通空白地域へのアンケート調査 【調査対象】 本荘地域の一部、矢島地域の一部、由利地域の一部、東由利地域全域 ▼意識調査の手順 ▼調査票回収数 ▼調査票(抜粋) 出典:由利本荘市
26
(2)各種調査結果の分析と課題について 交通空白地域における意識調査 ①交通空白地域における交通手段の現状(自家用車保有状況)
交通空白地域における年齢層は、60代の占める割合が最も多い ⇒将来的に車を運転できなくなり、潜在的な交通弱者になる可能性 95%の世帯で自家用車を保有。特に3台以上の保有が55%であり、「車に依存してい る世帯」が多い 「運転できる人」が79%を占め、「家族の送迎」に頼る人が18%存在 ⇒家族への負担、家族の送迎サービスに頼れなくなると交通弱者へと転換 ▼年齢 ▼世帯の自家用車所有台数 運転できる:79% 車での運転・送迎が可能:97% ▼世帯内の運転者 車所有者:95% 2台以上:82%
27
(2)各種調査結果の分析と課題について 交通空白地域における意識調査 ②各地域での駅、バス停までの所要 時間
駅やバス停まで30分以上かかる 回答者の割合が高い地域が存在 (とりわけ、東由利地域法内地区・ 矢島地域など) ▼各地域での駅・バス停までの所要時間
28
(2)各種調査結果の分析と課題について 交通空白地域における意識調査 ③駅、バス停までの移動手段
駅やバス停まで時間を要する地 域では、家族の送迎等、不便を強 いられている現状 矢島地域 由利地域 東由利地域 法内・黒渕地区 ▼各地域での駅・バス停までの移動手段
29
(2)各種調査結果の分析と課題について 交通空白地域における意識調査 ④新たな交通手段に対する要望
既存のバス路線から離れた東由利地域 法内・老方地区では、デマンドタクシ ー系のニーズが高い傾向 黒渕地区では、路線系(コミュニテイバス)のニーズが高い傾向 ⇒地域の実情に即した運行形態の検討が必要 ▼新たな交通手段に対する要望
30
(2)各種調査結果の分析と課題について 交通空白地域における意識調査 ⑤外出の目的・目的地 外出の目的として、買物・通院での利用が多い
⇒スーパー・道の駅等の施設や、病院へのアクセス等の考慮が必要 外出時の目的地には病院(組合病院等)、商業施設が多い ⇒基幹となる路線バスや循環バス等の立ち寄りを考慮することで、利便性が向 上する可能性がある ▼目的地の施設 病院を目的地とする移動が多い (組合病院、本荘第一病院等) 買物目的での移動 ▼外出の目的 買物目的での利用も 含まれる可能性あり
31
(2)各種調査結果の分析と課題について 交通空白地域における意識調査 ⑥外出の利用頻度・外出する曜日
「週に2~3日程度」が最も多く、次いで「週に1日程度」が多い ⇒週2日程度の利用頻度が多いことから、現行路線の運休及び待機時間を活用 した隙間運行や複数路線(複数地域)を車両1台で対応するなどの効率性を 検討する必要がある ▼外出の頻度 ▼外出目的別の利用頻度
32
(2)各種調査結果の分析と課題について 交通空白地域における意識調査 ⑦冬季の移動に対しての課題・ニーズ
待合所の環境整備(待合所・歩道の除雪等)、バスの遅延の解消や遅延情報 の提供などの遅延時の対応の声が多い ⇒既存の鉄道・バスの施設改良等に加えて、道路維持管理との連携、利用者が 多いバス停における最寄り施設との連携 (例:病院や商業施設の軒下までの乗り入れ、施設側の待合スペースの活用) 地域名 分類 内容 本荘地域 (小友) 待合所の環境改善 待合所が雪でうまっているのをみかける バス停の場所がわかりにくい。雨、風、雪をしのげる屋根がない 定時制の確保 運休せずおくれることのないこと。 矢島地域 立石にバス停が出来て良かったですが、小さくてもボックス型の待ち合い所があればいい。 由利地域 運休、遅延バス代行等の対応 東由利地域 (宿) バスを待ってる間寒い&長い 東由利地域 (舘合) おくれる場合あり待ち時間寒い(冬) バス待合所を造ってほしい(久保部落) バスの遅れる時間が長過ぎる 冬季バス運行時間遅れの確認方法 ▼冬季の改善要望
33
(2)各種調査結果の分析と課題について 市街地部におけるニーズ把握調査 【目的】 市街地部における公共交通の路線再編ニーズの把握
【目的】 市街地部における公共交通の路線再編ニーズの把握 【調査方法】 市内主要駅及び公共施設等の利用者を対象としたヒアリング調査 【調査場所】 市内主要駅:羽後本荘駅 公共施設:文化交流館カダーレ その他施設:由利組合総合病院 ▼調査票回収数 箇所 回収数(票) 備考 計 179 調査場所 羽後本荘駅 88 平日、休日 文化交流館カダーレ 71 平日昼過ぎ、休日 由利組合総合病院 20 平日午前~昼 ▲調査写真(由利組合総合病院) ▲調査写真(文化交流館カダーレ)
34
(2)各種調査結果の分析と課題について 市街地部におけるニーズ把握調査 ①利用目的
「通勤・通学」が最も多く約45%、次いで「遊び」・「買物」・「通院」がそれぞれ約 30%・約25%・約20% 利用頻度別に見た場合では、「通院」目的での移動は、「週1,2回程度」が約 20%、「買物」目的での移動は「週3回程度」が約30% ⇒通院・買物目的での利用を対象とする運行では、最低でも週2回程度の運行 頻度を確保することが望ましい ▼利用頻度別にみた利用目的 ※複数回答可、未回答・未利用:95票 ▼利用目的
35
(2)各種調査結果の分析と課題について 市街地部におけるニーズ把握調査 ②バス路線再編についての意見・要望
運行本数の増便や、より速い時間帯もしくはより遅い時間帯のバス運行につ いて多くの要望があった。こうした要望は市内のみに関わらず、広域バス路線 でも見られた。 ⇒意見・要望と費用・経済性を考慮したうえで、運行本数の改善に向けた取り組 みが必要 ▼路線再編に向けた要望・課題 地域 分類 要望内容 本荘 時間帯の改善 遅くとも朝8時台のバスを維持して欲しい 運行本数の改善 もう少し小さいバスでもいいからたくさん本数を増やして欲しい 夜7時以降の本数を増やしてほしい(上り下りとも) 矢島 もっと本数が増えたら、もっと利用したい 由利 本数を増やしてほしい。 西目 本数が少なすぎる 鳥海 矢島から鳥海までの本数が2,3本少なくなって不便なので、本数を増やしてほしい。 秋田市 もっと増やしてほしい。 にかほ市 秋田市内まで行けるバスがもっとあれば、秋田駅に行く回数も増える 待ち時間が長い 不明 秋田行きの本数を増やして欲しい バス停配置の改善 運行本数の増加と市内中心部のバス停の増加 午後のバス本数を増やして欲しい 時間帯をバランス良く!市内に買い物にいくのに不便 運行本数・時間帯の改善 乗り継ぎ性向上 少なすぎて時間帯がすごく開いていたり、待ち時間がとても長くて不便。急行秋田線の秋田行きは本数が多いが、矢島線は本数が少なく、1時間に1本ないときもある。まずは増便してほしい。 ※複数回答可、未回答:99票
36
(2)各種調査結果の分析と課題について 市街地部におけるニーズ把握調査 ③冬季における課題・要望
「運行遅れの改善」や、バス待合所における屋根の設置などの「待合所の環 境改善」に係る要望・課題が多い傾向 運行遅れ等を知らせる「情報案内」への要望も複数見られた ⇒冬季の運行に関する情報提供や、屋根付き待合所の設置、暖房等の快適な バス待合所の整備が必要 また、「情報案内」の改善に向けて、運行マップ等のソフト面での対策だけでな く、既存の路線を統合・簡略化させ、より分かりやすく再編する等の抜本的な 対策も併せて行うことが望ましい ※複数回答有、未回答:123票 ▼冬季の改善要望 出発地域 分類 内容 本荘 定時制の確保 待合所の改善 バス停に屋根がほしい。冬場のバスの遅れをなんとかしてほしい バスが遅れる。毎年のことだが、降雪時は早く出発するなど対応を考えて欲しい 矢島 情報案内 到着時間を示す電光掲示板がほしい。(寒い中で待つから。冬は特に) 由利 電車よりも時間が遅れて、目的時間に間に合うか心配になる 大内 所要時間・定時制 時間に遅れる。本数を増やして欲しい 西目 バス停に屋根など、雪をしのげる所があれば良い にかほ市 冬は遅れるのでなおしてほしい 不明 情報案内の充実 バスが遅かったり早かったりよくわからないので、バスの運行情報がわかるようにして欲しい 冬季は道路状況や気候で時刻が遅れるのは分かるが、遅れたときに臨時便を出すなどの対応が必要なのでは。 待合所の環境改善 バスを待っている人を見ると寒そうなので、暖かいバス停になればいいと思う
37
(2)各種調査結果の分析と課題について 市街地部におけるニーズ把握調査 ④その他課題・要望
「運行本数・時間帯の改良」が48%と最も多く、次いで「運賃体系の改善」要望 が約21%、「情報案内の改善」要望を求める利用者が約10% 「その他」として、羽後本荘駅にはエレベーター、エスカレーターがないことから 、ベビーカーや高齢者向けに駅内の通行環境の改善が求める意見・要望が多 かった。 出発地域 課題の分類 意見内容 本荘 運行本数の改良 本荘駅発の路線をもっと増やした方が良い。 由利 本数を増やしてほしい。 時間帯の改良 バリアフリー化 本荘駅の階段がきついので、老人がこれからも使っていけるか心配。バスがなくならないといいな。おばこ号と違う時間帯があって、電車が使えない時はバスを使って本荘に出られるダイヤを維持・改正してほしい。 東由利 本数を多くして欲しい。ミニバスでも良い 西目 電車の本数を1時間に2~3本。西目から本荘までしか出ないこともよくあるので 秋田市 ベビーカー等で乗りやすくして欲しい 不明 羽越本線より頻度は落ちるが、秋田市内へ行くのに急行秋田線もよく利用する。こちらは電車と比べて階段の昇り降りがないことと、秋田駅東口の病院近くまで行けるので助かっている。羽後本荘駅でもエレベーターやエスカレーターがあるとよい。 その他 駅にエレベーターをつけてほしい。バリアフリーに。由利高原鉄道の近くに住んでいるから、もし自分が運転しなくなったら、鉄道を使いたい。車より安全だと思う 時間帯や行き先によっては乗客数が少ない時もあるので、バスを小型にして、例えばマイクロバスなどのサイズにしてみてはどうか ▼その他課題・要望
38
(2)各種調査結果の分析と課題について 通勤・通学ニーズ調査 【目的】 通勤・通学時の公共交通へのニーズ把握 バス乗り込み調査
【目的】 通勤・通学時の公共交通へのニーズ把握 バス乗り込み調査 【調査方法】 広域バス路線車内におけるヒアリング調査 【調査路線】 広域バス3路線(急行秋田線、象潟線、中田代線) 主要駅におけるアンケート調査 【調査方法】 市内主要駅におけるヒアリング調査 【調査場所】 市内主要駅:羽後本荘駅 事業所アンケート 【調査方法】 調査票を郵送で配布し、郵送・FAX・メールのいずれかで回収 【調査対象】 市内にオフィス等を構える事業所のうち、一定規模の従業員が 在籍する事業所(44事業所)
39
(2)各種調査結果の分析と課題について 通勤・通学ニーズ調査 主要駅におけるアンケート調査・バス乗り込み調査 ①利用者属性
通学利用の高校生や大学生が約44%、次いで会社員が約27% 秋田市を目的地とする利用者が約24%と最も高い割合。次いで本荘地域が約 21%、にかほ市が約13% ⇒秋田市及びにかほ市との広域バス路線の強化により、広域連携軸の機能を 高める取り組みも必要 ▼利用者属性[職業] ▼目的地(地域)
40
(2)各種調査結果の分析と課題について 通勤・通学ニーズ調査 主要駅におけるアンケート調査・バス乗り込み調査 ②路線再編についての要望
バス路線の再編に向けた要望・課題としては、通勤・通学の時間帯における 運行本数の増便や、運行時間帯の改善を求める意見が7割以上 ⇒通勤・通学に利用しやすいよう、十分な運行本数の確保、周辺の企業・学校等 の始業時間に合わせたダイヤ設定など、利便性の向上に向けて取り組むこと が重要 出発地域 分類① 分類② 分類③ 内容 本荘 運行本数・ 時間帯の改良 組合病院に行くバスを増やしてほしい。(始発時間をもっと早く) 乗り継ぎ性の向上 鉄道との連携 本数が足りない。できたら、急7:11乗るが、それに合う時間のバスあるとよい。さがえ町一丁目→駅前まで朝6:50に着くようなバスがあるとよい。 矢島 強いて言えば本数30分1回くらい増えるとよい。 市内 特定不可 秋田線の本数を増やしてほしい。 早い時間帯(7:30~など)の本数を増やしてほしい。 電車の時間帯とバス路線の時間帯ちょうどよくしてほしい。 にかほ市 所要時間・定時制 病院にもっと早くつけばいい JR羽後本荘駅発車、到着時間との接続時間に少しゆとりがあってほしい。(道路状況で渋滞) ▼路線再編についての意見・要望
41
(2)各種調査結果の分析と課題について 通勤・通学ニーズ調査 主要駅におけるアンケート調査・バス乗り込み調査
③冬季のバス利用に関する要望・課題 「所要時間・定時制」に関わる要望が約30%、運行遅れを事前に見越したダイ ヤ・運行本数を望む声が約20% 雪を凌げる待合所の整備等の「待合所の環境改善」要望が約18% ⇒特に朝夕など時間帯での、「所要時間・定時制」の確保、「運行歩数・時間帯の 改良」を求める要望は強く、冬季における運行の見直しや利用者負担を軽減 するサービスの提供が求められる 出発地域 冬季・自由意見分類1 冬季・自由意見分類2 要望課題内容 本荘 運行本数・ 時間帯の改良 朝夕のバスの運行本数を増やしてほしい。全体的に。 東由利 所要時間・ 定時制 時刻、遅れないでほしい。 秋田市 鉄道との連携 時刻遅れないで。止まらないで。止まったら代行バスを出してほしい。 冬季は混雑しているため、時刻通りにバス停に到着しないことが多い。 情報案内 時間が大変遅れる。(営業所に問い合わせをしてもどの辺を運航しているのか不明とのこと。どのくらいの時間待てば来るのかわからない) にかほ市 待合所の改善 バス停に屋根もなく、吹きさらしだからバス待っている間、具合悪い。 市内 特定不可 その他 電車は止まることが多い直してほしい。バスは遅れた場合、目的地周辺で降ろすなど融通を利かせてほしい。 特に変わりなく利用する。電車がよく止まるので、バスに流れる人が多い。混むし遅れるので増便してほしい。 特に変わりなくバスを利用する。岩城郵便局前バス停に屋根付の待合所を設置してほしい。(雪をしのぐ場所がないため) ▼冬季における要望・課題
42
(2)各種調査結果の分析と課題について 通勤・通学ニーズ調査 事業所アンケート調査 ①主な通勤手段
マイカーや自転車・徒歩、送迎バスの割合が多く、公共交通(鉄道・バス)の利 用者は少ない ②通勤手当の現状 公共交通の利用を推奨している事業所は、全体の12% 公共交通に対して通勤手当を支給している事業所は全体の38% ▼主な通勤手段 ▼通勤手当・支援の有無 ▼公共交通機関の推奨有無
43
(2)各種調査結果の分析と課題について 通勤・通学ニーズ調査 事業所アンケート調査 ②通勤利用において公共交通利用が少ない要因
推奨している理由としては、従業員の事故リスク回避・環境配慮等 推奨しない理由としては、乗りたい時間に運行されていない、本数が少ないと いった、主に運行ダイヤによるものの割合が高い ⇒夜間に運行されないため、通勤利用を促進させるためには、運行時間帯の拡 大を検討 ▼公共交通を推奨する理由 ▼公共交通を推奨しない理由
44
(2)各種調査結果の分析と課題について 通勤・通学ニーズ調査 事業所アンケート調査 ③通勤利用における改善ニーズ
バス路線再編に向けたニーズとしては、運行ダイヤに関連するもののほか、 ルートの見直しや、公共交通相互間の乗継に関するものが挙げられた ▼公共交通を推奨する理由 【自由意見(抜粋)】 戸口から戸口が身についており、バスの利用は向上しないと思う。 通勤時間帯のJRとバスの乗り継ぎの利便性向上 定時制の確保(特に冬季) タクシーの現状をもう少し考えて欲しい。バスの運行には援助金等が支給されているが、我々タクシーは客の減少と戦っているのだから、同じ公共車ならもう少しタクシーの事も考えて欲しい。
45
(3)交通網形成計画の基本方針(案)について
各種ニーズと各種調査結果から浮かび上がった課題 交通空白地域における意識調査 市街地部におけるニーズ調査 通勤・通学ニーズ調査 ・潜在的な交通弱者が多数存在 ・本荘市街地とのアクセスが主流動、近隣市町村への移動も存在 ・地域毎に要望する交通モードが異なる ・買物、通院が主な外出目的(週2日程度の頻度) ・比較的特定の曜日・時間帯での外出 ・待合所の改善・遅延解消等の冬季の主なニーズ ・通勤通学、買物、通院が主な目的であり、買物、通院目的での移動は週2日程度が主流 ・路線再編に向けては「運行本数の増便」、「運行時間帯の拡大」が主な要望 ・冬季においては待合所の改善、遅延解消、遅延情報の提供等が主な要望 ・その他、駅、バス等のバリアフリー化の要望 ・現況の利用状況は、高校生、大学生の利用は多いが、通勤者はマイカー通勤が大半であり、公共交通の利用者は少ない ・公共交通利用者には、秋田市・にかほ市等、広域路線バスの利用割合が比較的高い ・鉄道とバスの乗継性の向上、運行本数の増便等が挙がった ・冬季には定時制の確保、待合所の環境改善、情報提供に対する要望 ニーズと問題点から浮かび上がった課題の解決に向けて取り組む 【目標1】潜在的な交通弱者への対応 【目標5】バス路線・運行情報の充実 【目標2】交通空白地域の解消 【目標6】交通結節点等における環境の整備 【目標3】地域ニーズに即した運行形態の検討 【目標7】広域連携軸の強化 【目標4】バス・鉄道間の乗継利便性の向上 【目標8】公共交通機関の魅力向上
46
(3)交通網形成計画の基本方針(案)について
今年度に策定する「地域公共交通網形成計画」では、由利本荘市および地域公 共交通活性化再生法の基本理念に基づき3つの基本方針と8の目標を設定 由利本荘市における地域公共交通の活性化に向けた基本理念 交通弱者への対応を図るため、交通空白地域を解消するとともに、持続可能な公共交通体系を構築する。 地域公共交通活性化再生法の基本理念 まちづくりとの連携、面的なネットワーク整備 <3つの基本方針> <8の目標> 【目標1】 潜在的な交通弱者への対応 【方針1】 地域拠点間のアクセス強化 【目標2】 交通空白地域の解消 【目標3】 地域ニーズに即した運行形態の検討 【目標4】 バス・鉄道間の乗継利便性の向上 【方針2】 地域拠点を核とした フィーダー交通の導入 【目標5】 バス路線・運行情報の充実 【目標6】 交通結節点等における待合環境の整備 【方針3】 地域拠点・交通結節点の整備促進 【目標7】 広域連携軸の強化 【目標8】 公共交通機関の魅力向上
47
(3)交通網形成計画の基本方針(案)について
基本方針のイメ-ジ
Similar presentations
© 2024 slidesplayer.net Inc.
All rights reserved.