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東アジア文化論(1/15) 『成長するアジアと日本の位置づけ』
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持ち込みは「可」ですが、自分の作成したもの のみ。講義のスライドをプリントしたもの、友達
次回は試験です。 ●1/29(火)、教室はここ。 持ち込みは「可」ですが、自分の作成したもの のみ。講義のスライドをプリントしたもの、友達 の宿題のコピー等は不可です。
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●ベトナムのドイモイ政策についてまとめよ。
前回の宿題(本日提出) ●ベトナムのドイモイ政策についてまとめよ。 次回の講義終了時に、A4のレポート用紙にて、次回の講義レポートの次に重ねて提出 注意事項:ホッチキスでとめないこと、折り曲げないこと、すべてのページに記名のこと
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サムスン成功の秘訣 ・ 大学キャンパス内での宣伝や奨学金 ・ スポーツ事業協賛など
先ほど述べた、第3のケースで最も成功しているのは韓国のサムスン電子! 成功の秘訣は・・・ 主要製品の一つである携帯電話が作るブランドイメージで、中国の若い富裕層から圧倒的な支持を得ていること Young Rich High Life Seeker (若くリッチで、質の高い生活を希求する購買層) なぜなら・・・ 中国では日本や主要な先進国と異なり若い富裕層(20~30歳代)が多く生まれているため この層を重視した高品質、個性的なデザイン、世界先端の技術を活かした製品サービスを展開している。 例えば・・・ ・ 大学キャンパス内での宣伝や奨学金 ・ スポーツ事業協賛など 携帯電話をこの消費者層へのブランドイメージ形成で上手く利用し、家電メーカーという旧来型のイメージとの差別化を図っている!!
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消費者に訴求する「個性」が必要 このような視点で見ると、日本ブランドは中国で苦戦!!
しかしながら、今でも中国において依然として高所得者層は日本企業に対して好感度を持っている。 つまり、日本製品=高品質というイメージは未だ根強い!! 例えば、インドでも未だ高所得者層が日本製品を持つことがステータスである。 このように、日本ブランド神話は未だ生き残っているが、高品質というだけでは訴求力が弱いのが現状である。 したがって、サムスンなどのように現地での認知度を高めると共に、個性を前面に出した製品を市場に投入する必要がある。 そのためには・・・ ・ 多額の広告宣伝費やマーケティング費、開発費 企業の体力勝負!! ・ 質や安全性の確保、ライフスタイルの変化など も考慮 現地の消費者を第一に考慮した企業戦略!!
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過熱が続くマクロ経済 今回は、アジアの将来を大きく左右する中国に注目する。 今までも紹介してきたが、中国の発展は目覚しいものがある。
実質GDPは安定的に10%近い高水準を続けていくことになると予想される! この要因としては、 ・ 2007年の共産党大会 地方政府の人事の刷新 ・ 2008年の北京オリンピック これらのように、成長を後押しする要因は多い。 都市部を中心とした五輪関連商品などの消費ブーム しかし!! ・ 2010年の上海万博 万博開催に向けた上海市街地の開発による不動産ブーム 現在の中国経済の成長モデルでは長続きしない可能性が高い!!
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投資過熱が生み出す歪み 最近の中国の成長の原動力は※固定資産投資である。 ※ここには公共投資、設備投資以外に不動産投資が含まれる。 なぜ投資が加速しているのか? 例えば、 ・ 政府が市場より安価に土地を強制収用し、それらが開発業者に安く提供されるため、工業団地などの乱開発が起きている。 ・ 政府は相当額のドルの買い上げにより、人民元の過剰流動性を生んで都市部の不動産投機を招いている。 ・ 国有企業は雇用問題から無理に生産稼働率を維持しようとして需給バランスを無視してでも増産に走っている。そこから、過剰な設備投資を招いている。 土地取引 為替操作 計画経済的企業行動 市場経済化とは言いながらも価格メカニズムの働いていない部分が中国にはまだ残っており、それらの歪みが投資の過熱を生んでいる。
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投資過熱が生み出す歪み この投資過熱を抑えるためには貸出金利を引き上げることが考えられる。
しかし、一律に引き上げると経済全体に悪影響を及ぼすので(景気が冷えて雇用問題が生じれば大問題になる)引き上げ幅は小幅にせざるを得ない。 このために、 行政指導によって無理な融資を行っている商業銀行から資金を吸い上げ、銀行は窓口規制によって特定産業や特定企業への融資を止めてしまうなどの方法などがある。 全体への影響を避けるために、個別に問題に対応していくことが重要である。 しかしながら、 中央政府が行き過ぎた地方政府の行動に断固とした姿勢で臨めるのかという面もあり、投資過熱を抑えるためには中央政府の強力な指導力が必要である。
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<本日の宿題> ・中国における現在の過剰な成績至上主義(一人っ子政策によって、小皇帝とよばれる一家に一人しかいない子供の教育問題)の問題点について簡単に調べる。 次回の講義終了時に、A4のレポート用紙にて、次回の講義レポートの次に重ねて提出 注意事項:ホッチキスでとめないこと、折り曲げないこと、すべてのページに記名のこと
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<お願い> いまから、10分間で授業評価をお願いします。 10:45まで マークシート用紙に鉛筆でマークしてください。 授業科目名:東アジア文化論 担当教員名:今井 剛 開設期、授業区分、開設科目コード、開設年度、学生区分、コース等は記入不要です。
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