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神浦ダムの赤潮について 長崎大学環境科学部中村剛研究室 宮本 潤哉
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ダムの赤潮発生の現状 神浦ダムと雪浦ダムの赤潮発生状況 2 4 6 8 10 12 3 5 7 9 11 13 15 17 年度 発生回数
2 4 6 8 10 12 3 5 7 9 11 13 15 17 年度 発生回数 雪浦ダム 神浦ダム
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神浦ダムの淡水赤潮と 神浦川上流の環境との関連を探る 目的
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データの概要 赤潮発生状況・・・月1回、赤潮が発生したか (0か1で表した) 降水量(mm)・・・長浦岳、大瀬戸の月合計降 水量
(0か1で表した) 降水量(mm)・・・長浦岳、大瀬戸の月合計降 水量 総窒素(mg/l)・・・富栄養化の原因となる 栄養塩の1つ 総リン(mg/l)・・・富栄養化の原因となる
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検証① 赤潮 ロジスティック回帰分析 赤潮-降水量:有意な関連がある
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雪浦ダムでの解析 ロジスティック回帰分析 赤潮 赤潮-降水量:有意な関連がない
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赤潮-表面総窒素・総リン:有意な関連がある
検証② 赤潮 ロジスティック回帰分析 総窒素、総リン 赤潮-表面総窒素・総リン:有意な関連がある
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降水量-表面総窒素・総リン:正の相関関係がある
検証③ 総窒素、総リン 母相関係数の検定 降水量-表面総窒素・総リン:正の相関関係がある
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検証④ 総窒素、総リン 総窒素、総リン 母相関係数の検定 総窒素、総リン 支流-表面:有意な関連がない 本流-表面:正の相関関係がある
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まとめ 雪浦ダムとの比較より、降水量ではなく、ダムに流入する栄養塩が淡水赤潮の主な要因の一つであると考えられる。
神浦川本流の集水域から雨によって運ばれた総窒素及び総リンが淡水赤潮発生の主な要因の1つであると示唆される。
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付録:GISを用いた検証
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GISによる検証 A牧場 落水線
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GISによる検証 青線で示した集水域により神浦川の集水域と牧場周辺の集水域は異なることがわかる。
落水線より、牧場から流れる水は神浦川には流れ込んでいない。 A牧場から栄養塩が流出しても神浦ダムの 赤潮発生には影響が小さいといえる
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今後の検討課題 神浦ダムの上流にある淡水赤潮の原因因子を特定し、早急な対策を取ることが望まれる。
GISによる解析においてGoogle Mapでは牧場がひとつしか確認できなかった。今後は他の栄養塩の流出元の有無の調査、対策が望まれる。
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