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Published byIrene Hancock Modified 約 5 年前
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ジニ係数 ジニ係数は0と1の間の数値を取る。 ジニ係数は平等度を捉える指標であるが、ジニ係数が小さいほど平等度が大きく(高く)なり、大小の方向が逆になる。
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税金や社会福祉などによって再分配機能が充実した国の場合、初期所得(税引き前の給与)でのジニ係数と、所得再配分後のジニ係数が異なる。
一人だけが全所得を独占する完全不平等の集団では、ジニ係数はかぎりなく1に近づく。 税金や社会福祉などによって再分配機能が充実した国の場合、初期所得(税引き前の給与)でのジニ係数と、所得再配分後のジニ係数が異なる。 税金や社会福祉などによって再分配機能が充実した国の場合、初期所得(税引き前の給与)でのジニ係数と、所得再配分後のジニ係数が異なる。 ジニ係数は所得の定義や世帯人員数への依存度が大きいので注意が必要である。 日本の「社会保障給付金、現物支給」の再分配を考慮した所得のジニ係数は、当初の高齢化によるとされる急激な上昇分を社会保障の再分配によってほとんど吸収しているが十分でなく税による再分配が弱まっているために、ジニ係数の上昇を早めている。
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原因として、中間所得層に対する税率が OECD 各国に比べて低すぎること、労働年齢層に対する社会保障が少ないこと、養育に対する支援も少ないことで子育て世帯の貧困率を高めている可能性があることが指摘されている。1に近いからといって必ずしも不平等が悪いことになるとは限らない。
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例えば、ある高級住宅地に年収10億円の人が99人、年収1兆円の大富豪が1人いるとする。そこでこの高級住宅地に住む100人を対象にジニ係数を計算すると約0.91となり、非常に格差が大きいが、年収10億円でもかなりの高収入であり、この状態が悪いとは一概に言えない。
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ジニ係数の計算例 あるコミュニティに含まれる全世帯を、年間所得の低い方から順に、同数の世帯が含まれるように(世帯数の全世帯に占めるシェアが同じ、つまり、0.2になるように)5つのクラス(階層)に区分する。そのとき、各クラス(年間所得の低い方から、順に第1分位クラス、第2分位クラス、第3分位クラス、第4分位クラス、第5分位クラス)の合計年間所得の全所得に占めるシェアは、順に0.05、0.1、0.2、0.25、0.4 。
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ジニ係数の計算例 第1分位クラス 0.2 0.05 第2分位クラス 0.4 0.15 第3分位クラス 0.6 0.35 第4分位クラス
累積世帯数シェア 累積所得シェア 45度線 第1分位クラス 0.2 0.05 第2分位クラス 0.4 0.15 第3分位クラス 0.6 0.35 第4分位クラス 0.8 第5分位クラス 1
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ジニ係数の計算例
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ジニ係数は、 0.2 ×0.05 ×0.5 = 0.005 0.2 ×( ) × 0.5 = 0.01 0.2 ×0.05 = 0.01 0.2 ×( ) × 0.5 = 0.02 0.2 ×0.15 = 0.03 0.2 ×( ) × 0.5 = 0.025 0.2 ×0.35 = 0.07 0.2 ×( ) × 0.5 = 0.04 0.2 ×0.6 = 0.12 すべて合計すると、0.33。45度線以下の三角形の面積0.5から0.33を引いた0.17の2倍 すなわち、0.34がジニ係数の値となる。
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日本と先進各国のジニ係数の推移グラフ 濃い赤 - アメリカ 薄い赤 - イギリス 濃い青 - フランス 青 - ドイツ 薄い青 - 日本 濃い緑 - フィンランド 薄い緑 - デンマーク
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ジニ係数 CIA報告書(2009年度)より
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