Microsoft Office 2010 クイックガイド ～ファイルの互換性編～

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1 Microsoft Office 2010 クイックガイド ～ファイルの互換性編～
異なるバージョンを使用しているユーザーと効率的にファイルをやり取りしていただくための機能を紹介します。 ファイル互換について　Office2010のファイル形式は、2007から採用されたOpen XML フォーマットです。2010ユーザーは、下位バージョンのファイル形式やPDF形式で保存することにより、2003ユーザーとスムーズにファイルのやり取りができます。また、2003ユーザーは、互換機能パックを利用することで、2010形式のファイルを開くことができます。 下位互換 ： 2010ユーザーが2003ユーザーとファイルをやり取りするには 上位互換 ： 2010形式で保存されたファイルを2003ユーザーが開くには　 以前のバージョンのファイル形式で保存するには ［ファイル］タブの［名前を付けて保存］を選択し、［ファイルの種類］で［ ］形式を選択して保存します。 ［ ］ 形式で保存しようとすると互換性チェックの画面が表示され、失われてしまう機能や外観が変更される機能が一覧で表示されます。 ファイルをPDF形式やXPS形式で保存するには ［ファイル］タブの［名前を付けて保存］を選択し、［ファイルの種類］で［PDF］や［XPSドキュメント］を選択して保存します。PDFやXPSはOfficeのバージョンに関係なく開くことができます。 2010形式で保存されたファイルを開くには 2010形式で保存したファイルを開くには、互換機能パックが必要です。互換機能パックは、マイクロソフト Web サイトからダウンロードすることができます。 互換機能パックがインストールされていないPCでファイルを開く 互換機能パックがインストールされていないPCでファイルを開こうとすると、インストールを促すメッセージが表示されます。 2010ユーザーが2003形式のファイルを開くは ファイルは自動的に［互換モード］で開き、ファイルのタイトルバーに［互換モード］と表示されます。互換モードで作業する場合は、2010の新機能や拡張機能を使うことができません。 保存前に互換性チェックを実行するには [ファイル]タブの［情報］をクリックし、［問題のチェック］の［互換性チェック］を選択すると、保存前に互換性チェックを実行することができます。以前のバージョンでサポートされていない機能があるかどうかチェックし、一覧で表示されます。 新しいファイル形式のメリット 各アプリケーションの主な拡張子 従来より最大75％サイズ削減 Excel Word ファイルサイズが大幅に削減 ファイルを閉じると自動的に圧縮され、ファイルを開くと自動解凍されます。 .xlsx Excelブック .xlsm Excelマクロ有効ブック .xltx Excelテンプレート .docx Word文書 .docm Wordマクロ有効文書 .dotx Wordテンプレート 破損ファイルの回復機能強化 グラフや表などの一部分が破損しても、残りの正常な部分を利用してファイルを開くことができます。 正常なデータを無駄にしない Power Point Access 拡張子は「 .accdb」です。 マクロを含むファイルのセキュリティ強化 通常のファイル形式（.xlsx .docx .pptx）にはマクロを含めて保存することができません。マクロ有効のファイル形式で保存する必要があります。 .pptx Power Pointプレゼンテーション .pptm Power Pointマクロ有効プレゼンテーション .potx Power Pointテンプレート マクロを含むファイルと識別しやすい