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「建築構法」 1回目の授業 木造住宅の構造の変遷 平成29年4月17日(月) 今岡 克也.

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1 「建築構法」 1回目の授業 木造住宅の構造の変遷 平成29年4月17日(月) 今岡 克也

2 環濠集落と竪穴式住宅 新石器時代(前3世紀~2世紀頃) 住宅跡 環濠 約 120 m 横浜市の大塚遺跡:約115棟の竪穴式住宅跡

3 竪穴式住居の遺跡 ・地面から80cmほど掘り下げ、  柱を地中に埋める(掘立柱) ・主な道具は、磨製石器(斧オノ)

4 竪穴式住宅の構造 柱と桁・梁の接合は、 縄や皮などでしばる 垂木を放射状に架け 棟木を3本材で支える 棟木 垂木 桁 梁 むねぎ たるき
けた 柱と桁・梁の接合は、 縄や皮などでしばる 垂木を放射状に架け 棟木を3本材で支える

5 竪穴式住宅の特徴 ① 約 80cm 掘り下げて丸太柱を埋める ② 柱と桁・梁などの接合は縄等でしばる ③ 栗などの硬くて腐りにくい木材を使用
④ 垂木を放射状に掛け,藁や茅を葺く ⑤ 木材の樹皮も屋根葺き材に使用

6 高床式住宅の特徴 水田稲作を行うために 川辺の低地に移動 ほぞと栓の穴 頭貫 柱のほぞを 梁に挿す 梁のほぞを柱に 挿して 栓をする

7 高床式住居の復元例 三内丸山遺跡(青森市)

8 母屋と庇 母屋の外周部に 1間(1.82 m)幅の 庇(広縁)を造る 母屋の梁間を2間 (3.64 m)にすれば 桁行は拡張が可能
も や ひさし 母屋と庇 母屋の外周部に 1間(1.82 m)幅の 庇(広縁)を造る 1.82 m 3.64 m 1.82 m 梁 間 母屋の梁間を2間 (3.64 m)にすれば 桁行は拡張が可能 桁 行

9 寝殿造の例 外壁は 蔀戸 しとみど 母屋

10 寝殿造の特徴 ① 礎石の上に掘立ての丸い柱 ② 板敷きの床で,人が座る場所に畳 ③ 屋根裏には天井を張らない
④ 開放的な大空間 →多目的に利用 ⑤ 南側に庭園を造り広縁と一体化

11 室町時代の市場町 水路 (排水用) 周囲を塀で囲み 自衛していた 井戸

12 銀閣寺の東求堂(1486) 書院造の例 角柱 なげし 長押 引違戸 (四畳半) 同仁斎 ふすま 付書院

13 書院造の特徴 ① 柱は正方形(角柱),梁は長方形 ② 畳敷きの床(間取りの基準化) ③ 水平な板で天井を張る ④ 襖や引違戸で部屋を仕切る
② 畳敷きの床(間取りの基準化)  ③ 水平な板で天井を張る ④ 襖や引違戸で部屋を仕切る ⑤ 床の間に付書院と違棚

14 江戸初期の農家造の住宅 大黒柱

15 農家造の構造と平面 住宅の中央に 大黒柱等を設ける 変形田の字型平面 小黒柱 大黒柱 田の字型平面

16 農家造の特徴 ① 屋根が茅葺や板葺が多い ② 東側に土間があり,厩(うまや)を兼ねる ③ 田の字型の平面で,西端には床がある
④ 南側には縁側があり,北側にはない ⑤ 土間の北側に流しやかまどがある

17 明治中期の都市住宅の例 1890年(明治23年)建築 約130㎡ 夏目漱石の借家 ・瓦葺きの寄棟屋根 ・土間がなくなる
・座敷が南で茶の間は北 ・台所は玄関に近い

18 明治の都市住宅の特徴 ① 屋根が瓦葺き ② 南側に縁側と客間がある ③ 2階は狭く,子供部屋などに利用
④ 台所が玄関に近い ← 水道の未発達 ⑤ 便所が離れた場所にある ←汲取り式

19 電気(電灯)とガスの普及 大正 昭和 電灯の 普及 薪(たきぎ)から プロパンガスへ ガス炊飯釜 の特許 ガス焚き 風呂釜の販売 関東大震災

20 (上)水道の普及 昭和 13年 井戸水から 水道水へ

21 台所の変化 板の間 土間 カマド・井戸 → ガス・水道

22 便所の変化 汲取式 水洗式 フタ 水によって 臭気を遮断 臭気が入るため 屋外に設置 S字トラップの発明

23 昭和初期の中廊下型住宅 西側に玄関,南面に縁側と座敷と茶の間

24 中廊下型住宅の特徴 ① 南側に居間と広縁などを配置する ② 他の部屋を通らずに移動できる ③ 応接として洋間を設ける
④ 台所・風呂・便所などを北側にする

25 平成からの木造住宅の特徴(1) ① 鉄筋コンクリート製のべた基礎 →床下の湿気を防ぎ、木材の腐朽防止 ② 屋根や外壁の軽量化(耐震性向上)
  →床下の湿気を防ぎ、木材の腐朽防止 ② 屋根や外壁の軽量化(耐震性向上)    →土葺き瓦屋根や土壁を使用しない ③ プレカット工場で木材を機械で加工 ④ 柱・梁などの接合部は金物で補強する

26 平成からの住宅の基礎 べた基礎 柱の引抜き防止用 アンカーボルト 土台用の アンカーボルト

27 平瓦やスレート葺きの屋根 とサイディングの外壁
外壁は、開口部(窓など)の面積が少ない

28 プレカットによる接合部の加工 ほぞ(大入れ蟻掛け) ほぞ穴 羽子板ボルト 用の穴

29 2階の根太レス床と梁の接合部 羽子板ボルト

30 平成からの木造住宅の特徴(2) ⑤ 2階床を厚い合板で作成(根太レス工法) → すぐに床上で作業可能に ⑥ 四隅等を通し柱から管柱へ
  → すぐに床上で作業可能に ⑥ 四隅等を通し柱から管柱へ   →  耐震性と施工性を向上させる ⑦ 四隅等に耐震壁をバランス良く配置 →  耐震性を強化させる

31 2階の管柱と小屋梁 小屋梁 管柱の ほぞ 根太レス床:すぐに作業ができる

32 筋交い入り壁の配置例 ▽:片側の 筋交い ▼:タスキ掛 の筋交い 耐力壁の 長さ(cm) 四隅の 耐力壁


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