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Published bySofia Giorgi Modified 約 5 年前
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・論理や議論を注意深く,批判的に検討する ・学びながら理解する実感を持つ ・学習内容に積極的に関心を持つ ・学習内容を知識の断片とみなす
表9−1 学習への深いアプローチと浅いアプローチ(p.110) 深いアプローチ 浅いアプローチ ・既有の知識・経験に考えを関連づける ・パターンや重要な原理を探す ・根拠を確認し,結論に関連づける ・論理や議論を注意深く,批判的に検討する ・学びながら理解する実感を持つ ・学習内容に積極的に関心を持つ ・学習内容を知識の断片とみなす ・事実の暗記、手続きをただ実行する ・新しい概念の意味を理解しない ・学習内容に価値や意味を見いださない ・目的や方略を意識せずに勉強する ・学習に過度なプレッシャーや不安を持つ ※溝上, 2014による Entwistle et al. 2010の翻訳を一部改編
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外国語によるコミュニケーション における見方・考え方
表9−2 各教科等の特質に応じた見方・考え方(中央教育審議会 2016)(p.113) 主な 教科等 見方・考え方 イメージ 国語 言葉による 自分の思いや考えを深めるため、対象と言葉、言葉と言葉の関係を、言葉の意味、働き、使い方等に着目して捉え、その関係性を問い直して意味付けること。 社会 社会的事象の 地理的な見方・考え方 社会的事象を、位置や空間的な広がりに着目して捉え、地域の環境条件や地域間の結び付きなどの地域という枠組みの中で、人間の営みと関連付けること。 歴史的な見方・考え方 社会的事象を、時期、推移などに着目して捉え、類似や差異などを明確にしたり、事象同士を因果関係などで関連付けたりすること。 現代社会の 社会的事象を、政治、法、経済などに関わる多様な視点(概念や理論など)に着目して捉え、よりよい社会の構築に向けて、課題解決のための選択・判断に資する概念や理論などと関連付けること。 数学 数学的な 事象を、数量や図形及びそれらの関係などに着目して捉え、論理的、統合的・発展的に考えること。 理科 理科の 自然の事物・現象を、質的・量的な関係や時間的・空間的な関係などの科学的な視点で捉え、比較したり、関係付けたりするなどの科学的に探究する方法を用いて考えること。 音楽 音楽的な 音楽に対する感性を働かせ、音や音楽を、音楽を形づくっている要素とその働きの視点で捉え、自己のイメージや感情、生活や社会、伝統や文化などと関連付けること。 美術 造形的な 感性や想像力を働かせ、対象や事象を、造形的な視点で捉え、自分としての意味や価値をつくりだすこと。 体育 体育の 運動やスポーツを、その価値や特性に着目して、楽しさや喜びとともに体力の向上に果たす役割の視点から捉え、自己の適性等に応じた『する・みる・支える・知る』の多様な関わり方と関連付けること。 保健 保健の 個人及び社会生活における課題や情報を、健康や安全に関する原則や概念に着目して捉え、疾病等のリスクの軽減や生活の質の向上、健康を支える環境づくりと関連付けること。 技術 技術の 生活や社会における事象を、技術との関わりの視点で捉え、社会からの要求、安全性、環境負荷や経済性等に着目して技術を最適化すること。 家庭 生活の営みに係る 見方・考え方 家族や家庭、衣食住、消費や環境などに係る生活事象を、協力・協働、健康・快適・安全、生活文化の継承・創造、持続可能な社会の構築等の視点で捉え、よりよい生活を営むために工夫すること。 外国語 外国語によるコミュニケーション における見方・考え方 外国語で表現し伝え合うため、外国語やその背景にある文化を、社会や世界、他者との関わりに着目して捉え、目的・場面・状況等に応じて、情報や自分の考えなどを形成、整理、再構築すること。 道徳 道徳科における 様々な事象を道徳的諸価値をもとに自己との関わりで広い視野から多面的・多角的に捉え、自己の人間としての生き方について考えること。 総合的な学習の時間 探究的な見方・考え方 各教科等における見方・考え方を総合的に活用して、広範な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実社会や実生活の文脈や自己の生き方と関連付けて問い続けること。 特別 活動 集団や社会の形成者 としての見方・考え方 各教科等における見方・考え方を総合的に活用して、集団や社会における問題を捉え、よりよい人間関係の形成、よりよい集団生活の構築や社会への参画及び自己の実現と関連付けること。
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ガニェの 5分類 学習目標 課題分析の 手法 言語情報 名称や単語などの指定されたものを覚える クラスター分析 運動技能
表9−3 ガニェの5分類と対応する課題分析の手法(p.116) ガニェの 5分類 学習目標 課題分析の 手法 言語情報 名称や単語などの指定されたものを覚える クラスター分析 運動技能 体の一部や全体を使う動作や行動 手順分析 知的技能 ルールや概念を理解し新しい例に応用する 階層分析 認知的方略 学び方や考え方を意識して工夫・改善する 態度 個人的の選択や行動を方向づける気持ち
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日常生活の英単語を書くことができる 時間 家 町 スポーツ 学校 Hour Minute Second Morning Noon Evening Night House Entrance Corridor Living Kitchen Bathroom Garden City Town Street Park Shop Bank Station Soccer Baseball Basketball Tennis Swimming Skiing Walking School Classroom Teacher Student Library Schoolyard Gymnasium 図9−1 クラスター分析の例「日常生活の英単語を書くことができる」(p.117)
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図9−2 手順分析の例「平泳ぎで15m泳ぐことができる」(p.118)
1.立ち状態から,顔を水につけて両腕と両足が伸びた状態にする 2. 両腕を広げて胸の前にもっていきながら,顔を上げて息継ぎをする 3.両足の膝を曲げてかかとをお尻に引きつける 4.顔を水につけ,両腕をまっすぐ伸ばして,同時に両足を蹴って伸ばして,数秒維持する 5.目標の15m地点まで,2~4を繰り返す 6.目標の15m地点に到達したら立ち上がる 息継ぎの方法を理解している 適切な手の動きをイメージできる どこまで泳ぐべきかの目標地点を理解している 適切な足の動きをイメージできる 苦しくなったり,コースからはずれたら立ち止まってよいことを理解している コースからずれていないかを判断できる 膝を直角に曲げることを理解する 脚を少し開いてかかとをお尻に引き付けることを理解する 水を集めるように,円を描きながら肘を曲げることを理解する 息継ぎしやすい手の動きを理解する 図9−2 手順分析の例「平泳ぎで15m泳ぐことができる」(p.118)
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図9−3 階層分析の例「三角形の面積を求めることができる」(p.119)
平行四辺形の面積を求めることができる 図形に補助線を引いて、図形の要素を分解できる 長方形・正方形の面積を求めることができる 底辺と高さを導き出すことができる 単位(㎡等)を含めた図形の“面積”の意味がわかる 平行線・対角線・垂直の考え方がわかる (前提条件) 辺や直角などに囲まれたものを四角形として認識できる 図9−3 階層分析の例「三角形の面積を求めることができる」(p.119)
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図9−4 階層分析の例「統計資料や事例をもとに消費者問題の解決策を提案できる」(p.120)
消費生活の課題について,統計資料や事例をもとに,消費者の立場から自分なりに考えた解決策を提案ができる 自分が取り上げたい消費生活の課題を選択することができる 消費者を中心とした経済活動の流れを説明できる 消費者問題への対応事例や,安全に消費行動をするための消費者としての留意点を説明できる 身近な消費生活の問題を挙げることができる 消費生活に関する課題や消費者問題について,事例や統計資料を収集して,読み取ることができる 流通の仕組みや合理化の取り組みについて理解する 企業からの広告など,消費行動に影響を与える要因があることに気づく 消費者の権利と責任について説明できる 家計や自分の代表的な収入と支出を挙げることができる (前提条件) 買い物などの自分の消費行動を想像できる 消費者とは何かを簡単に説明できる 図9−4 階層分析の例「統計資料や事例をもとに消費者問題の解決策を提案できる」(p.120)
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ベン図を用いて,2つの対象の相違点と共 通点を挙げることができる.
2つの対象物の特徴を,ベン図の各構成要素に整理することができる. 比べる対象物の特徴を複数個,書き出すことができる ベン図の構成要素(円が重なる部分,片方だけの部分,円に入らない部分)のそれぞれの意味を説明できる. 円を2つ重なり合うように描いて,情報を整理する手法がベン図であることを説明できる. 図9−5 階層分析の例「ベン図を用いて2つの対象を比較できる」(p.121)
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エネルギー問題の解決策を提案しようとする
エアコンの設定温度を 適切に設定することができる 省エネ製品を 調べることができる 資源リサイクルのために 分別ルールにそって ごみを適切に分別できる 温室効果ガス削減のため 身近にできる取り組みを あげることができる 石炭や石油などのエネルギー利用が地球温暖化に影響していることを説明できる 地球温暖化問題とは何かを 説明することができる 図9−6 態度の課題分析の例「エネルギー問題の解決策を提案しようとする」(p.122)
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言語情報 運動技能 知的技能 認知的方略 態度 表9−4 学習目標の種類に応じた指導方略(括弧内は9教授自称と対応)(p.123)
・覚えるべきことはすべて提示し、頭の中に整理して位置づけるようにする(4)。 ・新しい情報だけでなく、既に知っていることとの共通点、あるいは相違点を示す(3・4)。 ○例:地理で前に習った地域と今度の地域の類似点や相違点を強調する。「地域の特徴をとらえる視点」を示す。 運動技能 ・体を使った練習を繰り返す。複雑な運動の場合、それを構成するステップに分解し、ステップごとに習得させる(6)。 ・自分がうまくできたときの様子をイメージさせて頭の中でリハーサルを行う訓練(イメージトレーニング)をする(5)。 ○例:体育で跳び箱を跳べるようにするために助走、踏切、手のつき方に分けて練習させる。 知的技能 ・説明に使った例は練習には使わず、練習に使った例はテストには含めない(6・8)。 ・単純で基本的な事例から複雑で例外的な事例へ進ませる(5)。 ・練習でつまずいた時は、誤りの種類に応じて一段下の課題に戻ってやり方を確認してから再度挑戦させる(6・7)。 ○例:算数の計算方法を学び、練習問題で確かめる。 認知的方略 ・学習のコツを新しい場面に使う経験を積み重ねる(6・9)。 ・どのように学んだのか、学びの方法を振り返り、何が効果的で何が失敗だったのかを点検させる(7・9)。 ○例:総合的な学習で調べ方を自分で考えさせ、振り返りをする。 態度 ・ モデルとなる人間の姿と選択行動を示し、観察学習による代理体験のメカニズムを活用する(4)。 ・態度を行動化する知識や技能を教える(4・5)。 ○例:道徳で教材文や番組の主人公の言葉や行動の背後にある気持ちを考えさせる。
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