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情報科教育法A  第10回  知的財産権  非常勤講師  菅宮恵子 .

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1 情報科教育法A  第10回  知的財産権  非常勤講師  菅宮恵子 

2 本日の予定 1 前回の復習  2 知的財産権とは 3 産業財産権   4 著作権   5 個人情報  6 本日の課題 

3 本日の予定 1 前回の復習  2 知的財産権とは 3 産業財産権   4 著作権   5 個人情報   6 本日の課題  

4 指導要領の3点 知的財産の保護 情報安全=情報セキュリティ 情報モラル (著作権) これらは非常に密接に関係する
モラルを犯せば、セキュリティも危うい モラルとセキュリテイを同じ範疇として説明している教科書も多い

5 教科書での扱い1 第一学習社 社会と情報 もくじより抜粋

6 教科書での扱い2 日本文教出版 社会と情報 もくじより抜粋

7 ガイドラインとの違い 大学など狭い範囲の独自ルール モラル+マナー ユーザの利便性・運用面のため 例)東京女子大学なら
  例)東京女子大学なら アカウント、パスワード PC室の利用規定 (使用時間、飲食禁止など)

8 モラル&ガイドライン 安全性に対する考え方 技術的トラブル回避 両者に共通するのは 受け取った人が理解できること 送信も簡単にできること
メールサイズ・添付ファイル形式 円滑なコミュニケーション

9 携帯電話やスマホのマナー 電源OFFかマナーモード 乗り物・映画館など 危険、迷惑 歩きスマホ 迷惑、肖像権 カメラ撮影

10 ソーシャルメディアネットワーク 個人情報開示 メッセージの頻度と時間 レス、RT、いいね など適切か? 友達申請、CO 肖像権 特に子ども
肖像権 特に子ども 総務省 情報通信白書  2019/06/10 p

11 コミュニケーションアプリ 全ての人が同じアプリとは限らない グループ機能 写真アプリ=個人情報 消すことができないものも

12 依存性 生活に影響を及ぼすなら依存 リアルな生活とネット上の生活 文字で傷つくことも

13 もはや後戻りできない スマホは必須 ネットはインフラ化 利用する側にも責任 知識が大切

14 光と影 光=良い 影=悪い 時間と地域を超える リアル以外でのコミュニケーション ビジネスチャンス 情報入手の簡略化 などなど 誤情報の拡大
情報入手の簡略化 などなど 影=悪い 誤情報の拡大 産業の空洞化 知的所有権の侵害などの新しい犯罪の方向 現実と仮想の錯綜 取り消せない情報 デジタルデバイド などなど

15 偽情報 大阪北部地震(2018年)偽ツイート 熊本地震(2016年) 偽ツイート 東日本大震災直後 チェーンメール 災害時に多い
脱線、ドーム屋根破損 熊本地震(2016年) 偽ツイート  ライオン逃げた→逮捕者 東日本大震災直後 チェーンメール 有害物質が雨とともに降る 災害時に多い (総務省 国民のための情報セキュリティサイト

16 偽情報がなぜ良くないかを説明 避難の妨げになる可能性 震災被害を拡大 特定の人々を攻撃する行為 サーバのパワーを奪う 愉快犯に同調 産経新聞
特定の人々を攻撃する行為  サーバのパワーを奪う 愉快犯に同調 産経新聞

17 対策 情報の真偽を確認する 公式Webページ 公式ツイッター 拡散しない ツイートしない メールやSNSに流さない

18 総務省の青少年インターネットリテラシー調査
テスト・アンケートで実態調査 高校生等の96.2%はスマホ持ち 平日平均2~3時間利用 リスク度 総務省「平成29年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」より /06/08

19 影の部分を知識として教育 知る事で防げる事も 資料を活用 例)インターネットトラブル集
総務省 

20 情報の共有と管理 クラウドの管理 スマホの管理 大事な情報を預けて大丈夫? メリット:運用・保守の軽減、資源利用、災害からデータを守る
デメリット:情報漏えい、紛失 情報セキュリティセンター(IPA)  クラウドの管理 便利であるからこそ紛失が怖い 不正に使用される危険性 個人情報の宝庫であることを認識 バックアップは適切に スマホの管理

21 情報セキュリテイとは 情報資産全般の機密性、完全性、可用性を確保する 機密性 認可されていない対象にデータを使用不可・非公開 完全性
 資産の正確さ及び完全さを保護 可用性 認可された対象が要求したときに、アクセス及び使用が可能 経済産業省   2019/06/08

22 インターネットの公的コミュニケーション性
情報セキュリティの必要性 インターネットの  ビジネスインフラ性 ネット会議、メール、ファイルサーバ クラウド:ユーザに構成が見えない オンライン    ショッピング IoT、AI、  テレワーク、B2B インターネットの公的コミュニケーション性 公的機関の    Webページ メールの     社会的地位向上 SNSのツール化

23 情報セキュリティ侵害の実例 人が必ず関与する
例)国税庁委託先の無断再委託で、マイナンバー含む70万件流出    内部人材の犯行 例)大阪大学の不正アクセスで7万人の個人情報流出  甘いセキュリティに対するハッキング ランサムウェア、オンライン銀行詐欺、年金機構個人情報流出 ウィルス、スパイウェア ファイル交換ソフト アクセス集中によるサーバダウン、サイバーテロ DOS攻撃

24 セキュリティ被害者も莫大な損失 クレジットカード番号の盗難 マイナンバーなどの個人情報の盗難 賠償責任 信頼を損なう
セキュリティ被害者も莫大な損失  クレジットカード番号の盗難 マイナンバーなどの個人情報の盗難 賠償責任 信頼を損なう 甘いセキュリティ管理による裁判 元には戻らない 株価暴落、契約激減 個人情報流出

25 2019年度版情報セキュリティ10大脅威 情報処理推進機構(IPA)発表資料   2019/06/08

26 マルウェア 主にメール添付ファイルにより感染 ウィルス同様に感染 ウィルス メール、USB、危険サイトなどで感染 ワーム スパイウェア
データ暗号化で金銭要求(ランサムウェア) ビットコインを盗む目的(ビットコインマイニングウィルス)  個人情報窃盗   データ情報多数送信  スマホのウィルス 主にメール添付ファイルにより感染 ワーム 個人情報窃盗 ウィルス同様に感染 スパイウェア データ破壊 データ情報多数送信 ノートン 

27 マルウェア対策 スマホのアプリは公式ストアから ウィルス対策ソフト(ワクチンソフト)を使 用 OSは常に最新版を使う
ウィルス定義情報を最新の状態に OSは常に最新版を使う 知らない人からのメールは削除 添付ファイルは要注意 ブラウザは最新版を バックアップを定期的に ID,PWは面倒でも複雑なものを 情報処理推進機構の7か条  2019/06/08

28 盗難、盗聴 重要な情報の送信は慎重に サイトの暗号化(128ビット)を確認 PWはまめに変える クレジットカードの番号は暗号化サイトかを確認
暗号化記述SSL・TLS   シマンテック  / 2019/06/08 PWはまめに変える ヤフー!ジャパンの事例 他のサイトで使用を試み、クレジットカードを盗む

29 SSLやTLSとは セキュリティを高める暗号化プロトコル
SSL:Secure Socket Layer、TLS:Transport Layser Socurityの略 これらの証明書を発行する会社がある ブラウザの鍵マーク(ダブル)クリック 詳細をWebとともに確認    例)三菱UFJ銀行 シマンテック(元日本ベリサイン社)のページ / 2019/06/08  2019/06/08

30 情報漏洩(オフライン) ソーシャルエンジニアリング ファイルの管理を徹底 学校ではUSBメモリを使わない 使用者の限定 管理方式を厳格化
肩越しにPWなどを盗み見る 電話で聞き出す ごみ箱をあさる ファイルの管理を徹底 学校ではUSBメモリを使わない 使用者の限定 管理方式を厳格化 外部委託者に注意 漏洩による金銭損失は莫大なので管理費をか ける 総務省 

31 詐欺 メールで大切な情報は送らない ブラウザでサイトの安全性の確認 信頼できる場所でオークション うますぎる話には用心

32 Wi-Fiの危険性 IDとPWの盗難 データの盗難 PWのかかっていないもの データ盗難目的のものも有る なるべく使わない 野良Wi-Fi

33 ZDNet JAPAN https://japan.zdnet.com/article/35125985/ 2019/06/08
今後、問題になりそう 東京オリンピックの偽サイト、偽メール 朝日新聞デジタル ZDNet JAPAN Impress /06/08

34 情報モラルの実習 教育実習などで使えるサイト 資料のあるサイト
     情報処理推進機構       文部科学省        資料のあるサイト 総務省  警視庁 サイバー犯罪関連動画  ITサポート佐賀 

35 法律と知識1 サイバーセキュリティ基本法 電子通信基本法 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律 改正個人情報保護法
有害情報 Vs.表現の自由が問題となる 有効な法律 総務省国民のための情報セキュリティサイトより一部抜粋 サイバーセキュリティ基本法 電子通信基本法 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律 改正個人情報保護法 不正アクセス行為の禁止等に関する法律 児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律  (児童=18歳未満) 出会い系サイト規制法 (インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律) わいせつ物陳列罪(刑法第175条) 通信傍受法(犯罪捜査のための通信傍受に関する法律) 名誉毀損 電子計算機損壊等業務妨害罪(刑法234条の2) 詐欺

36 法律と知識2 法律だけでなく知識でも身を守る努力を 法律は日本国内のみ効力 サイバー犯罪条約( 2016年63カ国加盟)
わいせつ動画サイトが海外にある問題 サイバー犯罪条約( 2016年63カ国加盟) 違法でなくても反倫理的なら社会的制裁 警視庁サイバー犯罪対策      

37 教科書での実例1 第一学習社 社会と情報より

38 教科書での実例

39 副教材 実教出版 2019事例で解る情報モラル   2019/06/08

40 本日の課題 情報処理推進機構(IPA) 情報セキュリティ10大脅威 2019 を読んで、感じた事、考えた事、教材への利用などに
    情報セキュリティ10大脅威 2019  を読んで、感じた事、考えた事、教材への利用などに  ついて、メール本文に記述しなさい。 目的は、最新情報を読み、知識を蓄え、伝える力をつける事。  そのため量、書き方は問わない。 締切:6月18日(火)18:00

41 本日の予定 1 前回の復習  2 知的財産権とは 3 産業財産権   4 著作権   5 個人情報  6 本日の課題  

42 知的財産権とは 定義 知的な創作活動によって 何かを創り出した人に対して、 「他人に無断で利用されない」といった 権利を付与する制度。
 何かを創り出した人に対して、  「他人に無断で利用されない」といった  権利を付与する制度。  「知的所有権」「無体財産権」ともいう 文化庁  目的 知的創作物の保護と文化の発展に寄与 知的財産基本法     

43 知的財産権の種類 文化庁 

44 知的財産権と法律 経済産業省  (2019/06/15)

45 本日の予定 1 前回の復習(情報モラル)   2 知的財産権とは   3 産業財産権 4 著作権   5 個人情報  6 本日の課題  

46 産業財産権 産業財産権 主に工業製品などに 対する権利 特許権 実用新案権 意匠権 商標権 権利発生時期: 特許庁の出願・登録必要

47 産業財産権の例 特許庁  (2019/06/15)

48 産業財産権と法律 (産業財産権四法) 産業財産権 特許権 特許法 実用新案権 実用新案法 意匠権 意匠法 商標権 商標表

49 産業財産権の種類と保護期間 権利 登録の必要性 保護の対象 保護期間 保護期間の更新の可否 特許権 必要 特許庁 自然法則を利用した発明
出願から 最長20年 更新できない 実用新案権 物品の形状や構造に関する考案 最長10年 意匠権 商品のデザイン 登録から 商標権 商品のサービスやマーク 10年 更新できる

50 本日の予定 1 前回の復習(情報モラル)   2 知的財産権とは   3 産業財産権   4 著作権 5 個人情報 6 本日の課題  

51 著作権とは 歴史的な背景で、いろいろな意味で使用 「著作権」という用語は 三か所に出てくる 混同しないように
文化庁 著作権テキスト 平成30年度版 (2019/6/15)

52 著作者の権利(著作権) 著作者 著作物を創作した者 著作物 小説、講演、音楽、美術、映画、 コンピュータ・プログラム、 データベースなど
著作者 著作物を創作した者 著作物 小説、講演、音楽、美術、映画、        コンピュータ・プログラム、        データベースなど 著作者の権利の発生 著作物創作時 登録等 自動的に発生するので登録不要        (無方式主義)        事実関係確認目的の登録は許可   文化庁著作権テキスト 平成30年度版

53 著作物の種類(著作権法第10条) 言語の著作物 論文、小説、脚本、詩歌、俳句、講演など 音楽の著作物 楽曲及び楽曲を伴う歌詞
舞踊、無言劇の著作物 日本舞踊、バレエ、ダンスなどの舞踊やパントマイムの振り付け 美術の著作物 絵画、版画、彫刻、漫画、書、舞台装置など(美術工芸品も含む) 建築の著作物 芸術的な建造物(設計図は図形の著作物) 地図、図形の著作物 地図と学術的な図面、図表、模型など 映画の著作物 劇場用映画、テレビ映画、ビデオソフト、ゲームソフトなど 写真の著作物 写真、グラビアなど プログラムの著作物 コンピュータ・プログラム 著作権情報センター 

54 これも著作物 二次的著作物 前ページの著作物(原著作物)を翻訳、編曲、変形、翻案(映画化など)し作成したもの 編集著作物
百科事典、辞書、新聞、雑誌、詩集など データベースの著作物 編集著作物のうち、コンピュータで検索できるもの 著作権情報センター 

55 著作権法の著作物の条件 (1)「思想又は感情」を表現したものであること → (2)思想又は感情を「表現したもの」であること →
 (1)「思想又は感情」を表現したものであること → 単なるデータではない (2)思想又は感情を「表現したもの」であること → アイデア等ではない (3)思想又は感情を「創作的」に表現したもの → 他人の作品の単なる模倣ではない (4)「文芸,学術,美術又は音楽の範囲」に属するものであること → 工業製品等が除かれる  参考)産業財産権 文化庁   (2019/06/15)

56 著作物の条件2 著作物として保護を受ける条件(第6条)の要約 日本国民あるいは法令での法人など 発行地が日本(外国発行は30日以内)
条約で日本が責任を負う

57 著作権の条約と法律 国際条約 日本国内:著作権法 ベルヌ条約 万国著作権条約 著作権に関する世界知的所有権機関条約
実演家、レコード製作者及び放送機関の保護に関する国際条約 その他          (社団法人著作権情報センター  日本国内:著作権法

58 著作者の権利 著作権(広義)の 一部 文化庁 

59 著作権(広義)とは(再掲) 著作権 著作者の権利(著作権) 実演家等の権利 著作者人格権 著作権(財産権) 実演家人格権
公表権 氏名表示権 同一性保持権 著作権(財産権) 複製権 上演権、演奏権 上映権 公衆送信権 などなど 実演家等の権利 実演家人格権 著作隣接権(財産権) 許諾権 報酬請求権

60 著作者人格権 著作者が精神的に傷つけられないように 公表権 氏名表示権 同一性保持権 保護期間は著作者の生存中
未発表の著作物を公表する 氏名表示権 本名やペンネームなどの表示義務付 同一性保持権 著作物を勝手に改変できない 保護期間は著作者の生存中 死後も著作者人格権を犯す行為は禁止  文化庁  (2019/06/15)

61 著作権(財産権)1 許諾・禁止できる権利 複製権 上演、上映、演奏、公衆送信、口述、展示の各権利 譲渡、貸与、頒布の各権利など
二次的著作物の創作、利用の権利 文化庁          (2019/06/15)

62 著作権(財産権)2 日本での保護期間(TPP11協定) 平成30年12月30日発効 原則創作時より著作者の死後70年
  (亡くなった次の年の1月1日起算) 無名・変名(周知の変名は除く)の著作物は公表後70年 団体名義の著作物は公表後70年(未公表の場合は創作後70年) 映画の著作物は公表後70年(未公表の場合は創作後70年) 保護期間の戦時加算も 文化庁  l (2019/06/15)

63 保護期間の実例 手塚治虫氏の作品の保護期間は? 死亡日は1989年2月9日 死亡年の次の年の1月1日起算死後70年
死亡年の次の年の1月1日起算死後70年  つまり1990年1月1日から70年 保護期間は、2059年12月31日まで

64 著作権(財産権)3 保護期間(外国) 文部科学省      

65 著作物の自由使用 著作権法に定められた条件で自由使用(抜粋) 家庭内で仕事以外の目的での複製や変形など(私的使用) 図書館などでの複製
家庭内で仕事以外の目的での複製や変形など(私的使用)  図書館などでの複製 引用(詳細は後掲載) 学校教育に用いられるもの(教材、試験問題、図書館など)  国や地方自治体などの告示、訓令、通達など 裁判所などの判決、決定、命令など 上記の編集物、翻訳物 福祉に用いられるもの(点訳、録音図書など) 文化庁 

66 著作者の権利を不当に害さないこと (ワークブックなどは買わせること)
学校での著作物自由使用 授業の過程で先生あるいは児童・生徒が使用 用語、用字などの改変(児童用、当用漢字など) 同一性保持権の例外 複製 教員や学習者が授業の目的で必要な限度内で  公衆送信 主会場から副会場へ 試験問題 著作者の権利を不当に害さないこと  (ワークブックなどは買わせること) 文化庁   (2019/06/15)

67 引用 禁盗用! 第32条第1項 条件 公表されている著作物 「公正な慣行」に合致 研究などの正当な目的範囲 主従関係が明白 引用部分が明白
必然性があること 「出所の明示」 禁盗用!

68 引用の「出所」 本 Webサイト 論文 のぞましい表示内容 (引用部を他人が参照できること)
著作物の題号や著作者名が明らかにわかるような表示が必要 (文化庁  /06/15) のぞましい表示内容 (引用部を他人が参照できること) 名称 出版社 出版年 改定版数 著者 ページ Webサイト URL 参照日付 論文 論文名 著者名 雑誌名 出版社名

69 著作権(広義)とは(再掲) 文化庁   (2019/06/15)

70 実演家人格権 氏名表示権 同一性保持権 実演家名を表示するかしないか するなら本名かどうか 権利を害しない場合は表示しないことも
名誉声望を害するような改変をされない 侵害時には立証する必要 文化庁   (2019/06/15)

71 著作隣接権(財産権)1 創作物を伝達したものの権利 歌手・演奏家 などの実演者 レコードやCD製作会社 放送事業者
歌手・演奏家 などの実演者 レコードやCD製作会社 放送事業者 TV局、有線放送、ラジオ局など 著作権情報センター         

72 著作隣接権(財産権)2 許諾権 報酬請求権 無断で利用されない 譲渡権 使用料などの条件付け 利用した際に使用料を徴収する
原版からレコード(CD)に許可なく複製できない 販売したCDは購入者が中古として譲渡可 使用料などの条件付け レンタルは1年許諾権、49年報酬請求権 報酬請求権 利用した際に使用料を徴収する レコードなどに録音された実演のみ 文化庁    (2019/06/15)

73 知っておきたいこと1 コンピュータプログラムの複製
バックアップ目的 プログラムの修正、改良目的 以下の場合は複製が認められる プログラムの所有者が行う 必要な限度内 海賊版と知って入手したものでない 文部科学省 一部抜粋

74 知っておきたいこと2 侵害されたとき 刑事 民事 基本的に親告罪 = 告訴
基本的に親告罪 = 告訴 著作権、出版権、著作隣接権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金(併科も可) 著作者人格権侵害などは、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金 法人などが著作権等(著作者人格権を除く)を侵害した場合、3億円以下の罰金 民事 損害賠償請求 差止請求 不当利益返還請求 名誉声望を回復するための措置請求 著作権情報センター 

75 著作権法の改正 違法ダウンロードの罰則化(平成24年施行) 電子書籍の出版権(平成27年施行)
著作物の一部公開、授業用教材の予習復習用使用、障害者対策など(平成31年施工)   変化が激しいので注意が必要 文化庁   (2019/6/16)

76 教科書での扱い 日本文教出版 社会と情報より

77 教科書での扱い2 会社により掲載ページ量に差 文教出版社 社会と情報は8ページ
文教出版社 社会と情報は8ページ 第一学習者 社会と情報は2ページ+著作権クイズを作る 2ページ 副教材も充実 著作権情報センターの無料教材も 

78 実習 知的財産権クイズ

79 本日の予定 1 前回の復習(情報モラル)   2 知的財産権とは   3 産業財産権   4 著作権  5 個人情報 6 本日の課題  

80 個人情報 1つあるいは複数組み合わせて、特定の個人を識別できる情報 住所 氏名 性別 電話番号 メールアドレス 生年月日 マイナンバー

81 個人情報不正使用の弊害 不正使用の弊害 迷惑メール ダイレクトメール なりすまし 改ざん 戸籍・住民票など 金銭的被害 名誉棄損

82 個人情報流出経路 若年層への教育の必要性 スマホアプリ ウィルス SNS USBメモリ 懸賞サイト 占いサイト サイト攻撃
クラウドのPW流出 若年層への教育の必要性

83 法律 個人情報保護法 学校は個人情報が多いので、取扱いには法律以上に厳重に 個人の権利・利益の保護と個人情報の有用性のバランスを図るための法
利用目的の明確化 本人の同意必要 安全管理措置・監督必要 第三者制限 開示、訂正、利用停止の求め 個人情報保護委員会  (2019/06/16) 学校は個人情報が多いので、取扱いには法律以上に厳重に

84 肖像権 許可無しに顔写真などを肖像を撮影されたり、利用されたりしないように主張できる 肖像権特定の法律は無い 裁判所の判断にゆだねられる
判例が法令と同じ効力を持つ 人格権や財産権(パブリシティ権)による民法の一般原則が適用 有名人には写真や氏名にパブリシティ権 実教出版 最新 社会と情報教科書 p119 文化庁  (2018//06/16)

85 最近の事件 Yahooニュース 

86 本日の予定 1 前回の復習(情報モラル)   2 知的財産権とは   3 産業財産権   4 著作権  5 個人情報   6 本日の課題

87 本日の課題 パワーポイントを使って、知的財産権クイズを作成しなさい。 問題数は10問。 YesかNo方式で答える。
解答もスライドに明記する。 信頼できるサイトを参照し、そのサイトの名称  とURL、参照日付を明記する。 締め切り6月25日(火曜日)18時。


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