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健診採血後の止血バンド 使用の有効性について

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Presentation on theme: "健診採血後の止血バンド 使用の有効性について"— Presentation transcript:

1 健診採血後の止血バンド 使用の有効性について
健診採血後の止血バンド     使用の有効性について 医療法人社団新虎の門会            新浦安虎の門クリニック ○田村 美香子      大前 利道  堀内 純     村山 利恵子     大前 由美  沼本 美由紀  佐藤 由起子                           高山 弘美   健診採血後の止血バンド使用の有効性について

2 導入前の現状 人間ドックの採血は、朝8時~9時半に集中し、20~40名を2ヶ所、呼び込み式で対応。
検査の順番が個人で異なるため、止血しながら検査をしていたり、本を読むために止血を不十分のまま中止したりする。 その結果、皮下出血や紫斑になったりする。 人間ドックの採血は、朝8時~9時半に集中し、20~40名を2ヶ所で、呼び込み式で対応しています。 検査の順番が個人で異なるため、止血しながら検査をしていたり、本を読むために止血を不十分のまま中止したりしていました。 その結果、皮下出血や紫斑になったり、クレームとなる時もありました。

3 目的 採血後の刺入部からの出血、血腫形成を防ぐこと。陳腐化したアイテムだが、改めて止血バンドを使用しその効果を検討することにした。
腫形成を防ぐことを目的とし、止血バンド を使用しその効果を検討することにしました。

4 対象 採血項目のある ドック健診受検者 10531名 (平均年齢 47.6歳) (7歳~94歳) 平成19年8月1日 ~平成20年7月31日
         ~平成20年7月31日 採血項目のある         ドック健診受検者     10531名        (平均年齢 47.6歳)             (7歳~94歳)    対象は、平成19年8月1日から平成20年7月31日までの 採血項目のあるドック健診受検者 10531名 で、平均年齢は、47.6歳でした。

5 方法 市販されている㈱フロンティア社 の止血バンドを購入して使用。 年齢に関係なく、すべての受検者に 止血バンドを使用。約3~5分後に
本人に除去してもらい、担当者によ る止血の確認は特に行っていない。 その止血効果を検証する。 当時の方法として、市販されている株式会社フロンティア社 の止血バンドを購入して使用しました。 年齢に関係なく、すべての受検者に 止血バンドを使用し、約3~5分後に 本人に除去してもらい、担当者によ る止血の確認は特に行っていません。 その止血効果を検証しました。

6 止血バンド使用例 こちらは、止血バンドをしている状態の写真になります。

7 洗濯と滅菌 使用後の止血バンドは、クリーニングに出され、その後、クリニックでガス滅菌(1回22時間)にかけている。
洗濯と滅菌についてですが、使用後の止血バンドは、 クリーニングに出し、その後、クリニックでガス滅菌 にかけています。ガス滅菌は、1回で22時間かかります。 また、作業管理者も必要です。

8 ガス滅菌器 Eogelk SA-N160 エキテック95 1ボンベ 15g 成分 酸化エチレン 95vol% CO2 適量
エキテック95        1ボンベ 15g 成分 酸化エチレン   95vol% CO2 適量 ガス滅菌器は、エルク製のEogelk SA-N160、 使用ガスは、エキテック95、酸化エチレン、 95vol% CO2適量で1ボンベ15gを 使用しています。

9 費用について 止血バンド 1本770円 クリーニング 1本10円 月 約8千円 ガス、ボンベ 18回分 約6万円 月 約13万円
月 約8千円 ガス、ボンベ 18回分 約6万円 月 約13万円 費用についてですが、止血バンドは、1本770円 で、クリーニング代は、1本10円ですのでひと月約8千円です。 ガス滅菌器は、ガス、クリーンボンベ、18回分で5万9千円で ひと月約13万円です。その他、滅菌用バッグや電気代があります。 その他  電気代、滅菌用バッグ 

10 成績 止血バンド使用前の正確な後出血の数字は把握できないが、これまでのクレームから考えると、多い日では1日採血人数50名のうち1名位に程度の差はあれ血腫が認められた日もあった。それが、対象の1年間で後出血記録されているのは、2名のみという成績になった。 止血バンド使用前の正確な後出血の数字は把握できませんが、 これまでのクレームから考えると、多い日では 1日採血人数50名のうち1名位に程度の差はあれ血腫が 認められた日もありました。それが、対象の1年間で 後出血記録されているのは、2名のみという成績でした。

11 バンド使用後の血腫 いずれも70代後半の男性で、一人は、ワーファリン服用者でバンドをはずした後、帰宅してから再出血をした方と、一人は、バンドの止血位置がずれて再出血をした方でした。 その2名は、いずれも70代後半の男性で、一人は、 ワーファリン服用者でバンドをはずした後、帰宅してから 再出血をした方と、一人は、 バンドの止血位置がずれて再出血をした方でした。

12 抗凝固剤服用者 期間 採血人数 服用者 割合 5120名 不明 5411名 55名 07年8月1日 ~08年1月31日 08年2月1日
~08年7月31日 5411名 55名 1、01% 10531名 ※105.31名 ※参考値です。 2007年8月1日から2008年1月31日までの ドック健診における採血人数5120名のうちの抗凝固剤服用 者は、システムの入れ替えの為、正確な値を出すことができませんでした。 2008年2月1日から2008年7月31日までは、 5411名中55名に服用している方がおりましたので 割合は、1.01%で100人に1人はいるということが 考えられることがわかりました。

13 結語 止血バンドは、採血したケース10,531名中、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症などに抗凝固剤服用者があったにも関わらず、後出血を0.02%におさえるという結果になり、受検者の満足度を高める効果があった。 止血バンドは、採血したケース10,531名中、 脳梗塞、心筋梗塞、狭心症などに抗凝固剤服用者が あったにも関わらず、後出血を0.02%におさえる という結果になり、受検者の満足度を高める効果がありました。

14 要改善点 ①バンドをはずすタイミングがばらばら ②バンドの紛失 ③バンドの数の確認や滅菌などの作業が煩雑 要改善点としては、
があげられます。

15 現在 今は、止血バンドを本人ではなく、スタッフがはずして止血の確認をするとともに、持ち帰りの防止にもなって、受診者の不安をさらに軽減できるようになったと考えている。 今は、止血バンドを本人ではなく、 スタッフがはずして止血の確認をするとともに、 持ち帰りの防止にもなって、受診者の不安を さらに軽減できるようになったと考えています。


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