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東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 亀田 弘之
山場だよ! 言語プロセッサ ー第6回目ー 構文解析(続き) 東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 亀田 弘之
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今日の内容 構文解析 LL(1)文法(復習) First集合(復習) Follow集合(復習) 構文解析表による構文解析法
予測的構文解析のモデル 構文解析表の作り方 動作 など 今日でマスターしてしまおう! 今日は気合が必要だよ 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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LL(1)文法 LL(1)文法のイメージ: A → α|β
最終確認事項 LL(1)文法のイメージ: A → α|β という規則で、αかβのどちらの書き換えを選ぶかを決めるとき、入力の先頭記号1個を見ることにより、バックトラックが起きないような選択が可能な文法。 つまり、適応するべき文法規則を、1文字先読みすれば決定できるということ。 高速処理には大切な性質です。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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(参考)迷路の例 一歩先を見れば,後戻りしないで済むといいのだが,… 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
(出典) (出典) 一歩先を見れば,後戻りしないで済むといいのだが,… 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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形式文法(復習) 文法 G=( N, V, S, P ), ただし、 N: 非終端記号の集合(構文構造記述用語集)
確認事項(常識) 文法 G=( N, V, S, P ), ただし、 N: 非終端記号の集合(構文構造記述用語集) V: 終端記号の集合(語彙) S: 開始記号 P: 書換え規則の集合 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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LL(1)文法の条件 文法における制限 構文解析方法
再確認事項 文法における制限 左再帰性の除去 (左再帰の書き換え規則を変形により削除する。 無限ループの回避を目的としている。) 括りだし(factoring) (バックトラックの回避を目的としている。) 構文解析方法 Top down 再帰呼び出し 1文字先読み 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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1文字先読み十分性の条件は? First集合とFollow集合を用いて作成される 構文解析表において,表内のどのセルにも動作が多重に定義されていないこと. (詳細は後述します。) 確認事項 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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(参考情報) LL(1)の位置づけ 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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First集合 【意味】 文字列αから導出される文字列の先頭(最左端)に現れる終端記号の集合。 【定義】
最終確認事項 【定義】 First(α) = { a | a ∈ Vt , α=*=>a… } ただし、α =*=> ε ならば、ε ∈ First(α) 【意味】 文字列αから導出される文字列の先頭(最左端)に現れる終端記号の集合。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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例 構文規則 Firstを求める様子 S → if ( E ) S else S | while ( E ) S | { S }
S → if ( ... より、 if ∈ First(S) S → while ( E ... より、 while ∈ First(S) S → { S } より、 { ∈ First(S) 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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First集合 【First集合を求めるアルゴリズム】 以下を、どのFirst集合にも新たに追加するものがなくなるまで繰り返す。
最終確認事項 【First集合を求めるアルゴリズム】 以下を、どのFirst集合にも新たに追加するものがなくなるまで繰り返す。 First(ε)={ε} First(aα)={a} if a∈ Vt ( Vtは終端記号の集合) if( First(Y) /∋ ε) Yは空文字列にならない。 First(Yα)= First(Y) else First(Yα)= (First(Y) ー {ε})∪ First(α) 4. if(X→α) First(X)= First(X) ∪First(α) 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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練習問題 First(abcd) First(bα) 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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練習問題 ① S → S S + | S S * | a ② S → 0 S 1 | 0 1 First集合(First(S))を求めよ。
言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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Follow集合 【意味】 Xの直後に現れる終端記号の集合 【定義】
最終確認事項 【定義】 Follow(X) = { a | a ∈ Vt , S =*=> …Xa… } 【意味】 Xの直後に現れる終端記号の集合 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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Follow集合 【Follow集合を求めるアルゴリズム】 以下を、どのFollow集合にも新たに追加するものがなくなるまで繰り返す。
最終確認事項 【Follow集合を求めるアルゴリズム】 以下を、どのFollow集合にも新たに追加するものがなくなるまで繰り返す。 Follow(S) に $ を加える。 規則 A → αBβ (B∈N) に対して、 (ア)First(β)をFollow(B)に加える。 ただし、ε ∈ First(β) のときはεは加えない。 (イ)ε ∈ First(β) または β = ε ならば、 Follow(A) を Follow(B) に加える。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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First集合とFollow集合 【定義】 1. First(α)={a | a ∈ Vt, α =*=> a… }
再確認事項 【定義】 1. First(α)={a | a ∈ Vt, α =*=> a… } ただし、 α =*=> ε ならば、 ε ∈ First(α) 2. Follow(X)={a | a ∈ Vt, S =*=> …Xa… } 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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First集合とFollow集合を求めてみよう!
演習(Let’s challenge!) First集合とFollow集合を求めてみよう! ここが 正念場! 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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確認問題 文法G1について答えよ。 G1: S → aBd B → bC C → c|ε 終端記号はどれか? 非終端記号はどれか?
開始記号はどれか? First集合を求めよ。 Follow集合を求めよ。 構文解析表を求めよ。 G1はLL(1)か? G1: S → aBd B → bC C → c|ε 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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本番演習(Let’s challenge!)
次の文法を考える。FirstとFollowを求めよ. E → E + T | T T → T * F | F F → ( E ) | id First集合とFollow集合を求めてみよう! ここが 正念場! 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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まず、何をしますか? 左再帰性がないかどうかを確認する。 ・どうやって確認する? 左再帰性があれば、それを除去する。 ・どうやって除去する?
左再帰性がないかどうかを確認する。 ・どうやって確認する? 左再帰性があれば、それを除去する。 ・どうやって除去する? 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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First集合とFollow集合 【例】 文法G=(V,N,E,P) P={ E→TE’, E’ →+TE’ | ε T→FT’
確認演習 First集合とFollow集合 【例】 文法G=(V,N,E,P) P={ E→TE’, E’ →+TE’ | ε T→FT’ T’ →*FT’ | ε F→(E) | id } 教科書p.86より 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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First(E) = First(T) = First(F) = { (, id } First(E’) = { +, ε}
確認事項 First(E) = First(T) = First(F) = { (, id } First(E’) = { +, ε} First(T’) = { *, ε} Follow(E) = Follow(E’) = { ), $} Follow(T) = Follow(T’) = { +, ), $} Follow(F) = { +, *, ), $} 皆さんこうなりましか? 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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これをもとに 構文解析へと進みましょう 話題 構文解析表 予測的構文解析法 実際のトレース など
実際のトレース など 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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構文解析表による構文解析法 予測的構文解析のモデル 構文解析表の作り方 構文解析のアルゴリズム
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予測的構文解析のモデル a + b $ X Y Z $ 入力 プログラム 出力 構文解析表 スタック
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構文解析表の作り方 入力: 文法G 出力: 構文解析表M 手順: (次のページ参照) 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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構文解析表作成手順 文法の各規則A→αに対して、ステップ2と3を行う。
各終端記号a∈First(α)に対して、M[A, a]にA→αを記入する。 ε∈First(α)ならば、各終端記号b∈Follow(A)に対して、M[A, b]にA→αを記入する。 ε∈First(α)かつ$∈Follow(A)ならば、 M[A, $]にA→αを記入する。 Mの未記入欄にerrorを記入する。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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構文解析表作成手順(その2) 文法の各規則A→αに対して、ステップ2と3を行う。
各終端記号a∈First(α)に対して、M[A, a]にA→αを記入する。 ε∈First(α)ならば、各終端記号b∈Follow(A)に対して、M[A, b]にA→αを記入する。 ε∈First(α)かつ$∈Follow(A)ならば、 M[A, $]にA→αを記入する。 Mの未記入欄にerrorを記入する。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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構文解析のアルゴリズム X = a = $ ならば、 ”構文解析成功” を出力し 停止。
X = a =!= $ ならば、 スタックからXをpopし、 入力ポインタを1つ進める。 a∈ Vt ならば、M[X, a] を調べる。 M[X,a] = { X → ABC } ならば、C,B,Aの順にスタックにpushし、 X→ABCを実行する。 M[X,a]=error ならば、停止。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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First & Follow (もう一度自力でやってみよう) ここが 正念場! 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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First(E) = First(T) = First(F) = { (, id } First(E’) = { +, ε}
再掲 First(E) = First(T) = First(F) = { (, id } First(E’) = { +, ε} First(T’) = { *, ε} Follow(E) = Follow(E’) = { ), $} Follow(T) = Follow(T’) = { +, ), $} Follow(F) = { +, *, ), $} こうでしたよね! 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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構文解析表を作成する (各自で作成できるようになろう!) 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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構文解析表 id + * ( ) $ E E’ T T’ F 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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構文解析表の作り方 再掲 入力: 文法G 出力: 構文解析表M 手順: (次のページ参照) 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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構文解析表作成手順 文法の各規則A→αに対して、 ステップ2と3を行う。
再掲 文法の各規則A→αに対して、 ステップ2と3を行う。 各終端記号a∈First(α)に対し て、M[A, a]にA→αを記入する。 ε∈First(α)ならば、各終端記号b∈Follow(A)に対して、M[A, b]にA→αを記入する。 ε∈First(α)かつ$∈Follow(A)ならば、 M[A, $]にA→αを記入する。 Mの未記入欄にerrorを記入する。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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構文解析表 id + * ( ) $ E E → T E’ E → T E’ E’ E’ → + T E’ E’ →ε T T → F T’
F → id F → ( E ) 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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構文解析器の動作手順 予測的構文解析系は、入力、スタック、 構文解析表および出力からなる。
入力には構文解析対象の文字列があり、 末尾に記号$が添えられている。 スタックには底を示す記号$が入っている。初期状態では開始記号が入っている。 構文解析表は配列 M[A,a] として記述する。 Aは非終端記号、aは終端記号か$。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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スタックから記号を1つポップする。それをXとする。また現在の入力記号の先頭をaとする。
X=a≠$ ならば、スタックからXをポップし、入力ポインタを1つ進める。 Xが非終端記号ならば、M[X,a]を調べる。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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M[X,a] = { X → UVW } ならば、スタックのXをWVU(Uが最上位)に書き換える。出力としてこの書き換え規則を印字する。
M[X,a]=error ならば回復ルーチンを起動する。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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動作のトレース 入力: id + id * id 落ち着いてトレースしよう! 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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動作のトレース スタック 入力 出力 $E id+id*id $E’T id+id*id E→TE’
スタック 入力 出力 $E id+id*id $E’T id+id*id E→TE’ $E’T’F id+id*id T→FT’ $E’T’id id+id*id F→id $E’T’ +id*id $E’ id*id T’→ε (以下省略) 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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以上で構文解析の話しの 概要はほぼ終わりです.
引き続き練習を積み重ねてください. 用語の存在を知ること 用語の意味を知り,自分で説明できるように. なぜそのような用語が定義されているのかを考えて,自分の言葉で理解する. 左再帰削除ができるように Factoringができるように First集合やFollow集合を自分で求められるように 構文解析表が作れるように 構文解析処理をトレースできるように 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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参考情報 構文解析まで終われば、後は少し楽に なります。 構文解析は解析の中でも難関部分で、 今日でも多くの研究がなされてます。
構文解析の次は意味解析 (解析の最終段階)。 それ以後は合成の段階になります。 来週はここまでの総合演習をやります。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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Let’s call it a day! 今日はここまで!
寒くなったので健康には十分注意しましょう. 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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復習(確認)問題 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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文法 左再帰性を除去しなさい. E → E + T | T T → T * F | F F → ( E ) | id
言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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(直接)左再帰性除去法 参 考 Aに関する左再帰性を取り除くためにまず, A → Aα1 |Aα2|・・・|Aαm|β1|β2|・・・|βn のようにまとめる. 上記の形を基に以下のように変形する. A → β1A’|β2A’|・・・|βnA’ A’ → α1 A’|α2A’|・・・|αmA’|ε パターンを覚えよう! 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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新たな文法規則 E → T E’ E’ → + T E’ | ε T → F T’ T’ → * F T’ | ε
F → ( E ) | id 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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自由課題 上記のアルゴリズムは任意の文法に対しても適用できるが、文法によってはMの欄に対して複数の規則が書き込まれることがある。 【例】
P = {S →i C t S S’ | a, S’→e S | ε, C→b } ( M[S’, ε] を求めてみよ。) LL(1)文法はこのようなことが起きない文法。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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確認問題(自宅で復習してみよう) G1: S → aBd B → bC C → c|ε 文法G1について答えよ。 終端記号はどれか?
非終端記号はどれか? 開始記号はどれか? First集合を求めよ。 Follow集合を求めよ。 構文解析表を求めよ G1はLL(1)か? 入力 abd の構文解析動作を書き下しなさい。 G1: S → aBd B → bC C → c|ε 次回,授業中にみんなで確認しましょう! 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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予告 次回から,簡単な言語処理系を作成します。 その後,意味解析,最適化の話をします。 言語プロセッサ2015 (東京工科大学CS学部)
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