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K2地球システム統合モデル 成層圏拡張の進捗について

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Presentation on theme: "K2地球システム統合モデル 成層圏拡張の進捗について"— Presentation transcript:

1 K2地球システム統合モデル 成層圏拡張の進捗について
気候物理コアモデル改良サブグループ 渡辺 真吾 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

2 モデル開発の経過について K-1 MIROC-mid (IPCC提出に用いたversion) 陸域・海洋炭素循環を結合 (昨年度中盤)
AGCM: T42L20, OGCM: 1°格子 44層 30km程度のトップ 陸域・海洋炭素循環を結合 (昨年度中盤) 対流圏化学・エアロゾルを結合 T42L32 (昨年度末) 上端を高度約80kmに拡張 T42L80 鉛直hybrid座標系, 新放射コード, 重力波抵抗(cold pole biasの除去=現実的なオゾンホール、赤道QBOの生成) チューニング作業 (放射収支, 対流圏平均場, 重力波抵抗) 計算コードの高速化&成層圏化学導入(大気組成SG) 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

3 Hines(1997) 非地形性重力波抵抗パラメタリゼーションについて
2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

4 Hines:非地形性重力波抵抗 対流や前線、ジェットの力学的不安定から出る重力波を取り扱う。
重力波鉛直波数スペクトルの飽和に関する独自のDoppler-Spread理論に基づき、上空での重力波水平風速の分散を計算していく。 PWR z = z2 m2 散逸 z = z1 m m1 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

5 Hines:非地形性重力波抵抗 クリティカル・レベルによる散逸に加えて、重力波の水平風による(他のサブグリッド・スケールの波との相互作用を考慮した)散逸を上乗せする形である(右下図 B の領域)。 McLandress and Scinocca (2005) 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

6 Hines:高解像度AGCMの重力波分布をソースとして入力
× 観測 情報不足 × 全球一様 現実的でない × GCMの積雲対流パラメタリゼーションの加熱率等を用いる・・もう一歩らしい ○ T213L250-AGCM    8方位の水平風分散        & 運動量フラックス 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

7 Hines:使用の有無による結果の違い 上部成層圏や中間圏で大きな減速をもたらす。 高緯度だけでなく低緯度でもSAOやQBOなどに影響。
子午面循環の変化 ⇒cold pole biasの除去と輸送の変化を通じて、オゾンホールなど、微量成分の分布をより現実的にする。 K2統合モデルT42L80 Hines を除いた計算例- Hines を含むランとの違い 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

8 帯状平均東西風(CIRA86) 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

9 帯状平均東西風(K2統合モデル) チューニングは現在引き続き作業中 より良い結果は気象学会3日目にお披露目できます。 多分。。
2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

10 帯状平均温度バイアス(vs.UKMO) K-1のT42L20のバイアス (低鉛直解像度 &旧放射コードを使用) 2019/8/4
 &旧放射コードを使用) 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

11 赤道上の帯状平均東西風 4年間で反転が3回 周期が短すぎる 引き続き チューニングが必要 SAO高度 QBO高度 2019/8/4
4年間で反転が3回 周期が短すぎる 引き続き チューニングが必要 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

12 降水分布(K2統合モデル) 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

13 降水バイアス(vs.CMAP) 対流圏気候の再現性は、K-1 MIROC-midと同程度 までチューニングできている。 2019/8/4
共生プロジェクト合同運営委員会

14 帯状平均OLR (vs.ERBE) 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

15 帯状平均OSR (vs.ERBE) TOA放射収支の再現性は、K-1 MIROC-midと同程度 までチューニングできている。
2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

16 計算コードの高速化に関して 現状では、大気・海洋それぞれがESの32PEと16PEを用いて計算されている
対流圏化学・エアロゾル過程を結合したときには、海洋のノードが大気のノードの実行を約7割待つというインバランスが発生し 効率よく高速に計算できない T42(JMAX=64)で緯度方向にMPIを用いた場合、32分割が限界 ESのノード内自動並列機能を用いれば、1ノード8PEを単位として32分割を達成することが可能 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会

17 現在高速化作業中・・ ベクトル長の問題で効率が落ちなければ、大気256PE(32ノード)に対して、海洋16PE(2ノード)を結合することで、最も高速な実行が可能となる見通し ⇒ 計34ノード 成層圏化学導入後には、最大限まで高速化した場合でも、現在の実行時間とESの混雑の具合から推定して、100年間積分するのには、2~3ヶ月程度必要となる 2019/8/4 共生プロジェクト合同運営委員会


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