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帝国主義の3つの要素 (アーレントによるオリジナルな説明)

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1 帝国主義の3つの要素 (アーレントによるオリジナルな説明)
① 経済原理としての帝国主義 ② 政治原理としての帝国主義 ③ 世界観としての帝国主義 ● 経済原理には必ず政治原理が付随し、その背後には必ず世界観の問題があるとした、その重層性がオリジナル ● 商品の輸出には必ず企業組織、権力機構の輸出がともない、そして人間が移動する・・・。 ここで登場するのがモッブであり、その世界観が問題となる。

2 資本とモッブの同盟 商品の輸出 → 権力機構の輸出 →モッブの輸出 そこで独自の政体を創出する。
従来のレーニンによつ帝国主義論では、資本のメカニズムによって必然的に植民地獲得運動といった拡大が生じるとされた。 それに対してローザ・ロクセンブルグは、資本蓄積の際に生じる暴力性に注目した。 それにヒントを得たアーレントは、帝国主義を、本国において「不必要なもの」が吐き出されるかたちで膨張がすすむと捉え、そこに道徳的・政治的危機が付随すると理解した。 商品の輸出 → 権力機構の輸出 →モッブの輸出 (本国で「あらゆる階級からこぼれ落ち」て行き場のないモッブは、植民地に活路を見出し、帝国主義的膨張の尖兵となった) そこで独自の政体を創出する。 資本の破壊力/モッブの破壊力

3 官僚制+人種主義 = 人種社会 この人種社会が植民地において勝利し、 それがのちの全体主義のモデルと原型となっていく。 →その特徴は何か?
<<植民地の経験>>   多くの植民地が建設されたアフリカは、 つねに非常時であり、法の届かない場所だった。 (植民地支配する側もまた、自身の生命が危険にさらされる<<恐怖>>を体験しなければならなかった) ↓ 新しい統治方法の実験 官僚制+人種主義 = 人種社会 この人種社会が植民地において勝利し、 それがのちの全体主義のモデルと原型となっていく。 →その特徴は何か?

4 <<民族>> vs <<人種>>
人種主義 <<民族>> vs <<人種>> 国民・・・法の支配のもと、権利を保障されたひとびと 民族・・・歴史や文化を共有するひとびと 人種・・・生物学的な、「動物として」同じ/違うひとびと       本当に植民地民が「動物として」違うかどうかよりも、相手を「動物として」扱うことによって、支配者は自身の<<恐怖>>を克服しようとした。  だが、それは自分自身もまた「動物として」生きることを意味していた。

5 官僚制 <<政治>> vs <<行政>>
政治・・・法の支配      近代以降は討議をつうじて成立 行政・・・政令の支配      匿名の専門家が一方的に宣言         無責任(なんでもあり)         無情な<<計算>>によって貫かれる 専制と官僚制の支配が結びついた世界・・・カフカ『城』 ウェーバーの官僚制論・・・合理性に行き着く先に「鉄の檻」が出現する

6 コンラッド『闇の奥』 最後のセリフ「地獄だ!地獄だ!」
コンラッド『闇の奥』         最後のセリフ「地獄だ!地獄だ!」 フランスのドレフュス事件で「法の支配」が突き崩され、一瞬だけ出現した<<無法状態>>が、この植民地における「人種社会」では恒常的なものなる。 <<権力>> vs <<暴力>>  権力・・・必ず承認の契機がある。       アリストテレス「すべての政体には民主政の契機がある」       人間同士が共同でつくりあげる営み  暴力・・・むきだしの力       動物vs動物     (ただし、近代的権力には「生権力」的な側面もある)

7 森永 茂 『コンラッド「闇の奥」の奥 コンラッド/植民地主義/アフリカの重荷』 三交社 2006年
参 考 森永 茂 『コンラッド「闇の奥」の奥  コンラッド/植民地主義/アフリカの重荷』 三交社 2006年 アーレントは、アフリカの植民地世界がはじめから動物的世界に似た危険に満ちた場所、文化不毛の地だったかのように描いている。しかし、じつはそんなことはない。ベルギー王・レオポルド2世がコンゴを徹底的に搾取、伝統文化を破壊し、列強がアフリカを見殺しにした結果、小説『闇の奥』のような世界が現出したのだ・・・。

8 世界観としての帝国主義 ● 典型的な帝国主義者・セシル・ローズの言葉 「惑星さえも併合したい」 ● 先駆者・トマス・ホッブズ(近代政治学の祖)  :暴力のアナーキ-からさらなる権力へ・・・権力の増殖 ● アラビアのロレンスのニヒリズム 直線的時間(モダンタイムス)のなかで、 目的意識を欠いた過程的思考が支配的となる。 そこで際限のない権力と富の増殖が目指される。 時間意識/思考パターン/経済システム/権力と人間/退廃とアナーキーの拡散 そこに「リハーサル」や「実験」が重ねられていく

9 世界観としての帝国主義とモッブの関係 ● モッブは時代精神を体現していた。 その 「なんでもあり」の没倫理性は近代社会の縮図 ● モッブは下層階級だけでなく、 みずからの専門の殻に閉じこもる専門家やブルジョアのサロン文化に関わるひとびとも含んでいる。 彼らは公的世界から「こぼれ落ちた」点で同じだった。 ● むしろモッブの精神とは、 公的意識を欠き私的利潤のみを追求するブルジョア的欲望の純粋型 ● 歴史上、長らく潜在していたが、 この時期に偽善をかなぐり捨て公然化した。

10 跳ね返り効果(ブーメラン効果) 西欧世界 外部で実験された新しい政体が、宗主国本土に跳ね返ってきて、内部をゆさぶる。
はじめ、本土は法に守られ、植民地は<<無法状態>>で、その2重基準によって利益を吸い上げていた。だが、今度はヨーロッパ本土が<<無法状態>>に侵食されることになってしまう。 <<植民地の実験>> 西欧世界

11 2つのタイプの帝国主義 ● 海洋帝国主義 ● 大陸帝国主義 :海をはさんだ遠方に植民地をもつタイプ :陸続きの土地を植民地化したタイプ
 :海をはさんだ遠方に植民地をもつタイプ  :イギリス、フランスなど         ブーメラン効果の影響が少なくて済む ● 大陸帝国主義  :陸続きの土地を植民地化したタイプ  :ドイツ、オーストリア、ロシアなど         ブーメラン効果の影響が露骨に出る        全体主義化

12 イギリス ドイツ × ▲大陸帝国主義 ▼海洋帝国主義

13 問題 なぜイギリスにはブーメランしなかったのか?
問題   なぜイギリスにはブーメランしなかったのか? フランスやイタリアは? 日本は? そして ドイツ・オーストリア・ロシアでは、 ブーメラン効果によって何が起こったか? 汎民族主義運動


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