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神経系に対する兵器 講義その 17 応用編 本講義に関する追加の情報は、以下のスライドに設けられた右の各リンクボタンより参照可能です。

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1 神経系に対する兵器 講義その 17 応用編 本講義に関する追加の情報は、以下のスライドに設けられた右の各リンクボタンより参照可能です。
講義その 17 応用編 本講義に関する追加の情報は、以下のスライドに設けられた右の各リンクボタンより参照可能です。 追加情報

2 1. 目次 非致死性兵器とは? 化学兵器禁止条約との関係 今後の動向 神経系を標的とする生物化学兵器 スライド 2ー6 スライド 7ー12
スライド 2ー6 化学兵器禁止条約との関係 スライド 7ー12 今後の動向 スライド 13ー15 神経系を標的とする生物化学兵器 スライド 16ー18

3 2. 非致死性兵器とは? ヒトや物質を無力化させ、なおかつ死亡の可能性を最小限にし、器材設備や環境に不要な損害を与えないように開発され、使用される兵器。目標を破砕させたり貫通したりすることによって恒久的に破壊する兵器と異なり、効果が可逆的であり、また同じ領域にいる目標と目標以外とを識別することができる性質をもつ。 Lamb, C. (1995) Non-Lethal Weapons Policy

4 3. 非致死性兵器とは? ヒトにあたえる効果  低血圧  嘔吐  体温の変化  平衡感覚の異常  一次的な視覚障害  筋振戦  精神異常

5 4. 非致死性兵器とは? さまざまな非致死性兵器 催涙ガス 嘔吐剤 (くしゃみ剤) スタンガン ゴム弾 刺又 水大砲 音響兵器
アクティブ・ディナイアル・システム 機動阻止システム 停電爆弾 (Wikipediaより)

6 5. 非致死性兵器とは? BZ (3-Quinuclidinyl benzilate) 冷戦期に開発された非致死性兵器の代表例
常温では白色の固体、溶媒に溶かして散布 アセチルコリン受容体の阻害 効果 瞳孔散大、口渇、心拍異常(はじめ    速くなり、その後低下) 幻覚、意識障害、記憶障害、失見当識、失調など

7 6. 非致死性兵器とは? Fentanyl オピオイドの一種、合成麻薬 麻酔・鎮痛に使われる医薬品 モルヒネの200倍の鎮痛作用 効果
意識障害 呼吸抑制 嘔吐

8 7.非致死性兵器とCWC 非致死性兵器は化学兵器禁止条約CWCの抜け道
ただし、第1条 一般的義務 の第5項には  5.締約国は,暴動鎮圧剤を戦争の方法として使用しないことを約束する。  という限定がついている。

9 8. モスクワ劇場占拠事件 モスクワ中央部の劇場ドブロフカ・ミュージアムの占拠事件 (2002/10/23-26)
武装勢力42名、人質922名 ロシア軍のチェチェン共和区からの撤退を要求、26日朝までに要求が容れられなければ人質を射殺すると通告

10 9. モスクワ劇場占拠事件 ロシア軍特殊部隊が非致死性ガスを使用して、銃撃戦ののち制圧 人質129名が中毒死
使用した非致死性ガスはフェンタニルの誘導物質(カルフェンタニル?)だと推測されている(ロシアは当初成分を公表しなかったが、のちに保健相がフェンタニルを主成分にしたものであると発表)

11 10. 非致死性兵器は人道的か? 劇場という広い空間で、一様な濃度に散布するのは不可能 場所によって致死量を越える可能性
呼吸抑制に至る濃度には個体差も 結局銃撃戦は避けられなかった → 人質の犠牲は覚悟の上?

12 11. Non-lethal weaponsは 本当にnon-lethalなのか?
狭い安全域 効果を発揮する量と、致死量の間で使用できる保証はない。Nonではなく、sub-lethalあるいはless-than-lethalであるという批判。 通常の致死的兵器の使用へ結びつく 非致死的兵器の使用の際は致死的兵器もふつう準備されている。 併用の可能性もはらむ。

13 12. Non-lethal weaponsは 本当にnon-lethalなのか?
とは言っても銃や爆弾よりはマシではないか? 非致死性兵器まで規制を強化してしまって、何の規制も受けていない(無視している)テロリストに対処できるのか? →今後も非致死性兵器の研究・開発は止められないことが予想される。

14 13. 今後の動向 からだに非可逆的な損傷をきたさずに、無能力化するには全身の統御系を標的にすることが必要 免疫系 内分泌系 神経系

15 14. 今後の動向 速効性、さまざまな機能を選択的に標的にすることが可能な点から、神経系が重要な標的になると予想される。とくに内因性のBioregulator分子(神経系の場合伝達物質や修飾因子)やその関連分子が候補となる。 たとえば、 アセチルコリン受容体作動薬/拮抗薬:既に挙げたBZはその例 -adrenoceptor作動薬:dexmedetomidineなど 神経ペプチド

16 15. 今後の動向 Bioregulator分子の特性 診断が困難 速効性 ワクチンが使用不可能
研究の急速な進歩で危険物質のリストが追いつかない(そもそも内在性の物質を危険物質とできるのか?)

17 16. 神経系を標的とする 生物化学兵器候補 Dexmedetomidine a2-adrenoceptor agonist
a2Aは青斑核ニューロンにおける抑制性のautoreceptor a2Aを刺激するとフィードバックが働いてノルアドレナリンの作用が減弱する  →鎮静作用を呈するが、意識レベルは保たれる。呼吸抑制はない。

18 17. 神経系を標的とする 生物化学兵器候補 Substance P ペプチド伝達物質 NK1 receptorに結合
末梢神経系の感覚線維では痛覚の伝達に関係するが 気道から吸入すると、気道平滑筋の強い収縮を起こす

19 18. 神経系を標的とする 生物化学兵器候補 野兎病菌での-endorphin産生
Borzenkov, V.M., Pomerantsev, A.P. and Ashmarin, I.P. (1993) [The additive synthesis of a regulatory peptide in vivo: the administration of a vaccinal Francisella tularensis strain that produces beta-endorphin]. Biull Eksp Biol Med, 116, 生物兵器とbioregulatorとを組み合わせた新たな兵器化の可能性?

20 19. 結論 意図しない形で兵器開発に寄与してしまうことを避けるには、 対処法の公式はない。
自らの研究成果に、さまざまな利用可能性があることを認識して、ケースバイケースで判断することが必要。


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