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Published byなぎさ たかにし Modified 約 5 年前
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水害から守ろう!自分の命 高校生以上向け 防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 烏神流川流域防災学習資料(高校生以上用)
【防災学習資料の目的】 烏・神流川流域大規模氾濫に関する減災対策協議会での目的である「逃げ遅れゼロ」の意識を、未来を担う若い世代に持ってもらうために、学校での授業で活用できるよう分かりやすい学習教材として作成することを目的とする。特に水防災に関する住民意識アンケート結果では20代の洪水浸水想定区域図・ハザードマップの認知度が低く、若い世代に防災について普及啓発を図ることが重要だと考えられる。 また、家庭に戻って家族と防災に関する話題を共有してもらい、広く地域全体の防災意識を醸成させることも期待する。 【分量】 説明に要する時間は50分程度とする。 【狙い】 【導入部:洪水リスクの認知】水害はどこででも起こりうることを理解する。洪水浸水想定区域図、ハザードマップ等から洪水が起こった際の具体的な危険性について知る。 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動することの必要性を理解する。 【展開2:避難の重要性】洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握し、想定にとらわれないこと、いざというときに適切に避難するためタイムライン等で避難の流れを理解しておくことの重要性を伝える。 【まとめ】普段からの防災への備え、心構えが大切であることについて理解する。 高校生以上向け
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洪水リスクの認知 ・水害はどこででも起こりうることを理解する。
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 洪水リスクの認知 ・水害はどこででも起こりうることを理解する。 ・洪水浸水想定区域図、ハザードマップ等から洪水が起こった際の具体的な 危険性について知る。 1
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日本各地で猛威を振るう水害・土砂災害 【日本各地に被害をもたらした主な水害(平成21年~平成30年)】
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【日本各地に被害をもたらした主な水害(平成21年~平成30年)】 平成28年 北海道豪雨 観測史上初めて1年で3回 北海道に台風が上陸 平成27年 関東・東北豪雨 鬼怒川が決壊し、 14名が犠牲 平成26年 広島集中豪雨 未曾有の土砂災害により74名が 犠牲 岩手県豪雨 観測史上初めて台風が東北地方 太平洋側に上陸し、27名が犠牲 平成24年 九州北部豪雨 九州北部で33名が犠牲 平成29年 既往最大2倍の集中豪雨が 発生し42名が犠牲 平成21年 兵庫県佐用町豪雨災害 兵庫県佐用町で20名が犠牲 平成23年 紀伊半島大水害 年間降水量の5割以上の雨 3日間雨量は全国の観測史上最大 平成22年 梅雨前線による豪雨 岐阜県他を中心に 浸水被害・土砂災害が 発生 平成30年 平成30年7月豪雨 西日本で土砂災害や堤防の 決壊などにより平成以降 最悪となる221名の犠牲 平成25年 伊豆大島土砂災害 記録的大雨により 大規模な土石流が発生し 39名が犠牲 いつどこで水害が起きてもおかしくないな・・・ 【導入:洪水リスクの認知】水害はどこででも起こりうることを理解する。洪水浸水想定区域図、ハザードマップ等から洪水が起こった際の具体的な危険性について知る。 【このスライドのねらい】 ・近年の風水害の発生個所・被害状況を視覚的に示し、日本各地で大規模な水害・土砂災害が毎年のように発生していることを理解してもらう。 ・水害はどこか遠いところで起こるものではなく、いつどこで起きてもおかしくないことを伝える。 凡 例 各都道府県に災害をもたらした気象事例数 (近10か年) 30 20 10
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洪水前後のおよそ10日間で月降水量の2~4倍の雨が
平成以降最悪の被害となった平成30年7月豪雨 防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【これまで経験したことのない大雨が発生】 堤防決壊箇所:岡山県倉敷市真備町付近 洪水前後のおよそ10日間で月降水量の2~4倍の雨が 降るなんて・・・ 堤防が壊れて 氾濫した水で町が浸水しているね! 【平成30年7月豪雨の被害(平成30年9月3日時点)】 人的被害 家屋被害 避難 状況 死者 行方 不明者 全壊 半壊 床上浸水 床下浸水 避難者数 221名 (14府県) 9名 (2県) 6,296戸 (16府県) 10,505戸 8,937戸 (21道府県) 20,506戸 (29道府県) 30,250名 (7/8時点) 【導入:洪水リスクの認知】水害はどこででも起こりうることを理解する。洪水浸水想定区域図、ハザードマップ等から洪水が起こった際の具体的な危険性について知る。 【このスライドのねらい】 ・「平成30年7月豪雨」の水害の発生状況、被害の概要について理解する。 ・今までに経験したことのない大雨によって、大きな被害が出る可能性があるということを伝える。 【参考情報】 ・平成30年6月28日以降、梅雨前線の停滞や台風第7号の影響により、西日本から東海地方を中心に広い範囲で記録的な大雨となりました。6月28日~7月8日までの期間降水量は、四国地方で1,800ミリ、東海地方で1,200ミリ、九州北部地方で900ミリ、近畿地方で600ミリ、中国地方で500ミリを超えるなど、7月の月降水量 平年値の2~4倍となる大雨となったところがありました。 ・「平成30年7月豪雨」では、11府県に大雨の「特別警報」が発表されました。 「特別警報」は、大雨警報の発表基準をはるかに超える大雨が予想され、重大な水害の起こるおそれが著しく高まっている場合に発表されます。発表された地域は、これまでに経験したことのないような、重大な危険が差し迫った異常な状況にあります。市町村の避難情報にすみやかに従うといった、適切な行動をとることが重要です。 期間降水量と平年値(7月) との比較図( 6月28日0時~7月8日24時)
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台風による豪雨が10時間も続いて、山津波(土石流)と洪水が
過去の水害から学ぶ 防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 昭和10年(1935年)9月24日に 台風による豪雨が10時間も続いて、山津波(土石流)と洪水が 発生したんだよ 【昭和10年の大水害】 私たちの 住むこの地域でもむかし水害は あったの? 高崎市聖石町付近 【群馬県の被害】 人的被害 死者 負傷者 行方不明者 218名 190名 39名 家屋被害 全壊 流出 半壊 床上浸水 床下浸水 467戸 859戸 460戸 4,011戸 13,320戸 高崎市聖石橋から石原町方面 【導入:洪水リスクの認知】水害はどこででも起こりうることを理解する。洪水浸水想定区域図、ハザードマップ等から洪水が起こった際の具体的な危険性について知る。 【このスライドのねらい】 ・烏神流流域で昭和10年に発生した大水害の被害状況を説明し、私たちの住んでいるこの地域でも過去に水害が発生したことを理解してもらう。 【参考情報】 ・昭和10年(1935年)9月24日、九州宮崎付近にあった台風が突然北東に進路を変え、台風と副低気圧による前線が上信地方に豪雨をもたらしました。24・25日の2日間の降水量は三ノ倉(旧倉渕村)で402.5ミリ、安中で314.3ミリに達し、豪雨は10時間あまりも降り続きました。このため、烏川の上流域と碓氷川支流の九十九川流域で山津波(土石流)が発生、当時の群馬郡で40人、碓氷郡で83人もの死者が出るという惨事が起こりました。
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過去の水害から学ぶ 急に川の水位が上がってきて 救援にあたっていた群馬県出身の 若い兵士7名が流されて 亡くなってしまったんだ。
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 急に川の水位が上がってきて 救援にあたっていた群馬県出身の 若い兵士7名が流されて 亡くなってしまったんだ。 供養塔に刻まれている文章 【導入:洪水リスクの認知】水害はどこででも起こりうることを理解する。洪水浸水想定区域図、ハザードマップ等から洪水が起こった際の具体的な危険性について知る。 【このスライドのねらい】 ・烏神流流域で昭和10年に発生した大水害の被害状況を説明し、私たちの住んでいるこの地域でも過去に水害が発生したことを理解してもらう。 ・急に河川の水が上がり氾濫が発生し、若者の命が失われた過去の水害の教訓(七士殉職供養塔)を知ってもらう。 【参考情報】 ・大水害の際、救護活動中の陸軍歩兵第十五連隊兵士7人が殉職するという悲劇が起こりました。7人はいずれも群馬県出身者で22歳から23歳の若い兵士たちでした。片岡小学校の南わきに建っている「七士殉職供養塔」には、殉職したときの様子が刻まれています。 【七士殉職供養塔】
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過去の水害から学ぶ 【近年の水害経験】 最近の水害は 平成19年9月台風9号、 この地域の 平成25年9月台風18号があるよ
防災学習資料(高校生以上用) 過去の水害から学ぶ 2019/3/11版 【近年の水害経験】 最近の水害は 平成19年9月台風9号、 平成25年9月台風18号があるよ この地域の 最近の水害はどんなものがあるの? 平成19年台風9号 高崎市で約8haの 水に浸かる被害発生 増水した烏川では 佐野橋が流出 【導入:洪水リスクの認知】水害はどこででも起こりうることを理解する。洪水浸水想定区域図、ハザードマップ等から洪水が起こった際の具体的な危険性について知る。 【このスライドのねらい】 ・昔の水害だけでなく、近年も烏神流川では大きな被害には至らないにせよ、平成19年、平成25年と台風により川の水が増水し、浸水や橋の流出などの被害が発生しており、今後また水害が発生したとしてもおかしくないことを伝える。 【参考情報】 ・近年の烏神流川の水害経験の例としては、以下があります。 ・平成19 年9 月台風9 号:下久保雨量観測所(埼玉県児玉郡神川町地先)で時間雨量最大63mm、総雨量543mmが観測される記録的な大雨となり、高崎市でおよそ8haに及ぶ浸水被害が発生しました。 ・平成25年9月台風18号:台風は埼玉県北部から群馬県南東部を通過し、増水した烏川では佐野橋が流出しました。 高崎市阿久津地先の浸水状況 平成25年台風18号
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最新の研究でも気候変動の影響により大雨が起こりやすくなると
防災学習資料(高校生以上用) 地球温暖化の影響 2019/3/11版 【今後の大雨の傾向】 最新の研究でも気候変動の影響により大雨が起こりやすくなると 言われているんです 今後も大雨は降る可能性はあるの? 気候変動による 地球の気温の上昇 ⇒ 大雨が起こりやすい 気象庁 気候変動監視レポート2017より 日降水量400mm以上の年間日数(1000地点あたり) 日降水量100mm以上の年間日数(1地点あたり) 【導入:洪水リスクの認知】水害はどこででも起こりうることを理解する。洪水浸水想定区域図、ハザードマップ等から洪水が起こった際の具体的な危険性について知る。 【このスライドのねらい】 ・気候変動による地球の気温の上昇により、将来はこれまで以上に大雨が降りやすくなっていることを理解してもらう。
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※想定し得る最大規模降雨による洪水浸水想定区域図
洪水の時、あなたの家は大丈夫? 防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【水害のリスクを知る ~洪水浸水想定区域図~】 烏川 神流川 碓氷川 鏑川 井野川 小山川 利根川 洪水浸水想定区域図とは 川が決壊したときに浸水が 予想される地域を示した 地図のことだよ Q.あなたの家 が安全かどうか、 皆さん分かりますか? 烏神流川流域の氾濫の特徴は ・河川の勾配が急で出水時水位上昇が 早いこと ・本川と支川堤防に囲まれた合流点 付近で浸水時間が長くなること なんだ 5.0m 3.0m 0.5m 凡例 【導入:洪水リスクの認知】水害はどこででも起こりうることを理解する。洪水浸水想定区域図、ハザードマップ等から洪水が起こった際の具体的な危険性について知る。 【このスライドのねらい】 ・水害のリスクを知るためには、洪水浸水想定区域図という、川が氾濫した際に浸水が及ぶ範囲の地図があることについて知ってもらう。また、浸水深の見方についても理解してもらう。 ・河床勾配が急で出水時水位上昇が早く、本川と支川堤防に囲まれた合流点付近で浸水が長期化する、という烏神流川流域の氾濫の特徴についても知ってもらう。 【参考情報】 ・国土交通省では洪水時の円滑かつ迅速な避難を確保、または浸水を防止することにより、水害による被害の軽減を図る取組をしています。洪水時の被害を 最小限にするためには、平時より水害リスクを認識した上で、氾濫時の危険箇所や避難場所についての正確な情報を知ることが重要です。取組としては、浸水が予想される区域を洪水浸水想定区域として指定しています。洪水浸水想定区域は、想定し得る最大規模の降雨(烏神流川流域の72時間総雨量579mm)により当該河川が氾濫した場合に浸水が予想される区域をシミュレーションにより計算し示しています。 ※想定し得る最大規模降雨による洪水浸水想定区域図
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洪水浸水想定区域図の重要性 【想定されていた浸水範囲】 平成30年7月豪雨の 日頃から洪水浸水想定区域図や 岡山県倉敷市真備町の
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【想定されていた浸水範囲】 ほとんど一致してるね。 でも逃げ遅れてしまった 人が大勢いたんだ。 平成30年7月豪雨の 岡山県倉敷市真備町の 実際の水に浸かった範囲と 公表されていた洪水浸水 想定区域図ね。 日頃から洪水浸水想定区域図や ハザードマップの確認が大切だね! 【導入:洪水リスクの認知】水害はどこででも起こりうることを理解する。洪水浸水想定区域図、ハザードマップ等から洪水が起こった際の具体的な危険性について知る。 【このスライドのねらい】 ・平成30年7月豪雨では、岡山県倉敷市真備町の浸水範囲は想定されていた浸水範囲(浸水想定区域図)とほぼ一致しており、洪水浸水想定区域図やハザードマップは危険地域を知る上で参考になることを知ってもらう。 ・日頃から自分が住んでいる地域の洪水浸水想定区域図やハザードマップを確認して、もしものときの行動をスムーズに行えるよう備えることが大切であることを理解してもらう。 平成30年7月豪雨における浸水範囲 (実績からの推定) 高梁川水系小田川における洪水浸水想定区域図(計画規模)(平成29年公表)
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あんまり 知られて いないんだなー 洪水浸水想定区域図の重要性 15.9% 34.5% 【洪水浸水想定区域図の認知率】
防災学習資料(高校生以上用) 洪水浸水想定区域図の重要性 2019/3/11版 【洪水浸水想定区域図の認知率】 烏川 神流川 碓氷川 鏑川 井野川 小山川 利根川 烏川、神流川、鏑川、碓氷川洪水浸水想定区域図 洪水浸水想定区域図を見たことがあるが、 詳しくは知らない。 34.5% 洪水浸水想定区域図を見たことはない。 49.6% 洪水浸水想定区域図を知っており、内容を 理解している 15.9% あんまり 知られて いないんだなー 【導入:洪水リスクの認知】水害はどこででも起こりうることを理解する。洪水浸水想定区域図、ハザードマップ等から洪水が起こった際の具体的な危険性について知る。 【このスライドのねらい】 ・浸水想定区域図の認知率のアンケート結果では、知らない人が大多数であり、これを機に皆さんも知ってもらうとともに、身近な人にもぜひ紹介してもらう。 2018年 烏・神流川流域大規模氾濫に関する減災対策協議会 「水防災に関する住民意識アンケート」の結果より
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自助の必要性 ・洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より 提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 自助の必要性 ・洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より 提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。
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「大雨が降っています。あなたはどうしますか?」
防災学習資料(高校生以上用) 「大雨が降っています。あなたはどうしますか?」 2019/3/11版 出典:関東地方整備局ホームページ 雨が降ってきました 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・大雨が降っている状況を具体的に想定し、自分が一人で家にいたとしてとるべき行動を考える。
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あなたは川のそばの家に住んでいて、一人で家にいます。
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 あなたは川のそばの家に住んでいて、一人で家にいます。 雨が強くなってきて、町の防災行政無線から「避難勧告が発令されました」との放送が入りました。 こちらは、○○市です。ただ今、○時○分に○○地区に対して避難勧告を出しました。 直ちに○○公民館へ避難してください。 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・大雨が降っている状況を具体的に想定し、自分が一人で家にいたとしてとるべき行動を考える。
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Q.あなたは どうしますか? 家の周りはまだ浸水していません。 防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版
【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・大雨が降っている状況を具体的に想定し、自分が一人で家にいたとしてとるべき行動を考える。
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Q.あなたは どうしますか? 家の周りも浸水が始まりました。 防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版
【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・大雨が降っている状況を具体的に想定し、自分が一人で家にいたとしてとるべき行動を考える。
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テレビやインターネット等を通じた情報収集
防災学習資料(高校生以上用) 避難につながる情報を把握しよう! テレビやインターネット等を通じた情報収集 2019/3/11版 Q.あなたは どのような手段で 情報を得ますか? テレビ、ラジオ、 インターネットで情報を知る人が 多いね 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・非常時の情報収集手段についてアンケート結果の紹介し、どのような手段から防災情報が得られるか理解してもらう。 2018年 烏・神流川流域大規模氾濫に関する減災対策協議会 「水防災に関する住民意識アンケート」の結果より
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テレビやインターネット等を通じた情報収集 バケツをひっくり返した雨はこれぐらいなんだ
防災学習資料(高校生以上用) 避難につながる情報を把握しよう! テレビやインターネット等を通じた情報収集 2019/3/11版 【雨の強さを知ろう】 高崎では過去に 最大108.5mmの 雨が降ったことがあるよ テレビで50mmの 雨が降ると 言っていたけど どのくらいなの? バケツをひっくり返した雨はこれぐらいなんだ 1時間雨量 10~20mm未満 20~30mm未満 30~50mm未満 50~80mm未満 80mm~ 雨の強さ (予報用語) イメージ やや強い雨 強い雨 激しい雨 非常に激しい雨 猛烈な雨 ザーザー 土砂降り バケツを ひっくり返したよう 滝のように (ゴーゴーと 降り続く) 息苦しくなるような 圧迫感 恐怖を感じる 影響 地面からの 跳ね返りで 足元がぬれる 地面一面に 水たまりが できる ワイパーを 速くしても 見づらい 寝ている人の 半数が雨に 気づく 道路が 川のようになる 水しぶきで 一面が白くなり、 視界が悪くなる 雨による大規模災害のおそれ 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・テレビなどの予報で使われる雨の強さについて理解してもらう。 【参考情報】 ・高崎河川国道事務所が烏・神流川流域で観測した雨のうち、一番多かった1時間雨量は、1970年8月5日22時から23時に高崎雨量観測所(高崎市高松町)で観測した108.5㎜です。
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テレビやインターネット等を通じた情報収集
避難につながる情報を把握しよう! テレビやインターネット等を通じた情報収集 防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【テレビによる河川情報の把握】 テレビでは どんな情報が 収集できるの? リモコンのdボタンを押して 地上デジタル放送(データ放送)に アクセスすると河川の状況や 周辺の雨量が確認できるよ 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・テレビの地上デジタル放送(データ放送)による河川情報の調べかたについて理解してもらう。
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テレビやインターネット等を通じた情報収集
避難につながる情報を把握しよう! テレビやインターネット等を通じた情報収集 防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【インターネットによる河川情報の把握】 国土交通省や気象庁では、 避難に役立つ河川情報等を公表しているんだ インターネットでは どんな情報が収集できるの? 川の防災情報にアクセスして みよう PC版 スマホ版 「川の防災情報」 Webサイト 川の防災情報 降雨の状況がわかるよ 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・インターネットから雨量情報、河川の水位の情報、河川のライブカメラ映像などの情報が調べられることを知ってもらう 【参考情報】 ◆国土交通省や気象庁では、避難に役立つ河川情報等を公表しています。例えば、河川の画像データが閲覧できます。それにより河川の状況が直感的に把握でき、川を見に行くなどの危険な行動を回避することができます。また流域の雨量や河川水位の観測データ、洪水予報を活用することで氾濫の危険性が把握できます。これらの情報は自主的な避難判断などの主体的な避難行動に活用できます。 ◆国土交通省が提供する「川の防災情報」Webサイトでは、河川の画像データや流域の雨量および河川水位の観測データ、河川の洪水予報などが確認できます。
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テレビやインターネット等を通じた情報収集
避難につながる情報を把握しよう! テレビやインターネット等を通じた情報収集 防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【インターネットによる河川情報の把握】 河川の状況がすぐに わかって、河川を見に行かなくていいから 危険な行動を回避 できるんだよ。 川の水位や氾濫の 危険があるかどうか 確認できるんだ 河川の その時その時の 画像データも 見れるんだね。 河川情報の一例 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・国交省のWebサイトからインターネットから雨量情報、河川の水位の情報、河川のライブカメラ映像などの情報が調べられることを知ってもらう 【参考情報】 ◆国土交通省や気象庁では、避難に役立つ河川情報等を公表しています。例えば、河川の画像データが閲覧できます。それにより河川の状況が直感的に把握でき、川を見に行くなどの危険な行動を回避することができます。また流域の雨量や河川水位の観測データ、洪水予報を活用することで氾濫の危険性が把握できます。これらの情報は自主的な避難判断などの主体的な避難行動に活用できます。 ◆国土交通省が提供する「川の防災情報」Webサイトでは、河川の画像データや流域の雨量および河川水位の観測データ、河川の洪水予報などが確認できます。 画像データ(CCTV) 河川の水位や洪水予報
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テレビやインターネット等を通じた情報収集
避難につながる情報を把握しよう! テレビやインターネット等を通じた情報収集 防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【緊急速報メールによる洪水情報の把握】 お出かけ中も スマホや携帯電話に 緊急速報メールが 届いて洪水情報 (氾濫の恐れや、 氾濫したこと)が 確認できるんだ メールでも情報が得られるんだね ●配信内容例 【件名(例)】河川氾濫のおそれ 【本文(例)】烏川で氾濫の恐れ 烏川の高松(高崎市)付近で水位が上昇し、避難勧告等の目安となる「氾濫危険水位」に到達しました。 堤防が壊れるなどにより浸水のおそれがあります。 防災無線、テレビ等で自治体の情報を確認し、各自安全確保を図るなど適切な防災行動をとってください。 本通知は、関東地方整備局より浸水のおそれのある市町村に配信しており、対象地域周辺においても受信 する場合があります。 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・スマホや携帯電話に緊急速報メールが届くことにより、外出中などでも、洪水情報(氾濫の恐れや氾濫したこと)を確認できることを知ってもらう。
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テレビやインターネット等を通じた情報収集
防災学習資料(高校生以上用) 避難につながる情報を把握しよう! テレビやインターネット等を通じた情報収集 2019/3/11版 【洪水警報の危険度分布の把握】 もっと詳しく知りたい人は、気象庁のWebサイトで河川のどこがいま危険なのかを 地図上で確認することが できるよ 「洪水警報の危険度分布」 (気象庁Webサイト) 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・気象庁のWebサイトでは、国や都道府県の管理する大きな河川に加えて、中小河川の洪水害発生の危険度の高まりの予測を地図上で確認できることを知ってもらう。 自分の家の近くの川の危険性も確認できるね
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洪水時に行政より提供される情報をもとに自ら行動する必要性
防災学習資料(高校生以上用) 早めに避難しよう! 洪水時に行政より提供される情報をもとに自ら行動する必要性 2019/3/11版 【避難のきっかけとなる情報・状況】 水害が発生して、住民に危険が及びそうなときは、自治体が避難情報を発令するんだ。避難情報に従って避難しよう。 発令されていなくても、自分のいる場所で 身の危険を感じる場合は、早めに安全な場所へ 移動しよう。 自分でしっかり判断することが大切なんだ! 情報収集は 分かったよ! でもいつ避難 すればいいの? 避難準備・高齢者等避難開始 避難指示(緊急) 避難勧告 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・水害が発生し、住民に危険が及ぶと考えられるときに自治体から発令される避難情報の種類について知ってもらう。 ・発令されていなくても、自分のいる場所で身の危険を感じる場合は、自ら判断して早めに安全な場所へ避難する必要があることを理解する。 避難勧告や避難指示の発令が予想される場合 水害による被害が予想され、人的被害が 発生する可能性が高まった場合 水害が発生するなど状況がさらに悪化し、 人的被害の危険性が非常に高まった場合 発災 雨が降り始める
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洪水時に行政より提供される情報をもとに自ら行動する必要性
早めに避難しよう! 洪水時に行政より提供される情報をもとに自ら行動する必要性 防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【リスクに応じた避難方法】 洪水の危険の切迫度に応じて「広域避難」「水平避難 (立退き避難)」「垂直避難(家の2階に逃げる) 」をするよ。 「今いるところ」や「よくいるところ」の水害リスクを 洪水浸水想定区域図やハザードマップ等で把握して、 リスクに応じた避難行動を心がけよう! どこに避難 すればいいの? 浸水想定区域外 (浸水以外の災害 リスクは要確認) 広域避難 (他の浸水しない地区へ) 高 低 水害リスク 避難行動 水平避難 (指定緊急避難場所へ) 垂直避難 浸水深区分 最大浸水深 0.5~3m未満 0.5m未満 広域・水平避難 (家の2階へ) 不要・不急の 外出は避ける 最大浸水深3m以上 または家屋倒壊等 氾濫想定区域 最大浸水深5m以上 または家屋倒壊等 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・自分の住んでいるところの危険性に応じた避難方法(広域避難、水平避難、垂直避難) があることを知ってもらう。 ※上記は、2階建て家屋にお住まいの方向けの避難行動選択に関する参考情報です。 人それぞれに事情が異なることから、人それぞれの避難行動を考えておく必要があります。
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避難の際に気を付けること 【早めの避難が大切】 浸水が始まる前に、早めの避難を第一に考えよう 河川や用水路には 近寄らないように しよう
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【早めの避難が大切】 浸水が始まる前に、早めの避難を第一に考えよう 河川や用水路には 近寄らないように しよう 道が浸水してしまうと、足下にあるマンホールや 段差などの危険が分からなくなってしまうため、 傘など長い棒で地面を突きながら歩くとよいよ。 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・浸水が発生している場合、足下の危険性にも気づきにくくなり、流されてしまうリスクもあるため、浸水前からの早めの避難が大切であることを理解してもらう。
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避難の際に気を付けること 【道路が浸水している場合は十分気を付けよう】 道路が冠水している場合は、 車での避難はとても危険だよ。
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【道路が浸水している場合は十分気を付けよう】 道路が冠水している場合は、 車での避難はとても危険だよ。 0.5m以上浸水があると車も流されてしまう危険性があるよ 浸水が0.5m程度 あると避難は 難しいね 平成23年 埼玉県 膝の高さ程度での水深時の人命救助 流速(m/秒) 2.5 【実験データ】 浸水深が0.5m(大人の膝)程度では、氾濫流速が0.7m/s程度 でも避難は困難となる。 実験結果からとりまとめられたデータ 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 安全避難が 困難な領域 安全避難可能の領域 水深(m) 浸水が始まっている場合は、 垂直避難する(家の2階に逃げる)など柔軟な対応が必要なんだ 【展開1:自助の必要性】洪水時に自分の身を守るための適切な情報が収集でき、洪水時に行政より提供される情報及び、自ら行動する必要性を理解する。 【このスライドのねらい】 ・浸水が発生している場合、足元の危険性にも気づきにくくなり、流されてしまうリスクもあるため、浸水前からの早めの避難が大切であることを理解してもらう。 ・車での避難も浸水が始まった場合は水圧でドアが開かなくなったり、車が故障してしまう可能性があり危険であることを理解してもらう。 【参考情報】 ・過去の水害における「避難判断を誤ったことによる被害例」 ◆東海豪雨、新潟・福島豪雨、平成27年9月関東・東北豪雨など:豪雨水害時に、ゴムボートなどで救助された方々が避難したときの浸水深は、膝の高さ以上でした。 ◆車で避難する場合は冠水している場所がないか十分気を付ける必要があります。 0.1m以上の水深でブレーキ性能が低下し、0.3m以上の浸水ではエンジンが停止する可能性があり、0.5m以上では車が浮き流されてしまう危険性があります。
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避難の重要性 ・洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握する。
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 避難の重要性 ・洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握する。 ・想定にとらわれないこと、いざというときに適切に避難するためタイム ライン等で避難の流れを理解しておくことの重要性を伝える。
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大雨特別警報が出た まだ大丈夫? 避難した方がよい?
防災学習資料(高校生以上用) 水害時の避難することの難しさ 2019/3/11版 平成30年7月豪雨では、気象庁から記録的な雨になると、行政から避難指示が 出されていました。 大雨特別警報が出た まだ大丈夫? 避難した方がよい? 【展開2:避難の重要性】洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握し、想定にとらわれないこと、いざというときに適切に避難するためタイムライン等で避難の流れを理解しておくことの重要性を伝える。 【このスライドのねらい】 ・大きな水害が発生した際に必ずしもみんなが避難するわけではないが、その理由を考えてみることで、水害時に避難することの難しさを理解する。
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Q.なぜ避難しなかった のでしょうか? 水害時の避難することの難しさ しかし、避難をせずに犠牲になってしまった人が多かったのです。 川から
防災学習資料(高校生以上用) 水害時の避難することの難しさ 2019/3/11版 しかし、避難をせずに犠牲になってしまった人が多かったのです。 川から 離れてるし 以前も たいしたこと なかったし 大雨で出て行くのは危ないよ マンションに 住んでいるから 安心でしょ Q.なぜ避難しなかった のでしょうか? 自分は死ぬ はずないよ 放送聞こえ なかったよ 面倒くさいし ペットが いるから 昔からここは 大丈夫だって 【展開2:避難の重要性】洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握し、想定にとらわれないこと、いざというときに適切に避難するためタイムライン等で避難の流れを理解しておくことの重要性を伝える。 【このスライドのねらい】 ・大きな水害が発生した際に必ずしもみんなが避難するわけではないが、その理由を考えてみることで、水害時に避難することの難しさを理解する。 病気のおじい ちゃんいるよ
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自分だけは大丈夫? 避難行動を阻害してしまう 人間の心理特性として 「正常性バイアス」 「多数派同調バイアス」 「経験や想定にとらわれる」
防災学習資料(高校生以上用) 自分だけは大丈夫? 2019/3/11版 避難行動を阻害してしまう 人間の心理特性として 「正常性バイアス」 「多数派同調バイアス」 「経験や想定にとらわれる」 の3つがあるんだ 【展開2:避難の重要性】洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握し、想定にとらわれないこと、いざというときに適切に避難するためタイムライン等で避難の流れを理解しておくことの重要性を伝える。 【このスライドのねらい】 ・「正常性バイアス」「多数派同調性バイアス」「経験や想定にとらわれる」という避難行動を阻害してしまう人間の心理特性について理解する。
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物事を普通の範囲内で理解したい これぐらいは 普通の範囲内だ 正常性バイアスとは 正常性 バイアスって?
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 正常性 バイアスって? 人間の心が持っている、エネルギーの損失や 過度な緊張を避けるために、ある程度までの異常は 正常の範囲内として処理する機能だよ 物事を普通の範囲内で理解したい これぐらいは 普通の範囲内だ 【展開2:避難の重要性】洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握し、想定にとらわれないこと、いざというときに適切に避難するためタイムライン等で避難の流れを理解しておくことの重要性を伝える。 【このスライドのねらい】 ・「正常性バイアス」「多数派同調性バイアス」「経験や想定にとらわれる」という避難行動を阻害してしまう人間の心理特性について理解する。
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火災の非常ベルが鳴ったけど・・・ みんなが「これはきっと訓練だから」 とか「誤報だ」と言っていたから 自分も逃げ出さなかった。
防災学習資料(高校生以上用) 多数派同調性バイアスとは 2019/3/11版 火災の非常ベルが鳴ったけど・・・ みんなが「これはきっと訓練だから」 とか「誤報だ」と言っていたから 自分も逃げ出さなかった。 「逃げるほどたいへんな事態なら、周りの人がきっと大騒ぎを するはずだ。でも、みんな静かだから大丈夫だろう」と大勢の人がいると、取りあえず周りに合わせようとする心理的特性を 「多数派同調バイアス」と言います。 【展開2:避難の重要性】洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握し、想定にとらわれないこと、いざというときに適切に避難するためタイムライン等で避難の流れを理解しておくことの重要性を伝える。 【このスライドのねらい】 ・「正常性バイアス」「多数派同調性バイアス」「経験や想定にとらわれる」という避難行動を阻害してしまう人間の心理特性について理解する。 【参考情報】 緊急時,人は一人でいると、自分の判断で行動を起こします。 しかし、周りに人がいると「皆でいるから」という安心感で、緊急行動が遅れる傾向にあります。 また、自分だけがほかの人と違う行動を取りにくくなり、お互いが無意識に牽制し合い、他者の動きに左右されてしまいます。 それは結果として逃げるタイミングを失ったり、せっかく逃げたのに引き返したりすることにも なりかねません。皆がいるから大丈夫なのではなく、皆がいるから危険に流される場合もあるのです。 東日本大震災では、津波の危険を察知した中学生たちの避難行動を見て、地域住民が避難し、助かった例がありました。率先して避難することで、多数派同調バイアスがよい方向に働いた例です。 本当に危険な状態なのに「危険だ」と思わないようにしている自分に気づいたら、また、「皆がいるから」という心理が働いて、その場にじっとしている自分に気づいたら、このバイアスを思い出してください。 「自分の心理に、バイアスがかかっている」と気づくことができれば、 理性の力で行動をコントロールすることができ、適切な行動を取れる可能性が高まります。(
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鬼怒川が決壊? まさか・・・ 経験や想定にとらわれる 【2015年の関東東北豪雨】
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【2015年の関東東北豪雨】 過去に決壊したことのある小貝川の増水を心配する人は多かったが、 決壊したことのない鬼怒川が決壊するとは想定しなかった。 鬼怒川が決壊? まさか・・・ 【展開2:避難の重要性】洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握し、想定にとらわれないこと、いざというときに適切に避難するためタイムライン等で避難の流れを理解しておくことの重要性を伝える。 【このスライドのねらい】 ・「正常性バイアス」「多数派同調性バイアス」「経験や想定にとらわれる」という避難行動を阻害してしまう人間の心理特性について理解する。
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過去にさかのぼれば群馬県でも多くの水害が発生 いざというときにはバイアスを振り払う心構えを。
防災学習資料(高校生以上用) 水害はどこでも起こりうる 2019/3/11版 【避難行動を阻害する心理特性にとらわれず避難しよう】 このくらいは普通の範囲内だ → ●気象庁の大雨特別警報や避難勧告が出ていれば危険! 他の人も避難していないから大丈夫 → ●きちんとした情報に基づき判断を 今まで水害が起きたことないから大丈夫 → ●今までに起きていない水害も起こりうる。 過去にさかのぼれば群馬県でも多くの水害が発生 いざというときにはバイアスを振り払う心構えを。 【展開2:避難の重要性】洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握し、想定にとらわれないこと、いざというときに適切に避難するためタイムライン等で避難の流れを理解しておくことの重要性を伝える。 【このスライドのねらい】 ・「正常性バイアス」「集団の同調性」「経験や想定にとらわれる」という避難行動を阻害してしまう人間の心理特性について理解する。 ・災害の少ない群馬県も安全神話にとらわれずに水害の危険性は常にあると考える必要がある。
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1.想定にとらわれるな 2.最善をつくせ 避難3原則 3.率先避難者たれ 例えば津波の場合は・・・
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【津波三原則】 1.想定にとらわれるな 2.最善をつくせ 3.率先避難者たれ 避難3原則 1 うちは浸水想定区域から外れてるから大丈夫! → 鵜呑みにしない、絶対ではない、まさかもある 2 ハザードマップで安全なところまで逃げよう! → 過信せず更に遠くの安全な場所へ逃げる 3 真っ先に逃げよう! → 友達や親が来るまで、まだみんな逃げてないから などと言う前に逃げる 【展開2:避難の重要性】洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握し、想定にとらわれないこと、いざというときに適切に避難するためタイムライン等で避難の流れを理解しておくことの重要性を伝える。 【このスライドのねらい】 ・津波三原則「①想定にとらわれるな、②最善を尽くせ、③率先避難者たれ」について紹介し、水害で生かせる視点を確認する。 【参考情報】 第一の「想定にとらわれるな」です。例えば各地域で作成している「ハザードマップ」等に記載されている警戒情報は、「あくまで予想」と考えること。相手は自然でありどんなことが起こるか分かりません。自分の居る場所がハザードマップでは安全と判断される場所であっても油断しないことです。 第二の「最善をつくせ」とは、一時的に避難した場所が決して一番安全な場所ではなく、その場所に留まることに固執せず、より安全な別の場所に避難できるかを考える、そのときに出来る最善をつくして避難行動をすることです。 第三の「率先避難者たれ」とは、通常私たちは「自分は被害に遭わないだろう」と考えがちですが、この考えを排除し、率先して避難することです。「想定」に頼らず自分たちで判断するのは、とても難しいことです。しかし、いざというときには想定以上のことを判断しなければならない事態が起こることを考えておきましょう。
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いざというときに適切に避難できるために、タイムラインを活用しよう!
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【タイムライン(防災行動計画)とは】 タイムライン って? 水害時に発生する状況をあらかじめ想定して「いつ」、「誰が」、「何をするか」、防災行動とその実施主体を 時系列で整理した計画だよ。 事前に備えておくと、いざという時きちんと行動できるね 国土交通省 交通サービス 市町村 住民 ○台風予報 ○台風に関する記者会見 ○災害対策本部の設置 ○連絡体制・通信システムの確認 ○リエゾン・TEC-FORCEの体制確認・待機 ○協力機関の体制確認 ○施設(ダム・水門・排水機場等)の操作確認 ○資機材の調達(災害協力建設業者等) ○交通サービス運行停止予告 ○広域避難の体制確認・調整 ○避難方針の発表 ○避難所の開設 ○自宅保全 ○防災グッズ (特別警報発表の可能性) ○大雨警報・洪水警報 ○土砂災害警戒情報 ○はん濫警戒情報 (はん濫警戒水位) ○大雨・暴風・高潮・波浪 特別警報 ○船舶等に対する警報等の伝達・周知 ○リエゾンの派遣・TEC-FORCEの出動 (被害状況調査の支援) ○緊急避難路の支持・発動 ○交通サービス事業者事前対応計画の発動確認 ○ダム事前放流の指示・確認 ○船舶への避難に関する勧告等 ○船舶への避難移管する勧告等 ○入港の制限、停泊中船舶の移動命令等の規制 ○市町村長へ事態緊迫状況の伝達 ○河川・海岸・道路・砂防等の巡視 ○CCTV監視の強化 ○TEC-FORCEの活動(排水) ○道路通行規制(強風等による規制)の実施 ○施設浸水防止対策 ○運行停止手順の確認 ○運行停止手順の公表 ○排水開始 ○運行停止手順の開始 ○広域避難者の誘導・受入 ○リエゾン・TEC-FORCEの受入 ○水防団の待機 ○避難所の運営 ○河川・海岸・道路の巡視 ○避難遅延者の対応準備 ○避難指示・勧告の発表 ○避難遅延者の対応 ○水防活動の実施 ○広域避難開始 ○要配慮者避難開始 ○避難開始 ○広域避難完了 ○はん濫危険情報 (はん濫危険水位) ○TEC-FORCEの出動(被害拡大防止の支援) ○施設操作員の危険個所からの退避 ○運行停止 ○施設保全・避難終了 ○警察・消防・消防団(水防団)等の避難支援者の危険個所からの退避 ○避難完了 ○継続的な危険回避行動 ○はん濫発生情報 (はん濫水の予測) ○警報の継続/解除 ○救助・救急活動の実施 ○通信の確保 ○TEC-FORCEの活動(道路啓開) ○JMA-MOTの活動(気象機動調査の実施) ○被害状況の把握・施設等点検の実施 ○調査・点検結果、通行規制状況の公表 ○TEC-FORCEの出動(早期復旧の支援) ○緊急輸送路・輸送船(救助・物資輸送等)の確保 ○交通サービス運行状況の把握・公表 ○被災宅地の危険度測定 ○応急仮設住宅の供給 ○リエゾン・TEC-FORCEの帰還 ○被害状況の把握・施設点検 ○運行見通しの公表 ○排水一部終了 ○運行一部再開 ○排水全体終了 ○運行全体再開 ○運行状況の公表 ○支援の要請 ○水防活動一部終了 ○避難指示・勧告の継続/一部解除 ○水防活動全体終了 ○避難継続/帰宅 ○避難終了 「誰が」 「何をするか」 「いつ」 広域避難に要するリードタイム はん濫発生情報 災害対策本部の設置 運行停止 手順の確認 運行停止予告 避難指示・勧告の発表 避難方針の発表 広域避難開始 避難完了 避難開始 【展開2:避難の重要性】洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握し、想定にとらわれないこと、いざというときに適切に避難するためタイムライン等で避難の流れを理解しておくことの重要性を伝える。 【このスライドのねらい】 ・いざというときにバイアスにとらわれずに避難できるようにタイムライン(防災行動計画)の重要性について理解する。
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マイ・タイムラインを作ろう 【マイ・タイムライン】 台風が発生してから川が氾濫するまでにすること(備えること)がマイ・タイムラインだよ。
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 【マイ・タイムライン】 台風が発生してから川が氾濫するまでにすること(備えること)がマイ・タイムラインだよ。 みなさんも自分の環境(住まい、家族構成など)に合ったタイムラインを考えてみよう! マイ・ タイムライン って? 自分たちの住んでいる地区の 洪水リスクを知る マイ・タイムラインを作成 国 自治体 自分自身の行動 時間 洪水時に得られる情報を知り、 タイムラインの考え方を知る 台風発生 ○テレビの天気予報を注意 ○洪水ハザードマップで 避難経路を確認 ○非常持出袋の準備 ○足りないものを買い出し ○川の水位をインターネット で確認 国 マイ・タイムライン 3日前 時間 洪水 予報 氾濫発生 自治体 避難 準備 勧告 おじいちゃんと一緒に 早めの避難開始! 避難場所に避難完了! 【展開2:避難の重要性】洪水時に避難を阻害する人間の心理を把握し、想定にとらわれないこと、いざというときに適切に避難するためタイムライン等で避難の流れを理解しておくことの重要性を伝える。 【このスライドのねらい】 ・いざというときにバイアスにとらわれずに避難できるようにタイムライン(防災行動計画)の重要性について理解する。 ・自分の避難行動を考えるマイ・タイムラインについても理解する。
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防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 今日のまとめ ・普段からの防災への備え、心構えが大切であることについて理解する。
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Q.今日の学習を踏まえて、水害に備え、普段から どのようなことに気を付けようと思いましたか?
今日のまとめ 防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 Q.今日の学習を踏まえて、水害に備え、普段から どのようなことに気を付けようと思いましたか? 普段から気を付けておくこと… 【まとめ】普段からの防災への備え、心構えが大切であることについて理解する。 【このスライドのねらい】 ・学習内容を振り返り、水害に備えてどのようなことをすればよいか再度考える。 ・いつどこへ避難するか、避難時の注意点について、家庭に帰ったら家の人と話し合い記入する。
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Q.大雨が降った時の避難について、 お家の人とも一緒に考えてみましょう。 今日のまとめ いつ避難するか… どこへ避難するか…
防災学習資料(高校生以上用) 2019/3/11版 Q.大雨が降った時の避難について、 お家の人とも一緒に考えてみましょう。 いつ避難するか… どこへ避難するか… 避難するときに気を付けること… 【まとめ】普段からの防災への備え、心構えが大切であることについて理解する。 【このスライドのねらい】 ・学習内容を振り返り、水害に備えてどのようなことをすればよいか再度考える。 ・いつどこへ避難するか、避難時の注意点について、家庭に帰ったら家の人と話し合い記入する。
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