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2010応用行動分析(3) 対人援助の方法としての応用行動分析
「人を助ける」という目的で、 応用行動分析を捉えると? HP:望月昭のホームページ ブログ:「対人援助学のすすめ」
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応用行動分析学の特徴 2)を選ぶことを「宣言」します! ・なぜ、ある行動をするのか 1)生物学的属性、個人の「能力」?
2)現在と過去の環境との相互作用? 2)を選ぶことを「宣言」します! (どちらが科学的に正しいという事ではない) 2
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なんでそんな宣言を? こうした宣言をすることは、いったいどんな状況で有効なのだろうか?
誰が、どんな相手に、どんな行為をするときに、こんな宣言は有効なのだろう? 対人援助(=人が人を助けるという実践行為)という文脈 3
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「助ける=援助」のキモ Service 御主人(当事者)が、好きな方向(自己決定)へ打つために最適なボールをあげる。
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対人援助の学としての 行動分析学 ・学=科学は、何かを人に伝えるための 言語行動が公共的であるための「書式設定」である。
・学=科学は、何かを人に伝えるための 言語行動が公共的であるための「書式設定」である。 ・対人援助を「学」とするとき、 誰が誰に何を伝えようとするのか? (それによって書式が決まる) ・そもそも「伝える必要があるのか」という 大前提も考える必要あり
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「たすける」 「助ける」は普遍的か:行為の起源は? 「助ける」は本能的な行為か? 「過不足なく助ける」とは?
そのように「助ける」のありかたや、 方法を「表現すること」はなぜ必要か? 「助ける」(直接の支援行為)だけじゃダメか?
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対人援助の3つの機能 「当事者がやりたい(続けたい)行動を維持させたり、新しい「やりたい」行動を「できる」ようにする。そのために、何ができるか? 「援助」「援護」「教授」
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3 2 1 対人援助作業の3つの機能の連環的発展 治療・教授 援護 援助 Instruction advocate assist
個人の行動(反応)形成 3 治療・教授 2 Instruction 援助 援護 advocate assist 1 進歩するとは? 援助設定の定着のための要請 行動成立のための 新たな環境設定
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対人援助実践の3つの機能 1)「障害 impairment」があっても先送りすることなく 社会参加を可能にする人的・物理的援助システムの 設計・設定(援助的アプローチ) 2)それを環境に定着させるために周囲に要請する作業(援護的アプローチ)、 3)援助設定を前提にして諸行動を可能にするための 教育・訓練する作業(教授的アプローチ) 新たな「対人援助」の学とよべるもの 3つの機能的アプローチの連環的「連携」が可能な実践と研究(=言語表現化)を行う。
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「助ける」は表現してナンボである 1)誰かが何か「できる」ようになるには、多くは社会への要請(援護=言語行動)が必要条件である。
2)援助・援護・教授という3つの仕事は、単独では行いきれない(連携が不可欠) であれば、共通言語を持つ必要がある。 3)「助ける」は、本来、人が自然に行う行為ではないかも知れない。であれば絶えずチェックしていないとアカン。 4)本当に、当事者が望んでいることなのか? それをどのように確認するか方法(=表現として)を示す必要がある。
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対人援助の実践には「表現」が不可欠 先の4つの表現はどうやれば?
その表現(=言語行動)のために、行動分析学の表現方法を用いてみよう。 ・ 個人と環境との関係で表現する行動分析学 の特徴は、対人援助実践になぜ有効なのか?
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「学」の特徴として 当事者の「個人属性の記述」ではなく、 「これがあれば(=援助設定)、『できる(=行動成立)』という条件についての公共的な表現を追及する ・ 「根性」「やる気」:公共的表現ではない 「発達」や「能力」といった一般的な個人属性 と同じである。 ・ 「当事者が「やりたい」行動の選択肢を拡大する(できる)」プロセスを表現する
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「できる」は発見されるもの? ある条件があれば「できる」を発見する
「ある条件」(これが対人援助の内容となる)には個別の個人や状況で無限に近い方法がある。 つまり「できる」は創造していくことである。
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これがあれば「できる」行動 ・当事者の「反応」だけではなく、 ・その反応の機会を与える先行刺激 ・そして、その反応の結果として生じる結果
この3点セットによって行動を捉える = オペラント行動 という行動の表現方法がある。
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「これ」があれば「できる行動」の表現 反応(行動) 先行事象 結果事象 この3つで表現 先行・反応(行動)・結果 三点セット
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「行動ができる」の例 ●足の不自由な人が、映画館へ行って「映画を観る行動ができる」 「なにが」あれば「できる」ことができるか?
●靴下を自分ではけない幼児は、どうすれば 「靴下をはくこと」ができるか
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