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ランピースキン病 (Lumpy skin disease)
届出伝染病: 牛、水牛。 動物衛生研究所 「家畜の監視伝染病」 病原体: LSD ウイルスは、ポックスウイルス科コルドウイルス亜科に分類され、野生反芻動物を自然宿主とする羊痘瘡ウイルスに近縁のウイルス(血清学的に区別できないが、緬山羊痘瘡の分布と一致しない)。培養では細胞質内封入体(CPE)がみられる。 疫学: 1929 年にザンビアで発見された牛の急性あるいは亜急性の伝染病で、現在はアフリカ大陸のほとんどの地域に発生がある。伝搬には節足動物の媒介が示唆されているが、流行地では感染牛の唾液 または 唾液で汚染された飼料や飲水による接触感染も起こっている。本症の罹患率は南アフリカでは 50 %から 100 %で、死亡率は通常 1 %であるが、時に 75 %になることもある。河川の流域や低地での発生が多く、季節的には多湿夏期に多い。 臨床症状: 潜伏期は実験感染例では 7 日から 14 日であるが、自然感染例は 2 週間から 5 週間以上である。発熱は特徴的な 2 相性で、皮膚病変は 2 回目の発熱時(初回発熱後の 1 週間から 10 日目ごろ) に発現する。2 回目の発熱では食欲不振、流涎、流涙、鼻汁とともに、全身、とくに頚部、背側、脚部、外陰部などに数個~数百個の結節が観察される。その他、泌乳量の減少や浮腫などが認められる。 Lumpy: こぶだらけの JICA
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皮膚の丘疹が広がっている 乳頭部結節の潰瘍化 アイオア州立大学
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中心部が壊死した丘疹が多数みられる 丘疹の壊死中心部は容易に剥離する 2個の壊死した丘疹中心部の痂皮が脱落 丘疹の壊死中心部の下方に出血性滲出物
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牛の鼻口部: 境界明瞭でやや盛り上がった丘疹が多数見られ、しばしば表層が腐食し、鼻孔内へ広がる。
牛の鼻口部: 境界明瞭でやや盛り上がった丘疹が多数見られ、しばしば表層が腐食し、鼻孔内へ広がる。 大きな皮膚結節病変 結節 (N) と硬結 (S)
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気管粘膜の病変 罹患牛の肺病変:無気肺 および肺小葉間の水腫
鼻甲介:初期の痘疹は、周辺に点状出血を伴う灰白色円形病巣である。下は、進行した痘疹で、中心部が壊死。 罹患牛の肺病変:無気肺 および肺小葉間の水腫
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経済的影響 ヒトの感染はこれまで起きていない 主な経済的影響は生産性の低下である 重度の削痩 乳量低下 流産 乳房炎の継発
不妊 重度の皮膚障害 跛行による運動障害 脾臓、肝臓、肺の出血 消化管全域の粘膜面の病巣 ヒトの感染はこれまで起きていない
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2004年 流行国では、ワクチン接種と害虫駆除 清浄国では、検疫による侵入防止 :発生あり :発生なし :未報告 2007 7-12
流行国では、ワクチン接種と害虫駆除 清浄国では、検疫による侵入防止 :未報告 :これまで発生なし :この期間の発生なし :感染/侵入 :臨床例あり :発生が数地区に限定 :現在流行中
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