問題解決実習 学校施設の改善を提案しよう！

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1 問題解決実習 学校施設の改善を提案しよう！
高校2年　選択情報⑨

2 授業の内容 学校の設備の課題を発見し（問題発見）、具体的な解決提案を検討し、提案する。 学校設備の改善提案のテーマ
手順（配当時間） 日程 １．課題を発見する（１．５時間） 　STEP１　個人で考える 　STEP２　グループで話し合う 10/30・11/7 ２．解決案を考える（１時間） 　STEP１　発見した問題の解決アイデアを考える 　STEP２　広がったアイデアから１つテーマを選ぶ 11/10 ３．プレゼンテーションを制作する（3時間） 　STEP１　事例・金額・根拠などデータを調べる 　STEP２　データをもとにスライドを制作する 　STEP３　スライドを動かしながらリハーサル 11/13・17・20・24 リハ：11/27 ４．発表・相互評価・自己評価をする（１時間） 　※発表を行うグループを相互評価で決める 12/1 ５．振り返りのグループワーク 12/4 学校の設備の課題を発見し（問題発見）、具体的な解決提案を検討し、提案する。 学校設備の改善提案のテーマ バリアフリー（障害を持つ人にも優しい） 安全（ここが危ない！） 有効活用（このスペースもったいない） 環境・省エネ（地球にやさしい学校づくり） 表示（案内表示の改善提案） 豊か（豊かな雰囲気づくり）

3 グループ分け 班 メンバー A-1 B-1 A-2 B-2 A-3 B-3 A-4 B-4 A-5 A-6 A-7

4 １．課題を発見する（KJ法） 学校の施設の課題を次のテーマごとに一人3つ考え、付箋に記入します。
学校の施設の課題を次のテーマごとに一人3つ考え、付箋に記入します。　　 バリアフリー（障害を持つ人にも優しい） 安全（ここが危ない！） 有効活用（このスペースもったいない） 環境・省エネ（地球にやさしい学校づくり） 表示（案内表示の改善提案） 豊か（豊かな雰囲気づくり） 各テーマごとに話し合い、画用紙で整理し、発表します。 ･･･がバリアフリーではない

5 ＫＪ法 このような課題解決の方法を・・ ・ データをカードに記述し、カードをグループごとにまとめて図解し、まとめてゆく方法
・　データをカードに記述し、カードをグループごとにまとめて図解し、まとめてゆく方法 ・　発明者　川喜田二郎（東京工業大名誉教授）の名前から　ＫＪ法　といわれる

6 ２． 解決案を考える！① １．解決案をたくさん考えよう①（ブレーンストーミング） 話し合いのルール ①判断・結論を出さない（結論厳禁）
２．　解決案を考える！① １．解決案をたくさん考えよう①（ブレーンストーミング） 話し合いのルール ①判断・結論を出さない（結論厳禁） 　　自由なアイデア抽出を制限するような、判断・結論は慎む。 ②粗野な考えを歓迎する（自由奔放） 　　ユニークで斬新なアイデアを重視する。 ③量を重視する（質より量） 　　様々な角度から、多くのアイデアを出す。 ④アイディアを結合し発展させる（結合改善） 　　別々のアイデアをくっつけたり一部を変化させたりする

7 ２．解決案をたくさん考えよう② ①付せんにアイデアを一つ一枚書こう ②一人三つがノルマ、アイデアが浮かぶ 人はもっと書いていこう
　　①付せんにアイデアを一つ一枚書こう 　　②一人三つがノルマ、アイデアが浮かぶ 　　　人はもっと書いていこう 　　③付せんの隅に名前を書いておこう 北館に 手すりを作る 段差に スロープを 低い自動販売機の導入 ←個人で書いたもの

8 ２．解決案をたくさん考えよう③ ①アイデアをグルーピングしよう ②話し合いながら付せんを追加しよう （追加したものは違う色の付せん） 北館に
　　①アイデアをグルーピングしよう 　　②話し合いながら付せんを追加しよう 　　　（追加したものは違う色の付せん） 北館に 手すりをつける 段差に スロープを 低い自動販売機の導入 ←個人で書いたもの 食堂の カウンターを 下げる 購買部へのルートを作る ←グループで追加したこと

9 ２．解決案を考える！② ２．でてきた意見から、グループとして提案する意見を選びます。 ・最初にあげた問題点を解決できる方法か？
・実際に調査をしての検討を ・実現する可能性がより高いものを ・すぐできる提案と長期的な提案もあり

10 テーマ 提案 A-1 B-1 A-2 B-2 A-3 B-3 A-4 B-4 A-5 A-6 A-7 A-8

11 ３．プレゼンテーションを制作する① ～調査分析編（１時間）～
１．提案に説得力を持たせる材料を調査しよう！ ①提案の具体化 →場所、内容、費用 ②現状調査 →現状写真、アンケート、問題点 ③事例調査 →他校の事例、類似事例 ④提案の効果 →費用面、心理面など ⑤費用の解決 →安い方法、補助金、頭割り ２．何を調べるかを相談し、分担して調べる →調べたサイトは内容・サイト名を必ずメモ

12 （例）学校イルミネーションの提案 ①具体化：北門側にイルミネーションを飾る ②現状：学校の知名度を上げるには話題作り ステンドグラスを盛り上げる仕掛けが必要 イルミネーションは冬の風物詩 ③事例：町・遊園地・学校の例の紹介 ④効果：北門前を通る車→1日○○台へアピール ＳＮＳを通じた情報拡散→知名度向上 ⑤費用：設置費用は・・・円 電気代は・・・・円 一般的な広告費用と比べると安い

13 調査分析のヒント 信頼性の高いデータを見つけよう データ・画像の出典を明らかに グラフ・数字は説得力高い
個人のページ＜企業＜公的団体＜官公庁 データ・画像の出典を明らかに （総務省Webより　 （○○中学校の事例　 グラフ・数字は説得力高い 例　カーテンの断熱効果のグラフ 例　太陽光発電による発電金額

14 グループワークシートの記入 名前 ／時間 ○○ △△ □□ ０～５ ・先生の説明 ・グループでの役割分担・計画表の記入
　→具体的に何をするかを割り振り、下の欄に記入すること ５～１５ ・現場の写真設営 ・提案のスライド制作 ・現場の写真撮影 15～25

15 ３．プレゼンテーションを制作する② ～スライド制作編（２時間）～
１．発表の構成を考える（例） ①提案：「私たちは○○を提案します」 ②根拠：「現状にはこんな課題があります」 「他校にはこんな例があります」 ③詳細：「なのでこのようなことを提案します」 ④効果：「実現すればこんな効果があります」 ⑤結論：「○○すれば安全性は高まります」 結論は相手にメリットを 感じさせるように！

16 ３．プレゼンテーションを制作する② ～スライド制作編（２時間）～
１．スライドの順番・構成を考える（例） 提案の概要 「○○を提案します」 提案理由① 課題・根拠 提案理由② 課題・根拠 もう一度 提案の概要 提案の効果 「こんな効果があります」 提案の詳細 「提案の内容は・・・」

17 （参考）アンケートをするときは メニュー 人数 1位 うどん 22名 2位 カレー 18名 3位 パスタ 5名 ミニメニュー、
　あったら買いますか？ ミニメニューにしてほしい 食堂メニュー　Best３ メニュー 人数 1位　うどん 22名 2位　カレー 18名 3位　パスタ 5名 こう聞けば 説得力大！ グラフは 訴える力　大！ K2B　22名調べ K2B　22名調べ（複数回答） 必ず入れておく（正確さが必要）

18 ３．プレゼンテーションを制作する③ ～発表練習編（1時間）～
１．リハーサルをしよう！ （１）本番と同じように役割を確認 ・説明する人・操作する人・補助する人を決めて、本番と同じように操作する （２）リハ１：流れを確認 ・スライドを全員で確認しながら、話す内容を確認しよう （3）リハ２：時間をはかろう！ ・スライドショーのリハーサル機能を使おう ・各グループ３～5分でお願いします

19 （ヒント）発表のコツ編 目線は前を見て、全体にまんべんなく！ よくある失敗 原稿を見ながら下向きにしゃべる はっきり、ゆっくりとしゃべる！
よくある失敗　原稿を見ながら下向きにしゃべる はっきり、ゆっくりとしゃべる！ よくある失敗　緊張して早口になる 言葉づかいも気をつけて！ よくある失敗　だらだらとしゃべって説得力がない 観客をまきこもう！ 例　質問する、アンケートで手をあげさせる、体験

20 ４．プレゼンテーションする 準備 分担・原稿のうちあわせ・最終確認 相互評価 プレゼン 発表者は聴衆を意識して、聞く人は発表者を見て
発表が終わってから評価・コメントを書く コメントは発表の内容への意見・質問を書く 自己評価 すべての発表が終わってから記入 考察もしっかりと

21 相互評価の基準 評価項目 Ａ Ｂ Ｃ 発 表 デザイン 内 容 説得力 Ｓ は Ａ の中でも特によいものにだけつける 声の大きさ・言葉づかい
発　表 声の大きさ・言葉づかい 目線 よく できている だいたい もう一工夫 デザイン ①スライドの見やすさ ②視覚的に訴えているか 内　容 ①ボリューム（量） ②オリジナリティ 説得力 ①論理的に話しているか ②説明と結論が一致 Ｓ　は　Ａ　の中でも特によいものにだけつける

22 ５．プレゼンテーションの振り返り 他のグループの発表から 自分のプレゼンテーションの映像を見て
参考になったこと、真似したいことを箇条書きで書きだそう 自分のプレゼンテーションの映像を見て よかったところと改善点をそれぞれ書き出そう