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HE染色.

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1 HE染色

2 HE染色 Hematoxylin-Eosin(HE)染色 HE染色は単に組織の形態を観察する目的で細胞核、細胞質を染色する方法 。 細胞質
 細胞及び組織構造の全体像を把握する為に行う。  染色と標本の管理がよければ永久保存ができる。 細胞質 (Eosin)   細胞核 (Hematoxylin)

3 ヘマトキシリン Hematoxylin(C16H14O6・3H2O)はメキシコやアメリカ大陸に茂る樹木(マメ科/ Hematoxylon campechianum)から抽出して得られる色素で無色または淡い褐色の結晶をなし、水に溶けにくく、熱湯やアルコールには溶けやすい。 ヘマトキシリンは酸化するとヘマテインと呼ばれる染色有効成分が得られる。 溶液を作る際には、ヘマトキシリンに酸化剤を加え、人工的に酸化促進させる。 ヘマテインも単独では染色性がなく、陽イオンがつくとはじめて塩基性色素になる。 この色ラックは正(+)に帯電しているため、組織内の負(-)に帯電している部分(リン酸基やカルボキシル基を多く含む部分:細胞核など)に結合し、青紫色に染める。 古くは下痢や癌の医薬としてヨーロッバに伝えられたものである 。

4 Hematein Hematoxylin 酸化

5 ヘマトキシリンの種類 使用目的によって選ばれるが, また研究者の好みもあって選択されている。ヘマトキシリン液には多量のアルミニウム塩あるいは酸を含む酸ヘマトキシリン液と、酸を加えない比較的中性のヘマトキシリン液がある。 前者(マイヤー、リリー・マイヤーなど)は核を選択的に染める。   染めた直後には標本全体が赤紫色を呈しているが、 これを流水洗するだけで徐々に美しい青紫色に変わっていく。 後者(デラフイールド、ハリス、カラッチなど)は核以外の細胞質や結合織なども染色される程度に強く染めておいてから1%塩酸アルコールなどを用いて核だけを選択的に染め残すようにする。   前者にくらべやや手数がかかるが、 後者の方が染色質などの染まり方が繊細であるといわれる。

6 エオジン ヘマトキシリン染色の後染色として、赤色~黄色の酸性色素が使用される。
通常はエオジン染色が多く、一般にはエオジンY(水溶性エオジン)がよく用いられている。 エオジンの色素は水溶液中でカラーアニオン(酸化されるイオン:還元剤)として存在し、負性荷電しているので、組織中の陽性荷電部に結合し、赤色に染める。 組織構成成分は全般に等電点がやや低く(pH3.5~5.5)、エオジン水溶液中では負(-)に帯電している部位が多い。そこで酢酸等の酸を少量加えると組織成分がより正(+)に帯電し、負(-)のエオジンが結合しやすくなる。 ただし、酸を加えすぎると液中の水素イオンが増し、カラーアニオンの溶解度が減少し、色素が沈殿しやすくなる。 酸性色素であるエオジンの色素分子は水溶液中では負(-)に帯電しているので、組織中の正(+)に帯電している部分に結合する。 アニオン:アニオンとは、アノード的なイオンということで、電圧の低いイオンという意味ではなくて、電子を放出するイオン、つまり、酸化されるイオン(それ自身は還元剤)という意味です。 =アノード:電流の流れる向きに注目した呼び方で、外部回路から電流が流れ込む電極。陽極。あるいは外部回路が電極から電子を吸い込む側

7 試薬処方 マイヤーのヘマトキシリン(Hematoxylin) エオジン(Eosin) 蒸留水 100ml A:蒸留水 1000ml
   硫酸カリウムアルミニウム 50g  B:アルコール 20ml    Hematoxylin 1g   ヨウ化ナトリウム 0.2g (酸化剤)   抱水クロラール 50g (防腐剤)   酢酸 3ml エオジン(Eosin)   蒸留水 100ml   エオジンY 1g   酢酸 0.1ml A液とB液をよく溶かしてから混合、酸化剤のヨウ素ナトリウムを加え、防腐剤として抱水クロラールを加える。 ヘマトキシリン・エオジン共保存する時には酢酸を入れず冷蔵庫で保存、使用する量に応じて酢酸を加えて使う。

8 染色法 100%アルコール(×3回) キシロール(×3回) 封入 90%アルコール 軽く水洗 70%アルコール ヘマトキシリン(8分)
流水水洗(10分) エオジン(3分) 脱パラ後水洗 ヘマトキシリン後の水洗では、水による色だしもかねている。 色だしは最初褐色調を帯びた青色の染まっているものを弱アルカリ液につけたり水洗したりして美しい青色に変える過程をいう。 染色 脱水系列 透徹 封入

9 染色の注意点 1、脱パラフィン後の水洗はすぎると組織の染色度が低下するのでアルコールが落ちる程度でいい。
2、ヘマトキシリン染色液の水洗は染色液が落ちればいい。 3、エオジンはアルコールには溶けにくいが水にはかなりよく溶けるので、水や普通アルコールで洗うときは手早くやって脱色を防ぐ。 4、切片が乾くと変色がおこり元には戻らない。 エオジンYはアルコールに溶解しやすいので脱水は手早く。

10 染色結果 青紫色 その他の細胞質、線維、赤血球など  それぞれの性質に応じ濃淡各種の赤(淡紅色)

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