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運動療法の基本を学ぶ ~触診と各パーツの理解を深める~ 骨盤・股関節編 静岡Reha-Care研究会 国際統合リハビリテーション協会

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1 運動療法の基本を学ぶ ~触診と各パーツの理解を深める~ 骨盤・股関節編 静岡Reha-Care研究会 国際統合リハビリテーション協会
運動療法の基本を学ぶ  ~触診と各パーツの理解を深める~ 骨盤・股関節編 静岡Reha-Care研究会 国際統合リハビリテーション協会 認定インストラクター 森下 貴史

2 触診とは? 【触診とは】:触診は、手で触って異常がないか調べる。手触り、温度、硬さ、弾力、
 【触診とは】:触診は、手で触って異常がないか調べる。手触り、温度、硬さ、弾力、       腫瘤の有無、圧痛の有無など、様々な所見がとられる。(Wikipedia)    *人体内部を直接確認できない療法士にとって、手がかりは触診!!  【目的】:治療を選択する為、どこがどのように悪いのかを鑑別する       治療の効果を触診により感じる【治療】=【触診】       クライアントに状態を説明する       →クライアントの主観的な状態と訴えが、何故起こっているのか?

3 触診のコツ・ポイント 触診が上達する コツ ① 頭 を上げる ② 患者様との距離 は近すぎず、遠すぎず ③ 患者様に身体を向ける
④ 解剖学的にイメージして触る ⑤ 触ることに集中しすぎない(1点集中はNG) ⑥ 個体差があることを意識する。 ポイント:硬さ・溝・動き

4 触診のコツ・ポイント 身体の使い方 自分の腕の筋肉が緊張している→正しい情報を相手から得ることが難い
 自分の腕の筋肉が緊張している→正しい情報を相手から得ることが難い *自分の身体の状態や使い方、姿勢の変化によって、脳に伝わってくる感覚は簡単に 変わる  安定した感覚を得るためには!!  →上肢の力に頼った身体の使い方から脱却する!!             力源は 【体幹】

5 触診のコツ・ポイント 身体の使い方(例) 両手で肘を伸ばしたまま下方に押す→ASISから身体を曲げるイメージ
                  肩甲骨が下がるイメージ  両手、片手で肘を曲げて下方に押す→肘から下げるイメージ  母指で押す→ASISで押して肩甲骨で逃がすイメージ   *片膝立ち、立位では、足から押すイメージ  *イメージは人によって千差万別!!(自分のイメージを作るように) *基本的な姿勢を作ってから行うように!! *インナーを使う!アウターは緩める!      身体の使い方でどの程度変わるか試してみましょう

6 骨盤を構成する骨・触診 骨盤帯:寛骨(恥骨、坐骨、腸骨)と仙骨、尾骨で構成。
関節:寛骨の前方は恥骨結合で、寛骨と仙骨を後方でつなぐ仙腸関節で結合。   (仙骨と尾骨は仙尾連結、尾骨間連結)     触診ポイント ①腸骨稜(ヤコビー線 L4・5) ②上前腸骨棘 ③上後腸骨棘(S2) ④恥骨結合 ⑤仙骨:仙骨底(仙骨とL5と接する面)     仙骨尖 仙骨裂孔 ⑥尾骨 ⑦坐骨結節 上後腸骨棘から、内側に指を入れると仙骨に触れます。 そこで軽く圧をかけると、骨の硬さを感じる部分と、硬さを感じない部分とが触れます。 この硬さを感じない部分が、仙骨孔になります。 そうすると、スボっと指が入る部分が出てきます。 そこが仙骨の下端部(仙骨尖)になります。

7 骨盤の動き 矢状面における仙骨に対する腸骨変位
骨盤の動き 矢状面における仙骨に対する腸骨変位  ※本日の共通言語として superior PS AS ①AS/PI変位が左右対になって見られる。 ②両側のPI、WPIも見られる。  (老化:歪みが進んだ状態) ③AI/PSはイレギュラー。  (恥骨のズレ等) posterior anterior 仙骨に対して寛骨の上への動き=アップスリップ 仙骨に対して寛骨の下への動き=ダウンスリップ  評価:呼吸、 PI AI inferior

8 International Association of Integrated Rehabilitation Tokai
※本日の共通言語として AS ①仙腸関節の可動域減少 ③非荷重側になりやすい ④筋量がPI腸骨に対して少ない ⑤臥位でPI腸骨側に比べて脚が長い ⑥股関節内旋 International Association of Integrated Rehabilitation Tokai

9 International Association of Integrated Rehabilitation Tokai
骨盤の動き PI腸骨  ※本日の共通言語として ①仙腸関節の可動性保たれやす い。 ③荷重側になりやすい ④筋量がAS腸骨に対して多い ⑤臥位でAS腸骨側に比べて短脚 ⑥股関節外旋 PI International Association of Integrated Rehabilitation Tokai

10 International Association of Integrated Rehabilitation Tokai
骨盤の動き 仙腸関節の運動学  ※本日の共通言語として Counter-nutation 後屈位 起き上がり運動 LPP Nutation 前屈位 うなずき運動 CPP 仙骨が側屈回旋するというイメージはあまりないと思いますが、脊柱全体を回旋させたときに生じるカップリングモーションのことをいいます。 カップリングモーションとは脊椎を側屈させた時に脊柱が回旋するという現象です。 これは仙骨でも同様に起こります。仙骨も同側屈にて同回旋する International Association of Integrated Rehabilitation Tokai

11 International Association of Integrated Rehabilitation Tokai
骨盤の動き 仙腸関節の運動学  ※本日の共通言語として In-flare 坐骨:外転 ニューテーション 簡単な動きの評価、座位にてPSISとS2を触診、足を上げて上に動くか Out-flare 坐骨:内転 International Association of Integrated Rehabilitation Tokai

12 International Association of Integrated Rehabilitation Tokai
骨盤の歪みの機序  ※本日の共通言語として *LPI は左右逆の機序で骨盤が歪む。WPI はこの状態から身体が骨盤の変位を代償し続けることで起こる。 International Association of Integrated Rehabilitation Tokai

13 International Association of Integrated Rehabilitation Tokai
骨盤の歪みのパターン  ※本日の共通言語として 骨盤の歪みパターン <頭蓋骨の歪みと連動> RPI タイプ   胎児の時に左前頭部を下にしていた場合に起こる。(8~9割) LPI タイプ   胎児の時に右前頭部を下にしていた場合に起こる。(1~2割) WPI タイプ   RPI・LPI がさらに進行し、身体が固まる事(老化)によって起こる。  *A 前、P 後、S 上、I 下 International Association of Integrated Rehabilitation Tokai

14 骨盤の歪みが全身に与える影響 ※本日の共通言語として 骨盤の歪みによる全身への影響 (圧痛点による評価) PIサイド ASサイド
骨盤の歪みが全身に与える影響  ※本日の共通言語として 骨盤の歪みによる全身への影響 (圧痛点による評価)  PIサイド 下半身後面:大臀筋、ハムストリングス、下腿三頭筋 上半身前面:腹部、大胸筋、胸鎖乳突筋  ASサイド 下半身前面:大腿四頭筋、大腿筋膜張筋、前頸骨筋 上半身後面:後頭下筋、僧帽筋、腰背部  (人体百科のHPより転写)

15 股関節を構成する骨・触診 股関節 :寛骨臼と大腿骨頭からなる臼関節 体重の支持性と自由な運動性
股関節  :寛骨臼と大腿骨頭からなる臼関節 体重の支持性と自由な運動性 関節の構造:股関節は球型の大腿骨頭と半球状に凹んだ寛骨臼によって構成       関節頭である大腿骨頭は骨幹部より120°~130°の角度をもち(頚体角)       前方に10°~30°回旋している(前捻角) 寛骨臼  :前額面で約30°下方へ傾斜し、水平面では30°~40°前方に向く。        関節唇と靱帯で補強。 触診ポイント ①大転子 ASIAの後下方 ②小転子 股関節屈曲、外転、外旋にて        ASISの下(鼠径部)

16 股関節の動き 股関節の骨運動:屈曲-伸展、内転-外転、内旋-外旋、複合運動:分回し これらの運動は大腿骨の寛骨に対する運動であるが、
股関節の動き  股関節の骨運動:屈曲-伸展、内転-外転、内旋-外旋、複合運動:分回し         これらの運動は大腿骨の寛骨に対する運動であるが、         骨盤を介して脊柱も連動する。大腿骨頭は凸の法則に従って運動する。         LPP:軽度屈曲、外転、外旋位 、 CPP:伸展、内旋位 ①屈曲-伸展:股関節の屈曲-伸展は、大腿骨が屈曲するにつれ骨頭は後方への軸回旋を行い、        伸展時にはその逆に前方への軸回旋を行う。 ②内転ー外転:大腿骨の運動と逆に骨頭は内転時には外側へ、外転時には内側へ滑る。 ③内旋-外旋:大腿骨が内旋すると骨頭は後方へ滑り、外旋時には逆に前方へ滑る。 *加齢や疾患・不動などにより筋膜の癒着+関節包内運動が困難になる  →可動域の制限や衝撃吸収作用が低下する。 関節包内運動での副運動(副運動とは骨運動を伴わない関節面相互の運動であり、通常、一般での随意運動では起こりません。) 離開 牽引するように行います。 動かす骨の長軸方向に牽引するように行います。 関節面が引き離れるように行います。 圧縮 動かす骨の長軸方向に対して圧迫するように行います。 関節面と関節面が接近するように行います。 滑り 動かさない側の骨を固定して、動かす側の骨を関節面に対して平行に滑らせます。 傾斜 片側の関節面が引き離れるような動きになります。 構成運動 関節外運動に伴って起こる運動が構成運動になります。 ・構成凸滑り、構成凹滑り 関節面に沿った滑り運動になるため、副運動の滑りとは少し違います。 転がり 固定した関節面に対して、骨が転がりながら関節面の接点は常に変化していく動きになります。 解かりやすい例:氷の上をタイヤ回転するイメージ 軸回旋(軸回転) 固定した関節面に対して、骨がコマのように回転するような動きになります。 解かりやすい例:氷の上をタイヤが移動しないで回転するイメージ 凹の法則 凸関節面を有する骨体を固定し、凹関節面を有する骨体が動く時、関節が動く方向と同じ方向へ関節面も滑る。 例:膝関節の脛骨大腿関節を伸展する時、大腿骨を固定して脛骨を動かす時、骨と同じ方向へ関節面も滑る。 凸の法則 凹関節面を有する骨体を固定し、凸関節面を有する骨体が動く時、関節が動く方向と反対方向へ関節面が滑る。 例:股関節の外転時は凹関節面の寛骨を固定して股関節を動かす時、骨と反対に下内側へ関節面が滑る。

17 凹凸の法則(参考資料) 凹の法則 凸の法則 凸関節面を有する骨体を固定し、凹関節面を有する骨体が動く時、
凹凸の法則(参考資料)  凹の法則 凸関節面を有する骨体を固定し、凹関節面を有する骨体が動く時、 関節が動く方向と同じ方向へ関節面も滑る。 例:膝関節の脛骨大腿関節を伸展する時、大腿骨を固定して脛骨 を動かす時、骨と同じ方向へ関節面も滑る。 凸の法則 凹関節面を有する骨体を固定し、凸関節面を有する骨体が動く時、 関節が動く方向と反対方向へ関節面が滑る。 例:股関節の外転時は凹関節面の寛骨を固定して股関節を動かす時、 骨と反対に下内側へ関節面が滑る。 凹の法則 凸関節面を有する骨体を固定し、凹関節面を有する骨体が動く時、関節が動く方向と同じ方向へ関節面も滑る。 例:膝関節の脛骨大腿関節を伸展する時、大腿骨を固定して脛骨を動かす時、骨と同じ方向へ関節面も滑る。 凸の法則 凹関節面を有する骨体を固定し、凸関節面を有する骨体が動く時、関節が動く方向と反対方向へ関節面が滑る。 例:股関節の外転時は凹関節面の寛骨を固定して股関節を動かす時、骨と反対に下内側へ関節面が滑る。

18 関節包内運動(参考資料) 関節包内運動 副運動:骨運動を伴わない関節面相互の運動。通常、一般での随意運動では起こらない
関節包内運動(参考資料)  関節包内運動  副運動:骨運動を伴わない関節面相互の運動。通常、一般での随意運動では起こらない 離開:関節面が引き離れる。 圧縮  関節面と関節面が接近する。 滑り 動かす側の骨を関節面に対して平行に滑る。 傾斜 片側の関節面が引き離れる。

19 関節包内運動(参考資料) 関節包内運動 構成運動:関節外運動に伴って起こる運動。 構成凸滑り、構成凹滑り 関節面に沿った滑り運動になるため、
関節包内運動(参考資料)   関節包内運動  構成運動:関節外運動に伴って起こる運動。 構成凸滑り、構成凹滑り  関節面に沿った滑り運動になるため、  副運動の滑りとは異なる。 転がり  固定した関節面に対して、骨が転がりながら関節面の   接点は常に変化していく動き。  例:氷の上をタイヤ回転するイメージ 凹の法則 凸関節面を有する骨体を固定し、凹関節面を有する骨体が動く時、関節が動く方向と同じ方向へ関節面も滑る。 例:膝関節の脛骨大腿関節を伸展する時、大腿骨を固定して脛骨を動かす時、骨と同じ方向へ関節面も滑る。 凸の法則 凹関節面を有する骨体を固定し、凸関節面を有する骨体が動く時、関節が動く方向と反対方向へ関節面が滑る。 例:股関節の外転時は凹関節面の寛骨を固定して股関節を動かす時、骨と反対に下内側へ関節面が滑る。 軸回旋(軸回転)  固定した関節面に対して、骨がコマのように回転するような動き。

20 筋膜の話 ①筋内膜 ②筋周膜 ③筋外膜 ④深筋膜・・・・全身をボディタイツのように覆っている ⑤浅筋膜・・・・皮下組織
①筋内膜 ②筋周膜 ③筋外膜 ④深筋膜・・・・全身をボディタイツのように覆っている ⑤浅筋膜・・・・皮下組織  *筋膜はお互いにズレあうことが必要。(浅筋膜・深筋膜・筋肉同士) →ストレス、炎症、運動不足などにより硬くなった筋膜は短縮し姿勢に骨格に影 響する  ①皮膚・浅部筋膜への感覚入力レベル ②筋膜を剥がす。深部筋膜へのアプローチ ③筋のアライメント・走行・ベクトルを変える また、骨の動きと同じように筋の形態も変化します。 その変化がなければ可動域制限に繋がります。伸張性の低下以外で、筋の形態変化を疎外する要因は、 ①   筋間での滑走不全 ②   筋骨付着部での筋自体の可動性低下 ③   筋間中隔での分離不全 だと思います。 まとめますと、柔軟性には幅があります。 アプローチするときに意識することは、 筋自体に目的の動きをつけること 「骨と筋」「筋と筋」の動きを分離させること これが大切だと思います。なので、拘縮などの回旋制限は難しいんですね。

21 筋膜の話 ①皮膚・浅部筋膜への感覚入力レベル(下記①) ②筋膜を剥がす。深部筋膜へのアプローチ(下記②~③) ③筋のアライメント・走行・ベクトルを変える(緩む方向や刺激を入れる) 筋膜の変位方向の評価  1,図①の深さで触診  2,硬い部位流れの滞っている部分を探す   (硬くて平坦な感じ、滑らない)  3,筋膜の流れを感じる   (分からない場合は少し伸張)    →伸張しにくい方向に引っ張られている  4,図②、③の深さでアプローチ  5,評価

22 筋膜の流れ(アナトミートレイン) 浅層フロントライン 浅層バックライン ラテラルライン スパイラルライン
引用:アナトミートレイン【WEB動画付き】第3版徒手運動商法のための筋筋膜経線

23 筋膜の流れ(アナトミートレイン) 浅層アームライン 深層アームライン ファンクショナルライン 深層フロントライン
引用:アナトミートレイン【WEB動画付き】第3版徒手運動商法のための筋筋膜経線

24 筋膜の流れ(筋間へのアプローチ) 【筋と筋の間または筋の骨付着部に対してのアプローチ】 筋と筋の間は滑走性が必要
 筋と筋の間は滑走性が必要  結合組織であり細胞間物質である基質がゲル状になり筋間の滑走が起こりにくくなる  そのため筋間をリリースすることで各筋が個別で働き循環を促し、ゲル状からゾル状に回復させ  滑走性を改善する必要がある。    骨の付着部は滑走不全が起きやすい  筋膜は付着部で腱を被い、その付着部は骨膜に一体化するように移行していきます。  筋の骨付着部は結合組織が豊富で、滑走不全が起こりやすい部位と思われる。   筋に対するアプローチでは粘弾性が重要。 外力を加えられた時に伸びることができるか、そしてもとに戻る事ができるか。 筋が伸びたり、縮んだりするためには筋の滑走性の改善が大事。

25 長さ張力曲線(姿勢改善や可動域・筋膜の改善が必要な理由)
長さ張力曲線(姿勢改善や可動域・筋膜の改善が必要な理由)  活動張力は生体長(張力100%筋長100%)の時に最大。 筋長が短い場合(中間位より緩んでる状態)(青丸)、長い場合(中間位より伸ばした場合)(赤丸)は張力が減少。 骨盤の歪み、股関節にて実践 筋と筋の間の滑走不全とは 結合組織であり細胞間物質である基質がゲル状になり筋間の滑走が起こりにくくなっている状態を言います。 結合組織は3つの成分から成り立っています。 コラーゲン線維(可塑性:元の形を保つ) エラスチン線維(弾性線維:形態記憶) 基質(粘り気のある透明な物質で潤滑剤の働きをする) その基質が循環不全による脱水によってゲル状になることで滑走不全が起こると考えます。 そのため筋間をリリースすることで各筋が個別で働き循環を促し、ゲル状からゾル状に回復させていきます。   次に筋の骨付着部とは 筋膜は付着部で腱を被い、その付着部は骨膜に一体化するように移行していきます。 そのため筋線維の付着部は結合組織である腱に移行し骨に付着するが、全体は筋膜に覆われている為、筋の骨付着部は結合組織が豊富で、滑走不全が起こりやすい部位になるのではないかと考えます。   筋に対するアプローチを考える上で重要となるのが粘弾性です。 外力を加えられた時に伸びることができるか、そしてもとに戻る事ができるか。 筋が伸びたり、縮んだりするためには筋の滑走性の改善が大事になると考えます。 姿勢や筋膜の流れを整え、筋張力を正常化させることで結果的に筋力が増大する。

26 骨盤・股関節の筋・触診 触診ポイント 腸腰筋 大腿直筋 ハムストリングス 小、中、大臀筋 外旋筋群 大腿筋膜張筋 縫工筋 大内転筋 長内転筋
股関節の筋肉は結構複雑。表層と深層にある筋肉を3次元でイメージして触診しましょう。最初は表層の筋の触診から始めると分かり易い。 触診ポイント 腸腰筋 大腿直筋 ハムストリングス 小、中、大臀筋 外旋筋群 大腿筋膜張筋 縫工筋 大内転筋 長内転筋 恥骨筋 薄筋 大殿筋は上部筋束と下部筋束に分かれます。 また、腸骨以外にも胸腰筋膜や仙結節靭帯から起始し、上部筋束は腸脛靭帯に、下部筋束の一部は殿筋粗面に、下部線維は大腿外側筋間中隔につながっています。 そのため、胸腰筋膜や大腿四頭筋などの大腿部の筋の状態によっても大殿筋の伸張性や機能は変わってきます。 中殿筋は腸骨と殿筋筋膜より起始しており前方の線維と後方の線維で走行の方向が変わります。 小殿筋は中殿筋の深層にあり、しばしば梨状筋と癒着していることがあります。

27 骨盤・股関節の筋・触診 臨床の学校HP ブログより
大殿筋は上部筋束と下部筋束に分かれます。 また、腸骨以外にも胸腰筋膜や仙結節靭帯から起始し、上部筋束は腸脛靭帯に、下部筋束の一部は殿筋粗面に、下部線維は大腿外側筋間中隔につながっています。 そのため、胸腰筋膜や大腿四頭筋などの大腿部の筋の状態によっても大殿筋の伸張性や機能は変わってきます。 中殿筋は腸骨と殿筋筋膜より起始しており前方の線維と後方の線維で走行の方向が変わります。 小殿筋は中殿筋の深層にあり、しばしば梨状筋と癒着していることがあります。 臨床の学校HP ブログより

28 評価 腹臥位にて骨盤の評価(Psisの左右差・指標の確認・呼吸に伴う動き) 仙腸関節の動きの評価 股関節の包内運動評価+ROM 脊柱の可動性
バランス(片脚立ち・姿勢制御) 上体反らし SLR 筋力                    etc・・・・・ 触診にて評価。背臥位、腹臥位、頭部の変位骨を触診するポイント 骨タッチ 骨のイメージ 骨盤:PSISの大きさ・形・向きをイメージして触る 脊柱:頸椎・胸椎・腰椎それぞれの骨の形体が異なることをイメージして触る

29 仙腸関節の調整(筋膜アプローチ) 【仙腸関節に影響を与える筋膜へのアプローチ】 大腿四頭筋、大腿直筋、外側広筋、大殿筋の癒着を取る
→仙腸関節の可動性↑、胸腰筋膜をゆるめコアを働きやすくする。  腰痛、膝痛に対しても効果あり 方法 ①側臥位にて下肢を外旋させ、施術者の下肢に乗せる ②大腿筋膜張筋、大腿直筋間を触診し、臀部方向に引き寄せるようにリリース  *必要に応じて下方へずらし外側広筋まで ③大腿筋膜張筋、中臀筋、大臀筋を触診し剥がすようにリリース ポイント  筋肉間へコンタクト、緩む方向を探しながら行う。 次は足部です。まずは距腿関節のつまりをとるテクニックです 意義は足関節のクリアランスを確保する事です 踵を支点にし、踵が滑らないように固定しながら底屈する。これで隙間ができる

30 仙腸関節の調整 【詰まりをとるためのアプローチ方法】 ①側臥位にてPSISに上方にコンタクトする(骨までとらえるように)
③押し込んだ状態で振動を加える ポイント  PSISを骨で捕らえる  下肢の外旋に合わせて下方への押し   込みを強める。  力で動かさない!!動くのを待つ意識

31 大腰筋・腸骨筋のリリース 腹直筋・腹斜筋のリリース 【筋と筋をリリースし滑走性を引き出す】 大腰筋
①施術側の下肢を屈曲させ、両手を軽く握り、腸骨内側から腸骨筋を触れる。 (下肢を屈曲させ施術者の足に乗せ、腸骨筋にコンタクト) ②徐々に深く手を入れ、腸骨筋と大腰筋の重なり合う部分を探す。  ③腸骨筋から大腰筋を剥がすようにリリースする。 ④下肢の内外旋を行ってもらう。 (下肢の内外旋を他動的に行う) 脊柱~骨盤~大腿骨の機能分離を促す 下肢の血流改善やtone への調整効果 腹斜筋 ①施術側の下肢を屈曲させ、両手先で腹直筋と腹斜筋の間を触診 ②筋間を拡げるように、内側・外側にリリース 日本の研究では、転倒しない高齢者にこの筋の発達が観察されている。基本的に日本人全体としては機能障害に陥っている人がほとんどで、促通が難しい。本来腸腰筋は分かれているが癒着していまう。癒着ポイントは大腰筋の外側。仙腸固くなる、大腰筋かたく、外側へ、癒着。そのため癒着ポイントを剥がすことで筋の滑走を促し、筋の発揮がしやすい環境を作ることが出来る。 ダイヤル式のタッチ、パッシブ、アクティブ 大腿を固定して腸腰筋が収縮するとどうなるか?骨盤が大腿骨に近づいていきます。そうさせないようにカラダは腰椎前弯を強めたまま、脊柱をまっすぐな位置に戻そうとします。 その結果、下部胸郭拡張と胸腔の容積拡大を引き起こします。腸腰筋が緩まないと、息が吐けないので 逆に吸いづらくなり、結果的に「努力性の吸気」につながってしまうんですね。腸腰筋が緩まない人の頸部が緊張しているのは、これが1つの理由です。 腸腰筋を短縮位にするだけで呼吸は大きく変わっていきます。 腸腰筋の短縮で腰椎前弯し、姿勢が変化することで胸椎や肋骨が連動して下部胸郭拡張させると。腸腰筋が短縮位でいるということは すでに下部肋骨が挙上位にあるということです。このポジションでは、逆に腱中心の下降が妨げられてしまいます。すでに下部肋骨が挙上してしまっているのですから・・・

32 縫工筋クロスポイントリリース 【大腿前面の筋の滑走性を引き出す】 ①施術側の下肢を施術者の足に乗せリラックスさせる。
(力が入ってしまう場合は枕など膝の下に入れる。) ②縫工筋と大腿直筋の溝を触診  ③溝を広げる様にリリース ④縫工筋、腸腰筋、内転筋間の溝を触診 ⑤溝を広げ、また外側へリリースする。 *スカルパ三角を構成する縫工筋、内転筋のリリースは大腿動脈に影響を与え、下肢の血流がUPする。 2まずは、先ほどまでに『触診』した『恥骨』と 恥骨 『上前腸骨棘』を確認しましょう! 上前腸骨棘6 上前腸骨棘3 この2つを結んだところが『スカルパ三角』の1辺になる『鼠径靭帯』です。 鼠径靭帯 3次は『縫工筋』になります。『スカルパ三角』を知るうえでおおよその縫工筋の位置を知るのであれば『上前腸骨棘』と『膝の内側』を結んだ線を目安にしても構いません。手を膝の外あたりにあてておいて、膝を開きながら股関節を曲げるように運動してもらい、その運動を手で押さえつけて邪魔します。すると、縫工筋が緊張して盛り上がっているのを確認することができます。 4最後に『長内転筋』ですが、こちらも簡単には恥骨から斜め外側下方に向かっての走行をイメージされるだけで構いません。 長内転筋 5これでおおよその『スカルパ三角』がわかりました。 スカルパ三角 6次は『大腿骨頭』の触診に移ります。 『大腿骨頭』は先ほど確認した『スカルパ三角』の中にあります。 そして、『大転子』から 大転子2 約30°内上側に来たところで『スカルパ三角』の中のエリアを丁寧に押さえていきます。 大腿骨頭1-1 大腿骨頭2 すると、硬い『大腿骨頭』が触診できます。 大腿骨頭2-2 大腿骨頭

33 股関節の調整とインナーの促通 【股関節の滑りの改善】
股関節は悪くなると後下方、外方への滑りが制限される。詰まりを取る準備として骨盤隔膜のリリースを行う。 方法  ①背臥位にて、リリースする側の股関節を屈曲させる。  ②片手で小転子を触診、もう一方の手は相手の膝の上に載せる。  ③膝に当てた手で下方向に圧を加える。もう一方の手で小転子を   モニタリングする。(左右に揺らすと良い場合が多い)  ④股関節を屈曲、外転、外旋させながら小転子を下方に押し込む  (小転子の動きに合わせ、弱い力で)  ⑤股関節を屈曲、外転、外旋させながらASISを下方に押し込む  ⑥股関節を外転外旋回させ内外旋の微振動を与える


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